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更新 更新:2022.07.12

犬を飼うにはどうすればいい?必要な準備や費用とペットを飼うことの心構えを解説

犬を飼うにはどうすればいい?必要な準備や費用とペットを飼うことの心構えを解説
監修者

小宮 崇之

(株)コミヤ保険サービス代表取締役/損害保険プランナー
所有資格
CFP®(公認ファイナンシャルプランナー) 、TLC(生命保険協会認定FP)、損害保険プランナー、証券外務員一種、日商簿記検定簿記2級
専門分野・得意分野
損害保険、生命保険、投資、税金
執筆者

中村 翔也

ファイナンシャルプランナー
所有資格
ファイナンシャル・プランニング技能士3級
専門分野・得意分野
保険全般・金融全般・通信全般

初めて犬を飼う人の中には、どこで迎え入れができるのか、何から準備を始めれば良いかわからない人も多いのではないでしょうか。

犬を迎え入れることは、新たな家族が増えるということです。毎日のお世話はもちろんのこと、自宅環境を整備しておかなければなりません。

また、犬を飼う前には想像もしなかった費用がかかる場合もあるので、貯金が必要でしょう。

本記事では、犬を飼うために必要な準備と費用、生活を始めた後のしつけの仕方について解説していきます。

犬を飼うまでの事前準備

これから初めて犬を飼うにあたって、事前に準備しておくことが3つあります。

犬を飼うためには、必要な持ち物を揃えるよりも将来を見越しての心構えが大切です。

どのような準備をしておく必要があるかについて解説していくので、これから犬を飼うことを検討中の人はぜひ参考にしてください。

1. 将来的に犬を飼えなくなる可能性を考慮する

犬を飼う前に、将来的に犬を飼えなくなる可能性について考えておきましょう。

たとえば、次のようなケースで犬が飼えなくなることが考えられます。

犬を飼えなくなるケースの一例

  • 仕事の都合による転勤や引っ越しで、移転先がペット禁止だった場合
  • 家族や生まれたばかりの子供にアレルギーが出てしまった場合
  • 近所からペットを飼う上で対処が難しい苦情がきた場合
  • 家族の介護や子供の世話などで犬の面倒を見切れなくなった場合
  • 飼い主が病気やケガをして長期入院となり、犬の世話を頼める人がいない場合

犬の平均寿命は延伸化が進んでおり、2019年時点では犬の平均寿命が14.1歳で過去最高となっています。

子犬から飼い始める場合は、少なくとも10年以上は生活を共にすることになります。

長い暮らしの中で犬を飼えなくなる可能性を考慮しておき、万が一のときには犬の世話を依頼できる人やサービスを見つけておきましょう。

2. 犬を飼うために必要な持ち物を揃える

犬を飼うためには、次の持ち物が必要です。

犬を飼うために必要な持ち物の一例
必須な持ち物 あると便利な持ち物
  • ケージ、サークル
  • ペットマット
  • トイレ、トイレシート、ポリ袋
  • ベッド
  • ドッグフード
  • 給水器・食器
  • 首輪・リード
  • クレート(連れ歩き用のカゴ)、ペットカート
  • ゲート
  • シャンプー、ブラッシング用品
  • 爪切り、歯ブラシ
  • 消臭機
  • おもちゃ
  • 犬用の洋服

犬を飼い始める前に、あらかじめペット用の居住スペースを作っておきましょう。

居住スペースを確保できたら、ケージやサークルを設置し、その中で犬が過ごすために必要なペットマットやベッド、トイレなどを準備してください。

その他、犬を散歩させる際に使う首輪やリード、必要に応じてクレートやペットカートを用意しておくと便利です。

なお、家の中で放し飼いする場合は電源コードやケーブル類、電話線など、噛まれて危険なものは隠しておくか移動させておくようにしましょう。

また、誤飲を防止するためにも小さな物を放置しない、常に掃除をして片付けを徹底することも大切です。

3. 犬を飼った後の心構えを知っておく

初めてペットを飼う人は、犬の生活に必要な持ち物を揃えることばかりに目が行きがちですが、何よりも重要なのは「犬を飼うことの心構え」です。

何故なら、安易な気持ちで犬を飼い始めた人による飼育放棄や捨て犬、各地方自治体が運営する動物保健センターでやむなく行われる殺処分が社会的に大きな問題となっているからです。

