1. ナビナビ保険 >
  2. 生命保険 >
  3. ネット保険にデメリットはある?注意点やメリット、申込方法を解説
更新 更新:2022.06.03

ネット保険にデメリットはある?注意点やメリット、申込方法を解説

ネット保険にデメリットはある?注意点やメリット、申込方法を解説
監修者

鬼塚 眞子

保険ジャーナリスト/一般社団法人介護相続コンシェルジュ協会代表
専門分野・得意分野
保険・医療・介護・相続・離婚・マネー(節約)など
監修者

藤田 匡紀

ファイナンシャルプランナー(CFP)
所有資格
CFP資格、証券外務員Ⅱ種
専門分野・得意分野
生命保険全般、資産運用
執筆者

中村 翔也

ファイナンシャルプランナー
所有資格
ファイナンシャル・プランニング技能士3級
専門分野・得意分野
保険全般・金融全般・通信全般

保険は実店舗の窓口で加入する以外に、インターネット経由でも申し込みができます。

保険商品の比較検討から申し込みまでインターネット上で完結できる保険を「ネット保険(通販型保険)」と呼び、加入までの時間を節約できたり保険料が割安だったりなど、様々なメリットがあります

直近加入契約(民保)の加入チャネル

生命保険文化センターの調査によると、直近で加入した生命保険の加入経路について尋ねたところ、通信販売と回答した人の割合は6.4%でした。

生命保険会社の営業職員と回答した人は55.9%、保険代理店の窓口や営業職員と回答したのは15.3%であったため、インターネット経由で生命保険に加入することは、まだまだ一般的ではないといえます。※出典:生命保険文化センター 「令和3年度生命保険に関する全国実態調査

一方で以下に当てはまる方は、生命保険会社の営業職員や保険の代理店よりも、インターネットで保険を申し込んだほうが良い可能性があります。

ネット保険で申し込みをすべき人の特徴

  • すでに加入したい保険が決まっている
  • とにかく保険料を安く抑えたい
  • 対面は煩わしく、相談する時間がない

様々なメリットがある一方、「選べる保険の種類や特約の数が対面商品と比較すると少ない」「入院日額などの設定が限定的」「商品選択から契約まで自分一人で完結しなければならない」などのデメリットもあります。

メリットとデメリットの両方をしっかりと理解し、申込方法や注意点までネット保険の比較検討するにあたり、必要な情報をわかりやすく解説していきます。

ネット保険のメリット・デメリット

ネット保険には、以下のようなメリットとデメリットがあります。

メリット1. 保険料が比較的安価で、商品がシンプルで分かりやすい

 対面販売方式とネット販売方式(ネット保険)の付加保険料の違い

ネット保険は商品内容も非常にシンプルになっているので、保険料は対面販売の保険商品に比べて安価であることが一般的です。

実店舗とは違い、ネット保険なら店舗の運営費やスタッフの人件費、事務費用などを低く抑えられることが主な理由です。

保険料をとにかく安く抑えたいと考えている方にとって、非常に魅力的なメリットです。

メリット2. 申込みが手軽で、対面の煩わしさがない

ネット保険は、インターネットさえあれば24時間いつでも自分の好きなタイミングで申し込みができます

仕事や家事、育児などで忙しく、保険代理店や保険の相談窓口まで行く時間がない人でも手軽に申し込めるのは大きなメリットです。

また、すでに契約する保険商品が決まっている場合は、店舗まで行く時間を節約できます。

「担当者と話すのが苦手」「他商品を案内されると断れない」といった人も、対面で話す必要がないので安心して保険申し込みができます。

鬼塚 眞子
ナビナビ保険監修
保険ジャーナリスト/一般社団法人介護相続コンシェルジュ協会代表
鬼塚 眞子

「対面は契約を押しつけられる」「断れない」ーーそう思ってネットで契約される方はいらっしゃると思います。しかし、今はお客様の意向把握を行なった上で、契約を行なうことが法律で義務づけられています。実際、複数の保険担当者の提案を聞かれる方も少なくない時代になっています。
しかし、対面も今やコンサルティングが基本で、押し売り営業の時代ではありません。また、リモート相談が主流ですし、面談時間の希望も聞いてくれます。ネットの情報は自分で取捨選択をしなければいけませんが、対面では保険などの知識を教えてくれた上での提案となります。商品だけではなく、ネットと対面相談の双方を経験・比較されるのもいいのではないでしょうか。

