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更新 更新:2022.06.10

一人暮らしの生活費の平均と内訳は?独身者の理想の生活費と貯蓄額のまとめ

一人暮らしの生活費の平均と内訳は?独身者の理想の生活費と貯蓄額のまとめ
監修者

丸山 晴美

消費生活アドバイザー(内閣総理大臣及び経済産業大臣事業認定資格)
所有資格
AFP資格、消費生活アドバイザー、宅地建物取引士(登録)、認定心理士、家庭の省エネエキスパート検定
専門分野・得意分野
家計管理、食費を含む生活費全般のやりくり術、通信費、ふるさと納税、ポイ活、キャッシュレス決済、投資運用
監修者

藤田 匡紀

ファイナンシャルプランナー(CFP)
所有資格
CFP資格、証券外務員Ⅱ種
専門分野・得意分野
生命保険全般、資産運用
執筆者

中村 翔也

ファイナンシャルプランナー
所有資格
ファイナンシャル・プランニング技能士3級
専門分野・得意分野
保険全般・金融全般・通信全般

総務省が公表している「家計調査報告書 家計収支編(2021年)」によると、1ヵ月の平均生活費は155,561円と言われており、その内訳として、家賃、食費、光熱費など、さまざまな項目が存在します

この記事では、総務省のデータから一人暮らしの生活費の平均と、その内訳を分かりやすく解説します。また、上手な節約方法や、貯蓄のコツについても合わせて紹介しますので、新生活の準備や、生活費の見直しにお役立て下さい。

一人暮らし以外の生活費については下記のコンテンツで解説していますので、合わせて参考にしてみて下さい。

一人暮らしの生活費の平均と内訳

まず、家計調査のデータから、単身・勤労者世帯の人における生活費の平均額を表にまとめました。

1人暮らしの生活費の内訳

一人暮らしの生活費の内訳
項目 平均 男性 女性
勤め先収入 331,649円 362,099円 286,657円
住居
※家賃地代、設備修繕・維持、設備材料、工事その他のサービス等
34,918円 34,136円 35,948円
食費 35,801円 39,800円 33,489円
電気代 3,407円 3,384円 3,432円
ガス代 2,589円 1,997円 3,445円
上下水道代 1,474円 1,508円 1,411円
その他光熱費 69円 94円 36円
家具・家事用品代 7,050円 6,705円 7,550円
被服および履物代 6,604円 3,819円 10,515円
保健医療費
※医薬品、保健医療サービス等
4,718円 3,571円 6,336円
交通費 3,741円 4,265円 2,956円
自動車等関係費 9,263円 9,655円 8,709円
通信費 6,882円 5,726円 8,521円
教養娯楽費 18,594円 20,509円 15,762円
その他
※理美容、身の回り品、趣味嗜好品、交際費等
20,451円 17,192円 25,085円
消費支出 155,561 152,361円 163,195

※34歳未満の単身・勤労者世帯における生活費内訳を記載しています
参照:「家計調査報告書」(単身者)2021年(令和3年)|総務省統計局e-Stat 

消費支出の平均が減少した理由は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大や外出自粛の影響であると考えられます。

この中で「住居費」については、お住まいの地域や物件によって大きく金額が異なるため、あくまで目安として参考にしましょう。

安定した貯蓄をしながら一人暮らしをするには、生活費の内訳を項目ごとに把握して、収支を適切に管理していくことが重要になります。特に、把握しておくべき項目は以下のとおりです。

生活費を把握する上で抑えておきたい項目

これから一人暮らしをされる方が、これらの項目をどう考えるべきかを分かりやすく解説します。

丸山 晴美
ナビナビ保険監修
消費生活アドバイザー(内閣総理大臣及び経済産業大臣事業認定資格)
丸山 晴美

男女別それぞれの勤め先収入が高く見えるのは、ボーナス等が含まれて月割りになっているためです。同調査によると、ボーナスを除いた定期収入は、34歳以下の場合、男女平均で26万8,974円、男性が28万2,471円、女性が24万6,623円です。

