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更新 更新:2022.06.08

ペット保険はいらない?犬・猫の治療費から検討する必要性や加入後後悔しないための比較ポイントを解説

ペット保険はいらない?犬・猫の治療費から検討する必要性や加入後後悔しないための比較ポイントを解説
監修者

前田 祐治

関西学院大学教授
所有資格
ARM(米国リスクマネジメント士資格)、CPCU(米国保険士資格)、PhD(博士)、MBA(経営学修士)
専門分野・得意分野
生命保険全般、リスクマネジメント、ファイナンス、経営学
監修者

藤田 匡紀

ファイナンシャルプランナー(CFP)
所有資格
CFP資格、証券外務員Ⅱ種
専門分野・得意分野
生命保険全般、資産運用
執筆者

中村 翔也

ファイナンシャルプランナー
所有資格
ファイナンシャル・プランニング技能士3級
専門分野・得意分野
保険全般・金融全般・通信全般
監修者

品木 彰

所有資格
ファイナンシャル・プランニング技能士2級、日商簿記検定3級
専門分野・得意分野
保険全般・不動産関連・税金・投資

ペット保険とは

ペット保険とは、ペットが病気やケガをした時にかかる治療費の一部を補填するための保険です。

ペットが万が一の際、基本的に飼い主が治療費の全額を自己負担で支払う必要があります

しかし、ペット保険に加入していれば、診療費用の一部を保険会社が負担してくれるため、飼い主の経済的負担を減らすことができます。

ペット保険で補償できる主な内容

  • 通院費
    • 動物病院に通った際にかかった診療費、処置費、処方薬代を補償
  • 入院費
    • ペットの入院費用に対して補償
  • 手術代
    • ペットの手術費用、手術の際に必要な麻酔費用などに対しての補償

オプションとして特約を付帯すれば、葬祭費用や損害賠償、ペット用の車イス作成費用に対しても備えることが可能です。

前田 祐治
ナビナビ保険監修
関西学院大学教授
前田 祐治

最近コロナの影響によって家で過ごす時間が多くなったため、ペットを飼う人が増えています。ペット保険は「少額短期保険会社」が提供しているケースが多いです。「少額短期保険会社」とは短期(1年以内)で少額の保険金額の補償を提供する保険会社で、資本金が最低1,000万円から設立することができます。大手の保険会社が提供できないようなニッチな市場をターゲットとして、ユニークな補償を提供しています。

補償対象にならない治療

商品によって異なるものの、ペット保険では、以下のように補償が適用されない治療があります。

ペット保険の補償対象外の一例

  • ワクチン接種
  • 予防接種やワクチン接種で防げる感染症(狂犬病、フィラリアなど)
  • 避妊・去勢手術
  • ペットの妊娠、出産、妊娠中の病気やケガ
  • 健康診断
  • 歯の治療やトリミングなど健康体への処置とされるもの
  • 保険加入前の治療

上記に該当する治療費は全額自己負担で支払うことになることを覚えておきましょう。

補償割合・補償制限と保険料のバランス

ペット保険は、1年契約にて自動更新される保険商品がほとんどで、払い込む保険料は掛け捨てとなります。

保険料は以下の要素によって決まります。

保険料設定が決まる要素

ペット保険を選ぶ際は、保険料と補償割合、補償制限、免責金額のバランスを特に比較しましょう。

補償割合

ペット保険は、ペットの治療費を全額補填ではなく、補償割合に応じた金額が保険金として支払われます

商品やプランによっても異なりますが、治療費の50%、70%を補償割合に設定されている商品が多く、一般的に補償割合が高くなるほど、毎月の保険料が高くなります。

補償制限

ペット保険の商品によっては、補償内容に対して、補償制限が設けられていることがあります

ペット保険が補償する主な内容
補償内容 補償制限 日数/回数制限 年間補償額制限
通院補償 1回あたりの通院で支払われる保険金の支払限度額 1年間での合計通院日数 1年間での各補償合計の保険金支払限度額
入院補償 1日あたりの入院で支払われる保険金の支払限度額 1年間での合計入院日数
手術補償 1回あたりの手術で支払われる保険金の支払限度額 1年間での合計手術回数

