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更新 更新:2025.02.05

がん経験者でも入れる保険はある?おすすめの保険や加入条件を解説

がん経験者でも入れる保険はある?おすすめの保険や加入条件を解説
専門分野・得意分野
保険・医療・介護・相続・離婚・マネー(節約)など
所有資格
ファイナンシャル・プランニング技能士2級
専門分野・得意分野
得意分野:保険全般、資産運用、ライフプランニング、税金対策

がん治療で多額の費用を負担した経験があり、「再発したらどうしよう」「家族に迷惑をかけたくない」と悩んでいる方もいるでしょう。

持病があっても入れる保険があることは知っていても、がんの罹患歴があっても本当に加入できるのか、疑問に思う方は多いはずです。

今回は、がん経験者でも加入できる保険の種類や加入条件を詳しく解説します。

がん経験者でも入れる保険
  1. 通常の保険
  2. 引受基準緩和型保険
  3. 無選択型保険

がん経験者でも入れる保険

がんの罹患歴がある方でも、現在の治療状況に応じて以下の生命保険に加入できる可能性があります

がん経験者でも入れる保険

  1. 通常の保険
  2. 引受基準緩和型保険
  3. 無選択型保険

1. 通常の保険

通常の保険とは、健康な方と同じ条件で加入できる一般的な保険商品のことです

がんの場合は完治後10年以上経たなければ検討が難しいケースが多く、加入できる可能性があるのは医療保険や死亡保険となります。

また、がん保険の場合は一度でもがんを経験していると加入できないケースが多くなっています。

現在の健康状態で加入できる商品はあるか、詳しく知りたい方は保険のプロに相談してみましょう。

2. 引受基準緩和型保険

引受基準緩和型保険とは、通常よりも告知項目が少なく、健康状態に不安がある方でも加入しやすくなっている保険です

医療保険や死亡保険などの種類があります。

引受基準緩和型保険の一般的な告知項目は次のとおりです

引受基準緩和型の医療保険の告知事項

  • 過去2年以内に入院・手術をしたことがある
  • 過去5年以内にがんで入院・手術をしたことがある
  • 現時点でがん・肝硬変と医師に診断または疑いがあると指摘されている

参照:医療保障に関するQ&A|生命保険文化センター

これらの告知項目に該当がなければ申し込める可能性が高いです。

保険会社や商品によってはさらに告知項目が少なくなっていることもあります。

引受基準緩和型保険の場合、がんが再発・悪化した場合も給付金や保険金の支払い対象になります。

ただし、通常の保険よりも保険料は割増されているので、万が一の際に受け取れる給付金が思ったより少なくなる可能性があります。

健康状態に不安がある場合でも、まずは通常の生命保険に加入できないか確認したうえで、引受基準緩和型保険に申し込みましょう。

ナビナビ保険では、引受基準緩和型保険の商品(持病のある方向け医療保険・死亡保険)をランキング形式で紹介しています。

保険商品の詳細ページに告知内容も掲載していますので、具体的な商品を探したい方はぜひ一度ご確認ください。

3. 無選択型保険

無選択型保険とは、健康状態に関する告知をしなくても加入できる保険です。

健康状態を保険会社に申告する必要がないので、がんの罹患歴があり現在通院している場合でも加入できます

無選択型保険には以下のような種類があります。

無選択型保険の種類

  • 医療保険・死亡保険
  • 個人年金保険
  • 一時払い終身保険
無選択型保険のメリット・デメリット

メリット

デメリット

医療保険・死亡保険

  • 重い病気の経験があっても入院・手術や死亡に備えられる
  • 保険料が通常の保険よりも割高
  • 一定期間は保障対象外となったり、保険金額が削減されたりする場合がある

個人年金保険

  • 老後に備えられる
  • 亡くなった場合は払った保険料分の死亡保障がある
  • 病気には備えられない
  • 元本割れのリスクがある(保険料を支払っている間に解約した場合)

一時払い終身保険

  • 一生涯の保障を持つ事ができる
  • 非課税枠を活用できる(死亡保険の受取人が相続人の場合)
  • 保険料を一括で支払うため契約時に大きな金額を準備しなくてはならない
  • 生命保険料控除1回しか受けられない

無選択型でも商品によっては入院や手術予定の方は検討できない場合があります。

無選択型保険を検討する際は、保険料が高くなりがちですので保険自体の必要性や保障内容と保険料のバランスを考えましょう。

がん経験者でも入れる保険に加入する際の注意点

がん経験者でも入れる保険に加入する際の注意点は以下の2つです。

がん経験者でも入れる保険に加入する際の注意点

  1. 告知事項はありのまま記入する
  2. がん保険には免責期間がある

告知事項に該当すれば保険に加入できない可能性がありますが、必ずありのまま記入しましょう。

虚偽の告知をすると告知義務違反となり、保険金や給付金が支払われなくなります。

また、一般的ながん保険には免責期間があり、加入後の一定期間はがんと診断されても保障を受けられません

一定期間は90日もしくは3ヶ月に設定されているケースが大半です。

まとめ

がん経験者でも加入できる保険には、通常の保険、引受基準緩和型保険、無選択型保険の3つ選択肢があります。

がん経験者でも入れる保険
  1. 通常の保険
  2. 引受基準緩和型保険
  3. 無選択型保険

まずは各保険商品の告知内容を確認し、自身の健康状態や治療状況に適した保険を探すことが重要です。

もし加入が難しいと感じた場合は、他に自分に適している保険がないか、保険のプロに相談してみるとよいでしょう。

監修者からひとこと
鬼塚 眞子
  • 鬼塚 眞子
  • 保険ジャーナリスト/一般社団法人介護相続コンシェルジュ協会代表
がん経験者に昨今の医療保険は、新たな潮流を産み出しました。少数とはいえ、健康な人が加入できる医療保険にがん経験者でも加入ができる商品が現れました。これが拡大傾向になるかは、現時点では未定です。その反面、告知に「過去に」「これまでに」という文言が盛り込まれたことです。従来の告知には「過去3年」とか「過去5年」以内にというように時間的区切りがありましたが、この文言があることで、時間的制限が取り払われたということになります。こうしたことも考慮に入れつつ、過去の症状や経過を鑑みながら、保険会社は契約を判断することになりました。なお、がんになった方の引き受け基準は各社によって異なるので、複数社から検討することをおすすめします。
鬼塚 眞子
鬼塚 眞子
保険ジャーナリスト/一般社団法人介護相続コンシェルジュ協会代表
出版社勤務後、出産を機に専業主婦に。10年間のブランク後、保険会社のカスタマーサービス職員になるも両足のケガを機に退職。保険業界紙の記者に転職後、ジャーナリスト・ファイナンシャルプランナーとして独立。相談業務やセミナー、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌などでも活躍。
専門分野・得意分野
保険・医療・介護・相続・離婚・マネー(節約)など
荒木 和音
荒木 和音
Webライター/ファイナンシャルプランナー
早稲田大学教育学部卒業後、総合保険代理店に入社。家計相談やライフプランニング、企業・経営者向けのリスクコンサルティングなどに携わる。 現在は金融関連のライター・編集者・監修者として複数メディアで活動中。
所有資格
ファイナンシャル・プランニング技能士2級
専門分野・得意分野
得意分野:保険全般、資産運用、ライフプランニング、税金対策
ナビナビ保険編集部
ナビナビ保険編集部
ナビナビ保険編集部は「どこよりも分かりやすい保険情報を届けること」をコンセプトにコンテンツの配信を行っています。

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