昨今では老後2,000万円問題が話題となったこともあり、将来に向けてお金を増やしたいと考えている人やお金に対する不安を抱えている人は多いでしょう。
仕事や家事育児で忙しかったり、そもそもどうすればお金を増やせるのかわからなかったり、お金を増やしたいと思ってもなかなか難しいですよね。
ですが、お金を増やすための方法は、大きく分けると以下の3通りに分けられます。
この記事では、これら3つのお金を増やす方法を具体的に解説していきます。
それぞれの考え方で様々なお金を増やす方法があるので、どれかひとつに固執するのではなく、いろいろな方法を試して自分に合ったものを選んでみてください!


お金を増やすための3つの考え方
お金を増やすための主な考え方は「収入を増やす」「節約をする」「投資をする」の3つです。
メリット | デメリット | |
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収入を増やす |
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節約をする |
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投資をする |
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それぞれの方法において、メリットとデメリットがあります。
たとえば、お金を増やすための方法として真っ先に思いつくのが、「収入(給料)を増やすこと」だと思いますが、仕事内容によっては専門的な知識が身についたりリスクが少なかったりなどのメリットがあります。
その一方で、実際に収入が増えるまでは時間がかかり、また、どれだけ頑張っても確実に収入(給料)が増えるとは限りません。
また、プライベートや家族との時間を犠牲にしてオーバーワークに陥ってしまう可能性もあるため、人によっては必ずしも最良の方法とはいえません。
ここからは「それぞれの考え方におけるお金を増やすための方法」を解説していきますが、メリットとデメリットを念頭に置いて自分に合ったものを選ぶことを心がけるようにしてください。

- 和田 由貴
- 消費生活アドバイザー(内閣総理大臣及び経済産業大臣事業認定資格)


収入を増やすための方法
自由に使えるお金を増やすための方法として基本的な考え方が「収入を増やすこと」です。
収入を増やすためには、以下の方法が挙げられます。
収入を増やすための方法
1. 現在、働いている会社で出世する
収入を増やすためには、現在働いている会社で出世をすることが理想的だといえるでしょう。
出世をすることができれば基本給がアップしたり役職手当がついたりするので、自由に使えるお金が増えます。
業種や業界、業務内容によって違いはありますが、出世をするための基本的な考え方としては「実績を上げること」が重要です。
上司や同僚、後輩社員、人事からの評価を得られると役職がつきやすく、それに伴って給与が上がっていくので、常日頃からの行動にも気を配るようにしましょう。
ただし、大きな会社であればライバルが多く、小さい会社の場合はそもそも上の役職の席が空いていないことも考えられます。
また、出世をしたとしても昇給額は雀の涙ということも考えられるので、今の勤め先で出世を志しながら、自分自身の年収を上げるために転職や副業も視野に入れておきましょう。
2. 手当を活用する
手当を最大限に活用して給料を増やすためには以下の方法があります。
1つ目は、手当が提供される特定の条件に対応できるような仕事に立候補することです。例えば、時間外労働が可能なら、時間外勤務手当がついている業務です。これによって自分の意思と行動によって給料を上げることができます。
2つ目は、自分のライフスタイルに基づいて手当を活用することです。家族がいれば家族手当、遠方通勤なら通勤手当や住宅手当を利用します。
3つ目は、自分のスキルと職務内容を確認し、会社が提供する手当に適合するよう努力することです。例えば英語のスキルによって手当を出す会社は多いので、TOEICを受験するなどの工夫が挙げられます。
3. 今より年収の高い会社へ転職する
今よりも年収の高い会社へ転職すると、一気に収入を増やすことができます。現在働いている会社で出世をしたとしても、今の上司や役職者以上の年収になる可能性は高くないでしょう。
同じ業界・業種であっても企業によって給与体系は大きく異なるので、仕事内容はほぼ同じでも会社が変わるだけで年収には大きな差が出ます。
もし、今の勤め先における年収に不満があるなら、思い切って転職をするのも選択肢のひとつです。過去には「転職回数が多いと次回の就職に不利」などといわれていましたが、昨今では転職をすることは珍しいことではありません。
少しでも転職を考えているのであれば、業界大手の「リクルートエージェント」に相談してみることをおすすめします。
転職するべきか迷っている状況でも利用できるため、まずは情報収集から始めておきましょう。