補償制限がある場合、予想外に自己負担額が高額になってしまう可能性があります。

加入前に補償制限の有無を、必ず確認しておきましょう。

免責金額

ペット保険には、保険会社が保険金を支払う必要のない金額である「免責金額」が設定されている場合があります

例えば免責金額が5,000円に設定されている場合、実際の診療費が5,000円以下であれば保険金は支払われず全額自己負担となります。

前田 祐治
ナビナビ保険監修
関西学院大学教授
前田 祐治

ペット保険は免責額を設定して契約することが一般的です。免責金額を設定することで、契約者には保険料が軽減される効果と、保険会社には煩雑なクレーム処理の出費を軽減する効果があります。3,000円~5,000円といった少額の免責を設定することが一般的です。例えば、5,000円の免責を設定すれば、実際の治療代から5,000円を差し引いた金額が保険の対象になります。

ペット保険の必要性

ペット保険の必要性が高い人 ペット保険が不要な人
  • 万が一の際、高額治療に備えたい人
  • 万が一の際、治療方法や入院等選択肢を増やしたい人
  • 高額な治療費を貯金でまかなえる人

毎月の保険料のことも考慮すると、果たしてペット保険に加入する必要性を疑問に感じる人も多いでしょう。

以下の統計データに触れながら、ペット保険の必要性について解説していきます。

犬・猫の平均寿命の推移

犬・猫の平均寿命の推移

参照:アニコム家庭どうぶつ白書【依頼】

ペットの平均寿命も、人間同様に延伸化が進んでおり、2017年時点で犬の平均寿命は14.0歳、猫の平均寿命は14.2歳です。2008年から比較すると平均寿命は右肩上がりで、年々ペットの平均寿命が延びているものと考えられます。

ペットの平均寿命が延伸化している主な理由は、獣医療の発展や、ペットの食環境ならびに飼育環境の変化が挙げられます。

ペットと長過ごすことができる嬉しい出来事である反面、平均寿命が延伸化により、ケガや病気のリスクが高まり、ペットの治療費や介護費用の増大しています

犬・猫の生涯平均治療費

犬・猫の生涯平均治療費(概算)
ペット種別 1か月あたりの費用(平均) 1年あたりの費用 生涯平均治療費
大型犬 9,281円 111,372円 1,559,208円
中型犬 8,183円 98,196円 1,374,744円
小型犬 8,217円 98,604円 1,380,456円
超小型犬 7,435円 89,220円 1,249,080円
6,991円 83,892円 1,191,266円

※犬の平均寿命は14.0歳、猫の平均寿命は14.2歳として生涯平均治療費を計算しています※上記の数値は2017年時点のデータをもとに筆者が計算し直した数値を掲載しており、実際の統計データとは数値が異なる場合があります参照:家庭飼育動物(犬・猫)の飼育者意識調査(平成27年度)|日本獣医師会

上記の章より、2017年時点で犬の平均寿命は14.0歳、猫の平均寿命は14.2歳とし、ペット保険に未加入の場合は、概算犬の場合生涯平均治療費の約125万〜156万円、猫の場合約120万円の治療費を自己負担で支払うことになります。これらが貯蓄などでまかなえる方であればペット保険の必要性は低いと言えるでしょう。

日本におけるペットの飼育数と、ペット保険の加入率

日本の犬・猫・人(65歳以上、15歳未満)の数

参照:アニコム家庭どうぶつ白書2019

日本ではペットとして犬や猫を飼う世帯が多く、2018年時点では犬と猫の飼育頭数合計はおよそ1,855万頭にも登ります。この数値は、2018年時点における15歳未満の子供の数1,532万人よりも多く、非常に多くの世帯でペットを飼われています。

一方、日本でのペット保険の普及率は約9%と非常に低い数値に留まっております。ペット保険を世界で初めて販売したスウェーデンでは、加入率がおよそ50%以上となっており、日本のペット保険の活用度の低さがわかります。

とはいえ、日本におけるペットの平均寿命は延伸化に伴い治療費の負担も大きくなっていくことが予想されます。

犬・猫のどちらにおいても、約100万円以上かかる生涯平均治療費を、貯蓄だけで賄うのが難しい場合はペット保険を活用するといいでしょう。

前田 祐治
ナビナビ保険監修
関西学院大学教授
前田 祐治

ペットを飼うことはいろいろな費用が掛かります。餌代、おしっこシート、おやつ代などですが、最も費用が掛かるのが医療費用ではないでしょうか。ペット病院では人間のような医療保険は適用されません。よって、毎回実費で払う必要があります。大きな手術でもすれば10万から20万といった高額の費用がかかってしまいます。この一時的な出費を平準化するのがペット保険です。毎月保険料を払うことで、一時的な費用を軽減することができるのです。