メリット3. 自分が納得できるまで検討できる

ネット保険は、24時間365日対応できるのが一般的なので、自分が納得できるまで検討する時間を作れることもメリットのひとつです。

その保険商品に関する情報がインターネット上に全て掲載されているため、保障内容の確認や他の保険商品との保険料比較を自分が納得できるまで徹底的に行えます

「保険の相談窓口だと話に流されてしまうかも…」と心配な人でも、じっくりと時間を作って自分にピッタリの保険を探せることも大きなメリットです。

保険会社の公式ホームページで料金シミュレーションができる場合もあるので、積極的に活用していきましょう。

デメリット1. 審査が厳しい傾向にある

原則として、死亡保険や医療保険などに加入する際は現時点の健康状態や過去の病歴を告知しなければなりません。

保険会社側は告知された情報や提出された書類をもとに審査を行い、場合によっては保険への加入を断るケースもあります。

そのため、従来の保険なら問題なく加入できた健康状態でも、ネット保険では保険の加入が断られたということが起こる可能性もあります。

もし、仮に告知した情報に間違いがあり後に発覚した場合、保険金給付が受けられなくなる可能性もあるので、万全の注意を払って申し込みを行いましょう。

デメリット2. 保険の種類が少ない

ネット保険で取り扱われてる保険の種類

  • 生命保険(死亡保険):定期保険、終身保険、収入保障保険
  • 医療保険:定期型医療保険、終身型医療保険、引受基準緩和型医療保険
  • がん保険:定期型がん保険、終身型がん保険
  • 就業不能保険

ネット保険は、保険の内容がシンプルで分かりやすいことが特徴ですが、その保障内容が自分に合っているかどうかの判断も自分でする必要があります。

ネット保険では付加できない特約も存在するので、保障内容をカスタマイズして自分に合った内容にできないなど、選べる保険の種類が少ないことがデメリットです。

鬼塚 眞子
ナビナビ保険監修
保険ジャーナリスト/一般社団法人介護相続コンシェルジュ協会代表
鬼塚 眞子

今やネット保険でもコールセンターのサポートが充実して、悩んだ時や分らないことがあれば、コールセンターに問い合わせをすると親身に教えてくれます。また、最近ではネットでしか加入できない保険でありながら、保障が充実していることで人気の商品もあります。今後、ネット保険でも個性的な商品が増えると思います。とはいえ、運用性商品のように対面販売でしか発売されていない商品も多彩にあります。
一番大切なことは、ネットとか対面とかではなく「自分が心配しているのはがんなのか、死亡保障なのか、働けなくなった時の保障なのか」といった具合に優先順位を決め、更ににどんな備えをしていいのかを決めることです。その上で、大まかなアウトラインが決まったらネットか対面かを決めるといいですね。

デメリット3. 保険の予備知識が必要

ネット保険を契約する際は、保険商品の重要事項説明や約款などは専門用語で記載されているので、自分で保険の選定を行う以上ある程度の予備知識が必要となります

保険について全くわからない状態で適当に選んでしまうと、備えておきたい場面で保障が適用されなかったり無駄に高額な保険料を支払ったりなど、損をしてしまう可能性が高いです。

ネット保険で保険を申し込むのであれば、まずは自分自身がどういった場面に、どの程度の保障(保険金)を備えたいかライフプランを明確にして、様々な保険商品の特徴やメリットとデメリットを確認する必要があります。

自分ではわからないことがある場合は、保険の相談窓口やコールセンターを利用するようにしましょう

鬼塚 眞子
ナビナビ保険監修
保険ジャーナリスト/一般社団法人介護相続コンシェルジュ協会代表
鬼塚 眞子

今の20代・30代の方は子供の時からインターネットがあるので、ネット検索もお手のものです。保険の相談をされる前にネット検索をされて、事前に情報を入手される方も少なくありません。そのため、「ネットで検索できるから対面で相談しなくても大丈夫」と思っていらっしゃる方は一定数いらっしゃいます。ただ、ネットの情報は千差万別で、必ずしも正しい情報ばかりではありません。
保険は保険会社が勝手に販売しているわけではなく、金融庁の監督の下、保険業法や保険法に従って保険を発売したり業務運営を行なっています。つまり、正確な情報は保険会社や担当者に聞かないと分らないということをお忘れなく。