これらの問題を解決するためには犬を飼う前の心構えが大切で、犬と一生を共にする覚悟を持たなければなりません。

犬を飼い始める前に知っておくべき心構えが3つあるので、それぞれ解説していきます。

1. 必ず最後まで責任を持って飼う

犬を初めて飼う人の中には、毎日の散歩や餌やり、トリミングや病院での検診といったお世話が面倒になり、途中で飼育放棄をしてしまう人がいます。

犬を飼うことは家族が増えるということで、犬が寿命を迎えるまで一生お世話をするということです。

平均寿命は10〜14年程度で、日々の食費や万が一のときの医療費など、ある程度の経済的負担もあります。

犬との暮らしは毎日が楽しい素敵なものになりますが、そのためには大きな責任を伴うということを決して忘れないように心がけましょう。

2. 定期的に散歩を行う

犬を飼い始めたら、定期的に散歩を行う習慣が必要です。

何故なら、犬にとっての散歩は心身の状態を健康に保つために必要不可欠なものだからです。

一般的には朝と夕方の1日2回程度の散歩を行うのが良いとされていますが、犬種や体の大きさ、年齢などによって適切な散歩の頻度は変わってきます。

また、犬を散歩させる際の時間帯や天候によっては、路面が高温となって足をケガしてしまう恐れもあるので、必要に応じて靴を履かせるなどの対策を講じましょう。

3. 糞の後始末を必ず行う

糞の後始末を行うことは、犬を飼う上で最低限のマナーです。

犬の糞尿を放置することは、その地域の住人にとって決して喜ばしいことではありません。

また、犬の糞は法律上、「その他の汚物」や「廃棄物」に含まれるため、放棄することで軽犯罪法や廃棄物処理法違反として罰則が課せられる場合があります。

地方自治体の条例でも規制を設けている場合が多いので、散歩をする際はトイレ用品を持ち歩くなど、犬の糞尿対策をしてから出かけることを心がけましょう。

小宮 崇之
ナビナビ保険監修
(株)コミヤ保険サービス代表取締役/損害保険プランナー
小宮 崇之

一般社団法人ペットフード協会の調査では、2021年の犬の全国の推計飼育頭数は、710万6,000頭と言われています。犬は猫に比べて、飼育に手間とお金がかかることから、毎年飼育数は減っておりますが、それでも多くの犬が飼育されています。犬を飼育する一番の理由は、「生活に癒し・安らぎが欲しかったから」ということなので、精神的な支えになっている人もいるでしょう。ただ、飼育の手間やお金を考えずに、飼ってしまう人も一定数いるのは事実です。そうした安易に犬を飼育する人がいる結果、2020年度に犬は1年間に4,059頭も殺処分されている現実があるのです。こうした現実と向き合い、犬を飼う人は本当に飼育を続けることができるか、今一度考えてから、犬を購入しましょう。

犬を飼うのに必要な費用は?

犬を飼うためには、大きく分けて「初期費用」と「生涯費用」の2つの費用がかかります。

それぞれの費用と、犬を飼うのに必要な費用を節約する方法について解説していきます。

初期費用

犬を飼う際の初期費用としては、主に次の4つが挙げられます。

犬の購入費用

犬の購入費用は犬種や血統、性別や人気度によって変わり、場合によっては30万円以上の購入費用がかかる場合もあります。

以下で主な犬種の価格相場をまとめているので、購入する際の参考にしてください。

犬種の価格相場

  • トイプードル:20〜40万円程度
  • ポメラニアン:15〜30万円程度
  • ゴールデンレトリバー:10〜50万円程度
  • ミニチュアダックスフンド:20〜50万円程度