【疾患・年齢別】犬・猫の疾患請求割合と治療費目安

この章では、統計データを見ながら、ペットの種類によってどのような疾患にかかる可能性が高いのか、また罹患した際の治療費の目安を把握しておきましょう。

犬の病気やケガの請求割合は、皮膚疾患が最多(24.9%)、次いで消化器疾患(24.2%)、耳の疾患(16.2%)となっており、猫の場合は、消化器疾患が最多(15.2%)、次いで泌尿器疾患(13.5%)、皮膚疾患(9.1%)となっています。

犬・猫ともに、ペットの年齢が高くなるにつれ、1頭あたりの年間診療費も高くなり、0歳の頃に比べると9~12歳のペットでは、診療費が3〜5倍程度跳ね上がります。詳細は以下よりご確認ください。

疾患請求割合と治療費の目安

【犬の場合】疾患請求割合と、治療費の目安

犬の場合における病気やケガの割合と、年齢別の治療費は以下の通りです。※請求割合が高い順

【犬】疾患・年齢別の年間診療費および請求割合
疾患(大分類) 請求割合 年齢別の年間診療費(1頭あたり)
0歳 1〜4歳 5〜8歳 9〜12歳
皮膚疾患 24.9% 中央値 8,100円 11,902円 16,524円 19,645円
平均値 16,402円 30,279円 42,766円 51,254円
消化器疾患 24.2% 中央値 10,760円 9,720円 11,110円 13,600円
平均値 21,735円 21,027円 28,550円 38,035円
耳の疾患 16.2% 中央値 8,598円 10,498円 12,366円 13,414円
平均値 13,354円 18,207円 23,234円 27,500円
全身性の疾患 11.9% 中央値 7,340円 8,316円 10,800円 14,256円
平均値 15,457円 17,865円 25,021円 37,512円
筋骨格疾患 11.3% 中央値 10,800円 9,908円 11,051円 14,256円
平均値 79,665円 47,956円 40,396円 47,174円
眼および付属器の疾患 10.8% 中央値 6,480円 7,600円 10,594円 15,120円
平均値 16,340円 19,910円 31,859円 40,592円
泌尿器疾患 6.7% 中央値 9,194円 14,680円 18,144円 21,092円
平均値 18,699円 30,849円 42,038円 52,537円
肝・胆道および膵の疾患 6.3% 中央値 23,956円 29,113円 38,664円 55,055円
平均値 54,327円 57,424円 76,482円 102,001円
歯および口腔の疾患 5.4% 中央値 17,502円 26,099円 35,170円 36,105円
平均値 30,560円 34,525円 44,908円 51,658円
循環器疾患 4.9% 中央値 18,463円 26,460円 50,162円 75,286円
平均値 46,753円 50,149円 87,096円 118,894円
呼吸器疾患 4.8% 中央値 8,624円 8,813円 13,068円 21,189円
平均値 16,491円 21,223円 36,395円 60,315円
神経疾患 3.7% 中央値 16,090円 24,300円 36,828円 42,612円
平均値 49,957円 63,130円 76,351円 87,790円
生殖器疾患 2.3% 中央値 5,400円 9,808円 47,380円 56,980円
平均値 16,219円 36,826円 80,318円 92,081円
内分泌疾患 2.3% 中央値 27,940円 56,799円 72,212円 82,199円
平均値 62,901円 98,868円 117,611円 128,996円
血液および造血器の疾患 1.2% 中央値 15,729円 30,508円 64,010円 77,204円
平均値 33,696円 93,569円 147,130円 152,600円
参考:腫瘍 6.7% 中央値 6,889円 8,640円 17,658円 36,789円
平均値 20,141円 33,018円 68,667円 100,518円

※請求割合は「保険金支払いのあったどうぶつの数/保険に契約しているどうぶつの数」と定義しています
※中央値はデータの数値を小さい順に並べた時の中間に位置する値のことを指します
参照:アニコム家庭どうぶつ白書2019