家賃は、毎月の手取り収入の3割以下を目安に物件を選ぶようにしましょう。また、社宅や家賃補助が出ている場合は、家賃を払ったつもりでその分を貯蓄にするようにしましょう。

家賃

家賃は、生活費の中でも最も大きな割合を占めており、賃貸物件での相場は、収入の3分の1以内と言われています。また、さらに着実に貯蓄をしていきたい場合は「全体収入の25%以内」に抑えるのが理想とされています。

家計調査のデータでは、一人暮らしにおける家賃の平均額は男性が約33,000円、女性が46,000円ですが、家賃はお住まいの地域や物件の間取りなどによって大きく金額が変わりますので、上記の数値はあくまで参考です。

一般的に、家賃相場は郊外の物件の方が都心部よりも安くなる傾向にあります。広い部屋に住みたいけれど家賃は抑えたい、という方は通勤時間なども考慮して、ご自身に合ったエリアの物件を探すようにしましょう。

食費

一人暮らしの人の1ヶ月あたりの食費の平均額は、男性約40,000円、女性は約30,000円です

食費は、節約しすぎると人によっては大きなストレスとなってしまうため、基本的には自炊を心掛け、外食は週1回にするなど、生活の中でメリハリをつけるのがおすすめです

今すぐ実践できる食費の節約方法は下記のコンテンツにまとめていますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

丸山 晴美
ナビナビ保険監修
消費生活アドバイザー(内閣総理大臣及び経済産業大臣事業認定資格)
丸山 晴美

一人暮らしの食費は、自炊がポイントとなります。相談者の家計簿の傾向として、自炊をメインにして弁当持参の月の食費は、2万5,000円程度ですが、自炊をせず外食をメインにした場合、6万円を超えることもあります。

結婚後、夫婦共働きDINKS世帯で、自炊をしている場合は4~5万円、外食が多いと、月10万円を超える世帯も多いです。それは節約の意識の差にもつながり、世帯の貯蓄額にも差が出ます。一人暮らしのときから自炊や、やりくりをする癖を身に付けることで、その後の貯蓄額にも大きく影響します。

光熱費

一人暮らしの生活費における光熱費の平均額は以下の通りとなっています。

一人暮らしの生活費における光熱費の平均額
性別 平均 男性 女性
電気代 3,407円 3,384円 3,432円
ガス代 2,589円 1,997円 3,445円
上下水道代 1,474円 1,508円 1,411円

※34歳未満の単身・勤労者世帯における生活費内訳を記載しています
参照:「家計調査報告書」家計収支編2021年(令和3年)|総務省統計局e-Stat 

水道光熱費は、季節によって大きく金額が変動し、例えば、電気代に関しては夏場や冬場にはエアコンやストーブの使用機会が増えることで、それ以外の月よりも高額になりやすいです

水道代やガス代も同様に、湯船にお湯を張ったり、追い焚きを利用することで高くなります。光熱費の節約についても、下記コンテンツを合わせて参考にしてみて下さい。

通信費

一人暮らしにおける通信費の平均額は、男性が1ヵ月あたり約5,700円、女性が約8,500円です。ここで言う「通信費」とは、スマートフォンの月額利用料金だけでなく、自宅の固定回線や、WiFiなどの費用も含みます。

まず、スマホの料金は大手キャリアで契約しているのであれば、格安SIMに乗り換えることで、5,000円ほど節約することができます。また、最近では大手キャリアも料金のシンプル化を進め、20GBが月額3,000円程度で使えるプランを発表しています

固定回線も、利用している携帯キャリアとのセット割がある光回線やWiFiを選ぶことで、月額料金を抑えることができます。

総務省の調査によると、携帯電話の通信料金(音声通話料・データ通信料金など)は、2019年9月時点で約4,287.3円だったのが、2021年3月現在では約3,297.1円となり、1,000円ほど安くなっています。
格安SIMや低料金プランの普及により、通信料金は低額化していると考えられます。※出典:総務省「携帯電話の料金等に関する利用者の意識調査

