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更新 更新:2025.03.14

保険年齢はどのように計算される?保険契約時の注意点もわかりやすく解説

保険年齢はどのように計算される?保険契約時の注意点もわかりやすく解説
所有資格
ファイナンシャル・プランニング技能士2級
専門分野・得意分野
得意分野:保険全般、資産運用、ライフプランニング、税金対策

生命保険の加入を考えている方の中には、「保険年齢」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

保険料は契約時点の年齢で決まりますが、基準となる年齢の考え方について「満年齢」と「保険年齢」があります。

この記事では「保険年齢」の仕組みや「満年齢」との違いや計算方法、保険年齢が保険料に与える影響、契約時の注意点などをわかりやすく解説します。

保険年齢の計算方法
  1. 保険年齢方式
    1. 契約日時点の年齢の端数が6ヶ月以下のものは切り捨て、6ヶ月超の場合には切り上げて計算する方法
    2. 契約日時点の年齢に1歳加えて計算する方法
  2. 満年齢方式:契約日時点での年齢=被保険者の年齢として計算する方法

保険年齢とは?

保険年齢とは、契約時の年齢を決定する際の計算方法の一つです

保険会社によって採用している計算方法が異なる場合がありますが、主に以下のいずれかの方法で計算します。

保険年齢の計算方法

  1. 契約日時点の年齢の端数が6ヶ月以下のものは切り捨て、6ヶ月超の場合には切り上げて計算する方法
  2. 契約日時点の年齢に1歳を加えて計算する方法

例えば、35歳5ヶ月の方が保険年齢方式で契約をした場合、1の計算だと35歳、2の計算だと36歳で契約することになり、保険料が決定します。

その場合、年齢が上がるほど保険料は高くなるのが一般的のため、2の方式で計算されたほうが保険料が少し高くなります。

計算方法は保険会社によって異なるものの、現在では「満年齢方式」が多く採用され、「保険年齢方式」を用いるケースは少なくなっています。

満年齢方式とは?

保険の満年齢方式とは、「契約日時点での満年齢=被保険者の年齢」として契約する方式です

例えば、35歳7ヶ月の方が満年齢方式で契約をした場合、35歳で契約することになります。

満年齢方式で保険料の負担を少しでも抑えたい場合は、「誕生日前」を一つの目安として加入を検討するとよいでしょう。

年齢と保険料

生命保険の保険料は年齢によって変わり、一般的に同じプランでも年齢が高くなるにつれ保険料も高くなっていきます。

定期保険の死亡保険金額:1,000万円の場合の月額保険料例
男性 女性
契約年齢 10年満期 20年満期 10年満期 20年満期
30歳 990円 1,380円 820円 1,070円
40歳 1,900円 3,380円 1,440円 2,400円
50歳 4,880円 6,640円 3,370円 4,000円

保険の契約日の考え方

契約日は申込方法によって変わり、主に以下の3つのパターンがあります。

保険の契約日の考え方

  • 申込を完了した日の翌月1日
  • 申込を完了した日
  • 申込完了し、保険料を入金した日

多くの保険会社では申込が完了した日が保障のスタート(責任開始日)となり、責任開始日の翌月1日が契約日となります。

責任開始日と契約日の間に誕生日がある場合、契約日時点の年齢で保険料が計算されるため、現在の年齢で契約できるように契約日を責任開始日と同じ日にすることもできます

ただし、保険会社や商品によって異なるため誕生日が近い方はファイナンシャル・プランナーや保険会社に相談して検討するようにしましょう。

いつまでだったら保険料が上がらない?誕生日と保険料の関係

いつまでであれば保険料が上がらないのか、ここでは保険の契約時に注意すべき誕生日と保険料の関係を詳しく解説します。

保険の契約時に注意すべき点

  • 契約年齢の計算は「満年齢方式」か「保険年齢方式」
  • 契約日をいつにすれば年齢が上がらず契約できるか確認する

申込手続き目安

満年齢

誕生日の1ヶ月前までに

保険年齢方式A

誕生日の7ヶ月前までに

保険年齢方式B

現在の年齢で契約するなら誕生日の1年前までに

A…契約日時点の年齢の端数が6ヶ月以下のものは切り捨て、6ヶ月超の場合には切り上げて計算する方法B…契約日時点の年齢に1歳を加えて計算する方法

保険年齢の計算方法は主に2種類あるため、まずは満年齢方式か保険年齢方式のどちらなのか計算方法を把握しましょう。

「年齢の端数が6ヶ月以下のものは切り捨て、6ヶ月超の場合には切り上げて計算する方法」の場合は、誕生日の7ヶ月以上前に手続きを進めるようにしましょう。

「満年齢方式」は、申込完了した日(責任開始日)の翌月1日になる場合があるため、誕生日の1ヶ月以上前に手続きを進めるようにしましょう。

まとめ

保険料を計算する際に用いられる保険年齢の計算方法は、以下の2種類があります。

保険年齢の計算方法
  1. 保険年齢方式
    1. 契約日時点の年齢の端数が6ヶ月以下のものは切り捨て、6ヶ月超の場合には切り上げて計算する方法
    2. 契約日時点の年齢に1歳加えて計算する方法
  2. 満年齢方式:契約日時点での年齢=被保険者の年齢として計算する方法

どちらの方式を採用しているかは保険会社によって異なりますが、現在は満年齢方式が一般的です。

「責任開始日(保障開始日)の翌月1日」を契約日としている保険商品も少なくありません。

契約年齢が一歳上がると、同じ保障内容でも保険料は高くなることがほとんどです。誕生日直近での契約を検討している方は「今手続きをすると何歳で契約することになるのか」「保険料はいくらになるのか」を確認しましょう。

具体的な保険商品を検討したい方は、以下のページも参考にしてください。

荒木 和音
荒木 和音
Webライター/ファイナンシャルプランナー
早稲田大学教育学部卒業後、総合保険代理店に入社。家計相談やライフプランニング、企業・経営者向けのリスクコンサルティングなどに携わる。 現在は金融関連のライター・編集者・監修者として複数メディアで活動中。
所有資格
ファイナンシャル・プランニング技能士2級
専門分野・得意分野
得意分野:保険全般、資産運用、ライフプランニング、税金対策
ナビナビ保険編集部
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ナビナビ保険編集部は「どこよりも分かりやすい保険情報を届けること」をコンセプトにコンテンツの配信を行っています。

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