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更新 更新:2021.06.14

30代におすすめな生命保険の選び方、備えるべきリスクをライフスタイル別に説明します

30代におすすめな生命保険の選び方、備えるべきリスクをライフスタイル別に説明します

30代に入ったことをきっかけに生命保険への加入を検討中の人も多いのではないでしょうか。

30代は人生の中でも結婚や出産などのライフイベントが多い世代なので、新しくできた家族のことも考えてさまざまなリスクに備えておく必要があります。

この記事では、厚生労働省などが公表する統計情報を参考にしつつ、30代における生命保険の選び方を解説していきます。

30代の方が想定するべきリスク

生命保険に加入する目的は「万が一のことがあった時の金銭的負担の緩和」といえます

そこで、はじめに30代の方が想定するべき万が一のリスクについて考えていきましょう。

まずは厚生労働省が公表する30代の男女別の死因からご覧ください。

30代の男女別の死因
順位 30代男性の死因 30代女性の死因
30〜34歳 35〜39歳 30〜34歳 35〜39歳
1 自殺
(26.2%)
自殺
(25.8%)
悪性新生物
(9.6%)
悪性新生物
(18.6%)
2 悪性新生物
(6.3%)
悪性新生物
(11.3%)
自殺
(8.8%)
自殺
(9.0%)
3 不慮の事故
(5.8%)
心疾患
(8.4%)
不慮の事故
(2.0%)
心疾患
(2.6%)
4 心疾患
(4.6%)
不慮の事故
(7.0%)
心疾患
(1.8%)
脳血管疾患
(2.4%)
5 脳血管疾患
(2.8%)
脳血管疾患
(5.0%)
脳血管疾患
(1.3%)
不慮の事故
(2.2%)

※()内の数字は人口10万対の死亡率です参照:令和元年(2019)人口動態統計月報年計(概数)の概況|厚生労働省

30代の死因として上位にきているのが「自殺」と「悪性新生物(がん)」の2つで、特に女性の場合は女性特有のがん(乳がん、子宮がんなど)のリスクが高まる年代ともいえます。

また、心疾患や脳血管疾患に罹患する可能性も高くなることから、治療費や入院費、万が一のことがあった場合の生活費などを準備しておく必要があります。

30代の入院理由

上記では30代の死因についてご確認いただきましたが、それ以外の病気やケガで入院するようなケースも考えられます。

こちらも厚生労働省が公表する統計情報を元に、30代の入院理由についても確認していきましょう。

30代の入院理由
順位 30代男性の入院理由 30代女性の入院理由
傷病名 人数 傷病名 人数
1 精神及び行動の傷害 約69,000人 妊娠、分娩及び産じょく 約107,000人
2 神経系の疾患 約22,000人 精神及び行動の傷害 約60,000人
3 損傷、中毒及びその他の外因の影響 約21,000人 新生物(腫瘍) 約19,000人
4 消化器系の疾患 約13,000人 健康状態に影響を及ぼす要因及び保険サービスの利用 約16,000人
5 新生物(腫瘍) 約8,000人 神経系の疾患 約15,000人

参照:平成29年(2017)患者調査の概況|厚生労働省

30代男性の場合は「精神及び行動の傷害」、30代女性の場合は「妊娠、分娩及び産じょく」による入院が多いことがわかります。

入院中は入院費用や治療費はもちろん、食費や交通費などもかかってきますし、働くことができないため収入が下がってしまうことも考えられます。

そうした場合に備えて、シーンごとに最適な生命保険に加入しておくことで経済的な負担を緩和することができます

30代の保険加入状況

30代に多い死因や入院理由を確認したところで、実際の30代の保険加入状況についても合わせて確認しておきましょう。

この章では生命保険文化センターが公表する「令和元年度 生活保障に関する調査」より、年代別の生命保険の加入率をご紹介します。

生命保険加入率(性別・年齢別)
参照:令和元年度生活保障に関する調査|生命保険文化センター

上記の加入率を見ると、20代では男女ともに60%を切る程度の加入率にとどまっていますが、30代に入ると生命保険の加入率が一気に上昇し、男女ともに10人中8人以上の割合で生命保険に加入している計算となります。

