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更新 更新:2022.06.03

生命保険に加入するタイミングは? 年齢・性別・ライフステージ別の選び方

生命保険に加入するタイミングは? 年齢・性別・ライフステージ別の選び方
監修者

鬼塚 眞子

保険ジャーナリスト/一般社団法人介護相続コンシェルジュ協会代表
専門分野・得意分野
保険・医療・介護・相続・離婚・マネー(節約)など
監修者

藤田 匡紀

ファイナンシャルプランナー(CFP)
所有資格
CFP資格、証券外務員Ⅱ種
専門分野・得意分野
生命保険全般、資産運用
執筆者

飯田 道子

ファイナンシャルプランナー
所有資格
海外生活ジャーナリスト, ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)
専門分野・得意分野
生命保険全般・金融全般

日本は、世界でも保険大国といわれるほど保険加入率が高く、多くの人が複数の保険に加入しています。

とはいえ、自分が加入するべき保険をしっかりと理解して選べている人は多くありません。

自分が加入するべき保険を把握するためのポイント

  • 年代別の保険加入率と死亡保障準備金
  • ライフステージ別の保険加入率と死亡保障準備金
  • 生命保険の加入方法

上記の内容を理解することで、生命保険加入の必要性が自分で判断できるようになるだけでなく、迷うことなく自分に合った保険に加入できるようになります。

【生命保険の選び方】加入タイミングと死亡保障準備金額

生命保険の見直しとタイミング

生命保険に加入するべきか、どのようなタイミングで加入すべきかを悩んでいる人は少なくありません。

ここでは、既に加入している人たちがどのようなタイミングや目的で加入したのかについて確認していきましょう。

性別・年代別

生命保険に加入する目的や死亡保障準備金額(いわゆる死亡保険金)は、年齢によって違いがあります

加入状況を年齢別にまとめたグラフをみてみましょう。

生命保険の加入金額(性別・年齢別) 
参考:生命保険文化センター「リスクに備えるための生活設計」

全体では、男女ともに80%以上の加入率となっていますが、40代と50代の加入率が高くなっています

一方、20代の加入率は男性58.5%、女性59.9%に留まっており、男女ともに各世代では最も低い加入率となっています。

鬼塚 眞子
ナビナビ保険監修
保険ジャーナリスト/一般社団法人介護相続コンシェルジュ協会代表
鬼塚 眞子

ただ、新型コロナウイルス感染拡大は、保険市場にも変化を及しています。ある保険会社では、20代や独身者の契約が2倍以上に伸展しました。「若いから病気にならない」「若いから死なない」ということはなく、”死”や”病気”は年齢に関係ないということを実感され、家族に少しでも残したいという気持ちからのようです。給料が少ないから保険に加入できないと思うかもしれませんが、そんな時は一生の保障の”終身保険”の検討以外に、一定期間を保障する”定期保険”を活用してはいかがでしょう。最近では安価な定期保険も多く発売されていますので、とりあえず保障を確保したい方にはおすすめです。

続いて、生命保険の加入金額を見てみましょう。

生命保険の加入金額

参考:生命保険文化センター「生活保障に関する調査(令和元年度)第Ⅳ章死亡保障 生命保険加入金額(全生保)」

生命保険加入金額の平均額は、男性1,866万円、女性801万円です。

20歳代を除き、どの世代においても男性の保険金が女性の2倍から3倍であることが見て取れます。これは、世帯による主な働き手が男性であることが理由でしょう。

表は30代をピークに山形を描いており、最も保険金が高いのが30代男性で2,331万円、次いで40代男性で2,205万円、50代男性で1,992万円です。

この表が描く理由は、30代以降、結婚、出産を迎え、子供の教育費および住宅ローンの負担が増えたことにより、万が一に備える人が増えていくからです。

20代は、社会人になったばかりの人も多いです。収入も少なく生命保険料の捻出が難しいことや、死亡保障を得るよりも自己投資したいと考えている人が多いからだと考えられます。

60代以降は子供が独立し、セカンドライフを迎えているために保険金を減額もしくは解約しているために保障(保険金額)が低くなっていると考えられます。

いずれの世代においても、年収やライフイベントと契約する保険金額を連動させていることが伺えます。

ライフステージ別

ここからは一般的にどのような保障を得るべきなのか、ライフステージ別に考えてみたいと思います。

未婚(独身)の場合、既婚・子供なしの場合、既婚・子供あり(独立前)の場合、既婚・子供あり(独立後)の場合の加入率を目安として一覧表にまとめました。

参照:生命保険文化センター「生活保障に関する調査 令和3度」

それぞれのライフステージ別にどのような保障に加入するべきか解説します。

未婚(独身)の場合

未婚(独身)の場合、まず確保すべき保障は医療保障です。

若いうちは病気になるリスクは低いものの、万一働けなくなった場合を想定して、医療保障に加入することが必要です。

また、ガン家系などで不安があるようならガン保険に加入するのもいいでしょう。とはいえ、保障内容が増える程、かかる保険料は増えていきます

医療保険は終身払いが一般的ですが、年齢が若いうちに加入した方が毎月の保険料は低くなりますので、早いうちに保障を確保しておくと、後のライフステージを迎える際には負担額を抑えるのにも役立ちます