【猫の場合】疾患請求割合と、治療費の目安

猫の場合における病気やケガの割合と、年齢別の治療費は以下の通りです。※請求割合が高い順

【猫】疾患・年齢別の年間診療費および割合
疾患(大分類) 請求割合 年齢別の年間診療費(1頭あたり)
0歳 1〜4歳 5〜8歳 9〜12歳
消化器疾患 15.2% 中央値 8,629円 9,612円 12,204円 16,740円
平均値 21,897円 23,042円 26,643円 38,779円
泌尿器疾患 13.5% 中央値 12,744円 16,810円 19,008円 21,492円
平均値 24,865円 40,940円 58,760円 63,491円
皮膚疾患 9.1% 中央値 6,739円 6,264円 8,130円 9,437円
平均値 12,465円 13,136円 17,772円 28,601円
全身性の疾患 8.4% 中央値 8,424円 9,158円 11,772円 15,059円
平均値 17,211円 18,829円 24,986円 37,759円
眼および付属器の疾患 6.3% 中央値 5,620円 5,693円 6,588円 7,560円
平均値 11,075円 11,085円 13,650円 24,269円
呼吸器疾患 4.8% 中央値 7,727円 7,992円 11,920円 18,981円
平均値 16,746円 20,148円 37,616円 51,193円
耳の疾患 3.5% 中央値 7,668円 7,425円 8,323円 10,211円
平均値 14,136円 14,027円 19,448円 24,056円
循環器疾患 2.7% 中央値 23,818円 39,818円 45,684円 56,121円
平均値 49,725円 67,132円 78,814円 91,470円
歯および口腔の疾患 2.6% 中央値 7,850円 12,420円 21,114円 30,300円
平均値 18,706円 29,752円 37,281円 48,779円
筋骨格疾患 2.2% 中央値 8,910円 9,331円 30,257円 11,123円
平均値 38,026円 27,778円 40,396円 30,267円
肝・胆道および膵の疾患 2.1% 中央値 18,652円 22,030円 30,456円 42,882円
平均値 40,330円 51,043円 68,309円 96,796円
内分泌疾患 1.2% 中央値 12,269円 25,200円 81,680円 97,820円
平均値 23,094円 51,855円 119,217円 136,779円
神経疾患 0.8% 中央値 17,734円 20,326円 30,699円 47,838円
平均値 36,211円 51,322円 58,766円 86,897円
血液および造血器の疾患 0.8% 中央値 15,300円 42,118円 55,294円 112,092円
平均値 41,272円 91,023円 117,741円 152,600円
生殖器疾患 0.3% 中央値 8,640円 37,026円 61,171円 117,696円
平均値 38,317円 56,757円 88,510円 170,695円
参考:腫瘍 2.3% 中央値 11,046円 13,166円 24,246円 56,168円
平均値 49,816円 66,870円 85,391円 131,782円  

※請求割合は「保険金支払いのあったどうぶつの数/保険に契約しているどうぶつの数」と定義※中央値はデータの数値を小さい順に並べた時の中間に位置する値のことを指します参照:アニコム家庭どうぶつ白書2019

ペット保険の選び方の比較ポイント

ペット保険を選ぶ際に比較すべきポイントは以下の通りです。

ペットの種類、年齢、健康状態によってはペット保険に加入できない場合もあるので、ペット保険の加入条件は最初に確認しておきましょう。

1. 補償内容の範囲を決める

ペット保険は主に、通院補償、入院補償、手術補償がメインの補償となっています。しかし、商品によっては通院補償がない、など補償範囲が異なります

どの補償に備えたく、どれなら省いてもよさそうかを事前に想定したうえで、ペット保険商品の補償内容の適用範囲を確認しましょう。

2. 補償割合を決める

ペット保険は、商品やプランによっても異なりますが、治療費の50%、70%を補償割合に設定されている商品が多いです。

一般的に補償割合が高くなるほど毎月の保険料が高くなっていきますので、バランスを見ながらどの程度の補償割合がいいか決めるようにしましょう。

3. 補償制限の有無、内容を確認する

ペット保険の主な補償内容は以下の3つですが、保険商品によっては金額的な限度額、あるいは限度日数や回数など、補償制限が設けられていることがあります。

補償制限がある場合、自分が想定するほどの保険金額が支払われず、自己負担額が高額になってしまう可能性が考えられます。

4. 免責の有無を確認する

ペット保険には、保険会社が保険金を支払う必要のない金額である「免責金額」が設定されている商品があります

例えば免責金額が5,000円に設定されている場合、実際の診療費が5,000円以下であれば保険金は支払われず全額自己負担となります。

5. 補償オプションとして特約を検討する

ペット保険の主な補償内容は「通院補償」「入院保障」「手術保障」の3つですが、保険商品によっては補償オプションとして特約をつけることができます

ペット保険の代表的な特約としては以下の4つが挙げられます。

ペット保険の代表的な特約の例

  • ペット賠償責任特約
    • 自分のペットが他人にケガを負わせたり、モノを壊してしまったりした場合に発生する賠償責任に対して保険金が支払われる
  • 葬祭保険金特約(火葬費用特約)
    • ペットが亡くなった場合の火葬費用や埋葬費用が発生した場合に保険金が支払われる
  • ペット用車イス作成費用特約(高度後遺障害保険金特約)
    • ペットが所定の高度障害状態となり、ペット用車イスや移動補助器具を購入・作成した場合に保険金が支払われる
  • がん手術保険金特約
    • ペットががんになり手術を受けた場合に、通常の手術保障に上乗せして保険金が支払われる