30代になって急激に加入率が上昇する理由は、結婚や出産などのライフイベントが増え、自分自身だけではなく家族のために生命保険を検討する人が増えるためと予想されます。

年齢が若いうちは収入が少ない人も多いため、万が一のことがあった場合の入院費や治療費は家計にとっても大きな痛手となります。

そうした理由も踏まえると、30代に入ったことをきっかけに生命保険への加入を考えるのは非常に良いタイミングといえるでしょう。

また、年齢が若いうちに生命保険に加入しておくと毎月の保険料が安くなるといったメリットもあります

年齢を重ねていくことで健康上のリスクはどうしても高くなってしまうので、早いうちから生命保険に加入しておくのは決して悪い選択ではありません。

30代で保険に加入しておくメリット・デメリット

30代で生命保険に加入しておくと、以下のようなメリットがあります。

その一方で、以下のようなデメリットを感じる人もいるかも知れません。

30代が生命保険に加入するメリットとデメリットについて詳しく確認していきます。

メリット1. 健康な場合が多く、保険の選択肢が多く加入しやすい

生命保険や医療保険に加入する際、保険会社へ健康状態の告知をしなければなりません

現時点の健康状態に加え、過去の病歴などを元にして加入可否が判断されることになります。

また、年齢を重ねるにつれて健康上のリスクは高まっていくので、加入したい保険があっても健康状態を理由に加入が認められないといったケースも起こりえます。

そのため、健康な場合が多い30代なら加入できる保険の選択肢が多く、加入しやすいというメリットがあります。

メリット2. 満了までの払込保険料が安く済む

生命保険の保険料は、加入時の年齢を元に計算されます

年齢が高いと健康上のリスクが高く保険会社が保険金を支払う可能性が高いと判断され、保険料が高く設定されます。

若いうちから生命保険に加入することで保険料の払込期間は長くなりますが、月々に支払う保険料は安くなります。

デメリット1. 保険の利用がないと損を感じることも

生命保険は万が一の事態に備えるために保険料を払い込むことになるので、実際の保険を利用する場面がないと損に感じられるかもしれません。

ですが、生命保険は「相互扶助の精神」で成立しているため、あなたが払い込んだ保険料は本当に保障を必要とする人のために使われています。

逆にいうと、自分にもしものことがあったときに自身が払い込んだ保険料以上の保障を受けられるのは他の加入者のおかげともいえます。

また、“健康こそ最大の資産”ともいえますから、加入している保険を利用することがなかったとしても損に感じる必要はないでしょう。

デメリット2. 将来的に保障内容が合わなくなる可能性がある

年齢を問わず、生命保険に加入する際は「その時点で必要な保障を備えた保険商品」を選ぶかと思います。

ですが、年齢を重ねていくことで家族環境や生活状況は変わっていくので、30代で加入した生命保険の保障内容が将来的に合わなくなる可能性が考えられます

たとえば、子供が自立して実家から離れて暮らすようになった、配偶者との離婚や死別などが挙げられます。

また、医療技術は日夜進化し続けているので、現時点では入院が必要な治療も将来的には入院せずとも治療が受けられるようになるかもしれません。

そのような場合、過去に加入したままの保障内容では不十分であったり、逆に必要ないほどの保障を備えていたりすることが考えられます。

そのため、30代のうちに生命保険に加入したら、それ以降定期的に保障内容の見直しを行いライフスタイルに合った内容に変更する必要があります

30代の保険の選び方・おすすめの保険

一言で生命保険といってもその数は非常に多いので、どの保険を選べばよいかわからないという人も多いのではないでしょうか。

そこでこの章では30代におすすめの保険についてご紹介していきます。

各章では、性別・独身・既婚・子供の有無・マイホームの有無など、その保険の必要性が高い人の特徴についてもまとめています。

30代で保険選びに迷ったときの参考にしてみてください。

医療保険

民間医療保険の必要保障額の考え方

医療保険がおすすめの人

  • 独身者
  • 既婚者(子供の有無問わず)