未婚(独身)であっても自分が世帯の主な働き手であり、養うべき家族がいるのなら、死亡保障のついた保険加入をおすすめします。

鬼塚 眞子
ナビナビ保険監修
保険ジャーナリスト/一般社団法人介護相続コンシェルジュ協会代表
鬼塚 眞子

一昔前と比べると医療保険は総じて安価になり、入院中心の保障から今や通院や在宅医療にスポットを当てた商品も主流になりつつあります。最近では、入院の一時金が手厚いタイプも発売されるようになり人気が集まっています。ボーナス付きの商品もあり、若いうちに加入して健康に恵まれると「ボーナスの総額>保険料総額」という商品も発売されるようになりました。
医療保険は健康であれば自分のニーズにあった保障を選択することができます。そんな情報提供はプロならではこそ。一度、話しだけでも聞いてみたいものですね。

既婚・子供なしの場合

既婚・子供なしの場合、大まかな考え方は実質独身と変わりはないです。

異なるポイントは、配偶者が働いているか、また正社員もしくはパートタイムかによって保障内容は変わってくることです。

万が一、自分が入院した場合には、入院費とともに家族の生活費が別途必要になりますので、独身のときよりも保障額を増やしましょう。

死亡保障は、その人に万が一のことがあったときに、困る人がいるかが加入の目安です。

住宅ローンがある場合は、団体信用生命保険に加入しているかと思いますが、家族の生活までは保障するものではありません。

目安としては、団体信用生命保険を除いて2,000万円以上を確保することをお勧めします。

団体信用生命保険については、以下記事で詳しく説明していますので、参考にしてください。

既婚・子供あり(独立前)の場合

既婚・子供あり(独立前)の場合、最も保障を厚くしておくべきステージになります。

医療保障を死亡保険のオプションという形の特約として加入する人は少なくありませんが、可能な限り単独で加入することをおすすめします。

特約では、入院日額などの増額や減額などが制限されることがありますので、必要なときに適切な保障を受けられないリスクが伴うからです。

子供の教育費も外すことのできない保障のひとつです。学資保険に加入するなど、教育費の確保が必要です。

学資保険という名称になっていますが、契約者である親に万が一のことがあった場合には支払いが免除されるなど、実質は死亡保険ともいえます。

死亡保険は、遺された家族が困らないように準備することが必要ですが、死亡保障額を決めるときには、生命保険とともに学資保険のそれぞれの加入額を勘案して決めていきましょう。

既婚・子供あり(独立後)の場合

既婚・子供あり(独立後)の場合、病気や介護といったことが最も大きなリスクになります。

よって、医療保障や介護保障を中心に備えていくことが必要となります。

また、このステージを迎えると、相続を想定することも重要になります。

生命保険の死亡保険金は、法定相続人1人につき500万円は税金が控除されます

例えば、法定相続人が妻と子供2人の場合、500万円×3人=1,500万円までが税額控除の対象になります。

これらを踏まえて、死亡保障は法定相続の控除額分と葬儀費用プラスαで準備すると良いでしょう。

一般的な情報だけではなく、自分にとって必要な保障は何か、いくら必要なのかを考えながら保険の見直しをしましょう。

鬼塚 眞子
ナビナビ保険監修
保険ジャーナリスト/一般社団法人介護相続コンシェルジュ協会代表
鬼塚 眞子

法定相続人は民法で定められた相続人のことで、順番も決まっています。配偶者は 常に相続人になりますが、あくまでも法律上の配偶者のため、内縁関係は相続人とはなりません。お亡くなりになられた方のお子様、養子、認知した子供も相続人になります。お子様が既にお亡くなりになっている時は、お子様の子供が相続人となります。
例えば、子供も両親もいない夫がお亡くなりになった場合は、妻と配偶者とお亡くなりになった方の兄弟姉妹(兄弟姉妹が亡くなっている場合はその子供)が相続人となります。お一人さまがお亡くなりになった場合は、親が存命なら親が相続人ですが、親がお亡くなりになっている場合は、兄弟姉妹となります。