動物愛護施設や里親募集などで犬を引き取る場合、これらの購入費用はかかりません。

その代わりに譲渡手数料やデータ登録料、畜犬登録料等が発生する場合があるので、事前によく確認しておきましょう。

畜犬登録

畜犬登録とは、住んでいる市区町村に犬の登録を行うことです。

犬の登録を行うことで鑑札が発行され、犬の身分を証明できるようになり、もしも飼い犬が迷子になっても、装着されている鑑札から飼い主に戻すことができます。

地域差はあるものの、畜犬登録には概ね3,000円前後の登録費用が必要です。

狂犬病の予防接種

犬を飼い始めると、年1回の頻度で狂犬病の予防接種をすることが義務付けられます。

狂犬病はヒトに感染する可能性が高く、一旦発症すれば、ほぼ100%の方が亡くなる恐ろしい病気です。

また、狂犬病を発症した後の有効な治療法が見つかっていないことから、狂犬病の感染予防のために予防接種が重要となります。

狂犬病の予防接種は、注射済票の交付料込みでおよそ3,500円前後です。

犬を迎えるためのグッズ

犬を飼うためには、犬が快適に暮らすための様々なグッズが必要です。

最低限揃えておきたいのは、ケージやサークル、犬用のベッド、ペットマット、ドッグフード、トイレ用品などが挙げられます。

また、散歩をする際に必要なグッズとして首輪やリード、ペットカートなども必要です。

一式揃える際には、少なくとも30,000〜50,000円程度の費用がかかるので覚えておきましょう。

生涯費用

犬を飼い始めた後は、毎日の食事や万が一の際の医療費などがかかってきます。

その他、犬のトリミングやレジャーの利用料なども必要です。

食費

一般的なドッグフードの場合、1ヶ月あたりの食費は小型犬で1,000〜3,000円程度大型犬で4,000〜9,000円程度です。

また、ドッグフードの中にも様々な種類があり、プレミアムフードや療法食を選んだ場合はさらに費用が3倍程度にまで跳ね上がります。

ドライフードよりも割高なウェットフードを選んだ場合は、1日あたりの食費が数百円以上になる場合があるので、1ヶ月で数万円以上の食費となるケースもあります。

生涯費用の約4〜5割は犬の食費となるので、あらかじめ覚えておきましょう。

医療費(病気や去勢・避妊手術費用)

犬と暮らす上で推奨されるのが「去勢・避妊手術」です。

オス犬の去勢手術は小型犬で3〜5万円程度大型犬の場合で5〜7万円程度の費用がかかります。

メス犬の避妊手術では、小型犬で4〜6万円程度大型犬で6〜8万円程度の費用が必要で、オス犬の去勢手術よりも若干高めの金額になる傾向が強めです。

これらの手術には術前検査、入院費、薬剤や麻酔、抜糸にかかる料金なども含まれており、子犬のうちに検討しておく必要があります。

また、長い生活を送る中で、犬が病気やケガをしてしまうことも考えられます。

病気やケガの度合いによって医療費は変わりますが、診察料や検査台、注射や内服薬の処方で1回あたり5,000〜1万円程度の費用が必要です。

美容(トリミングなど)

アニコム家庭どうぶつ白書の「家庭どうぶつ白書2021」を参照すると、2020年の犬のシャンプー・カット・トリミング料は1年間で48,692円です。

トリミングは美容のためと思われがちですが、皮膚の健康や衛生面を保つ意味で利用されるケースも少なくありません。

シャンプーやカットは飼い主本人ができることでもありますが、時間と手間を考慮してプロに任せてしまうのも一つの手です。必要に応じて活用していきましょう。

日用品

犬のトイレやケア用品、壊れたおもちゃの買い替えなど、日用品の購入費用として年間20,000円前後の費用がかかります。

トイレやケア用品は必要不可欠なものですが、それ以外のものは場合に応じて購入を検討するようにしましょう。

レジャー(ドッグランやペットホテルの利用料など)

アニコムどうぶつ白書の2021年のデータによると、ドッグランなどの遊べる施設の利用料は年間2,880円ペットホテルやペットシッターにかけた費用は3,991円となっています。

