日本は外国に比べて、自然災害が発生しやすい国です。
台風・地震・火山噴火だけでなく、台風がもたらす豪雨や洪水、地震による土砂災害や津波など二次災害も多いのが日本の災害の特徴です。
令和2年の計測では、震度4以上を記録した地震は45回、台風は23個発生しています。
※気象庁 令和2年の日本の地震活動|気象庁 台風位置表(令和2年度)
自然災害の多い国に住んでいるからには、日ごろから非常用品を備えるなどをしておく必要がありますよね。
この記事では、災害時の備えについてのアンケート結果やこれだけは備えておきたい非常用品6選を紹介しています。
災害は、いつ起きるかわかりません。この記事を参考に日ごろの備えを見直すきっかけになれば幸いです。
【アンケート結果】半数以上の人が防災バッグを用意していない
ナビナビ保険では男女800名に「災害の備えに関する意識調査」を行いました。
結果は以下のとおりです。
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Q. 防災バッグなど非常用品を備えていますか?
- はい:42.3%
- いいえ:52.7%
Q. 家族やパートナーと非常事態が起きた際の連絡方法や避難方法を共有していますか?
- はい:41.4%
- いいえ:48.6%
アンケートを見ると、過半数の人が「非常用品の備え」や「家族との避難方法の共有」をしていないことが分かります。
家族との避難方法の共有をしておくことは、最も手軽な災害対策と言えます。
災害前に家族と共有しておくべきこと
- 連絡方法:携帯番号をメモして管理する
- 待ち合わせ場所とルートを確認する
災害時の連絡手段として、NTT災害用伝言ダイヤル(171)を使用しましょう。
NTT災害用伝言ダイヤルは、災害時が発生したときに被災地への通信が増加し、つながりにくい状況になった場合に提供が開始される声の伝言板です。
使い方を事前に家族で共有しておくと安心でしょう。
また、地域のハザードマップを確認するなどして、避難方法をあらかじめ決めておきましょう。
6割以上が防災バッグの必要性を理解しているが、準備できていないという結果に
防災バッグなどの非常用品を備えていない理由について尋ねてみました。

- 非常用バッグに必要なものが分からない:28.2%
- 必要なものは把握しているが時間がない:34.9%
- 非常用バッグの必要性を感じない:25.6%
非常用品を準備し、防災バッグとしてまとめておくことで逃げ遅れを防ぐことや食糧不足から自分を守ることにつながります。
たとえば土砂崩れが起きやすい地域に住んでいる場合、地震などが起きたらすぐに安全な場所へ避難することが求められます。
なんとかして避難所に行けた場合でも、道路やライフラインが寸断されてしまっていると救援物資の配達が遅れてしまい、地域が孤立してしまう恐れがあります。
ここからは、日ごろから取り入れることのできる非常用品のストック方法や、最低限揃えておきたい非常用品をご紹介いたします。
ネットショッピングやホームセンター・100均でも揃えれるものばかりなので、これから防災バッグを用意しようと考えている方や、必要なものが何かわからない方は下記リストを参考にしてみてください。
これだけは備えておきたい非常用品6選