4. 空いた時間で副業をはじめる
今の仕事を続けながら、空いた時間を使って副業を始めることでも収入を増やせます。
副業の代表的な例は以下の通りです。
副業の代表的な例
- クラウドソーシング(ランサーズ、クラウドワークス【PR】など)
- ブログ、サイト運営
- アフィリエイト
- せどり(転売)
リクルートキャリアが公表する「兼業・副業に関する動向調査(2022)」によれば、51.8%の企業が兼業・副業を認めていることがわかっています。
2022年に行われた同調査では51.8%で、前年度よりも兼業や副業を認める企業が1.3%ほど増えており、今後もその数は増えていくことが予想できます。
会社によっては就業規則で副業を禁じている場合もありますが、実際には法的な拘束力はありません。
だからといって無視をしていい訳ではないので事前に会社側への確認は必須ですが、もし仮に低給料で昇給も見込めず、副業も禁止されていたら、その会社にいる間は自分の収入を増やすことはできないでしょう。
また、昨今では副業のサービスも以下のように多様化をしてきており、自分が手を動かすものもあれば、もともと保有している知見を活かすこともできるようになってきています。
サービス名 | 主な特徴 | |||
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クラウドワークス【PR】 | クラウドソーシング系サービスの大手。スキマ時間でできる簡単な案件から、大手企業案件まで多数掲載。案件の種類も豊富でネット上で完結できるのも強み。 | |||
ココナラ【PR】 | 自分自身の得意を売買する「スキルマーケット」自分が売りたい内容を自由に決めることができ、欲しい人がそれを購入する仕組み。クラウドワークスと比較してもライトな案件が多く、始めるまでのハードルが低い。 | |||
マッハバイト【PR】 | 短期系バイトが中心の求人サイト。カフェやアパレルなど、職種も豊富で空いた時間にスポットで仕事を探すことが可能。 | |||
ビザスク | その道のプロに、スポットでコンサルティングやアドバイスを受けたい人と、アドバイスできる人を繋げるビジネス領域に特化したナレッジプラットフォーム。 |


5. 独立する
大きく給料を伸ばすには、独立することも挙げられます。成功した際に得られる収入は大きくなる可能性もありますが、独立企業の給料や収入は、あなたが提供する製品やサービスの価値、市場の状況、ビジネス運営の効率性、そしてあなた自身のスキルに大きく依存します。
さらに、独立起業は自己雇用者になることを意味します。これは自分で健康保険や年金などの費用を全額負担しなければならないことを意味し、これらのコストも収入に影響を与えます。
6. 権利収入を意識する
権利収入とは、書籍や音楽の著作権、特許、商標、フランチャイズなどの権利を持つことで得られる収入のことを指します。
まず、あなたが提供できる独自の知識やスキルに注目しましょう。これらをどのようにして市場価値のある資産に変換できるか考えることが重要です。例えば、自分の専門知識を本やオンラインコースにまとめる、または、独自の製品やサービスを開発して特許を取得するなどです。
権利収入を意識して収入を増やすことは難易度が高いですが、パッシブインカムとしての安定した収入源を生み出せる可能性があります。
節約をしてお金を増やす方法
日々のお金の使い方を節約するだけでも、自由に使えるお金を増やすことができます。
節約してお金を増やす方法は以下の通りです。
節約をしてお金を増やす方法
節約はお金の使い方を考えるだけですぐに始められて初期費用がかからない点や、すぐに効果が出ることがメリットです。
その一方で、節約の目的を決めておかないと挫折しやすかったり、ついつい無駄遣いをしてしまったりなどのデメリットもあるので気をつけましょう。
節約については下記のコンテンツも合わせて参考にしてみて下さい。
1. お金を使う目的を明確にする
節約をすることでお金に余裕が出てきますが、手元にお金があると人はついつい使ってしまうものです。
そのため、お金を使う目的を明確にしてから節約を心がけるようにしましょう。
たとえば、節約をしてお金を貯める目的が「3か月後に旅行へ行くこと」なら、3か月後までにどれだけのお金が必要になるかを計算できます。
旅行に行くために必要な金額を計算できれば、そこから逆算でひと月あたりの貯金額が見えてきます。
貯金額が見えてくれば日々の無駄遣いも抑えられるので、結果としてお金を節約することにつながります。
節約をする際に「お金を使う目的を明確にする」というのは一見逆効果に思われますが、非常に有効的な方法なのでぜひ一度お試しください。


