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更新 更新:2021.03.16

わりかん保険とは?基本的な仕組みとメリット・デメリットを分かりやすく解説します

わりかん保険とは?基本的な仕組みとメリット・デメリットを分かりやすく解説します

わりかん保険とは?

わりかん保険は、少額短期保険業者の株式会社JustInCaseが販売する日本初の後払い方式のがん保険のことです。

一般的ながん保険は、保険会社が契約者から事前に保険料を集めておき、がんと診断された人が保険金の請求をしたときに、保険会社が集めておいた保険料を原資として保険金の支払いを行います。

本来、保険商品は「相互扶助」の考えのもとで成り立っていますが、事前に集められた保険料がどのように使われているのかが開示されておらず、その保険料が適正な価格であるかどうかが不透明という疑問がありました。

一方のわりかん保険は、別名「P2P保険」とも呼ばれており、がんと診断された人に対して支払われた保険金を他の契約者全員で均等に割り勘して負担します

「P2P(ピアツーピア)」とは?
もともとは通信技術や通信方式の呼称を表し、サーバーを介さず端末同士を直接つないで通信を行う技術のことを指す

簡単に説明すると、保険金が請求された時点ではその支払いを保険会社が負担し、支払われた保険金額を開示した上で均等に割り勘した金額を保険料として集める仕組みです。

そのため、保険金の請求がなければ契約者の保険料負担はゼロ円となり、本当に助けを必要とする人を支えることを目的にした保険といえます。

また、契約者が払い込むことになる保険料には年齢ごとの上限が設けられているので、仮に保険金請求の数が多くなった月があったとしても保険料が高額になる心配もありません。

ちなみに、欧州や中国ではP2P保険をすでに販売しており、なかでも中国のアリババグループが手掛ける「相互宝(シャン・フ・バオ)」という医療共済は、リリースからおよそ1年で加入者数が1億人を突破しています。

これまでの生命保険とは全く異なる新しい保険商品ということで日本でも非常に注目を集めています。

わりかん保険の保障内容

わりかん保険の保障内容は大きく分けて「診断一時金」と「死亡保険金」の2種類があります。

まずはわりかん保険の保障内容を一覧表にしてまとめたので、以下をご確認ください。

わりかん保険の保障内容
年齢 がん・上皮内がん
診断一時金
死亡保険金
男性 女性
20〜24歳 一律80万円 200万円 300万円
25〜29歳 180万円 180万円
30〜34歳 150万円 60万円
35〜39歳 110万円 10万円
40〜44歳 200万円 140万円
45〜49歳 120万円 60万円
50〜54歳 50万円 30万円
55〜59歳 190万円 300万円
60〜64歳 90万円 240万円
65〜69歳 30万円 160万円
70〜74歳 5万円 90万円

参照:わりかん保険|チューリッヒ少額短期保険(代理店)

わりかん保険では、がんや上皮内がんと診断された際に、年齢を問わず一律80万円の診断一時金が支給されます

また、契約者が死亡した場合には性別・年齢に応じた死亡保険金が支払われ、この死亡保険金はがん以外の理由で死亡した場合でも支給対象となります。

保障が受けられる保険期間は1年間で、1年ごとの自動更新となるので覚えておきましょう。

わりかん保険の保険料

わりかん保険は、保険会社が保険金を支払わない限り保険料を払い込む必要はありません。

契約者ががんと診断されたり亡くなったりした場合には保険料を払い込むことになりますが、契約者の年齢に応じた上限額があらかじめ定められています。

わりかん保険の保険料

  • 20 〜 39歳:0 〜 500円/月
  • 40 〜 54歳:0 〜 990円/月
  • 55 〜 74歳:0 〜 3,190円/月

たとえば、わりかん保険を契約する20〜39歳の人が全部で1万人いたと仮定して、そのうちの2人ががんと診断された場合の保険料は以下のように計算できます。

保険料シミュレーション(40〜54歳の契約者が1万人いる場合)

  • 保険金:80万円 × 2人 = 160万円
  • 負担額:(保険金160万円 × 管理費用割合30%)+ 保険金160万円 = 208万円
  • 保険料:208万円 ÷(契約者1万人 - がん罹患者2人)= 約208円

※管理費用は契約者数に応じて割合が変動します(1万人未満:35%、1万人〜2万人未満:30%、2万人以上:25%)

上記の計算で保険料が年齢ごとで定められている上限額を超えていた場合は、上限額の保険料を払い込むことになります。

実際に払い込む保険料は、保険金支払いが行われた月の翌月となり、毎月7日にメール等で保険料の請求金額が通知されます。

わりかん保険のメリット

日本初のP2P保険である「わりかん保険」には、以下のようなメリットがあります。

メリット1. 他のがん保険に比べて保険料が割安

わりかん保険は、他のがん保険に比べて保険料が割安なことが特徴です。

一般的に保険料が高額になりやすい55歳以上の人であっても、わりかん保険の保険料は最大で3,190円となります。

また、P2P保険の仕組み上、保険金が支払われなければ契約者の保険料負担はゼロ円になることもあります。

保険料がゼロ円でありながら、日本人の死因として最も多いがんに対しての備えを準備しておけるのは非常に大きなメリットといえるでしょう。

メリット2. 保障内容が分かりやすい

わりかん保険の保障内容は、大きく分けて以下の2通りです。

わりかん保険の保障内容

  • がんと診断された場合の「診断一時金」
  • 契約者が死亡した場合の「死亡保険金」

一般的な生命保険や損害保険では保険金の支払事由が事細かに定められているので、ケースによっては保険金を受け取れなかったり減額されてしまったりする可能性があります。

ですが、わりかん保険は「がんと診断されたら一律80万円」、「契約者が死亡したらその時の年齢に応じた死亡保険金」というように保障内容がシンプルでわかりやすいことが特徴です。

