毎月の光熱費を節約したいと思っても、具体的に何をどのように見直せば良いかわからない人も多いのではないでしょうか。
この記事では、今すぐにできる水道光熱費の節約方法を「電気・ガス・水道代」の3項目に分けてご紹介していきます。
毎月の水道光熱費を上手に節約することができれば、一年間で数万円以上もの大きな金額を浮かせられるようになります。
水道光熱費に絞って節約方法をご紹介していきますが、それ以外にも家計の負担を抑えるための方法はたくさんあるので、詳細が気になる方はこちらの記事も合わせてご覧ください。
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この記事の目次
世帯別に見る水道光熱費の平均額
水道光熱費を節約するにあたって、まずは世帯別における水道光熱費の平均額から確認していきましょう。
総務省が公表する2019年度の家計調査によると、世帯人員別における水道光熱費の月額平均は以下の通りとなっています。
世帯人員 | 1人 | 2人 | 3人 | 4人 |
---|---|---|---|---|
電気代 | 5,700円 | 9,654円 | 11,116円 | 11,761円 |
ガス代 | 3,012円 | 4,488円 | 5,061円 | 5,129円 |
他の光熱費 | 821円 | 1,359円 | 1,246円 | 889円 |
上下水道料 | 2,120円 | 4,098円 | 5,260円 | 5,953円 |
光熱・水道合計 | 11,652円 | 19,599円 | 22,683円 | 23,731円 |
参照:家計調査/家計収支編 総世帯 詳細結果表|e-Stat
世帯別に1か月あたりの水道光熱費は異なりますが、平均すると1か月あたりの水道光熱費は単身世帯で10,000円を少し超える程度、2人以上の世帯でおよそ20,000円前後となっています。
2人以上の世帯では部屋の照明やエアコンによる空調、テレビなどの電気代が共有されるケースが多いため、世帯人数が多い場合には1人あたりにかかる水道光熱費は低くなる傾向にあります。
なお、電気代や水道代はお住いの地域によって金額が異なるため、必ずしも上記の平均額が当てはまるわけではありません。
これらの平均額はあくまで目安として捉え、ご自身の家計状況に照らし合わせた上で各項目の節約方法を実践してみてください。
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電気代の節約方法
最初に電気代を節約するための方法からご紹介していきます。
電気代を節約するためには、以下の方法が有効的です。
電気代の節約方法
-
電力会社を見直す
-
料金プラン・契約アンペア数を見直す
-
支払い方法を見直す
-
最新家電への買い替え
- 主電源を切る(待機電力を抑える)
日々の電気の使い方を見直すことはもちろんですが、電気代を節約する方法として最も有効的なのは「電力会社を見直すこと」です。
電力会社を変更することに抵抗がある人も多いかもしれませんが、供給元はこれまでと同様で契約先が変更となるだけなので電力の品質が変わることはありません。
ですが、契約先の違いで電気料金が変わってくる他、ガス代やスマホ代などとの組み合わせで月額料金の割引が適用されるなどの特典が受けられるようになります。
電力会社の見直しの次に実施したいのが昔から使い続けている家電製品を最新のものに買い換えることです。
最新の電化製品は省エネ効率が高くなっているものが多く、初期費用はかかるものの長期的に見た場合に電気代の節約効果は非常に高いといえます。
たとえば、15年ほどの長年使い続けているエアコンを買い替えた場合は年間で24,000円ほども電気代を節約できるので、エアコンの購入費用を考えても数年で元が取れる計算です。
これらの節約方法を試すだけで電気代を年間数万円以上も節約できるようになるので、ぜひともお試しください。
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ガス代・水道代の節約方法
電気代に続いて、ガス代と水道代の節約方法についても見ていきましょう。
毎月のガス代と水道代を節約するためには以下の方法を実践するのが効果的です。
ガス代・水道代の節約方法
各項目における具体的な内容について解説していきます。
ガス会社を切り替える
2017年4月から都市ガスの自由化が開始され、これまでのガス会社以外に様々な企業がガスの小売事業に参画しています。
電力の自由化と同様で、供給元はこれまでと同様で契約先が変わるだけなので品質が変わるようなことは一切なく、切り替えも簡単な手続きだけで済みます。
企業によって毎月のガス代金が変わってくる他、ポイントがついたり電気とのセットで割引が受けられたりと特典が豊富なサービスも数多く登場しているので、ガス会社を切り替えるのは非常におすすめの方法です。
プロパンガスから都市ガスに切り替える
現在の日本では、プロパンガス(液化石油ガス)と都市ガス(液化天然ガス)の2種類があります。
プロパンガス | 都市ガス | |
---|---|---|
ガスの種類 | 液化石油ガス | 液化天然ガス |
主成分 | プロパン・ブタン | メタン |
特徴 | 火力が強いもののボンベの交換費用や配送費用がかさむことから料金は高め | 道路下のガス管から各家庭に配給され、突然の値上がりがない上に地域による価格差も少ない |