2. 家計を見直す
節約をするためには、毎月の家計状況を見直すことも大切です。
毎月の家計における支出面は「固定費」と「変動費」の2つに分けられますが、家計を見直す際は「固定費」から見直すようにしてください。
その理由は、一度見直しをすれば長期間に渡って支出を大きく減らすことができるためです。
固定費と変動費の内容は以下の通りなので、ぜひ参考にしてください。
固定費 | 変動費 |
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節約というと流動費に含まれる「食費」や「交際費」を削ろうと考える人が多いですが、どんなに切り詰めて生活をしたとしても節約効果は一時的なもので長続きしない可能性があります。
また、人から誘われたりやむを得ない事情があったりなど、どうしても食費や交際費が増えてしまう月もあるでしょう。
そうすると、節約が上手くできなかったことを引きずってしまい、途中で挫折してしまうことにつながります。
一方、固定費は何もしなくても毎月支払いが発生するものなので、一度見直しをすれば後は放っておくだけで自動的な支出面の節約が期待できます。
そのため、上記の一覧表や以下の記事を参考にして固定費を節約することから始めてみましょう。


3. 給料が入ったら真っ先に貯蓄へ回す
給料が入ったら真っ先に貯蓄へ回すことも支出を節約することに大きな効果があります。
何故なら、人には“もらったものを全て使い切ろう”とする「パーキンソンの法則」が当てはまるためです。
パーキンソンの法則
- 第1法則:仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
- 第2法則:支出の額は、収入の額に達するまで膨張する
大半の人は「余った分を貯金に回そう」と考えますが、月末を迎える頃には給料をほとんど使い切ってしまい、貯金に回すだけのお金が残っていない人が多いでしょう。
ですが、給料が入ってからすぐに貯金へ回して「最初からなかったお金」として扱うことで、将来に向けた貯金ができます。
普段から給料を使い切ってしまって貯金ができないという人は、ぜひ真っ先に貯金へ回す方法をお試しください。

- 和田 由貴
- 消費生活アドバイザー(内閣総理大臣及び経済産業大臣事業認定資格)
4. 分割払いやリボ払い、カードローンなどを見直す
節約をするためには、分割払いやリボ払い、カードローンの利用などを見直しましょう。
まとまったお金がなくても高額な商品が買えてしまう分割払いやリボ払いは非常に便利な決済手段ですが、分割代金には高額な金利や手数料が加えられています。
たとえば、12万円の商品を12回払いで買った場合の割賦係数が8.31%だった場合の支払いシミュレーションを見てみましょう。
例:12万円の商品を12回払いで買った場合の割賦係数が8.31%だった場合
- 手数料:120,000円×8.31%=9,972円
- 支払総額:129,972円
- 分割支払金:129,972円÷12回=10,831円
12万円の商品を12回払いで買うと、本来なら1回あたり1万円の支払いとなりますが、手数料として1回あたり831円が加算されます。
クレジットカード会社によって手数料の割合は異なりますが、いずれにせよ分割払いやリボ払いはカード会社に余分なお金を支払っているということを覚えておきましょう。
また、カードローンに関しても15〜20%程度の高額な金利がついているケースが多いので、必要性が高く重要なことでない限り、利用を控えましょう。
手数料や金利は目に見えづらい部分ですが、しっかりと確認してみると余分なお金を支払っていることに気付けるのでぜひ確認してください。


5. 買い物などで貯まるポイントを活用する
普段から利用するお店が決まっているなら、そのお店で使えるポイントカードを利用するようにしましょう。
ポイントが貯まれば買い物の支払いに使えたり商品との交換ができたりと非常にお得です。
1回の買い物で貯まるポイントがわずかだとしても、回数を重ねれば意外と多くのポイントが貯まります。
貯まったポイントはそのお店や系列店、提携会社でしか使えませんが、ポイントを使ったことで浮いたお金を他のことに回せるようになるので使わない手はありません。
今まではポイントカードを提示するのが一般的でしたが、昨今ではダウンロードしておいたスマホアプリを読み取ることでポイントが貯まっていくお店も数多く登場しています。
よく利用するお店がある人は、そのお店でポイントが貯められないかを確認しましょう。

