生活費の中でも大きな割合を占める食費を節約することで、家計を大きく改善することができます。
しかし、多くの人にとって「食べること」は幸せを感じる瞬間のひとつです。我慢しながら食費を節約しても、絶対に長続きしません。
そこで、無理なく食費を節約するコツ、今すぐできる食費の改善方法について詳しく解説します。
食費の節約を成功させるコツ
食費の節約を成功させるコツは、以下の3点です。
食費の節約を成功させるコツ
1ヵ月の食費を把握する
食費に限らず、節約の基本は1ヶ月の支出を把握することです。
食費に毎月いくら使っているかを把握できていないと、いくら節約すればよいのか把握できません。
2020年6月現在では「マネーフォワードME」や「家計簿Zaim」といったスマホアプリでも手軽に家計簿をつけることができます。
家計簿アプリはクレジットカードを連携することができ、代金の請求先からどの費用にいくら使ったのかを推測して、自動で家計簿をつけてくれます。
そのため、家計簿が苦手な人でも無理なく継続できますので、1ヶ月の食費が把握できない人はこうしたアプリなどの活用も検討しましょう。
自炊費と外食費に分けて予算を立てる
毎月の食費が高い人は、外食の割合が多い傾向にあります。
外食すること自体は構いませんが、食費はどんぶり勘定で管理せず、自炊費と外食費に分けて予算を立てる習慣をつけましょう。
このとき、自炊をメインにすることで節約を頑張ろうとして、外食費を0円に設定するのはおすすめできません。なぜなら無理な節約は長続きしないからです。
食費を節約したい場合でも、外食のすべてを我慢する必要はありません。自炊と外食で予算を分けて管理するだけでも、大きな節約効果が期待できます。
冷蔵庫の中身を把握しておく
食費が増えてしまう原因のひとつに重複買いがあります。冷蔵庫の中身を把握せずに買い物に出かけて、本来よりも多めに食料品を購入してしまうのです。
多めに食料品を買い込んでしまうことで、お金を余分に使ってしまうだけでなく、余った食材の賞味期限が切れてしまったりといったデメリットにもつながります。
食品の買い出しを行う際は、必ず冷蔵庫の中身を確認し、無駄な食材を購入しないように意識しましょう。
過剰に食材を買ってしまわないように、あえて小さめの冷蔵庫で食品を管理するのもひとつの方法です。
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今すぐできる6つの食費節約方法
食費の節約は、居住費や保険料、通信費などの固定費とは異り、すぐに始めることができます。
すぐに始められる食費の節約方法6選
まとめ買いをする
買い物の頻度が増えると、つい必要でないものまで購入してしまうこと、身に覚えのある人もいると思います。
食品の買い出しは週1回など、頻度と予算を決めたうえで買い物に出かけることで、本当に必要な食料品だけを購入できて無駄な出費を減らすことができます。
買い物リストを作ってから買い物に行く
食料品に限らずですが、買い出しの前に何を買うべきか事前に買い物リストを作り、リストに載っている食料品以外はできるだけ購入しないようにしましょう。
プライベートブランド商品を買う
プライベートブランドとは、低価格が特徴の小売店や卸店が独自で展開するブランドのことです。イオングループの「TOPVALU(トップバリュ)や「セブン&アイ・ホールディングス」の「セブンプレミアム」などがあります。
プライベートブランドの食料品が低価格な理由は、人件費や配送費といったコストが削減されているためで、品質が劣っているわけではありません。
メーカー商品と質があまり変わらないにも関わらず安いため、積極的に利用しましょう。
コンビニはできるだけ避ける
コンビニには商品が何でも幅広く揃っている反面、価格はすべて割高に設定されています。
「足りなくなったらコンビニで買えばいい」と考えるのではなく、日頃から買い物リストを活用して、一度の買い物で買い忘れがないようにしましょう。
作り置きをする
毎日自炊をしていても、食材を中途半端に余らせてしまうと自炊による節約効果を十分に得られませんし、仕事が忙しいなどで毎日自炊を続けるのが難しい環境の人もいるはずです。
そこで、朝食や夕食を冷凍で保存しやすいメニューにして作り置きすることで、食材を余すことなく活用して食費を抑えることができます。
キャッシュレスで買い物をする
現金で食料品を購入している人は、クレジットカードやQR決済をはじめとするキャッシュレスでお金を払うようにしてみてください。
キャッシュレスで決済することでポイントが貯まります。貯まったポイントは商品の交換や決済金額の充当に利用でき、現金とほぼ同じ使い方ができます。
また、キャッシュレスで決済することで決済履歴が残るため、支出が把握しやすくなってお金が貯まりやすくなります。
