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更新 更新:2021.07.15

変額保険とは?投資信託との違いや選べる保険の種類、メリットデメリットについて解説

変額保険とは?投資信託との違いや選べる保険の種類、メリットデメリットについて解説

変額保険とは

変額保険とは、契約者が払い込んだ保険料をもとに保険会社が資産運用を行い、資産運用実績に応じて、死亡保険金・高度障害保険金や、解約返戻金、満期保険金が増減する保険です。

運用実績がプラスの場合、払い込んだ保険料以上の保険金(死亡保険金、満期保険金、解約返戻金)を受け取れる可能性がありますが、運用実績がマイナスの場合、解約返戻金や満期保険金においては元本割れを起こすリスクがあります。

ただし、死亡保険金・高度障害保険金は、運用実績により払い込んだ保険料以上の金額になることもあります。

運用が低調な場合についても、現在存在する多くの商品では、死亡保険金については最低保証があり、契約時に決めた保険金額は確保できます。

これらの特徴から、変額保険は「保険としての保障にも備えつつ、資産運用を行いたい」人に向いている保険商品といえます。

前田 祐治
ナビナビ保険監修
ARM(米国リスクマネジメント士資格)、CPCU(米国保険士資格)、PhD(博士)、MBA(経営学修士)
前田 祐治

一般的な生命保険では、契約者は運用リスクを負いません。契約時に保険会社は、約束した利回りを保証し、保障額を確定し、保険会社の信用で保険料は運用され、運用に伴うリスクは保険会社が負っています。逆に言うと、約束された利回り以上の運用益は(一部は契約者に還元されますが)、保険会社が享受する仕組みです。

変額保険の種類

変額保険は、「終身型」「有期型」「年金型」の3種類に分類されます。それぞれの違いは以下の通りです。

終身型 有期型 年金型
変額保険(終身型)の仕組み 変額保険(有期型)の仕組み 変額個人年金保険の仕組み
保険期間 一生涯(終身) 一定期間 一定期間
保険金(※)の受け取り方
  • 保険期間終了時に満期保険金として一括受け取り
  • 保険期間終了時の満期金を、一定期間もしくは終身にて年金受け取り
保険料払い込み期間
  • 一定期間(例:●歳まで)
  • 一時払い
  • 一定期間(例:保障期間まで)
  • 一時払い
  • 一定期間(例:保障期間まで)
  • 一時払い
おすすめの用途 相続税対策
  • 老後資金
  • 教育資金 など
  • 老後資金 など

※死亡保険金・高度障害保険金以外の保険金

どの種類にも共通することは、資産運用実績が低調な場合でも多くの商品では、死亡保険金・高度障害保険金は最低保証額を下回らずに受け取り可能な点、最低保証がない解約返戻金・満期保険金は、払い込んだ保険料総額を下回る(元本割れ)リスクがある点です。

変額保険種類の選び方

相続対策も兼ねて、変額保険の加入を考えている人であれば、終身型がおすすめです。

終身型は満期がなく、万が一のことがあった際に遺された家族にお金を遺すことができます。死亡保険金は最低保証がされており、運用実績が好調な場合はそれ以上の保険金を遺せる可能性もあります。

一方、自分の老後資金としてや教育費としてなど、受け取りたいタイミングが明確にある場合は、有期型、年金型を選択するといいでしょう。

有期型、年金型は、老後資産の準備に活用されるケースも多く、例えば65歳満期に設定することで、老後資金が国の年金では準備しきれない場合に、それを補うことができます。

年金型は大半の保険商品が一時払いも可能となっており、退職金を活用して加入されることもあります。退職後の当面の生活は貯金などで割り当てることができるが、最低限の死亡保障を担保しながらも、10年20年後に必要となる生活費を資産運用したいと考えている人には向いていると言えるでしょう。

変額保険が向いている人

変額保険が向いている人

  • 資産運用に馴染みのない人
  • 万が一の場合の死亡保障は確保したい人
  • 長期で保険加入が可能な人

変額保険では、投資信託などと比較し、保険契約関係費や資産運用関係費など諸々のコストが余分に発生するため運用効率はよくありません。

このことから純粋な資産運用が目的で、運用効率をよくしたいなら、変額保険よりも投資信託やNISAなどの投資手段を選ぶほうがいいでしょう。

しかし、変額保険と投資商品には「保障の有無」の違いがあります。投資信託などの純粋な投資手段では保障機能は付帯していませんが、変額保険では運用実績がマイナスになっても、契約時に決めた死亡保険金額・高度障害保険金額を下回らないため、万が一の際の保障は確保しながら、資産運用を行える点が大きなメリットです。

