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更新 更新:2024.01.11

学資保険(こども保険)の育英年金とは?必要性とメリット・デメリットを分かりやすく解説します

学資保険(こども保険)の育英年金とは?必要性とメリット・デメリットを分かりやすく解説します
所有資格
博士(法学)
専門分野・得意分野
保険法、商法
所有資格
ファイナンシャル・プランニング技能士3級
専門分野・得意分野
保険全般・金融全般・通信全般

育英年金とは?

育英年金の受け取り額の例

育英年金(別名“養育年金”)とは、契約者(原則として親)が死亡または高度障害状態となった場合に、学資保険(こども保険)の満期を迎えるまで所定の年金額を受け取れる特約のことです。

学資保険の多くには「保険料払込免除特約(特則)」が付いているため、契約者である大家に万が一のことがあった場合、それ以降の保険料は全額が払込免除となります。

保険料が払込免除となったあとも、子供には契約時に決めたタイミングで満期保険金や祝金が支払われます。

そのため、学資保険に育英年金特約を付けることで、親に万が一のことがあったとき、子供の教育資金とあわせて生活費も準備することが可能です。

監修者からひとこと
土岐 孝宏
  • 土岐 孝宏
  • 中京大学教授
学資保険やこども保険は、将来の教育資金の確保を目的とする保険です。このため、こどもを被保険者とする契約部分(生存保険)から、小学校、中学校、高校、大学に入る少し手前の時期(その前年度)に、祝金、満期保険金といった名称のもと、一定の保険金が支払われる仕組みとなっており、入学前にかかる諸々の費用、例えば、ランドセルの購入、受験費用、大学の入学金といった、まとまって必要になる教育支出にこれをあてることができます。

先に必要な資金の準備は後回しになりがちですが、学資保険は、計画性をもって子供の教育資金を積み立てることができる保険で、計画が苦手な人にはとくにおすすめの保険です。

学資保険について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

育英年金のメリット・デメリット

育英年金には以下のようなメリットがあります。

育英年金のメリット

保険契約者に万が一のことがあった場合に年金が受け取れる

保険契約者に万が一のことがあった場合、被保険者(子供)は学資保険の満期を迎えるまで毎年一定金額のお金を受け取れます。

また、契約者が死亡または高度障害状態となった場合は以降の保険料を払い込む必要がなくなり、一定の年齢に達した時のお祝い金や満期保険金は、予定通りに支払われます。

そのため、育英年金に加入しておくことで、契約者に万が一のことがあった場合の保障内容を手厚くできます。

メリットがある一方で、育英年金には以下のようなデメリットがあります。

育英年金のデメリット

  • 育英年金などの保障が付帯されていない学資保険に比べ返戻率が低いケースが多い
  • 契約者の死亡保障が付帯する分、通常の学資保険よりも保険料が高くなる
  • 他の死亡保険に加入している場合は死亡保障が重複してしまう可能性がある

育英年金は、学資保険に契約者の死亡保障を加えたような保険商品といえます。

死亡保障が付いている分、毎月の保険料は高くなります。

商品によっては、払い込んだ保険料に対しての返戻率が100%を下回ることもあります。

また、すでに死亡保障がある生命保険に加入している場合、 育英年金を付けると保障が重複して余分に保険料を支払ってしまうかもしれません

監修者からひとこと
土岐 孝宏
  • 土岐 孝宏
  • 中京大学教授
学資保険と称される商品の多くは、総払込保険料に対する受取率(108%など)の高さを売りにする商品であり、貯蓄性の商品です。これに対して、こども保険と称して販売されている商品は、学資保険と同様、各学齢期に支払われる祝金、満期保険金(教育資金)を積立てる貯蓄性商品の側面を持ちながら、他方には、保険契約者(扶養者)が死亡等した場合に、学齢期に応じた育英年金を給付する、保障の側面も備えた保険です。

記事にあるとおり、このような保険契約者(扶養者・親)の死亡保障に対応する保険料が必要になるので、このような保障がない、もっぱら貯蓄型である学資保険に比べ、受取率は低くなり、それが総払込保険料以下になることもあります。

育英年金の必要性

学資保険に育英年金特約を付けることで、子供の教育資金の準備と、保護者に万が一のことがあったときの保障を1つの契約にまとめることが可能です。

一方で、保護者の死亡保障は「収入保障保険」をはじめとした生命保険で準備するという選択肢もあります。

収入保障保険は、被保険者が死亡や所定の高度障害状態になったとき、保険期間が満了するまで毎年一定金額の年金が支払われる掛け捨て型の生命保険です。

学資保険の保険期間が満了したり途中で解約をしたりすると、育英年金による保障も終わります。

そのため、何らかの理由により学資保険を解約することになった場合、育英年金(特約)だけを継続することはできません

生命保険は、年齢が高くなるにつれて原則として保険料は高くなっていきます。

生命保険に新規加入しようとしても、毎月の保険料負担が重くなってしまうかもしれません。

また、健康状態によっては、そもそも生命保険に新規加入できないケースも起こりえます。

万が一のときの保障を重視するのであれば、収入保障保険などに加入して、育英年金とは別の形で死亡保障を備えておくのも選択肢の1つです。

監修者からひとこと
土岐 孝宏
  • 土岐 孝宏
  • 中京大学教授
育英年金は、保険契約者の死亡リスクを保障するものですが、こども保険には、こどもを被保険者とする医療特約を用意する商品があり、特約保険料は必要ですが、こども自身の入院リスクに備えることもできます。

なお、不幸にも、こどもが保険期間中(あるいは学資保険の年金支払開始前)に亡くなってしまった場合には、主契約についての既払込保険料の合計額(これまではらった主契約保険料)が死亡保険金として支払われることになっています。

まとめ

育英年金は、契約者に万が一のことがあったとき、毎年一定金額の育英費用を受け取れる保障です。

学資保険に育英年金を付けることで、親が万が一のときの保障を手厚くできます。

その一方で、死亡保障が付帯する分、保険料は高くなります。

また、すでに他の生命保険に加入している場合は死亡保障が重複してしまう可能性があります。

加入後に、何らかの理由により学資保険の保険料を払い込むことができずに解約せざるを得なくなったとしても、育英年金だけを継続することはできません。

そのため、親の死亡保障を準備する場合は、育英年金特約だけでなく、収入保障保険をはじめとした生命保険への加入もあわせて検討しましょう。

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土岐 孝宏
土岐 孝宏
中京大学教授
立命館大学大学院・法学研究科博士課程を修了し、博士(法学)を取得。中京大学 法学部講師・准教授を経て、現在同学部教授。Max-Planck外国私法・国際私法研究所(ドイツ・ハンブルク)客員研究員。日本保険学会評議員。
所有資格
博士(法学)
専門分野・得意分野
保険法、商法
中村 翔也
中村 翔也
Webライター/ファイナンシャルプランナー
携帯代理店法人部門にて営業職として2年半勤務後、2017年12月よりwebライターとして独立。通信ジャンルをメインに金融系、保険記事を毎月30本以上執筆。
所有資格
ファイナンシャル・プランニング技能士3級
専門分野・得意分野
保険全般・金融全般・通信全般
ナビナビ保険編集部
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ナビナビ保険編集部は「どこよりも分かりやすい保険情報を届けること」をコンセプトにコンテンツの配信を行っています。

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