30代から40代になり、結婚や子どもの誕生など家族構成に変化が訪れる中で、万が一の際の経済的な備えについて真剣に考え始める方は多いでしょう。
万が一の際に家族が生活費や教育費に困らないよう「定期保険」を検討しているものの、保険料の負担や保障内容の決め方で悩んでいる方は少なくないはずです。
定期保険とは、保険期間が一定年齢・一定年数までと決まっている保険です。
定期保険のメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット |
デメリット |
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この記事では、定期保険の選び方や加入時の注意点などをわかりやすく解説します。
定期保険の基本的なメリット・デメリットを詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
定期保険の選び方とは?
定期保険を選ぶ際は、以下の順番で検討を進めましょう。
1. 保険金額を決める
定期保険を選ぶ時は、まずはじめに必要な保険金額を決めましょう。
一般的には、必要な保障額を算出し、その保障額を満たせる範囲で、家計に無理のない保険料の商品を選ぶという流れが多いでしょう。
2. 保険期間を決める
次に、万が一のことが起きた時に保険金が支払われる「保険期間」を決めましょう。
定期保険の保険期間には、主に「歳満了」と「年満了」の2つのタイプがあります。
特徴 |
向いている人 |
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歳満了 |
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年満了 |
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「歳満了」は、「子どもが独立するまで」といったように、特定の年齢まで保障を確保したい方に向いています。
年満了と異なり、保険期間中の保険料は一定のため家計の見通しが立てやすい点が歳満了のメリットです。
しかし、保険期間満了後は更新できないため、それ以降も保障が必要な場合は、別途新たな保険を検討する必要があります。
「年満了」は、「必要な保障期間が決まっていない」「必要な保障期間が短い」といったように、特定の期間だけ手厚い保障を確保しておきたい方に向いています。
満期を迎えると自動更新されるため、保障が途切れる心配は少ないですが、更新のたびに保険料が上がる点や更新を希望しない場合は解約手続きが必要な点に注意が必要です。
ライフプランや家族構成、経済状況などを考慮し、ニーズに合った対応を選びましょう。
生命保険の保険期間について、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
3. 保険料を調整する
保険金額と保険期間を決めたら「無理のない保険料」か確認しましょう。
同じ保険金額、保険期間でも保険商品によって保険料の違いがでます。
複数社を見比べて、なるべく保険料の低い商品を選びましょう。
それでも、保険料が高く感じる場合は保険金額か保険期間を減らし保険料を調整しましょう。
無理して契約しても継続できなければ意味がありません。無理のない保険料で契約するようにしましょう。
定期保険を選ぶ際の注意点
定期保険を選ぶ際は、以下の点に注意しましょう。
定期保険を選ぶ際の注意点
1. 保険期間の更新(延長)をできない商品がある
「年満了」タイプの定期保険の多くは、健康状態にかかわらず自動更新が一般的ですが、商品によっては更新できる年齢に上限が設けられていたり、そもそも更新ができなかったりする場合もあります。
また、「歳満了」タイプは基本的に更新できません。
自動更新に対応している保険に加入し、更新を希望しない場合は、必ず解約の手続きが必要です。
手続きを忘れると、保険契約が継続され、保険料の支払いが続くことになるため注意しましょう。
生命保険の解約タイミングについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
2. 更新後の保険料は再計算される
「年満了」タイプの定期保険を更新する場合、更新時の年齢や保険料率で保険料が再計算されます。
一般的に年齢が上がると死亡リスクも高まるため、更新後の保険料は更新前よりも高くなるケースがほとんどです。
更新時の保険料がどの程度になるのか、契約前に確認しておきましょう。
予想以上に保険料が上がり、支払いが困難になるケースも考えられるため、年満了の定期保険に一定期間以上加入する場合は、長期的な目線で検討する必要があります。
自分に合った定期保険を選ぶのが難しい場合は、保険のプロであるファイナンシャルプランナー(FP)に相談するのがおすすめです。
ナビナビ保険では、FPが複数の保険会社と比較し、あなたの保険選びをサポートする無料相談を実施しています。
詳しくは以下のページをご覧ください。


まとめ
定期保険を選ぶ時のポイントは以下のとおりです。
定期保険の選び方
- 必要な保障額と保険期間を明確にする
- 無理なく支払える保険料を設定する
- 年満了と歳満了、月払いと年払いの特徴を理解し、自分に合ったものを選ぶ
- 更新の可否や更新後の保険料について、事前に確認する
上記のポイントを意識しながら選べば、必要な保障を納得のいく形で準備できるでしょう。
具体的な保険商品を比較・検討する場合は、以下のランキングを参考にしてください。