一人暮らしを始めるタイミングは、これらの通信費を見直すいい機会です。ご自身の契約状況に合わせて最適化できる部分がないか検討してみるとよいでしょう。

日用品代・理美容品・趣味など

日用品代や理美容品、趣味などにかける費用の平均額は、男性が約17,000円、女性が約25,000円となっています

日用品代には、シャンプーやトイレットペーパー、洗剤類などの消耗品が挙げられます。

また、理美容品や趣味趣向品にまつわる費用も含まれており、女性の方が理美容品にかける費用が多いと考えられるため、金額に差があります。

これらの費用を抑えるには、日用品はコンビニではなくスーパーやドラッグストアのタイムセールを狙って安く購入することや、趣味にかける金額はあらかじめ決めておくことが大切です。

交遊費

一人暮らしを始めると、知り合いや会社の同僚と飲みに行ったり、遊びに行ったりする機会が増えることでしょう。

一度の食事代で5,000円前後の費用がかかることも多いので、1~2週間に1回程度の頻度に留めるなど意識するようにした上で、毎月の上限額をあらかじめ決めておくことで、お金の使い過ぎを防ぎましょう。

医療費・保険代

一人暮らしにおける医療費や保険代は、男性の平均額が約3,500円、女性の平均額は約6,700円程度です

一人暮らしの場合、体調を崩した際に、頼れる人が近場に住んでいるとは限りません。ですので、万が一の事態に備えて、薬を常備したり、病気や大きなケガで働けなくなったときに備えて、保険への加入も検討してみてもよいかもしれません

ケガや病気への備えが万全か不安な方は、現在のご自身の状況から最適なライフプランを提供してくれるFP相談がおすすめです。

一人暮らし世帯における貯金額の平均

金融広報中央委員会の情報サイト「知るぽると」によると、『2021年における年間手取り収入(税引き後)』は、20歳代で平均230万円と公表されています。

同じ統計データから20代の収入からの貯蓄割合を確認してみましょう。

20代の年間手取り収入からの貯蓄割合

※記載の金額は20歳代の年間手取り収入(税引き後)の平均値230万円と想定した場合の割合に対する金額です
参照:1. 金融資産の状況等|各種分類別データ(令和3年)|知るぽると

上記のデータによると、もっとも割合の大きいのは年間収入の35%以上で、年間80.5万円を貯蓄しており、1ヶ月あたりの金額は67,083円になります

あくまで目安のデータですが、ご自身の収入と照らし合わせて貯蓄の参考にしましょう。

また金融中央広報委員会の別の調査では、単身世帯に保有する金融資産額を尋ねたところ、中央値は以下の通りとなりました。中央値とは、データを小さい順にならべたときに真ん中に位置する値であり、平均値よりも実態を把握しやすいです。

  • 20歳代:100万円
  • 30歳代:294万円
  • 40歳代:440万円
  • 50歳代:675万円

参照:「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和3年)」|1. 金融資産の状況等

年齢を重ねるごとに、金融資産の保有額が増えていることがわかります。貯蓄がまったくないという方は、上記の中央値を目標に金融資産の積み立てを始めるのも方法でしょう。

金融資産の保有目的

また同調査によると、金融資産の保有目的としてもっとも多かった回答が「老後の生活資金(63.3%)」であり、次いで「病気や不時の災害の備え(49.3%)」となりました
一方で「とくに目的はないが、金融資産を保有していれば安心」と回答した人が25.8%いました。

目的が明確であると、お金はきちんと貯まっていくものです。貯蓄が苦手な方は、何のためにお金を貯める必要があるのか考えてみると良いでしょう。

一人暮らしで生活費を節約するための4つのポイント

一人暮らしで生活費を節約するために、以下の4つのポイントを意識するようにしましょう。

一人暮らしで生活費を節約するための4つのポイント

  1. 目標とする貯金額を決める
  2. 毎月の支出を把握する
  3. 家計簿をつける
  4. 先取り貯金をする

まず、生活費を節約する目的や目標貯金額を決めておくことで、日々のお金の使い方を見直すことにつながります。そのうえで、毎月の支出を把握することが大切です。

支出を把握するのにおすすめなのが家計簿をつけることです。支出を見える化することで、生活費の項目の中でより節約できる箇所を見つけやすくなります。

家計簿をつけるのが苦手という方は、レシートを簡単にまとめておくなどでも大丈夫です。大切なのは、あくまで支出を把握する手段を確保することです。家計簿の上手な付け方については、以下のコンテンツを合わせて参考にして下さい。