シンプルでわかりやすいことで、自分の病状が保険金の支払事由に該当するかどうかを調べる時間を節約でき、治療による経済的な負担をスピーディーに緩和することができます。

メリット3. 保険会社の手数料が開示されており、透明性が高い

冒頭でもお伝えした通り、一般的な保険商品は事前に集められた保険料を保険金支払いの原資としています。

これらの保険商品では、保険会社の運営・管理費といった開示されていない手数料が保険料に含まれており、果たしてその保険料が本当に適正な価格であるかどうかが不透明でした。

ですが、わりかん保険では保険会社の手数料を開示しており、実際に支払われた保険金の合計額も公表されているので、非常に透明性が高いという特徴があります。

わりかん保険の手数料

  • 契約者数1万人未満:35%
  • 契約者数1万人〜2万人未満:30%
  • 契約者数2万人以上:25%

実際に請求される保険料も契約者数で均等に割り勘されるので、契約者は納得した上で保険料を払い込むことができます。

手数料が開示されている点も踏まえて、安心して契約できるのが魅力的なポイントといえるのではないでしょうか。

わりかん保険のデメリット

一見すると非常に優れているようにみえる「わりかん保険」ですが、その一方で以下のようなデメリットも存在します。

デメリット1. 一生涯の保障としては物足りない部分も

わりかん保険は、非常にシンプルでわかりやすい保障内容であることが特徴の一つですが、がん保険として見た場合には保障内容が十分とは言えない可能性があります

がんと診断された場合は一律で80万円の診断一時金が支給されますが、がんの治療は長期間に渡るケースが多く、入院費や通院費、それ以外にも交通費や入院中の食費などもかさみます。

また、死亡保険金は年齢に応じて金額が変動しますが、男性は5万円〜200万円、女性は10万円〜300万円と決して金額は高くありません。

さらに、わりかん保険に加入できるのは20歳〜74歳までの人に限定され、一般的な生命保険にあるような入院給付金や手術給付金、先進医療特約などが用意されていないので、一生涯の保障としては物足りなさが感じられます。

デメリット2. 保険期間は1年間のみで、保険金を受け取ると翌年からの更新はできない

わりかん保険の保険期間は1年間の自動更新です。

ただし、期間中に保険金を受け取ると翌年からの契約更新ができなくなり、わりかん保険への再加入もできません

一般的に年齢が高くなるとがんの発症率が高くなりますが、年齢を重ねることで保険加入時の要件が厳しくなっていきます。

上述の通り、わりかん保険は一生涯の保障としては物足りない部分が大きいので、がんを罹患する前に十分な保証のがん保険に加入しておき、それでも足りない部分を補うことを目的にわりかん保険を契約するのが良いでしょう。

デメリット3. 保険料は掛け捨て

保険料が割安なことが特徴のわりかん保険ですが、その保険料は掛け捨てです。

終身保険や貯蓄型保険のように、毎月払い込んだ保険料が解約時に還元されるような制度(解約返戻金、満期保険金など)は用意されていないので気をつけましょう。

デメリット4. がん保険の保険金が支払われないケースもある

わりかん保険に加入してがんと診断された場合や、契約者が死亡した場合でも保険金が支払われないケースがあります。

保険金が支払われないケース

  • がん診断一時金:保険期間の開始日から、その日を含めて2ヶ月経過した日の翌日からの責任開始日前にがんまたは上皮内がんと診断されていた場合
  • 死亡保険金:保険期間開始日から3年以内の自殺

参照:わりかん がん保険の保険金が支払われないケースについて|JustInCase

わりかん保険に加入すると、保険期間の開始日から2ヶ月経過後の翌日までの間にがんと診断されても、診断一時金を受け取ることはできません

また、死亡時においても保険金が支払われないケースも存在するので、わりかん保険を契約したら「重要事項説明書」に目を通しておくようにしてください。

まとめ

わりかん保険は、日本で初めて登場した後払い方式のがん保険です。

契約者の中でがんと診断されると保険会社から保険金が支払われ、その保険金に管理費用を加えた金額を契約者全員で均等に割り勘する仕組みとなっています。

一般的な保険商品に比べて、保険会社に払い込む保険料が後払いであること、保険料が均等に割り勘され支払金額に上限が設けられていること、保険会社の管理費用が開示されていて透明性が高いという特徴があります。

保険金が支払われなければ保険料がゼロ円になる可能性もありますので、毎月の保険料を抑えつつがんに対する備えを用意しておきたい人はぜひご検討ください。

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中村 翔也
この記事の執筆者

中村 翔也

携帯代理店法人部門にて営業職として2年半勤務後、2017年12月よりwebライターとして独立。通信ジャンルをメインに金融系、保険記事を毎月30本以上執筆。
所有資格
ファイナンシャル・プランニング技能士3級
藤田 匡紀
この記事の監修者

藤田 匡紀

新卒で日本生命保険相互会社に入社し、販売企画・代理店営業など多様な業務に従事。13年間勤務した後「もっと多くの人に、保険の必要性を正しく理解してもらいたい」という思いを胸にエイチームフィナジーに入社、ナビナビ保険の運営に参画。金融機関における顧客向け相続セミナー・研修会の実績も多数あり。
所有資格
AFP資格、証券外務員Ⅱ種
ナビナビ保険編集部
この記事の編集者

ナビナビ保険編集部

ナビナビ保険編集部は「どこよりも分かりやすい保険情報を届けること」をコンセプトにコンテンツの配信を行っています。

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