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更新 更新:2021.03.29

ペット保険とは?犬と猫の生涯治療費から考えるペット保険の必要性

ペット保険とは?犬と猫の生涯治療費から考えるペット保険の必要性

ペット保険とは

ペット保険とは、ペットが病気やケガをした時にかかる治療費の一部を補填するための保険です。

ペットには私たちが加入している「健康保険」といった制度がないため、基本的に診療費の全額を飼い主が自己負担で支払う必要があります

その時にペット保険を契約していれば、診療にかかった費用の一部を保険会社が負担してくれるため、飼い主の負担を減らすことができます

基本的には、ペットが病気やケガをした場合に発生する以下の診療費を補うことを目的としています。

ペット保険が補償する主な内容

  • 通院費:動物病院に通った際にかかった診療費、処置費、処方薬代を補償
  • 入院費:ペットの入院費用に対して補償
  • 手術代:ペットの手術費用、手術の際に必要な麻酔費用などに対しての補償

上記に加えてペット保険のオプションとして特約を付けることで、万が一の時の葬祭費用や損害賠償、ペット用の車イス作成費用に対しても備えられるのが特徴です。

ペット保険で支払われる保険金の受け取り方法は「後日請求型」と「窓口精算型」の2種類があり、保険商品ごとに決められている「補償割合」に応じた金額が補填されることが一般的です。