ネット保険(生命保険)の選び方

ネット保険に限らず、生命保険を選ぶ際に確認したいポイントは以下の3つです。

生命保険の選び方のポイント

  1. 貯蓄性タイプ(掛け捨て・貯蓄型)
  2. 保険期間(終身型・定期型)
  3. 保険金額(必要保障額)

これらの選び方のポイントは、以下の記事で詳しく説明しているので、ぜひ参考にしてください。

ネット保険の申込方法と流れ

通常、実店舗で保険加入する場合は、保険に対する意向確認や保険商品の提案、プラン内容の説明などで非常に多くの時間がかかります。

ですが、ネット保険での申込みなら基本的に以下の3ステップで手軽に申し込みが可能です。

ネット保険の申込み方法と流れ

  1. ウェブサイトから申込み
  2. 必要情報の告知(引受審査)
  3. 契約成立

必要情報の告知をする場合、各保険会社が定義する必要書類を添付して郵送する必要がある場合があります。

以下の必要書類を準備しておくと手続きがスムーズに行えるので、申し込みをする前に準備しておきましょう

ネット保険の申込みで必要な書類

  • 生命保険に加入する場合:運転免許証、健康保険証、印鑑登録証明書、住民票の写しなどの中からいずれか1点
  • 自動車保険に加入する場合:運転免許証や車検証、保険証券など

必要となる書類は各保険会社によって異なるので、申込前に確認をしておきましょう。

ネット保険申込み時の注意点

ネット保険は担当者からのアドバイスや提案がないので、全て自分で情報を集めて比較検討しなければなりません。

ネット保険に申し込む時は、以下の注意点に気をつけましょう。

ネット保険に申し込む時の注意点

  • 告知情報の記入ミス
  • 必要書類の提出漏れ
  • 自分が求めている内容が保障されるか

告知情報の記入ミスがあると、保険金や給付金が支払われない可能性があります。
また、虚偽の内容を告知したり、意図的に過去の病歴を告知しなかったりすると、告知義務違反となり契約が解除されてしまい、保険金や給付金が支払われなくなってしまいます。

ライフネット生命の発表によると、2021年10月〜12月の3ヶ月間で支払われた保険金や給付金の件数は3,835件でした。
一方で、144件が告知義務違反による契約解除となっており、保険金や給付金の支払対象外となっています。※出典:ライフネット生命