また、投資信託などで自分自身でファンドを選択することが難しいと感じる資産運用初心者であれば、保険会社が推奨するファンドから商品を選択できることはメリットと言えるでしょう。選べるファンドの一例としては以下の通りです。

  • 安定成長バランス型
  • 積極運用バランス型
  • 日本株式型
  • 外国株式型
  • 世界株式型
  • 新興国株式型
  • 世界債権型 など

ただし早期に途中解約すると、払い込んだ保険料を下回る解約返戻金しか受け取れず、元本割れのリスクが高まるため、長期で保険加入が可能な人が変額保険に向いています。

前田 祐治
ナビナビ保険監修
ARM(米国リスクマネジメント士資格)、CPCU(米国保険士資格)、PhD(博士)、MBA(経営学修士)
前田 祐治

終身保険や定期保険などの生命保険には、保険期間中にキャッシュバリューが存在します。これは契約者が解約したときに返戻金として返ってきます。このキャッシュバリューを、投資信託のように株や債券で運用し、運用結果がキャッシュバリューに反映されるものを変額保険といいます。

変額保険のメリット・デメリット

変額保険のメリットとデメリットは以下の通りです。

メリット1. 運用実績に関わらず死亡保険金は最低保証される

変額保険は、資産運用の実績によって受け取れる保険金が増減します。

解約返戻金・満期保険金は最低保証はありませんが、死亡保険額・高度障害保険金は運用実績によって金額変動はあるものの、保険契約時に決めた最低保証額を下回ることはありません

そのため、運用実績により大きな利益を得られる可能性があるのと同時に、万が一の場合に備える「保険」としての機能が期待できます。

メリット2. 生命保険料控除を利用できる

変額保険は保険商品のため、支払った年間保険料に対して生命保険料控除を利用できます

今から変額保険に加入する場合は「新制度」の生命保険料控除が適用され、住民税で最大2.8万円、所得税で最大4万円が控除されます。

控除額は、年間払込保険料の金額に応じて異なり、新制度の生命保険料控除額の計算方法と上限額は、以下の通りです。

※スマホの方は表をスワイプできます
新制度の生命保険料控除の計算式・上限額
「住民税」の控除額 「所得税」の控除額
年間払込保険料 控除額の計算式 保険種別ごとの上限額 年間の払込保険料 控除額の計算式 保険種別ごとの上限額
12,000円以下 払込保険料全額

28,000円

20,000円以下 払込保険料全額 40,000円
12,000円超〜32,000円以下 払込保険料×1/2+6,000円 20,000円超〜40,000円以下 払込保険料×1/2+10,000円
32,000円超〜56,000円以下 払込保険料×1/4+14,000円 40,000円超〜80,000円以下 払込保険料×1/4+20,000円
56,000円超 一律28,000円 80,000円超 一律40,000円

生命保険料控除について詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。

メリット3. インフレ対策になる

インフレとデフレの違い 一般勘定と特別勘定の違い
インフレの場合とデフレの場合の「お金・モノ」の価値の違い 一般勘定と特別勘定においての契約者への影響の違い

終身保険、養老保険などの「定額保険商品」でも、契約者からの保険料を使って保険会社が資産運用を行い、保険金が支払われる仕組みは同様です。

定額保険商品の場合、保険会社の責任のもと一般勘定にて資産運用が行われるため、あらかじめ予定利率(運用利回り)が確定しています。

予定利率が確定していることにより、契約時に決めた保険金や解約返戻金の受け取り金額が減ることはありませんが、インフレで物価が上昇した場合でも受け取れる保険金の額は変わらず、相対的に資産価値が目減りするデメリットがあります。

一方、変額保険は、契約者自身の責任のもと特別勘定で資産運用が行われ、予定利率(運用利回り)の設定がなく変動します

もし、インフレが起きた場合、一般的に景気が良くなり株式相場が上昇します。そうすると運用実績も上昇する可能性が高く、受け取れる保険金や解約返戻金も増えるため、インフレによる資産価値の目減りを緩和することができます。