毎月払い込むことになる保険料は、ペットの種類や大きさ、ペットの年齢、補償割合の3つの要素で決まり、ほとんどのペット保険では保険期間が1年に設定されています。

ただし、ワクチン接種や避妊・去勢手術、健康診断を行う場合の費用についてはペット保険の補償対象外となっているのでご注意ください。

また、ペット保険には貯蓄機能がついておらず、税制上の優遇措置も設けられていないので、払い込む保険料は掛け捨てとなる点には気をつけましょう。

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ペットにおける病気・ケガの割合とそれにかかる治療費

私たち「ヒト」の平均寿命と同じように、ペットの平均寿命も延伸化が進んでいます。

過去の犬と猫の平均寿命の推移を見ると、2017年時点で犬の平均寿命は14.0歳、猫の平均寿命は14.2歳であることがわかっています

また、2008年から比較すると平均寿命は右肩上がりで延伸化が進んでおり、2020年時点ではさらにペットの平均寿命が延びているものと考えられます。

犬・猫の平均寿命の推移

参照:アニコム家庭どうぶつ白書【依頼】

ペットの平均寿命が延伸化している理由は、獣医療の発展やペットの食環境ならびに飼育環境の変化が主な要因として考えられています。

平均寿命が延伸化することでケガや病気のリスクが高まり、それに伴ってペットの治療費や介護費用の増大といった問題が発生しています

ペット保険への加入を検討する前に、犬と猫それぞれの場合における「病気・ケガの割合とそれにかかる治療費」を確認しておきましょう。

犬の場合

犬の場合における病気やケガの割合と、年齢別の治療費は以下の通りです。

犬の疾患別・年齢別の年間診療費および割合
疾患(大分類) 請求割合 年齢別の年間診療費(1頭あたり)
0歳 1〜4歳 5〜8歳 9〜12歳
1.循環器疾患 4.9% 中央値 18,463円 26,460円 50,162円 75,286円
平均値 46,753円 50,149円 87,096円 118,894円
2.呼吸器疾患 4.8% 中央値 8,624円 8,813円 13,068円 21,189円
平均値 16,491円 21,223円 36,395円 60,315円
3.消化器疾患 24.2% 中央値 10,760円 9,720円 11,110円 13,600円
平均値 21,735円 21,027円 28,550円 38,035円
4.肝・胆道および膵の疾患 6.3% 中央値 23,956円 29,113円 38,664円 55,055円
平均値 54,327円 57,424円 76,482円 102,001円
5.泌尿器疾患 6.7% 中央値 9,194円 14,680円 18,144円 21,092円
平均値 18,699円 30,849円 42,038円 52,537円
6.生殖器疾患 2.3% 中央値 5,400円 9,808円 47,380円 56,980円
平均値 16,219円 36,826円 80,318円 92,081円
7.神経疾患 3.7% 中央値 16,090円 24,300円 36,828円 42,612円
平均値 49,957円 63,130円 76,351円 87,790円
8.眼および付属器の疾患 10.8% 中央値 6,480円 7,600円 10,594円 15,120円
平均値 16,340円 19,910円 31,859円 40,592円
9.耳の疾患 16.2% 中央値 8,598円 10,498円 12,366円 13,414円
平均値 13,354円 18,207円 23,234円 27,500円
10.歯および口腔の疾患 5.4% 中央値 17,502円 26,099円 35,170円 36,105円
平均値 30,560円 34,525円 44,908円 51,658円
11.筋骨格疾患 11.3% 中央値 10,800円 9,908円 11,051円 14,256円
平均値 79,665円 47,956円 40,396円 47,174円
12.皮膚疾患 24.9% 中央値 8,100円 11,902円 16,524円 19,645円
平均値 16,402円 30,279円 42,766円 51,254円
13.血液および造血器の疾患 1.2% 中央値 15,729円 30,508円 64,010円 77,204円
平均値 33,696円 93,569円 147,130円 152,600円
14.内分泌疾患 2.3% 中央値 27,940円 56,799円 72,212円 82,199円
平均値 62,901円 98,868円 117,611円 128,996円
15.全身性の疾患 11.9% 中央値 7,340円 8,316円 10,800円 14,256円
平均値 15,457円 17,865円 25,021円 37,512円
参考:腫瘍 6.7% 中央値 6,889円 8,640円 17,658円 36,789円
平均値 20,141円 33,018円 68,667円 100,518円

※請求割合は「保険金支払いのあったどうぶつの数/保険に契約しているどうぶつの数」と定義しています
※中央値はデータの数値を小さい順に並べた時の中間に位置する値のことを指します
参照:アニコム家庭どうぶつ白書2019

犬の病気・ケガにおける請求割合TOP5

  1. 皮膚疾患:24.9%
  2. 消化器疾患:24.2%
  3. 耳の疾患:16.2%
  4. 全身性の疾患:11.9%
  5. 眼および付属器の疾患:10.8%