なお、火災保険や自動車保険などで個人賠償責任保険(特約)に加入している場合、ペットが原因による賠償責任に対しても補償が適用される場合が多いです。

これらの保険にすでに加入している人は、付帯している賠償責任保険(特約)の内容を確認してから、ペット保険の賠償責任特約をご検討ください。

6. 保険料の払込方法、割引の有無を確認する

ペット保険は、終身にわたって継続ができる掛け捨て型の保険で、1年契約の自動更新となっていることが多いです。

保険加入時・契約更新時のペットの年齢によって保険料が変わることが一般的のため、加入1年目だけの保険料ではなく、ペットの寿命までのトータル保険料を考慮してペット保険を選ぶといいでしょう。

また、保険料の払込方法は月払いと年払いの2通りがあり、年払いの場合、割引が適用されることもあります

ほかにも、保険商品によっては「無事故継続割引」や「インターネット割引」、「多頭割引」などの割引特典が用意されている場合もあるため、利用できそうな割引がないか事前に確認しましょう。

7. 補償開始までの待機期間を確認する

ペット保険は、補償が開始されるまでに数日間の待機期間が設けられていることが一般的です。

保険会社や保険商品によって待機期間が異なるので、補償の適用開始日がいつになるか確認しておきましょう。

8. 保険金の受け取り方法を確認する

ペット保険での保険金の支払い方法は、大きく分けて2種類あります。

ペット保険での保険金支払い方法

  • 後日請求型
    • 動物病院での窓口で治療費を全額自己負担で支払った後で、保険会社に保険金の請求をする方法
  • 窓口精算型
    • 動物病院での窓口で治療費を支払う際、保険の補償適用分を差し引いた金額を自己負担で支払う方法

一般的なペット保険では「後日請求型」の支払い方法が主ですが、保険商品によっては「窓口精算型」が可能な商品もできます。

ただし、動物病院がペット保険の「窓口精算型」に対応している必要があるので、かかりつけの動物病院がある場合は窓口精算型のペット保険に対応しているかを確認しておきましょう。

これまでを踏まえ、ご自身が加入すべきペット保険を比較検討したい!という方は、以下のページを参考にしてみてください。

ペット保険に関するアンケート調査

ペット保険加入者を対象とし、ナビナビ保険独自でアンケート調査を行いました。

調査概要

  • 調査方法:インターネットによる調査
  • 調査対象:現在犬・猫を飼っており、ペット保険に加入している20代から60代の男女
  • 調査期間:2021年9月29日~2021年9月30日
  • 調査エリア:全国
  • サンプル数:330名

アンケート調査結果のポイント

  • 補償割合は、50%設定の人が最多、次いで70%設定の人が多い
  • 月額保険料は、2,000~3,000円の人が最多、次いで1,000~2,000円の人が多い
  • ペット保険の決め手は、多い順に補償範囲、補償割合、年齢を重ねた際のトータル保険料

Q. 現在加入中のペット保険の補償割合は?

A. 補償割合は以下の通りとなりました。 ※「わからない」の回答は除く

ペット保険の保障割合

  • 補償割合30%:11%
  • 補償割合50%:40%
  • 補償割合70%:31%
  • 補償割合100%:12%
  • その他:7%

Q. 現在加入中のペット保険の月額保険料はいくら?

A. 月額保険料は、以下の通りとなりました。

ペット保険の月額保険料

※「わからない」の回答は除く

  • 1,000円未満:8%
  • 1,000円以上2,000円未満:22%
  • 2,000円以上3,000円未満:31%
  • 3,000円以上4,000円未満:18%
  • 4,000円以上5,000円未満:12%
  • 5,000円以上:9%

