1. ナビナビ保険 >
  2. 資産形成 >
  3. 貯蓄・お金の貯め方 >
  4. お金が自然と貯まる「先取り貯金」とは? おすすめのやり方と金額の目安を解説します
更新 更新:2022.08.16

お金が自然と貯まる「先取り貯金」とは? おすすめのやり方と金額の目安を解説します

お金が自然と貯まる「先取り貯金」とは? おすすめのやり方と金額の目安を解説します
執筆者

中村 翔也

ファイナンシャルプランナー
所有資格
ファイナンシャル・プランニング技能士3級
専門分野・得意分野
保険全般・金融全般・通信全般

先取り貯金とは?

先取り貯金とは、毎月の収入から一定額を先に貯蓄へ回す貯金方法のことです。

一般的に、生活費や固定費の支払い、趣味・娯楽費としてお金を使ってから、余った分を貯蓄へ回そうと考える人が多いのではないでしょうか。

しかしながら、この考え方では手元のお金をついつい使い込んでしまい、月末になったら貯蓄へ回すだけのお金が残っていないことも少なくありません。

そうした問題を解決するためには、毎月一定額を自動的に貯金できるような仕組みを使って、効率よく先取り貯金をするのがおすすめです。

お金が自然と貯まるおすすめの先取り貯金のやり方と、先取り貯金で貯蓄へ回す金額の目安について解説するので、将来に備えて貯金をしたいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。

また、先取り貯金以外も含めた、上手な貯蓄方法について知りたい場合は下記のコンテンツもぜひ合わせて参考にしてください。

先取り貯金を始めるおすすめの方法

先取り貯金を始めるおすすめの方法は、次の5つが挙げられます。

冒頭でもお伝えしたように、先取り貯金はお金を使うよりも先に一定額を貯蓄へ回す貯金方法です。

毎月のお給料が入ってから自分で別口座にお金を移しても良いのですが、その手間が面倒になって次第に先取り貯金をやらなくなってしまう恐れがあります。

そうした問題を解決するためには、自分で手間を掛けずに自動的に貯金できるような仕組みを取り入れるのがおすすめです。

つみたてNISA

つみたてNISAは、毎月一定金額を自動的に積み立てて先取り貯金ができる非課税制度です。

1年間で最大40万円(月3.3万円ほど)の新規投資に対する利益を、最長25年まで非課税で運用ができます。

通常、投資で得られた利益には20.315%の税金が課せられますが、つみたてNISAを活用すると、年間40万円×最長25年間の最大1,000万円までは税金がかかりません。

日本国内に在住の20歳以上の人であれば誰でも少額で始めることができ、つみたてNISAを行う金融機関と投資信託を選んだら、あとは毎月自動的に先取り貯金を進められます。

積み立てた金額はいつでも自由に換金できるので、結婚や出産、マイホームの購入といったライフイベントに備えて、早いうちからつみたてNISAを活用しておきましょう。

iDeCo(個人型確定拠出年金)

iDeCo(個人型確定拠出年金)は、60歳以降の老後資金の貯蓄を目的とした積み立て制度です。

20〜60歳の人であれば誰でも少額で掛金を拠出(払い込み)でき、毎月自動的に積み立てていく形で先取り貯金を行えます。

また、iDeCoで拠出した掛金は全額が所得控除の対象となり、運用で得られた利益は非課税で税金がかかりません。

積み立てた掛金や運用益は60歳になるまで引き出すことはできませんが、つみたてNISAと同じく非常に大きな税制上の優遇が得られます。

老後資金を貯蓄するために先取り貯金を検討中の人は、つみたてNISAと併用を検討してみましょう。

財形貯蓄制度

財形貯蓄制度は、会社の給料から天引きする形で、自動的にお金を貯蓄できる先取り貯金の方法です。

勤務先が財形貯蓄制度を採用している必要がありますが、給与から先に貯蓄分を天引きしてくれるので、自動かつ確実に資産形成を行うことができます。

財形貯蓄制度には、大きく分けて「住宅」「年金」「一般」の3種類があり、そのうちの「財形住宅貯蓄」と「財形年金貯蓄」には、合計550万円までの積立金に対する利子が非課税となります。