犬の病気やケガにおける請求割合は、皮膚疾患が全体の約25%と最も多く、次いで消化器疾患、耳の疾患の順となっています。

ペットの年齢が高くなるにつれ、1頭あたりの年間診療費も高くなっており、0歳の頃に比べると診療費は3〜5倍程度にまで跳ね上がることがわかります

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猫の場合

猫の場合における病気やケガの割合と、年齢別の治療費は以下の通りです。

猫の疾患別・年齢別の年間診療費および割合
疾患(大分類) 請求割合 年齢別の年間診療費(1頭あたり)
0歳 1〜4歳 5〜8歳 9〜12歳
1.循環器疾患 2.7% 中央値 23,818円 39,818円 45,684円 56,121円
平均値 49,725円 67,132円 78,814円 91,470円
2.呼吸器疾患 4.8% 中央値 7,727円 7,992円 11,920円 18,981円
平均値 16,746円 20,148円 37,616円 51,193円
3.消化器疾患 24.2% 中央値 8,629円 9,612円 12,204円 16,740円
平均値 21,897円 23,042円 26,643円 38,779円
4.肝・胆道および膵の疾患 6.3% 中央値 18,652円 22,030円 30,456円 42,882円
平均値 40,330円 51,043円 68,309円 96,796円
5.泌尿器疾患 6.7% 中央値 12,744円 16,810円 19,008円 21,492円
平均値 24,865円 40,940円 58,760円 63,491円
6.生殖器疾患 2.3% 中央値 8,640円 37,026円 61,171円 117,696円
平均値 38,317円 56,757円 88,510円 170,695円
7.神経疾患 3.7% 中央値 17,734円 20,326円 30,699円 47,838円
平均値 36,211円 51,322円 58,766円 86,897円
8.眼および付属器の疾患 10.8% 中央値 5,620円 5,693円 6,588円 7,560円
平均値 11,075円 11,085円 13,650円 24,269円
9.耳の疾患 16.2% 中央値 7,668円 7,425円 8,323円 10,211円
平均値 14,136円 14,027円 19,448円 24,056円
10.歯および口腔の疾患 5.4% 中央値 7,850円 12,420円 21,114円 30,300円
平均値 18,706円 29,752円 37,281円 48,779円
11.筋骨格疾患 11.3% 中央値 8,910円 9,331円 30,257円 11,123円
平均値 38,026円 27,778円 40,396円 30,267円
12.皮膚疾患 24.9% 中央値 6,739円 6,264円 8,130円 9,437円
平均値 12,465円 13,136円 17,772円 28,601円
13.血液および造血器の疾患 1.2% 中央値 15,300円 42,118円 55,294円 112,092円
平均値 41,272円 91,023円 117,741円 152,600円
14.内分泌疾患 2.3% 中央値 12,269円 25,200円 81,680円 97,820円
平均値 23,094円 51,855円 119,217円 136,779円
15.全身性の疾患 11.9% 中央値 8,424円 9,158円 11,772円 15,059円
平均値 17,211円 18,829円 24,986円 37,759円
参考:腫瘍 6.7% 中央値 11,046円 13,166円 24,246円 56,168円
平均値 49,816円 66,870円 85,391円 131,782円  

※請求割合は「保険金支払いのあったどうぶつの数/保険に契約しているどうぶつの数」と定義※中央値はデータの数値を小さい順に並べた時の中間に位置する値のことを指します参照:アニコム家庭どうぶつ白書2019

猫の病気・ケガにおける請求割合TOP5

  1. 消化器疾患:15.2%
  2. 泌尿器疾患:13.5%
  3. 皮膚疾患:9.1%
  4. 全身性の疾患:8.4%
  5. 眼および付属器の疾患:6.3%

猫の病気やケガにおける請求割合は、消化器疾患が15.2%と最も多く、次いで泌尿器疾患、皮膚疾患の順となっています

犬の場合と同様、年齢が高くなるにつれて年間診療費が高くなっていることから、ケガや病気になってしまう確率が高いものと推測できます。

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ペット保険の必要性

ペット保険に加入していれば治療費の一部を保険会社が補填してくれますが、治療にかかった費用の全額を補償してもらえる訳ではありません

毎月の保険料のことも考慮すると、果たしてペット保険に加入する必要性があるのか疑問に感じる人も多いのではないでしょうか。

そこで犬や猫の場合における生涯平均治療費やペット保険の加入率を見ながら、「ペット保険の必要性」について解説していきます。

ペット(犬・猫)の生涯平均治療費

日本獣医師会が公表する「家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査及び飼育者意識調査 調査結果(平成27年度)」によると、動物病院にかける1ヵ月あたりの平均費用は以下の通りであることがわかっています。

犬・猫の1か月あたりの動物病院にかける費用

  • 犬(大型犬):9,281円
  • 犬(中型犬):8,183円
  • 犬(小型犬):8,217円
  • 犬(超小型犬):7,435円
  • 猫:6,991円

つまり、1年間に換算すると犬(大型犬)で約11万円、猫で8.3万円の治療費がかかる計算です。

ペットにおける病気・ケガの割合とそれにかかる治療費」でご紹介した通り、2017年時点で犬の平均寿命は14.0歳、猫の平均寿命は14.2歳なので、ざっくりと計算するとペットの生涯平均治療費は以下の金額となることが予想されます。

犬・猫の生涯平均治療費(概算)
ペット種別 1か月あたりの費用(平均) 1年あたりの費用 生涯平均治療費
犬(大型犬) 9,281円 111,372円 1,559,208円
犬(中型犬) 8,183円 98,196円 1,374,744円
犬(小型犬) 8,217円 98,604円 1,380,456円
犬(超小型犬) 7,435円 89,220円 1,249,080円
6,991円 83,892円 1,191,266円