ただし、資産運用に失敗した場合は、将来的に受け取れる保険金や解約返戻金が払い込んだ保険料を下回る可能性がある点には注意しましょう。

デメリット1. 元本割れのリスクがある

解約返戻金が支払い保険料を下回る時に元本割れを起こす

運用実績がマイナスのタイミングで解約や満期を迎えると、受け取れる解約返戻金や満期保険金が払い込んだ保険料の総額が下回る「元本割れ」を起こすリスクがあります

また、変額保険は投資性が高く、長期的に運用を行わなければ大きな利益を得ることができないため、早期解約をすると元本割れを起こすリスクが高まります

死亡保険金・高度障害保険金とは異なり、満期保険金や解約返戻金には最低保証金額がないことも注意しましょう。

デメリット2. 投資信託に比べるとコストは割高

変額保険は、払い込んだ保険料の中には保険会社が運用費用や管理費用が含まれているため、純粋な投資商品(投資信託、NISAなど)と比較して割高な場合が多いです。

保障に当たる死亡保険金は別の保険商品で担保できている場合や、純粋な資産運用のみを目的とするのであれば、変額保険より投資信託を活用した方が運用効率は高いといえます。

デメリット3.デフレには弱い

変額保険は、デフレ期には株式相場が下落して運用成績が悪くなった場合、保険金が目減りする可能性があります。

また、デフレ期には保険金が目減りすることから、定額保険よりも保険料が割高になり、損をすることもあります。

変額保険は良くも悪くも景気状況に大きく影響を受けることを覚えておきましょう。

前田 祐治
ナビナビ保険監修
ARM(米国リスクマネジメント士資格)、CPCU(米国保険士資格)、PhD(博士)、MBA(経営学修士)
前田 祐治

変額保険は、いわゆる投資信託と保障がセットになったような生命保険ですが、一般的な保険とは違い契約者がリスクを負います。よって、変額保険に対して契約者の不満も多く、結果としてトラブルが多い保険です。
この保険を契約する際には、どういった「リスク」があるのかをきちんと確かめた上で、十分理解して契約するのが重要です。

変額保険に関する口コミ

まとめ

変額保険は、保険会社の運用実績に応じて将来的に受け取る保険金や解約返戻金が増減する保険です。

払い込まれた保険料を保険会社が特別勘定にて資産運用を行い、その運用実績に応じた保険金を契約者が受け取れることから、一般的な定額保険商品と比較し、投資性が高いことが特徴です。

変額保険には大きく分けて「終身型」「有期型」「年金型」の3種類が存在し、全体を通して以下のようなメリットとデメリットがあります。

資産運用がうまくいかなかった場合でも死亡保険金・高度障害保険金の最低保証がされており、運用実績によっては将来的に受け取れる保険金が増える可能性があることが魅力の一つです。

その一方で、短期での解約や運用実績がマイナスのタイミングで解約や満期を迎えると元本割れを起こすリスクがあり、単純に資産運用だけが目的の場合は運用効率が悪いといった注意点もあります。

これらのメリットとデメリットをしっかりと理解した上で、変額保険の加入をご検討ください。

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藤田 匡紀

藤田 匡紀

新卒で日本生命保険相互会社に入社し、販売企画・代理店営業など多様な業務に従事。13年間勤務した後「もっと多くの人に、保険の必要性を正しく理解してもらいたい」という思いを胸にエイチームフィナジーに入社、ナビナビ保険の運営に参画。金融機関における顧客向け相続セミナー・研修会の実績も多数あり。
所有資格
AFP資格、証券外務員Ⅱ種
専門分野・得意分野
生命保険全般、資産運用
前田 祐治

前田 祐治

インディアナ大学ビジネススクールにてMBA(ファイナンス)取得。その後、マーシュ株式会社、東京海上日動保険会社、滋賀大学国際センター特任准教授を経て、現在の関西学院大学 経営戦略研究科 教授に至る。
所有資格
ARM(米国リスクマネジメント士資格)、CPCU(米国保険士資格)、PhD(博士)、MBA(経営学修士)
専門分野・得意分野
生命保険全般、リスクマネジメント、ファイナンス、経営学
中村 翔也

中村 翔也

携帯代理店法人部門にて営業職として2年半勤務後、2017年12月よりwebライターとして独立。通信ジャンルをメインに金融系、保険記事を毎月30本以上執筆。
所有資格
ファイナンシャル・プランニング技能士3級
ナビナビ保険編集部

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ナビナビ保険編集部は「どこよりも分かりやすい保険情報を届けること」をコンセプトにコンテンツの配信を行っています。

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