- 和田 由貴
- 消費生活アドバイザー(内閣総理大臣及び経済産業大臣事業認定資格)
大手の共通ポイント(楽天ポイントやdポイント、Pontaなど)に集約させた方が、貯まりやすく無駄がありません。大手はそれぞれクレジットカードや金融サービス、携帯電話、ショッピングサイトなどと連携する経済圏がありますので、ご自身の利用頻度が高いものに合わせて、利用するポイントサービスを選びましょう。
6. 税の控除制度を利用する
毎年、年末になると会社員の人は年末調整、個人事業主の人は確定申告を行います。
これらの手続きを行うことでその年の納税金額を確定させているのですが、この時に覚えておきたいのが各種控除制度です。
各種控除を利用することで、税金を計算する際の収入額から控除分の金額を差し引くことができるので、結果として税負担を軽減できます。
利用できる控除は人によって異なりますが、代表的な例としては以下が挙げられます。
控除の代表的な例
- 医療費控除
- 生命保険料控除
- 住宅ローン控除
個人で事業を行っている場合は、仕事で使う道具などを経費として計上することでも税負担を軽減できます。
会社員にとっては控除制度といわれてもイメージできないかもしれませんが、以下の記事で各種控除についてわかりやすく解説しているのであわせて参考にしてください。