※犬の平均寿命は14.0歳、猫の平均寿命は14.2歳として生涯平均治療費を計算しています※上記の数値は2017年時点のデータをもとに筆者が計算し直した数値を掲載しており、実際の統計データとは数値が異なる場合があります参照:家庭飼育動物(犬・猫)の飼育者意識調査(平成27年度)|日本獣医師会

大まかに計算すると、犬の生涯平均治療費は約125万〜156万円、猫の場合は約120万円が治療費としてかかる計算です。

ペット保険に加入していれば、ペットの治療にかかる費用の一部を保険会社が補填してくれます。しかし、ペット保険に未加入の場合は高額な治療費を自己負担で支払うことになり、経済的に大きな負担を背負う可能性があります。

ペット保険の加入率

日本ではペットとして犬や猫を飼う世帯が多く、2018年時点では犬と猫の飼育頭数合計はおよそ1,855万頭にも登ります

この数値は、2018年時点における15歳未満の子供の数1,532万人よりも多く、非常に多くの世帯で家族の一員としてペットが飼われていることがわかります。

日本の犬・猫・人(65歳以上、15歳未満)の数

参照:アニコム家庭どうぶつ白書2019

ですが、日本でのペット保険の普及率は約9%と非常に低い数値に留まっており、ペット保険の認知度は決して高いものとはいえません

ペット保険を世界で初めて販売し始めたスウェーデンでは加入率がおよそ50%以上となっており、それに比べると日本ではまだまだペット保険を活用できていない状態です。

とはいえ、日本におけるペットの平均寿命は延伸化が進んでおり、それに伴って治療費の負担も大きくなっていくことから、今後はペット保険の需要がますます高まっていくものと予想されます。

ペットの生涯平均治療費は犬と猫のどちらにおいても約100万円以上の費用がかかるので、自分自身の貯蓄だけで賄うのが難しそうな場合はペット保険を活用するのが良いでしょう

品木 彰
ナビナビ保険監修
ファイナンシャル・プランニング技能士2級
品木 彰

2021年3月現在、ペット保険は歴史の浅い保険ということもあり、保険会社によって商品の内容が大きく異なります。特に、ペット保険に加入する際は、保険金の支払いが契約の継続にどのように影響するのかを必ず確認しましょう。

例えば、保険会社によっては保険金の支払いが多い場合、翌年の継続を断られる(謝絶)ことがあります。また、特定の疾病や部位を補償の対象から外す「部位不担保(特定部位不担保)」とするケースや、割増保険料を徴収されるケースがあるなど、保険会社によって取り扱いはさまざまです。

ペット保険を選ぶ際は、継続を断られる場合や条件の有無などを確認することが大切です。

補償対象にならない治療

ペット保険に加入していれば、通院費や入院費、手術代などの費用の一部を保険会社が補填してくれます。

ただし、ペット保険の補償が適用されない治療もあるのでご注意ください

ペット保険の補償対象とならない治療

  • 歯の治療やトリミングなど健康体への処置とされるもの
  • 予防接種やワクチン接種で防げる感染症(狂犬病・フィラリアなど)、予防接種費用
  • ペットの妊娠、出産、妊娠中の病気やケガ
  • 避妊手術、去勢手術

上記に該当する治療ではペット保険の補償が適用されず、発生した費用は全額を自己負担で支払うことになるので覚えておきましょう。

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ペット保険を選ぶ時のポイント

ペット保険を選ぶ時のポイントは以下の通りです。

それぞれのポイントについて解説していきます。

1. 補償割合を比較しながら補償範囲を決める

ペット保険は、ペットの治療にかかった費用の全額を補填してくれる訳ではなく、保険商品の補償割合に応じた金額が保険金として支払われます。

一般的に、補償割合が高くなるほど毎月の保険料が高くなっていくので、バランスを見ながら補償範囲を決めるようにしましょう

また、ペット保険の主な補償内容は以下の3つですが、保険商品によっては補償制限が設けられていることがあります。

ペット保険が補償する主な内容
補償内容 補償制限 日数/回数制限 年間補償額制限
通院補償 1回あたりの通院で支払われる保険金の支払限度額 1年間での合計通院日数 1年間での各補償合計の保険金支払限度額
入院補償 1日あたりの入院で支払われる保険金の支払限度額 1年間での合計入院日数
手術補償 1回あたりの手術で支払われる保険金の支払限度額 1年間での合計手術回数