種類別に詳しく解説します。
食料品
- 飲料水
- チョコレートや飴
- レトルト食品や缶詰
- 栄養補助食品
食料品に関しては2~3日分は用意しておきましょう。
レトルト食品に関しては温める必要がないものを、缶詰は缶切りが不要の物を選ぶのをおすすめします。
日ごろから無理なく食料品を備蓄する方法として、「ローリングストック」があります。
- 「ローリングストック」とは?
- 普段の食料品を少し多めに買い置きし、使った分だけ買い足しすることで一定の量を備蓄する方法
特に、レトルト食品やカップ麺などは非常用・日常用どちらでも使うことができるのでローリングストックに向いています。
非常用食品は長持ちする印象がありますが、最低限でも年に1回は新しいものと取り換えておくと安心でしょう。
救急用品
- 常備薬(胃腸薬含む)
- 包帯
- ばんそうこう
- 軟膏
- 生理用品
災害が起きたときに逃げる際、パニックになってしまい転んでけがをすることがあります。
地震が起きた場合は、家具や物が落ちてきてぶつかることも考えられます。
しかし、災害が発生して数日間は人命が危ぶまれる人の手当てが優先されるため、これらを用意するだけでなく最低限の応急処置法を覚えておきましょう。
貴重品
- 現金(硬貨)
- カード類
- 印鑑
- 運転免許証
- 健康保険証
貴重品類に関しては、常に持ち歩いている財布の中身と変わりませんが、留意しておくべきこととして、10円玉などの硬貨を多めに入れておきましょう。
非常時に携帯電話を紛失したなどで公衆電話を使う可能性があるためです。
緊急時に財布すら取りに戻れない場合は、防災バッグに身分証のコピーを入れておきましょう。
大規模な災害が起きた際に、日本銀行は「災害時における金融上の特別措置」を要請することがあります。
措置が要請されてからは、金融機関での預金引き出しは本人確認ができれば可能となりますので、身分確認のできる書類をコピーしておきましょう。
避難用具
- 懐中電灯
- 予備の乾電池
- ヘルメットや防災ずきん
- 携帯ラジオ
- モバイルバッテリー
- ロープ
懐中電灯は停電の際に役に立ちますが、電池を確認することや予備の乾電池を持っておくことも重要です。
また、避難所のライフラインは通っているものの、コンセントが空いていない可能性もありますので、家族との安否確認のためにも、モバイルバッテリーを持ち歩いておきましょう。
生活用品
- 厚手の手袋
- ライターやマッチ
- ナイフ
- 携帯トイレ
- ウェットティッシュ
- ポリ袋
被災中のトイレ問題は、健康問題に大きく関わることがあります。
人によって1日当たりのトイレの回数は異なるので、多めに持参しておきましょう。
被災中は断水している可能性があるので、ウェットティッシュを持っておくと何かと便利です。
衣服類
- 動きやすい運動靴
- 下着や靴下
- 防寒ジャケット
- かっぱ
地震などで部屋中にガラスやがれきが散乱していることを想定し、運動靴はすぐに取り出せる場所に置いておきましょう。
防寒ジャケットは折りたためるコンパクトなものや、100均でも購入できるアルミジャケットでも十分寒さをしのげます。
雨具に関しては、両手が使えるようにかっぱを用意しておきましょう。
火災保険の加入率は6割超え、しかし火災保険だけでは災害の補償には不十分の場合も
ナビナビ保険(現:しっかり保険、ちゃんと節約。)では、881名の方に火災保険の加入有無についてのアンケートを行いました。

Q. 災害の備えとして火災保険に加入していますか?
- はい:68.6%
- いいえ:22.7%
火災保険は、火災などの被害によって住居や家財に損害が発生した場合に保険金が支払われる損害保険です。
対象となる補償の例を以下にまとめました。
| 補償範囲 | 補償内容 |
|---|---|
| 火災、落雷、破裂、爆発 | 失火や貰い火、放火、落雷が原因による火災、ガス漏れなどによる破裂事故、爆発の損害が補償される |
| 風災、雹災(ひょうさい)、雪災 | 台風や豪雪などで発生した損害が補償される |
| 外部からの衝突による破損 | 建物外部からの飛来物による損害が補償される |
| 騒擾(そうじょう)・集団行為等に伴う暴力行為による損害 | 騒擾や集団行為によって建物の破壊行為が行われた際に補償される |
| 水災 | 台風や集中豪雨などが原因による洪水などで発生した損害が補償される(ただし限度額がある) |
| 建物の水ぬれ | 排水管の破裂や他の住宅で発生した水漏れ事故、消化のための放水で発生した損害が補償される(経年劣化は除く) |
| 盗難 | 建物の破損(窓ガラスやドアなど)、家財の盗難、その他破損などの損害が補償される(貴金属、貨幣を含む) |
| 突発的な事故による損傷(家財のみ) | 何らかの原因で偶発的に発生した事故による損害が補償される |
火災保険の補償対象は幅広いですが、ひとつの火災保険で「建物」と「家財」の両方が補償される訳ではありません。
保険商品によって変わりますが、補償対象は「建物のみ」「家財のみ」「建物+家財」の3パターンに分かれています。
そのため、建物のみを補償する火災保険に入っていた場合、家財において損害が発生しても補償は適用されません。
さらに、地震が発生した際の損害の補償は火災保険ではなく「地震保険」が補償対象となります。
火災保険の対象外となるケース
- 地震が原因の火災、建物の倒壊
- 火山の噴火が原因による火災
- 地震の影響で発生した津波による損害
- 津波が原因による建物の流失・損壊
地震保険は単体で加入することはできず、火災保険とセットで加入しなければなりません。
加入を検討している方は以下より火災保険の比較ができますので、ぜひご活用ください。
火災保険について、さらに詳しく知りたい方は以下のページでわかりやすく解説していますのでご参考になれば幸いです。