投資でお金を増やす方法
自由に使えるお金を増やすためには、投資でお金を増やす方法も視野に入れておくべきでしょう。
投資をする際の選択肢としては以下が挙げられます。
一般的な投資のイメージは「株式投資」や「FX」など、高額な初期費用が必要なものばかりが連想されがちですが、実は少ない資金から始められる投資方法も数多く登場しています。
上記の中でも、つみたて投資に含まれる「iDeCo(個人型確定拠出年金)」や「つみたてNISA」は少額から始められるので、今までに投資をしたことがない人でも始めやすいことが特徴です。
それぞれの投資方法について簡単にご紹介していきます。
1. 株式投資
投資方法として広く知られているのが「株式投資」です。
株式投資とは、企業が発行する株式を売買してその差分で利益を得る投資方法です。
株式を保有していることで配当金が得られたり株主優待が受けられたりするので、購入した株式を保有し続けることでも利益が得られます。
ただし、株式の売買には「単元(最低株数)」が決められているため、初めて株式を購入する時にはある程度のまとまったお金が必要となります。
また、常に値動きがあることから大きな利益が得られることもあれば、逆に大きな損失となる可能性もあります。
株価はその企業の業績や国内・国外問わず経済的なニュースの影響を大きく受けることから、値動きには注意を払う必要があります。
2. FX
FX(外国為替証拠金取引)とは、通貨同士の売買を行い、為替レートによって出た差分で利益を得る投資方法です。
FXでは、担保として預けた証拠金の最大25倍までの金額で取引ができる「レバレッジ」という取引方法があります。
たとえば、証拠金として100円を預け入れた場合、通常の投資では100円分の取引しかできませんが、FXのレバレッジ取引なら最大2,500円分の取引ができるということです。
そのため、少ない資金でも高額なリターンが得られる可能性があることが魅力的なポイントです。
ただし、その逆に100円しか出していないのに2,500円分のマイナスとなる可能性もあるので注意が必要です。
さらに、外国為替で取引を行う性質上、常に為替変動や金利変動のリスクがあることも考慮しなければなりません。
株式投資と同様、世界的な経済状況の影響を大きく受ける投資方法なので、常に情報収集と冷静な判断で取引を行う必要があります。
3. 暗号資産(仮想通貨)
暗号資産(仮想通貨)とは、ブロックチェーンと呼ばれる技術を基盤としたインターネット上でやり取りができる財産的価値のことです。
当初は「仮想通貨」の名称で登場しましたが、2018年12月より、日本円などの通過と混同されかねないという理由から「暗号資産」に呼称が改められました。
仮想通貨として登場した当初は「ビットコイン(BTC)」が知られていましたが、昨今では数多くの暗号資産が登場しており、その数は1,000種類を超えると言われています。
暗号資産で投資を行うメリットとしては、なんといっても非常に大きな利益が得られる可能性がある点です。
たとえば、2017年12月7日には1BTCが170万円の値が付いたことで話題となりましたが、翌日12月8日には一気に高騰し、1BTC=200万円を突破しました。
170万円の価値だった物が翌日には200万円の価値がある物に変貌したということで、単純に計算をすればわずか1日(正確には数時間)で30万円の利益が出た計算となります。
また、暗号資産は非常に少ない単位で購入できるので、投資金額も1,000円程度と少額から始められることもメリットのひとつです。
逆にデメリットとしては、価格の値動きが激しすぎることが挙げられます。
上述の通り、一時期は200万円以上の価値で取引されたビットコインですが、2023年8月現在では1BTC=約400万円で取引が行われています。
また、一時期は1BTC=40万円台で取引されていたりと、その値動きの幅は非常に大きく、下手なタイミングで投資してしまうと大打撃を受けることになりかねません。
最近では値動きの幅も収まってきたように見受けられますが、またいつ大幅な値動きがあるかは判断が難しく、大きな金額をかけるのは非常にリスクが高いといえます。
まさしくハイリスクハイリターンという言葉が当てはまる投資方法なので、投資をする際には慎重に判断することを心がけるようにしてください。
4. つみたて投資
つみたて投資とは、申し込みをした後は毎月自動的にお金が積み立てられる投資方法です。
つみたて投資の代表的な例としては「iDeCo(個人型確定拠出年金)」や「つみたてNISA(少額非課税制度)」が挙げられます。
これらの投資方法は、一度設定さえしてしまえば、それ以降は何もしなくても自動的にお金を貯めていけることが特徴です。
また、1万円以下の少額から始められる、お金を積み立てていくだけで難しい投資判断が不要という点から、投資初心者の人たちからも人気があります。
さらに、掛け金は税制上の優遇が受けられるといったメリットもあるので、興味がある人は挑戦してみてください。
おすすめはSBI証券【PR】です。
SBI証券は、ネット証券の中でも国内株取引シェアが最も多い証券会社であり、顧客満足度も高いのが特徴です。
こちらは取引に応じてTポイントを貯めることや、そのポイントで投資信託を買うことができます。また、手数料の安さや取り扱っている商品数の多さも魅力的です。
ただし、メリットがあればデメリットもあるので、以下の記事を読んでそれぞれの特徴と注意点をしっかりと理解してから申し込むことをおすすめします。
また、SBI証券でiDeCoの口座を開設したいのであれば、以下のページを参考にしてください。
5. ロボアドバイザー
ロボアドバイザーとは、AIやプロの専門家の知識を借りて資産運用ができる投資サービスです。
投資家のリスク許容度に応じた形で、投資に対するアドバイスや資産運用の代行をしてくれます。
複数の企業がこのサービスを提供していますが、1~10万円程度で始められるサービスが多く、手軽に資産運用を始めることができます。
これまでに投資をしたことがないものの、資産運用に興味がある人にはおすすめのサービスです。
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投資 一任型 |
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以下の記事に、ロボアドバイザーの始め方や注意点などまとめておりますので、ぜひご参考ください。
6. 債券
債券投資は一定の利息収入(クーポン)を提供し、また、償還時に元本が返還されることで、安定した収入を生み出す可能性があります。
まず、投資する債券の信用格付けを確認します。これは発行者が債券の利息を定期的に支払い、償還時に元本を返還できる能力を評価する指標です。高い信用格付けの債券は、投資家に対して比較的低リスクの投資を提供しますが、利回りは低い傾向があります。
次に、利息率と償還期間に注目します。利息率が高いほど、債券から得られる収入は増えますが、リスクも高まることがあります。また、償還期間が長いほど利息率は高くなりますが、金利変動のリスクも高まります。
7. 不動産投資
不動産投資は、家賃収入や資産価値の上昇により収入を増やすことのできる手段です。しかし、成功するためにはしっかりとした計画と理解が必要なので、上級者向けの投資方法です。
不動産投資で重要なのは、不動産の価値を決定する要素を理解することです。また、賃貸物件を所有する場合は物件のメンテナンスなどの管理工数も発生します。
不動産市場は短期的に変動することもありますが、パニック売りをせずに計画をしっかりと定めて運用することが大切です。
8. 金
金への投資は、インフレーションや経済不安から投資資産を守る有効な方法とされています。金は他の資産と相関が低いため、ポートフォリオの多様化に貢献しリスクを軽減することができます。
市場の動向を理解し、適切なタイミングで買い、適切なタイミングで売ることが大切ですが、売り買いのタイミングを見定めすぎると逆に損してしまうことが多いので、初心者のうちは無理のない基準を定めておくのがおすすめです。
9. 外貨預金
外貨預金は異なる通貨での預金を意味し、その利点は主に高金利通貨への投資と為替レートの変動から利益を得ることにあります。
ただし、外貨預金は為替リスクを伴います。投資元本が他の通貨に換算されるため、為替レートの変動により元本が減少する可能性もあります。このリスク管理のためには、世界経済や為替市場の動向を把握し、投資のタイミングを適切に判断することが重要です。
しかし、外貨預金はあくまでも投資ポートフォリオの一部として扱うべきです。分散投資をすることで、全体のリスクを分散させることが可能になります。
10. REIT
REIT(不動産投資信託)は、株式市場で取引が行われオフィスビルや商業施設、アパートなどの不動産への投資を可能にする金融商品です。
REITの特徴的なメリットの一つは、不動産へ投資を行いながらも流動性を保つことができる点です。直接不動産を所有すると売却に時間がかかりますが、REITは株式と同様に市場で取引が行われるため、必要に応じて資金を引き出すことが可能です。
お金の増やし方に関する注意点
この章では、お金の増やし方に関する注意点を解説していきます。
お金の増やし方に関する注意点
1. 大前提として無闇に“借金”をしない
お金の増やし方に関する注意点をお伝えする前に、大前提として無闇に借金をしないようにしてください。
「何を当たり前のことを」と思われるかもしれませんが、特に投資をする人は心がけてほしいポイントです。
借金をしても確実に借金の金利以上の利益が得られるという確証があるのなら良いですが、実際にはそういったお宝案件はありえないでしょう。
借金をすると、その返済分には高額な金利や手数料が含まれるので、借り入れた金額が大きければ大きいほど金利などによって返済額もどんどん増えていきます。
「借金を借金で返す」といった自転車操業をすると、一生抜け出せない借金地獄に見舞われてしまうので気をつけましょう。
2. 投資にはリスクがある
投資には様々なリスクがあります。
常に値動きがあることから利益も得られやすいですが、それ以上に損失が出やすいことも特徴です。
そのため、生活資金は確保した上で余剰資金を投資に回すようにしましょう。
生活費まで投資に回してしまうと、上述のように借金をしないと生活できなくなってしまい、結果として高額な返済費用を賄えずに生活が苦しくなってしまいます。
リターンに釣られるのではなく、損失を出さないことを念頭に置いて投資を行うようにしてください。
3. 初期費用やランニングコストに注意する
副業や投資を行う際は、初期費用やランニングコスト(維持費)に注意するようにしましょう。
たとえば、一般的にノーコストで始められるとされる「ブログ」や「サイト運営」ですが、実際には以下のランニングコストが必要となります。
ブログやサイト運営で必要なランニングコスト
- インターネット代
- サーバー代
- ドメイン代
上記に加えて、ウェブサイトのデザインを形作るテーマの購入費用、さらにいえばパソコンの購入費用も初期費用に含まれます。
投資を行うにあたっては、例えば投資信託の購入時に発生する売買手数料や信託報酬などの維持費用が必要なので、利益が出たと思っても、初期費用やランニングコストを含めると実は赤字だったといったことが起こりえます。
意外と見落としがちなポイントなので、初期費用やランニングコストについてもしっかりと確認する癖を身に付けましょう。
4. お金が増えるのにはある程度の時間がかかる
お金が増えるのにはある程度の時間がかかります。
ブログやサイト運営でお金が得られるようになるのは一般的に6か月後程度と言われており、人によって前後します。
また、投資に関しても価格変動による差分で利益を得る性質上、自分にとってプラスとなる値動きが起こるまで待ち続ける必要があります。
どの方法も「誰でも簡単に今すぐお金が手に入る」という方法ではないので、ゆっくり時間をかけてその方法を実践し続けることが大切です。
5. 会社員でも確定申告をする必要がある
お金を増やす方法を実践して以下に該当する場合は、たとえ会社員であっても自分で確定申告を行わなければなりません。
確定申告が必要な人
- 給与の収入金額が2,000万円を超える
- 給与を1箇所から受けていて、かつ、その給与の全部が源泉徴収の対象となる場合において各種の所得金額の合計金額が20万円を超える
- 給与を2箇所以上から受けていて、かつ、その給与の全部が源泉徴収の対象となる場合において、年末調整されなかった給与の収入金額と、各種の所得金額との合計額が20万円を超える
- 不動産収入がある
- 年金受給者で所得控除を差し引いても余った金額がある
簡単にいえば、年末調整を行う会社員の場合は給与所得や退職所得以外で得られた所得が20万円を超える場合は確定申告を行う必要があります。
確定申告は順を追って行えば決して難しいものではありませんが、手間と時間がかかることは間違いありません。
お金を増やす方法を実践して成功した場合は、ほぼ確実に自分で確定申告を行わなければならないので、その点はあらかじめ覚悟しておく必要があります。