補償制限がある場合、自分が想定するほどの保険金額が支払われず、自己負担額が高額になってしまう可能性が考えられます。

補償割合が高ければ必ずしも自己負担額が少なくなる訳ではありません。また、ペット保険には、保険会社が保険金を支払う必要のない金額である「免責金額」が設定されている場合があります

例えば免責金額が5,000円に設定されている場合、実際にかかった診療費から5,000円が差し引かれて、支払われる保険金額が計算されます。

ペット保険を選ぶ際は、保険料と補償範囲、補償制限、免責金額について比較してから選びましょう。

品木 彰
ナビナビ保険監修
ファイナンシャル・プランニング技能士2級
品木 彰

例えば、 補償割合=70%、 免責金額=3,000円、 支払限度額=1日あたり20,000円のペット保険に加入したとしましょう。ペットが入院して1日40,000円の診療費がかかった場合、ペット保険から支払われる保険金額は以下の通りです。

保険金額=(かかった診療費-免責金額)×補償割合
=(40,000円-3,000円)×70%
=25,900円

計算の結果は、25,900円ですが、支払限度額が20,000円であるため、支払われる保険金額は20,000円となります。「補償割合」「 免責金額」「支払限度額」は商品やプランによって異なるため、保険料も含めて比較し、加入するペット保険を選びましょう。

2. 補償オプションとして特約を検討する

ペット保険の主な補償内容は「通院補償」「入院保障」「手術保障」の3つですが、保険商品によっては補償オプションとして特約をつけることができます

ペット保険の代表的な特約としては以下の4つが挙げられます。

ペット保険の代表的な特約の例

  • ペット賠償責任特約:自分のペットが他人にケガを負わせたり、モノを壊してしまったりした場合に発生する賠償責任に対して保険金が支払われる
  • 葬祭保険金特約(火葬費用特約):ペットが亡くなった場合の火葬費用や埋葬費用が発生した場合に保険金が支払われる
  • ペット用車イス作成費用特約(高度後遺障害保険金特約):ペットが所定の高度障害状態となり、ペット用車イスや移動補助器具を購入・作成した場合に保険金が支払われる
  • がん手術保険金特約:ペットががんになり手術を受けた場合に、通常の手術保障に上乗せして保険金が支払われる

なお、他に火災保険や自動車保険などで個人賠償責任保険(特約)に加入している場合、ペットが原因による賠償責任に対しても補償が適用される場合が多いです。

これらの保険にすでに加入している人は、付帯している賠償責任保険(特約)の内容を確認してから、ペット保険の賠償責任特約をご検討ください。

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3. 保険料の払込方法や割引の有無を確認する

保険料の払込方法は月払いと年払いの2通りがあり、1年契約の自動更新としている保険会社が多いことが特徴です。

一般的なペット保険は、終身にわたって継続ができる掛け捨て型の保険で、保険加入時・契約更新時のペットの年齢によって保険料が変わってきます。

そのため、ペットの寿命とトータルでの保険料を考慮してペット保険を選ぶようにしてください

また、保険商品によっては「無事故継続割引」や「インターネット割引」、「多頭割引」などの割引特典が用意されている場合もあります。

保険料の払込方法や割引特典によって、トータルでの保険料が大きく変わってくるので、これら2点についても合わせて確認しておきましょう

品木 彰
ナビナビ保険監修
ファイナンシャル・プランニング技能士2級
品木 彰

ペット保険の保険料は、更新を迎えるたびに上昇します。なぜなら、更新時の年齢で保険料が再計算されるためです。また、ペット保険は更新できる年齢が制限されている場合もあります。