また、保障内容の認識間違いや勘違いがあったとしても全て自己責任です。申し込みをするネット保険の保障内容は、最後までしっかりと確認しましょう。

もしこれらが不安な場合は、お金のプロであるファイナンシャルプランナーにサポートしてもらうことをおすすめします。

ネット保険に関するよくある質問 Q&A

ネット保険に関して、に関して、特にユーザー様からお問い合わせが多い質問をQ&A形式でまとめました。

Q. 保障が始まるのはいつ?

A. 一般的な保険商品では「保険契約の申し込み」「健康状態の告知」「最初の保険料の払い込み」の3つが揃った日が責任開始日となることが多いですが、ネット保険の場合は申し込みを受けた日を責任開始日とすることが多いです。

申し込みから保険責任開始時期までのフロー

ネット保険の保障が始まる日は「責任開始日」と呼ばれています。

責任開始日以降からネット保険の保障が開始されるので、それまでの間に発生した事象に対しては保障の適用外となります。

基本的にはネット保険の重要事項説明や約款内に書かれているので、内容を隅々までよく確認するようにしましょう。

また、保険証券に記載される「契約日」は、「責任開始日の翌月1日」とされるケースが多いので、契約日と責任開始日は異なることを覚えておいてください。

Q. ネット保険で保険金を受け取るにはどうすればいいの?

A. 保険金や給付金を受け取る場合は、基本的に加入しているネット保険を運営する保険会社のサポートデスクやカスタマーセンターに電話で連絡をする必要があります。

まずは保険会社に連絡を取り、オペレーターからその後の請求手続きや必要書類などの情報をご確認ください。

なお、一部のネット保険ではインターネット上で請求手続きができるタイプもあるので、ネット保険を比較検討する際に合わせて確認しておくことをおすすめします。

まとめ

ネット保険とは、インターネット経由で申し込みができるタイプの保険商品のことです。

ネット保険には以下のようなメリットとデメリットがあります。

実店舗まで行く必要がない点や、24時間いつでも自分の好きなタイミングで手軽に申し込みができることがメリットです。

そのため、ネット保険は以下の特徴に該当する方に向いている保険商品だといえます。

ネット保険で申し込みをすべき人の特徴

  • すでに加入したい保険が決まっている
  • とにかく保険料を安く抑えたい
  • 窓口に対面で相談をしに行く時間がない

その一方で、保険についての予備知識が必要であったり、通常よりも審査が厳しかったりなどのデメリットも存在します。

もし保険商品についての知識があまりないことが不安な場合は、本当に必要な保障を満たせていない可能性があります。

そのような場合は、あなた自身に合った保険プランになるよう、お金のプロであるファイナンシャルプランナーにサポートしてもらうことをおすすめします。

鬼塚 眞子

鬼塚 眞子

出版社勤務後、出産を機に専業主婦に。10年間のブランク後、保険会社のカスタマーサービス職員になるも両足のケガを機に退職。保険業界紙の記者に転職後、ジャーナリスト・ファイナンシャルプランナーとして独立。相談業務やセミナー、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌などでも活躍。
専門分野・得意分野
保険・医療・介護・相続・離婚・マネー(節約)など
藤田 匡紀

藤田 匡紀

新卒で日本生命保険相互会社に入社し、販売企画・代理店営業など多様な業務に従事。13年間勤務した後「もっと多くの人に、保険の必要性を正しく理解してもらいたい」という思いを胸にエイチームフィナジーに入社、ナビナビ保険の運営に参画。金融機関における顧客向け相続セミナー・研修会の実績も多数あり。
所有資格
CFP資格、証券外務員Ⅱ種
専門分野・得意分野
生命保険全般、資産運用
中村 翔也

中村 翔也

携帯代理店法人部門にて営業職として2年半勤務後、2017年12月よりwebライターとして独立。通信ジャンルをメインに金融系、保険記事を毎月30本以上執筆。
所有資格
ファイナンシャル・プランニング技能士3級
専門分野・得意分野
保険全般・金融全般・通信全般
ナビナビ保険編集部

ナビナビ保険編集部

ナビナビ保険編集部は「どこよりも分かりやすい保険情報を届けること」をコンセプトにコンテンツの配信を行っています。

おすすめの関連記事

生命保険の見直しタイミングとは? 損をしないための注意点やメリットを解説!

生命保険の見直しタイミングとは? 損をしないための注意点やメリットを解説!

2022.06.22
生命保険に加入するタイミングは? 年齢・性別・ライフステージ別の選び方

生命保険に加入するタイミングは? 年齢・性別・ライフステージ別の選び方

2022.06.03
30代におすすめの生命保険とは?選び方や備えるべきリスクをライフスタイル別に解説!

30代におすすめの生命保険とは?選び方や備えるべきリスクをライフスタイル別に解説!

2022.04.22
独身者におすすめの保険とは?最低限入っておきたい保障や必要性を解説!

独身者におすすめの保険とは?最低限入っておきたい保障や必要性を解説!

2022.05.12
シングルマザーに生命保険はいらない?おすすめの保険種類や選び方を解説

シングルマザーに生命保険はいらない?おすすめの保険種類や選び方を解説

2022.05.02
新社会人に必要な生命保険とは? 備えておきたいリスクからおすすめの保険までを解説

新社会人に必要な生命保険とは? 備えておきたいリスクからおすすめの保険までを解説

2022.04.28
生命保険は何歳から必要?加入率や加入するタイミングを解説

生命保険は何歳から必要?加入率や加入するタイミングを解説

2022.05.25
生命保険は「掛け捨て」がおすすめ?それとも「貯蓄型」?それぞれを比較解説

生命保険は「掛け捨て」がおすすめ?それとも「貯蓄型」?それぞれを比較解説

2022.06.06

もっと見るclick