お金を増やす方法に関する質問 Q&A
お金を増やす方法に関する質問をまとめました。
お金を増やす方法に関する質問
Q. 保険も貯蓄になりますか?
A.保険商品には大きく分けて「定期型」と「貯蓄型」の2種類があり、貯蓄型の保険であれば将来に向けた貯金ができます。
貯蓄型の保険は、保険料の払込期間を満了すると「満期保険金」がもらえ、解約をした場合はそれまでに払い込んだ保険料の一部が払い戻される「解約返戻金」があります。
つまり、保険料として納めた金額は、実質的に将来へ向けた貯金をしているのと同義となります。
また、保険契約を解約する際に支払われる解約返戻金は、保険契約の満期を迎えていればそれまでに払い込んだ保険料以上の金額が支払われる保険商品もあります。
そのため、貯蓄型保険を選べば将来に向けた貯金をしながら、万が一の場合の備えを準備することができます。
逆に、定期型保険は払い込んだ保険料が掛け捨てとなるので、途中で解約をしても支払った保険料が返ってくることはないので気をつけましょう。
Q. 自分に合ったお金の増やし方を知りたい場合は?
A.自分に合ったお金の増やし方を質問したい場合は、お金の専門家であるファイナンシャルプランナーまでご相談ください。
ファイナンシャルプランナーは保険契約や市区町村の制度に精通しており、あなたの家庭環境や収支状況に合わせた最適なお金の増やし方を提案してくれます。
また、所得税・住民税の軽減に繋がるような保険商品や制度についての情報も提供してくれるので、お金の増やし方で困った時の心強いパートナーだといえます。
無料で相談できることに加え、場所を指定すればその場所までファイナンシャルプランナーが来てくれるので、相談することのハードルはそこまで高くありません。
保険商品を強引に契約させたり、しつこく勧誘したりといった迷惑行為は行われないので、安心してお問い合わせください。