一般的に、プロパンガスはボンベの配送・交換費用がかかることから都市ガスよりもガス代が高めに設定されています。
たとえば、プロパンガスと都市ガス、それぞれ同じ量のガスを使用した場合の料金は以下の通りとなっています。
プロパンガスと都市ガスの東京都における平均価格
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プロパンガス:基本料金1,577円(使用量20m3)、従量単価1m3あたり465円〜
- 都市ガス:基本料金1,056円(使用量20m3〜80m3)、従量単価1m3あたり110.41円〜
※記載の金額は2020年12月現在における一戸建ての単価です参照:東京都プロパンガス料金の適性と相場|プロパンガス料金消費者協会参照:ガス料金表(家庭用/業務用・工業用 共通)|東京ガス
ガスの使用量には若干の差があるものの、平均値として20m3のガスを使用した場合、プロパンガスと都市ガスの違いによって基本料金だけで500円近い金額の差が出ています。
また、プロパンガス1m3あたりの従量単価は都市ガスのおよそ4倍と非常に高い金額となっているので、都市ガスに切り替えるだけで非常に大きな節約効果が見込めるでしょう。
なお、都市ガスへの切り替えが難しい場合には、長期的な目線で考えて物件を引っ越すことも視野に入れておくのが良さそうです。
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コンロの周りを小まめに掃除する
ガスコンロの周りをこまめに掃除することもガス代の節約につながります。
焦げや油汚れ、埃などをそのままにしておくとガスの噴出口が詰まってしまい、火力や熱効率が弱まる原因となります。
火力が弱いと長時間の調理を行うことになってしまうので、ガス代がかさむことになりかねません。
常にガスコンロの周りを掃除しておくことで無駄なガスを使う機会を減らすことができ、結果としてガス代の節約につながります。
また、時間が経過すると油汚れはどんどん落ちにくくなるので、こまめに清掃する癖を身に着けましょう。
電子レンジや電気ケトルを活用する
調理を行う際、電子レンジや電気ケトルを活用することでガス代を節約することができます。
たとえば、野菜の下茹でやパスタなどを茹でる際はシリコンスチーマーを購入して電子レンジを活用することでガス代とともに時間の節約にもつながります。
煮物料理をする際も圧力鍋を活用することで不要なガス代をカットすることができるでしょう。
お湯を沸かす場合も、ガス代よりも電気代のほうが圧倒的に安いことから電気ケトルを使うのがおすすめです。
このように、調理を行う際になるべくガスを使わない方法を活用することでガス代を節約できるようになるので、ぜひ覚えておくようにしましょう。
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お風呂の入り方を見直す
水道代の節約方法として、まずはお風呂の入り方を見直すことから始めてみましょう。
たとえば、体や頭を洗うときにシャワーの水を出しっぱなしにしていないか、追い焚き機能を頻繁に使っていないかを確認してみてください。
シャワーは毎分10リットル以上もの大量の水が流れているので、こまめに止めて節水することを心がけるだけでも大きな節約効果が見込めます。
家族で別々にお風呂に入っているのであれば、年齢的な問題がない限りは一緒に入ることで無駄な追い焚きを防ぐことができ、結果として水道代の節約になります。
また、昨今では節水機能を持った「節水シャワーヘッド」という商品も登場しているので、シャワーヘッドを買い換えるだけで節水効果が期待できるので、ぜひ購入を検討してみてください。
食器洗い乾燥機を活用する
食器を洗う際、ガス給湯器のお湯で洗うよりも食器洗い乾燥機を活用したほうがトータルの費用を節約できます。
一般的にはガス代よりも電気代のほうが安く、食器洗い中に水を出しっぱなしにすることを防ぐ効果があるためです。
購入費用はかかるものの、長い目で見れば非常に大きな節約効果が見込め、さらに時間の節約にもつながるので食器洗い乾燥機を活用するのは非常におすすめの方法といえます。
洗濯機の使い方を考える
洗濯をする際、洗剤の量を少なくすることですすぎの時間の短縮や水量の節約につながります。
洗濯機の稼働時間が長ければ長いほど電気代もかかりますし、洗剤を多く使いすぎるとすすぎに使う水量も多くなってしまいます。
洗濯物を溜め込むと一度に大量の洗剤を使うことになってしまうので、こまめに洗濯をするようにしましょう。
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まとめ
この記事では、毎月の水道光熱費を節約するための具体的な方法についてご紹介してきました。
改めて、項目ごとに分けた「水道光熱費を節約する方法」を確認しておきましょう。
項目 | 節約方法 |
---|---|
電気代 |
|
ガス代 |
|
水道代 |
|
この記事でご紹介した節約方法はあくまで一例なので、上記以外にも節約できそうな項目がある場合には積極的に支出を減らす工夫をしてみてください。
特に、毎月の支出を減らすためには水道光熱費を含めた「固定費の見直し」が重要です。
以下の記事で固定費の見直しをする際の具体的なポイントについて解説しているので、こちらの記事も合わせてぜひご覧ください。
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