また、財形貯蓄制度を利用していると長期的かつ低金利の住宅ローン融資を受けられるケースもあります。

利用できる人が限られている先取り貯金の方法なので、勤務先が財形貯蓄制度を採用しているかどうかを担当部署まで確認してみましょう。

自動積立定期預金

期間を指定した上で銀行にお金を預ける「定期預金」には、自動積立を選べるタイプがあります

自動積立定期預金を活用すれば、つみたてNISAやiDeCoと同様で、毎月一定額が自動的に引き落とされるので、効率よく先取り貯金ができます。

手数料が無料なうえ、一般的な普通預金よりも金利が高いので、着実に資産形成を行えるのがメリットです。

一方、普通預金より高金利とはいえ、そこまで運用効率が高くないことに加え、事前に定めた期間を経過するまで気軽に資産を引き出せないことがデメリットといえます。

これから先取り貯金を始めたい人は、先につみたてNISAやiDeCoを活用し、それから自動積立定期預金を検討するのが良いでしょう。

積立保険

万一の事故やケガに備えるために加入する「生命保険」の中にも積立タイプがあります。

具体的には、下記のような貯蓄性がある保険のことを「積立保険」と言います

積立保険の一般例

  • 養老保険
  • 個人年金保険
  • 学資保険

これらの保険商品は、毎月の保険料が積立金となり、保険料の払込期間が満了した際の「満期保険金」や、保険の途中解約で「解約返戻金」としてお金が返ってきます。

つまり、保険会社へ払い込む保険料が、実質的に貯金へ回していると言い換えられるので、保障を備えながら将来を見据えた先取り貯金を進めることが可能です。

ただし、通常の「掛け捨て保険」に比べて、積立保険のほうが毎月の保険料は割高なので、月々の収支状況を把握した上で、無理のない範囲で活用するのが良いでしょう。

先取り貯金の目安は収入額の1〜3割がおすすめ

先取り貯金で貯蓄に回す金額は、収入額の1〜3割程度がおすすめです。

先取り貯金で貯蓄に回す金額の一例

  • 独身で一人暮らし:10〜30%
  • 独身で実家暮らし:20〜40%
  • 子供がいる共働き世帯:10〜20%
  • 子供がいない共働き世帯:20〜30%
  • 自営業など:10〜30%

たとえば、毎月の手取り額が20万円の人であれば、2〜6万円を先取り貯金で貯蓄するのが良いでしょう。

ただし、貯金を優先するあまり、今の生活が苦しくなってしまっては元も子もありません。

独身で一人暮らしをしている人や実家暮らしの人、結婚をして子供が生まれた家庭などを比較した場合は、仮に同じ収入額だとしてもひと月の支出額も異なります

1〜3割はあくまで目安なので、貯金をする目的を明確化し、それに向けて毎月どれだけ貯蓄に回す必要があるのかを計算して、無理のない範囲で先取り貯金をするようにしてください。

先取り貯金を成功させるコツ

先取り貯金を成功させるためには、次のコツを知っておきましょう。

貯金を自動化できる仕組みを利用する

先取り貯金を成功させるには、手間を掛けずに貯金を自動化できる仕組みを利用することが必要不可欠です。

自分で銀行窓口やATM、オンラインバンキングなどで送金手続きをするのは意外と面倒に感じられるので、途中で先取り貯金をやめてしまうことになりかねません。

毎月自動的に引き落として積立される「つみたてNISA」や「iDeCo」、給与からの天引きで先取り貯金ができる「財形貯蓄制度」を利用すれば、貯金が上手くできない人でも効率的に貯蓄ができるようになります。