Q. 安全なお金の増やし方とは?
安全に確実にお金を増やしたい方には、まず節約について考えることをお勧めします。
日々の支出を減らすことによって、その分、手元に残るお金が増えます。
おすすめの節約方法については「節約をするための方法」をご覧ください。
Q. ほったらかしでお金を増やす方法はありますか?
ほったらかしでもお金を増やしたい人におすすめなのは、つみたて投資です。
つみたて投資では自動的にお金がつみたてられるので、一度設定したらあとはほったらかしです。
もちろん投資である以上リスクはありますが、長期間で見るとおすすめの方法です。
Q. 1年で100万貯めるには月いくら貯金すれば良いですか?
1年で100万円を貯金するには、1ヶ月あたり8.3万円の貯金が必要です。しかし、節約のみで月8万円を生み出すのは難しい場合が多いので、副業を行って収入を増やすことも検討しましょう。
また、仮に3年で100万円を貯めるとした場合、毎月約2.8万円の貯金が必要となります。
詳しくは、収入を増やすための方法の章をご覧ください。
Q. 確実にお金を増やす方法はありますか?
お金を増やすための絶対的に「確実」な方法は存在しません。資産を増やす方法は無数にありますが、全てにはそれぞれのリスクが伴います。
しかしその中でも比較的安全性の高い方法は、先取り貯金です。先取り貯金とは、給料の一部を前もって貯金し、残ったお金を使っていくという方法です。この方法であれば、よっぽどプランに無理がない限りは確実にお金を貯めていくことができます。
詳しくは、節約をしてお金を増やす方法の章をご覧ください。
まとめ
お金を増やす方法は、3通りに大別できます。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
収入を増やす |
|
|
節約をする |
|
|
投資をする |
|
|
それぞれの方法でメリットやデメリットがありますが、特徴や注意点をしっかりと理解しておけば簡単に実践できるでしょう。
自由に使えるお金を増やすために、ぜひこの記事でご紹介した様々な方法を試してみてください。
なお、自分に合ったお金の増やし方がわからないという人は、ファイナンシャルプランナーへのご相談をご検討されてみてはいかがでしょうか。
無料相談に対応している窓口も多く、あなたの家庭環境や収支状況に合わせた最適な方法をご提案させていただきます。