また、給料が入ったらあらかじめ一定額を貯金に回し、残ったお金で生活する先取り貯金」も非常におすすめです

これらを意識するだけで、一人暮らしであってもお金を貯めていくことができるので、ぜひ実践してみて下さい。

丸山 晴美
ナビナビ保険監修
消費生活アドバイザー(内閣総理大臣及び経済産業大臣事業認定資格)
丸山 晴美

家賃を払い、先取り貯蓄をして限られた生活費でやりくりをするには、出費の予算決めと同時に、優先順などの見直しもしましょう。

食費はもちろんのこと、通信費、衣料、美容、交際費、趣味費など、優先順位の高い費目は予算をしっかりとって、そうでない費目はプランの見直しをしたり、そのものをやめるなど、メリハリをつけることで貯蓄とやりくりのバランスが取れます。また、買う前に「本当に必要?」と自問する習慣を身に付けるだけでも、余計な出費を減らすことができますよ。

まとめ

一人暮らしの生活費と、上手な貯蓄と節約のコツについて解説しました、最後に振り返りをしましょう。

総務省が公表しているデータによると、1ヶ月の平均生活費は152,575円と言われており、その内訳として、家賃、食費、光熱費など、さまざまな項目が存在します。それぞれの項目は以下のとおりです。

生活費を把握する上で抑えておきたい項目

安定した貯蓄をしながら一人暮らしをするには、生活費の内訳を項目ごとに把握して、収支を適切に管理していくことが重要になります。

また「20歳代の一人暮らし世帯における貯金額の平均」「一人暮らしで生活費を節約するための4つのポイント」も参考に、ご自身の生活に合った貯蓄の参考にしましょう。

一人暮らしであっても、生活費はちょっとした工夫をするだけで簡単に節約できるものも多いです。ただ、節約しようと意識しすぎるのも人によっては大きなストレスになる可能性があるので、たまには贅沢してみるなど、メリハリをつけるのが大切です。

これから初めて一人暮らしをする人は、ご紹介した金額を目安にして効率良く生活費を節約してみてください。

丸山 晴美

丸山 晴美

22歳の時に節約に目覚め、1人暮らしをしながらも1年で200万円を貯め、26歳で住宅を購入した経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。食費や通信費など身の回りの節約術やライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどを執筆、監修している。オンラインコミュニティサロン「女性のための夢を叶える!お金の教室」を開設中。
所有資格
AFP資格、消費生活アドバイザー、宅地建物取引士(登録)、認定心理士、家庭の省エネエキスパート検定
専門分野・得意分野
家計管理、食費を含む生活費全般のやりくり術、通信費、ふるさと納税、ポイ活、キャッシュレス決済、投資運用
藤田 匡紀

藤田 匡紀

新卒で日本生命保険相互会社に入社し、販売企画・代理店営業など多様な業務に従事。13年間勤務した後「もっと多くの人に、保険の必要性を正しく理解してもらいたい」という思いを胸にエイチームフィナジーに入社、ナビナビ保険の運営に参画。金融機関における顧客向け相続セミナー・研修会の実績も多数あり。
所有資格
CFP資格、証券外務員Ⅱ種
専門分野・得意分野
生命保険全般、資産運用
中村 翔也

中村 翔也

携帯代理店法人部門にて営業職として2年半勤務後、2017年12月よりwebライターとして独立。通信ジャンルをメインに金融系、保険記事を毎月30本以上執筆。
所有資格
ファイナンシャル・プランニング技能士3級
専門分野・得意分野
保険全般・金融全般・通信全般
ナビナビ保険編集部

ナビナビ保険編集部

ナビナビ保険編集部は「どこよりも分かりやすい保険情報を届けること」をコンセプトにコンテンツの配信を行っています。

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