生命保険の加入方法

生命保険の加入方法の加入方法、加入する窓口は、下記の4通りがあります。

  • 生命保険会社の営業担当者
  • 来店型の代理店
  • 訪問型代理店
  • インターネット
加入方法 特徴 向いている人
保険会社
  • 比較する保険がその保険会社の商品のみとなる 
  • 営業職員が契約後も引き続き契約管理や内容確認などのアフターフォローを担当する
  • 懇意にしている営業職員がいる人 
  • 契約の管理や保険金の請求なども担当者に任せたい人
銀行窓口
  • 銀行に行くついでに手続きが可能
  • 提案される保険は、終身保険や外貨建て保険など貯蓄性の商品がメイン
  • 保険も含めた総合的な資産運用を相談したい人 
  • お金の窓口をひとつにまとめたい人
通信販売、
インターネット
  • インターネットや郵送を通じて加入手続きができる 
  • 選べる保険商品はシンプルなものが多く、同じ保障の場合、料金も割安に設定されていることが多い
  • 手軽に加入したい人 
  • ある程度加入したい商品が決まっており、保険知識がある人
来店型保険ショップ
  • 複数社の保険商品を取り扱っており、利便性が高い 
  • ショッピングモールなど身近な場所に店舗を抱えている
  • 複数の保険商品を比較して選びたい人 
  • 買い物のついでなど気軽に保険の相談をしたい人
訪問型代理店
(訪問相談、FP相談)
  • 複数社の保険商品を取り扱っている 
  • 自宅や職場、最寄りのカフェなど都合のいい場所まで担当者が訪問してくれる
  • 保険の説明を聞きに行く時間を確保するのが難しい人
  • 複数の保険商品を比較して選びたい人

上記図表に、おおまかな特徴とどのような人に向いているのかをまとめてみました。

それぞれに特徴がありますが、よく分からないと言うのなら、保険ショップ(来店型代理店)もしくは訪問型代理店(訪問相談、FP相談)に相談すると良いでしょう。

生命保険の加入に関するQ&A

生命保険の加入時によくある質問にQ&A形式でお答えします。

Q. 健康診断で要再検査になった場合、保険加入はできない?

A.必ずしも保険に加入できない訳ではありません。条件をつけて加入できることもあります。

保険料が割高になる等の特別条件がつく保険や、病気の有無を問わないタイプの保険もあります。

Q. 交通事故でむちうちや、後遺障害認定を受けたら生命保険の加入は可能?

A.現在、治療を受けている場合は診査が厳しくなりますが、必ず告知をしてください。

診査結果によって、加入できるかが決まります。

Q. うつ病を発症したら生命保険加入は難しい?

A.うつ病で治療中の場合には、必ず告知をすることが必要です。診査によって加入できるかが決まります。

以前は、うつ病というだけで生命保険に加入できないことが多かったのですが、うつ病でも加入できる保険も出てきています。

もちろん、生命保険加入後のうつ病発症であれば、問題ありません。

Q. 70歳以上の高齢者でも生命保険は加入可能?

A.高齢者であっても生命保険に加入することは可能ですが、体調によっては一定の条件が付くことがあります。

若い世代に比べて割高になってしまうので、保険に加入するべきか預貯金で運用するべきかを考えてから申し込むことが大切です。

Q. 生命保険を複数加入は可能?重複して保険金は受け取れる?

A.生命保険は複数加入も可能ですし、複数加入の場合重複して保険金は受け取れます。

重複して保険金が受け取れないのは、モノ保険と言われている損害保険の場合で、モノの価値はひとつだからと言う理由からです。

まとめ

生命保険の一般的な加入率・加入内容、加入方法について述べてきました。

一般的にどのくらいの保障を得て、どのようなタイミングでどのような保障を得るべきかの手掛かりが得られたのではないでしょうか?

加入するべきか不安に感じたら、まずは来店型代理店やFP協会などが開催する無料相談会などに訪れ、加入するべきか、加入すべき場合はどのくらいの保障が必要なのかを相談すると良いでしょう。

それらのアドバイスを踏まえ、自分にとってふさわしい保障を選びんでいくことが大切です。

ライフステージの変化にあわせて、保険の見直しは必須です。自分にステージの変化が訪れたら、保険について考えることも忘れないでください。

鬼塚 眞子

鬼塚 眞子

出版社勤務後、出産を機に専業主婦に。10年間のブランク後、保険会社のカスタマーサービス職員になるも両足のケガを機に退職。保険業界紙の記者に転職後、ジャーナリスト・ファイナンシャルプランナーとして独立。相談業務やセミナー、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌などでも活躍。
専門分野・得意分野
保険・医療・介護・相続・離婚・マネー(節約)など
藤田 匡紀

藤田 匡紀

新卒で日本生命保険相互会社に入社し、販売企画・代理店営業など多様な業務に従事。13年間勤務した後「もっと多くの人に、保険の必要性を正しく理解してもらいたい」という思いを胸にエイチームフィナジーに入社、ナビナビ保険の運営に参画。金融機関における顧客向け相続セミナー・研修会の実績も多数あり。
所有資格
CFP資格、証券外務員Ⅱ種
専門分野・得意分野
生命保険全般、資産運用
飯田 道子

飯田 道子

金融機関勤務を経て96年FP資格を取得。現在は各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっています。どの金融機関にも属さない独立系FPです。海外移住にも対応しており、特にカナダや韓国への移住や金融・保険情報を得意としています。
所有資格
海外生活ジャーナリスト, ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)
専門分野・得意分野
生命保険全般・金融全般
ナビナビ保険編集部

ナビナビ保険編集部

ナビナビ保険編集部は「どこよりも分かりやすい保険情報を届けること」をコンセプトにコンテンツの配信を行っています。

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