医療保険は病気やケガになったときの入院費・治療費などの支出に備えるための保険です。

日本では国民皆保険制度が採用されており、20歳以上の人は必ず公的医療保険制度に加入しているため、一見すると医療保険は必要ないように感じられるかもしれません。

公的医療保険なら医療費のうちの3割を負担するだけで治療が受けられ、ひと月あたりの医療費があまりに高額となった場合は高額療養費制度が利用でき、自己負担限度額を超過した分について還付金が受け取れます。

ですが、公的医療保険制度が利用できる傷病の範囲は限られており、以下のような保険診療の範囲外の治療を受ける場合の医療費は全額が自己負担となってしまいます

公的医療保険制度の範囲外となる医療費

  • 入院中の差額ベッド代や食事代
  • 通院や入院時の交通費
  • 美容整形などの審美目的の治療費
  • 先進医療技術料や自由診療

30代の若いうちとはいえ、病気やケガをするリスクは誰にでもあるものです。

入院しても困らないだけの収入や貯蓄がある人なら医療保険の必要性はそこまで高くはありませんが、30代に入ったことをきっかけに生命保険を検討する人の中にはそこまで多くの貯蓄がないという人も多いのではないでしょうか。

入院に加えて手術を行うことになれば、さらなる高額な医療費がかかってくるので、独身・既婚を問わず万が一の事態に備えるためにも医療保険の必要性は非常に高いといえるでしょう。

就業不能保険

就業不能給付金 月額10万円の場合の受取り方

就業不能保険がおすすめの人

  • 独身者
  • 既婚者(子供の有無問わず)

就業不能保険は、病気やケガの治療などの理由で長期間働けない状態となった場合の収入減少に備えることを目的とした保険です。

通常の入院費や治療費であれば医療保険でカバーすることができますが、在宅療養となった場合や一部のケースに該当すると医療保険の保障が受けられない場合があります。

これまでにお伝えしてきたように、長期間の入院ともなれば入院費や治療費がかさむ一方で、働けないことによる収入減少も十分起こりえます

そうした場合に備えて就業不能保険に加入していれば、長期間の入院であっても自身の医療費や家族の生活費のことを気にすることなく、治療に専念することができるでしょう。

ただし、「精神疾患(うつ病や統合失調症含む)」の場合には、保障の対象となる期間が限定されていたり、保障の対象外となる場合も多く、全ての従業不能状態に完全に対応するというわけではありません。

また、「就業不能状態」の定義は保険会社・商品によって異なるので、十分に商品内容を理解した上で加入することは容易ではなく、プロに相談することをおすすめします。

定期保険

定期保険がおすすめの人

  • 既婚者(子供の有無問わず)

定期保険は、自分の死後における遺された家族の生活費や自身の葬儀代などを補填することを目的としたものです。

そのため、両親へ仕送りをしているなどの一部の例外を除き、独身者にとってはそこまで必要性は高くない保険といえます。

逆にいえば、配偶者や子供がいる家庭には非常に優先度の高い保険といえるでしょう。

特に、配偶者が専業主婦(専業主夫)の場合は働き手のあなたがいなくなってしまうことで、その後の生活が苦しくなることは容易に想像できます。

定期保険に加入していれば、そのような万が一の事態に陥ったとしても当面の間は生活費についての心配は不要となります。

自分に万が一のことがあったときに遺された家族が困らないようにするためにも、家庭を持つ30代の人は定期保険への加入を優先的に検討されることをおすすめします

がん保険

がん保険と医療保険の保障範囲

がん保険がおすすめの人

  • 独身者
  • 既婚者(子供の有無問わず)
  • 女性(女性特有のがんがあるため)

がん保険は、その名の通り「がん(悪性新生物)」を対象とした保険です。

一般的な医療保険でもがんと診断された場合に保障は受けられますが、治療費が高額になりやすく再発の可能性も高いがんに対しては保障内容が十分とは言い切れません。

がん(悪性新生物)は日本人の死因として最も多い病気として知られていますが、「30代の方が想定するべきリスク」でご紹介したように、自殺を除くと30代男女の死因として最も多い病気でもあります。