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食費以外の節約方法
家計を改善する上で、食費以外で積極的に見直すべきなのは固定費です。固定費の見直しは大変な作業ですが、一度見直せば大きな節約効果を長期にわたって得ることができます。
特に優先して見直すべき固定費は以下のとおりです。
居住費を節約する
居住費は家計の支出の中でも最も大きな割合を占める場合が多く、居住費を下げることができれば大きな節約効果が得られます。
賃貸物件に住んでいる方は、生活に支障のない範囲でより家賃の安い物件を探してみましょう。
また、すでに住宅を購入している方は、より金利の低い住宅ローンに借り換えられないか検討してみてください。
保険料を節約する
加入している保険を、家族構成や今後のライフプランに応じて適切に見直すことで、保険料負担を下げられる場合があります。
保険料負担が重いと感じている方は、積極的に見直してみてください。ただし、保険料負担を下げることばかりにこだわってはいけません。
保険の役割は、死亡や病気、ケガといったリスクへの備えです。ご自身や家族にとって必要な保障を確保することを前提に、削減できる無駄な保障が付加されていないか確認してみてください。
通信費を節約する
スマホの通信費、通話料金や自宅のインターネット回線の利用料金も、見直すことで大きな節約効果が期待できます。
特にスマホ料金は、大手キャリアから格安SIMに乗り換えることで毎月数千円の節約効果を得られる可能性があります。
ただし、格安SIMは大手キャリアよりも通信速度が劣るなどのデメリットもありますので、ご自身の生活環境に合わせて利用検討しましょう。
また、スマホでの通話はLINEやSkypeといったアプリで代用できます。他に、自宅でインターネット回線を引いている方で、それほどネットの利用頻度が高くないという場合はWiFiに切り替えるなどでも、毎月かかる通信料金が安くなるはずです。
車代を節約する
自家用車を売却すると、ガソリン代や駐車場代、自動車税、自動車保険料などを節約できます。
2020年では、車をシェアする人が増えつつあります。「Times」のように、カーシェア可能な車を設置している駐車場も増えてきました。
また、「Uber」など活用することで、タクシーも手軽に呼ぶことができます。
自家用車を所有していると確かに便利ですが、手放しても生活に大きな支障がない場合は、思い切って売却するのもひとつの方法です。
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節約をせずにお金を貯める方法
節約をすることで支出が減ってお金が貯まりやすくなりますが、節約をしすぎて生活が苦しくなってしまっては本末転倒です。
そこで、節約だけでなく、お金が貯まりやすくなる仕組みも並行して構築していくことが大切です。
例えば、毎月の収入から貯蓄する分を先に貯蓄口座に移しておく「先取り貯蓄」をするだけでも、お金は貯まりやすくなります。
「終身保険」や「学資保険」などの、貯蓄型保険に加入するのも手段のひとつです。
「貯蓄型保険」は毎月保険料を一定期間支払うことで、支払った保険料以上の満期保険金もしくは解約返戻金を受け取れる場合があります。
貯蓄型保険にはさまざまな種類があるため、ご自身だけで商品を選ぶのは難しいかもしれません。
そこで、ご自身に合った貯蓄型保険や貯蓄方法を知りたい方は、お金のプロであるファイナンシャルプランナーに相談してみましょう。
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また、お金の貯め方については、下記コンテンツも併せてご確認ください。
まとめ
おすすめ・メリットのポイント
- 食費の節約を成功させるコツは「1ヵ月の食費を把握する」「自炊費と外食費に分けて予算を立てる」「冷蔵庫の中身を把握しておく」の3点
- 食料品を買うときは、買い物リストを作ったうえでまとめ買いをする。プライベートブランドを購入すると、さらに食費を抑えられる
- 冷凍保存しやすいメニューを考えて作り置きすることで、食材を余すこと無く使える
- コンビニで売られている商品は価格が割高であるため、できるだけ利用しない
- 食料品を購入するときは、クレジットカードやQR決済などのキャッシュレスで決済すると、ポイントも貯めつつ家計簿代わりにもなる
- 食費以外に「居住費」「保険料」「通信費」「車代」といった固定費も節約するとなお良い
- お金を貯めるときは節約以外にも、先取り貯蓄のようなお金が貯まりやすくなる仕組みづくりをすると尚良い
食費の最適な節約方法は人によって異なります。ご自身や家族にとって、無理のない方法で節約しましょう。