犬や猫は、人間と同じ生き物ですので、年齢を重ねるたびに病気になったり死亡したりするリスクが高まります。できるだけ長くペット保険に加入したいと考えているのであれば、加入時の保険料負担だけでなく、更新時の保険料負担や更新可能な年齢を確認することも大切です。

4. 補償が開始されるまでの待機期間や加入条件を確認する

ペット保険は、保険に加入した時点から補償が適用される訳ではなく、補償が開始されるまでに数日間の待機期間が設けられています。

保険会社や保険商品によって待機期間が異なるので、補償の適用開始日についても確認しておきましょう

また、ペットの種類、年齢、健康状態によってはペット保険に加入できない場合もあるので、ペット保険の加入条件についてもご確認ください。

5. 万が一の時の保険金の支払い方法を確認する

ペット保険での保険金の支払い方法は、大きく分けて2種類あります。

ペット保険での保険金支払い方法

  • 後日請求型:動物病院での窓口で治療費を全額自己負担で支払った後で、保険会社に保険金の請求をする方法
  • 窓口精算型:動物病院での窓口で治療費を支払う際、保険の補償適用分を差し引いた金額を自己負担で支払う方法

一般的なペット保険では「後日請求型」の支払い方法が主ですが、保険商品によっては「窓口精算型」を選ぶこともできます。

動物病院がペット保険の「窓口精算型」に対応している必要があるので、かかりつけの動物病院がある場合には窓口精算型のペット保険に対応しているかを確認しておきましょう。

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まとめ

ペット保険は、ペットが病気やケガをした時にかかる治療費の一部を補填するための保険です。

ペットの治療費は基本的に全額を自己負担で支払う必要がありますが、ペット保険に加入していれば飼い主の経済的な負担を大きく減らすことができます。

ペット保険の主な補償内容は以下の3つで、特約をつけることで「賠償責任」や「埋葬費用」なども補償されます。

ペット保険が補償する主な内容

  • 通院費:動物病院に通った際にかかった診療費、処置費、処方薬代を補填
  • 入院費:ペットの入院費用に対して補償
  • 手術代:ペットの手術費用、手術の際に必要な麻酔費用などに対しての補償

日本では人の平均寿命とともにペットの平均寿命も延伸化が進んでおり、それに伴い治療費や介護費用も増大しています。

寿命を迎えるまでの生涯平均治療費は、犬と猫のどちらの場合でもおよそ100万円以上となっていることから、少しでも負担を減らすためにもペット保険の必要性は非常に高いといえるでしょう。

ぜひこの記事を参考にして、あなたの家族に最適なペット保険をお選びください。

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中村 翔也
この記事の執筆者

中村 翔也

携帯代理店法人部門にて営業職として2年半勤務後、2017年12月よりwebライターとして独立。通信ジャンルをメインに金融系、保険記事を毎月30本以上執筆。
所有資格
ファイナンシャル・プランニング技能士3級
藤田 匡紀
この記事の監修者

藤田 匡紀

新卒で日本生命保険相互会社に入社し、販売企画・代理店営業など多様な業務に従事。13年間勤務した後「もっと多くの人に、保険の必要性を正しく理解してもらいたい」という思いを胸にエイチームフィナジーに入社、ナビナビ保険の運営に参画。金融機関における顧客向け相続セミナー・研修会の実績も多数あり。
所有資格
AFP資格、証券外務員Ⅱ種
品木 彰
この記事の監修者

品木 彰

大手生命保険会社にて7年半勤務し、チームリーダーや管理職候補として個人営業、法人営業の両方を経験。その後、人材会社で転職コンサルタントとしての勤務を経て、2019年1月よりwebライター/監修者として独立。
所有資格
ファイナンシャル・プランニング技能士2級
ナビナビ保険編集部
この記事の編集者

ナビナビ保険編集部

ナビナビ保険編集部は「どこよりも分かりやすい保険情報を届けること」をコンセプトにコンテンツの配信を行っています。