Q. ペット保険を選ぶ際の最大の決め手は?

A. ペット保険の最大の決め手は、以下の通りとなりました。 ※最大3つまで複数回答可

ペット保険を選ぶ際の最大の決め手

  • 補償範囲:21%
  • 補償割合:17%
  • 年齢を重ねた際のトータル保険料:16%
  • 補償制限の有無、内容:9%
  • 初年度の保険料:8%
  • ペットショップでの取り扱い、紹介:7%
  • 病院での取り扱い、紹介:4%
  • 保険金の受け取り方:4%
  • 割引の適用(無事故継続割引、インターネット割引など):3%
  • 特約の有無、内容:3%
  • 待機期間の有無、長さ:2%
  • 家族、知人の紹介:1%
  • その他:1%
  • 特にない、わからない:4%

Q. ペット保険に加入後、保険金の請求経験はありますか?

A. 保険金の請求経験は、以下の通りとなりました。

保険金の請求経験

※「覚えていない、わからない」の回答を除く

  • ある:57%
  • ない:43%

Q. 【保険金請求経験ありの方のみ質問】ペットの治療費総額はいくらだった?

A. 治療費の総額は、以下の通りとなりました。

ペットの治療費総額

※「覚えていない、わからない」の回答を除く※保険金給付後の自己負担額ではなく、治療費の総額

  • 10,000円未満:16%
  • 10,000円以上20,000円未満:21%
  • 20,000円以上50,000円未満:23%
  • 50,000円以上100,000円未満:21%
  • 100,000円以上200,000円未満:9%
  • 200,000円以上:10%

まとめ

ペット保険とは、ペットが病気やケガをした時にかかる治療費の一部を補填するための保険です。

ペットの治療費は、基本的に飼い主が全額自己負担で支払う必要がありますが、ペット保険に加入していれば、診療費用の一部を保険会社が負担してくれるため、飼い主の経済的負担を減らすことができます。

ペット保険で補償できる主な内容

  • 通院費
    • 動物病院に通った際にかかった診療費、処置費、処方薬代を補償
  • 入院費
    • ペットの入院費用に対して補償
  • 手術代
    • ペットの手術費用、手術の際に必要な麻酔費用などに対しての補償

オプションとして特約を付帯すれば、葬祭費用や損害賠償、ペット用の車イス作成費用に対しても備えることが可能です。

日本では人の平均寿命とともにペットの平均寿命も延伸化が進んでおり、それに伴い治療費や介護費用も増大しています。

寿命を迎えるまでの生涯平均治療費は、犬と猫のどちらの場合でもおよそ100万円以上であり、少しでも負担を減らすためにもペット保険の必要性は非常に高いといえるでしょう。

それらの治療費を貯蓄でまかなうことに不安を覚える人は、この記事を参考にしながら、あなたの家族に最適なペット保険の加入をご検討ください。

品木 彰

品木 彰

大手生命保険会社にて7年半勤務し、チームリーダーや管理職候補として個人営業、法人営業の両方を経験。その後、人材会社で転職コンサルタントとしての勤務を経て、2019年1月よりwebライター/監修者として独立。
所有資格
ファイナンシャル・プランニング技能士2級、日商簿記検定3級
専門分野・得意分野
保険全般・不動産関連・税金・投資
前田 祐治

前田 祐治

インディアナ大学ビジネススクールにてMBA(ファイナンス)取得。その後、マーシュ株式会社、東京海上日動保険会社、滋賀大学国際センター特任准教授を経て、現在の関西学院大学 経営戦略研究科 教授に至る。
所有資格
ARM(米国リスクマネジメント士資格)、CPCU(米国保険士資格)、PhD(博士)、MBA(経営学修士)
専門分野・得意分野
生命保険全般、リスクマネジメント、ファイナンス、経営学
藤田 匡紀

藤田 匡紀

新卒で日本生命保険相互会社に入社し、販売企画・代理店営業など多様な業務に従事。13年間勤務した後「もっと多くの人に、保険の必要性を正しく理解してもらいたい」という思いを胸にエイチームフィナジーに入社、ナビナビ保険の運営に参画。金融機関における顧客向け相続セミナー・研修会の実績も多数あり。
所有資格
CFP資格、証券外務員Ⅱ種
専門分野・得意分野
生命保険全般、資産運用
中村 翔也

中村 翔也

携帯代理店法人部門にて営業職として2年半勤務後、2017年12月よりwebライターとして独立。通信ジャンルをメインに金融系、保険記事を毎月30本以上執筆。
所有資格
ファイナンシャル・プランニング技能士3級
専門分野・得意分野
保険全般・金融全般・通信全般
ナビナビ保険編集部

ナビナビ保険編集部

ナビナビ保険編集部は「どこよりも分かりやすい保険情報を届けること」をコンセプトにコンテンツの配信を行っています。

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