がんと診断されると高額な治療費がかかるほか、場合によっては長期的な入院が必要となるケースもあるので、独身・既婚を問わず、がん保険への加入の優先度は高いといえるでしょう。

また、30代になると女性特有のがん(乳がんや子宮がんなど)の発症リスクも高まることから、特に30代の女性はがん保険への加入を検討されることをおすすめします。

学資保険

学資保険の仕組み

学資保険がおすすめの人

  • 子供のいるご家庭

学資保険は、将来的な子供の教育資金の準備を目的とした保険です。

毎月の保険料を払い込むことで、子供が一定の年齢に達したときにお祝い金や満期保険金が受け取れるようになり、子供の教育資金へと充てることができます。

最大の特徴は、契約者である親が病気などの要因で死亡した場合、それ以降の学資保険の保険料は満期分まで払込が免除されることです。

保険料の払込は免除されますが、契約時に定めたお祝い金や満期保険金はそれまでと変わらずに支払われるので、万が一のことがあった場合でも子供の教育資金だけは確保することができます。

ただし、昨今の学資保険はマイナス金利の影響を受けて返戻率が下がっているケースが多いので、保険商品ごとの要件や返戻率をよく確かめた上で加入を検討するようにしてください。

30代が将来の老後資金に備えるには

昨今では老後2,000万円問題が話題となり、30代に入ったことをきっかけとして将来の老後資金に備えたいと考えている人も多いのではないでしょうか。

「30代で老後のことを考えるのはまだ早い」と考えている人も、今のうちから老後に向けて貯蓄をしておかないと、年金だけではとても満足の行く老後生活を送ることはできないでしょう。

老後資金の貯蓄方法は様々ですが、その中でも手軽に利用できる方法が「個人年金保険」です。

個人年金保険は、契約時に定めた年齢まで保険料を払い込む代わりに、その一定期間または一生涯に渡って公的年金とは別に年金が受け取れるようになる貯蓄型の保険です。

保険料を払い込むことでその金額に応じた所得控除を受けられるようになるので、所得税や住民税などの税負担を緩和できることも魅力のひとつです。

個人年金保険を活用することで老後に向けた貯蓄を計画的に行うことができ、現時点においても所得税や住民税を緩和できるので、この機会に老後資金の貯蓄についても検討されてみてはいかがでしょうか。

個人年金保険以外に活用できる老後資金の貯蓄方法については以下の記事でわかりやすくまとめているので、こちらの記事もあわせてご参照ください。

まとめ

30代は人生の中でも結婚や出産などのライフイベントが多い年代です。

それまでは自分ひとりだけで済んでいたことも、新たに家族ができると自分に万が一のことがあったときのことを考えて様々なリスクに備えておかなければなりません。

また、20代の頃は体力もあることから病気や怪我のリスクはそこまで高くはありませんが、30代に入ると病気やケガのリスクは一気に高まります。

長期的な入院ともなれば入院費用や手術費用はもちろん、長期入院に伴った収入減少といった問題も起こり得るので、生命保険に加入して高額な医療費に対する保障を備えておく必要性は高いといえるでしょう。

30代になって保険のことを考え始めた人は、ぜひこの記事を参考にして生命保険への加入を前向きにご検討ください。

中村 翔也
この記事の執筆者

中村 翔也

携帯代理店法人部門にて営業職として2年半勤務後、2017年12月よりwebライターとして独立。通信ジャンルをメインに金融系、保険記事を毎月30本以上執筆。
所有資格
ファイナンシャル・プランニング技能士3級
藤田 匡紀
この記事の監修者

藤田 匡紀

新卒で日本生命保険相互会社に入社し、販売企画・代理店営業など多様な業務に従事。13年間勤務した後「もっと多くの人に、保険の必要性を正しく理解してもらいたい」という思いを胸にエイチームフィナジーに入社、ナビナビ保険の運営に参画。金融機関における顧客向け相続セミナー・研修会の実績も多数あり。
所有資格
AFP資格、証券外務員Ⅱ種
ナビナビ保険編集部
この記事の編集者

ナビナビ保険編集部

ナビナビ保険編集部は「どこよりも分かりやすい保険情報を届けること」をコンセプトにコンテンツの配信を行っています。

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