先取り貯金に限らず、お金を貯めるには長期間継続することが何より大事なので、なるべく手間を掛けずに彫金を自動化できる仕組みを積極的に活用しましょう。

貯金をする目的や使用用途を明確にする

先取り貯金を成功させるには「何を目的にとして貯金をするのか」を明確にしておかなければなりません。

たとえば、ただ漠然と貯金をしようと思っても長続きしませんが、半年後に家族3人で旅行へ行くために30万円が必要となれば、毎月の必要な貯蓄額が逆算できます。

上記の例でいえば、半年(6ヶ月)後に30万円が必要なので、毎月必要な貯金額は30万円 ÷ 6ヶ月でひと月5万円を貯金すれば良いということがわかります。

このように、目的や使用用途が明確になると、月々に必要な貯蓄額を具体的な数字として計算できるので、先取り貯金が成功しやすくなるのです。

これまで貯金が上手く続かなかった理由は、ゴールが明確になっていなかったことかもしれないので、ぜひ目的や使用用途を書き出すなどして明確にしてみてください。

毎月の支出を把握して節約に努める

先取り貯金の性質上、毎月の支出を把握して節約に努めることも必要です。

たとえば、これまでの収入額が手取り30万円で、月末になるとお金を使い果たしてしまい全く貯蓄に回せない人がいたとしましょう。

この人が先取り貯金で収入額の1〜3割(3〜9万円)を貯蓄に回せたとしても、今までと同様のお金の使い方をしていれば生活が苦しくなってしまいます。

毎月の生活費や固定費を見直して、節約できる箇所を洗い出し、必要に応じて節約に努めることで、無理のない範囲で先取り貯金ができるようになるのでおすすめです。

まとめ

自然とお金が貯まる「先取り貯金」は、毎月の収入から一定額を先に貯蓄へ回す貯金方法のことです。

効率よく先取り貯金するには、自分で別の口座にお金を送金するよりも、次のような制度や保険を活用するのがおすすめです。

これらの方法を活用すれば、今までに続かなかった人でも無理なく貯金を続けられるようになるので、ぜひ活用してください。

中村 翔也

中村 翔也

携帯代理店法人部門にて営業職として2年半勤務後、2017年12月よりwebライターとして独立。通信ジャンルをメインに金融系、保険記事を毎月30本以上執筆。
所有資格
ファイナンシャル・プランニング技能士3級
専門分野・得意分野
保険全般・金融全般・通信全般
ナビナビ保険編集部

ナビナビ保険編集部

ナビナビ保険編集部は「どこよりも分かりやすい保険情報を届けること」をコンセプトにコンテンツの配信を行っています。

おすすめの関連記事

一人暮らしでの毎月の平均貯蓄額とは?4つのおすすめの貯金方法を紹介します

一人暮らしでの毎月の平均貯蓄額とは?4つのおすすめの貯金方法を紹介します

2022.06.30
主婦におすすめのお金の貯め方、安定貯蓄の方法を分かりやすく解説します

主婦におすすめのお金の貯め方、安定貯蓄の方法を分かりやすく解説します

2022.06.30
積立型の生命保険とは?メリットやデメリット、おすすめな人を解説

積立型の生命保険とは?メリットやデメリット、おすすめな人を解説

2022.06.08
お金の貯め方にはコツがある!意識すべきポイントと効率の良い6つの貯蓄方法

お金の貯め方にはコツがある!意識すべきポイントと効率の良い6つの貯蓄方法

2022.06.23
初心者におすすめの少額投資とは?メリットやデメリット、種類を解説

初心者におすすめの少額投資とは?メリットやデメリット、種類を解説

2022.07.04
老後に備えるための保険とは?必要な生活費や保険以外の資産形成の方法を紹介

老後に備えるための保険とは?必要な生活費や保険以外の資産形成の方法を紹介

2022.09.22
定期預金はおすすめしない?メリットやデメリット、失敗しないやり方を解説

定期預金はおすすめしない?メリットやデメリット、失敗しないやり方を解説

2022.06.23
お金の増やし方とは? お金を増やす13の方法とたった3つの考え方

お金の増やし方とは? お金を増やす13の方法とたった3つの考え方

2022.09.21

もっと見るclick