ペットホテルやペットシッターは、飼い主が病気やケガ、旅行や出張などで一時的にお世話ができない場合に便利なサービスです。

また、最近では犬の同伴が可能な飲食店も増えているので、必要に応じて活用していきましょう。

犬を飼うのに必要な費用を安く抑えるコツ

ここまで、犬を飼うのに必要な費用について解説してきました。

犬の購入費用や食費以外にも、登録料や予防接種、医療費、日用品の購入費用など、想像するよりも多くのお金が必要で驚いた人も多いのではないでしょうか。

ここでは、犬を飼うのに必要な費用を安く抑えるコツをご紹介します。

購入費用を分割支払(ローン)にする

犬を購入する際には、10万円以上の大きなお金が必要です。

一度にまとまったお金が必要となるので負担が大きいといえますが、ペットショップやブリーダーから購入する際はペットローンが利用できる場合があります。

ペットローンは、住宅ローンや自動車、携帯電話の分割払いと同じで、ペットの購入費用を分割払いにできる支払い方法です。

ペットショップが提携する銀行や信販会社で契約することになり、一般的な分割購入よりも低金利で利用できることがメリットといえます。

一方、担保となるものがないため、通常のローンに比べて審査が厳しいというデメリットがあるので注意が必要です。

ペット保険に加入して医療費に備える

ペットと暮らす上で、犬が病気やケガをするリスクもあります。

注射や内服薬での治療なら1万円程度で済みますが、手術や入院ともなれば高額な医療費がかかってしまいます

また、ペットには私たちヒトが利用できる公的医療保険制度(健康保険や国民健康保険)もないので、すべての医療費を全額自己負担で賄わなければなりません。

そうした万が一の事態に備えて、一定の保険料で高額な医療費に備えられるのが「ペット保険」です。

ペット保険に加入していれば、犬が病気やケガをした際に発生する通院費や入院費、手術代といった診療費用の一部を保険会社が負担してくれます。

オプション(特約)として犬が物を壊してしまった場合の損害賠償、ペット用の車イス作成費用、万が一のときの葬祭費用に対しても備えられます。

まとまった資金を用意するのが難しい人は、ペット保険に加入することも検討しておきましょう。

犬を飼うための具体的な方法

犬を飼うためには、主に次の4つの方法があります。

犬を飼うための具体的な方法

それぞれのメリットやデメリットについて解説していきます。

ペットショップ

ペットショップで犬を購入するメリットとデメリットは、次のとおりです。

メリット

  • 自分の好きなタイミングで利用できる
  • 様々な犬種が取り揃えられている
  • 必要なグッズがその場で揃えられ
  • 補償やアフターケアが整備されている

デメリット

  • 生後すぐに親犬から引き離されている可能性が高い
  • 狭い部屋でストレスが溜まっている
  • 親犬の情報がわからない場合がある
  • 販売価格が高い

ペットショップを選ぶメリットは、自分の好きなタイミングで店舗を利用できる点です。

店舗によって異なるものの、様々な犬種を取り揃えていることが多く、触ったり抱っこしたりと触れ合えることが特徴です。

また、その場で犬を飼うのに必要なグッズを購入できる店舗も多く、購入後の補償やアフターケアも万全です。

一方、生後すぐに親犬から離されている子犬も多く、無駄に吠える、噛み癖がある、免疫力が弱いなどの問題があることも少なくありません。

そして、ペットショップは中間業者などが入る関係で販売価格が高くなりがちで、同じ犬種でもブリーダーから迎え入れるのに比べて10万円以上も高いこともあります。

小宮 崇之
ナビナビ保険監修
(株)コミヤ保険サービス代表取締役/損害保険プランナー
小宮 崇之

ペットショップでは幼い犬ほど、売れる傾向にあるため、生後間もない犬が親元からすぐに引き離され、販売されていました。ただ、生後間もない時期に親元を離れると、かみ癖がついたり、すれ違う犬にほえ続けるなどの問題行動を起こす恐れがあることが指摘されています。こうした問題に対処するために、2021年6月からは生後8週以内の犬猫は引き渡しや展示が禁止されることになりました。少しでも生まれて間もない犬が親や兄弟と一緒に入れる時間を増やすことで、生育に良い環境になれれば人がペットとして飼う際にも育てやすくなるでしょう。

ブリーダー

ブリーダーから犬を購入する際のメリットとデメリットは、次のとおりです。

メリット

  • 特定の犬種で優秀な血筋の子と出会える
  • これまでの生活環境を確認できる
  • 親犬の情報や育てる上でのアドバイスなどの深い相談ができる
  • 適正価格で購入できる

デメリット

  • 劣悪な飼育環境で育てている商売目的の悪質なブリーダーもいる
  • 見学の際には事前申し込みが必須で手間がかかる

ブリーダーは、特定の犬種に限定して交配・繁殖させているケースが多く、より優秀な血筋の犬と出会える可能性が高いことが特徴です。

これまでの生活環境や親犬の情報なども知れるため、血統などにこだわりたい人に向いています。

また、ペットショップのように中間業者が入っていないので、適正な価格で犬を購入できるのも魅力のひとつです。

一方、過去のペットブームの影響で、商売目的の悪質なブリーダーも存在しています。

中には、劣悪な飼育環境で無理な繁殖行為を繰り返すブリーダーも存在し、ペットの健康状態を管理していない業者がいる場合もあります。

そのため、ブリーダーから犬を迎え入れる際は、自分の目で見て信頼できるブリーダーかどうかを判断する必要があるでしょう。

動物愛護施設

動物愛護施設から犬を迎え入れる際のメリットとデメリットは、次のとおりです。

メリット

  • 高額な購入費用がかからない
  • 成犬を選んだ場合は子犬期のしつけが不要

デメリット

  • 成犬の場合はすでに病気を患っていて健康状態が良くない場合がある
  • 癖やトラウマを持っていてしつけのし直しが困難
  • 生涯を共にできる時間が短い可能性がある
  • 親犬や血統などがわからない
  • 人に対して不信感を抱いている場合がある

動物愛護施設では、何らかの事情で保護された犬の引き取り手を募集していることがあります。

高額な購入費用がかからないことが大きな特徴で、基本的には数千円程度の手数料や登録費用がかかる程度で、犬を家族に招くことが可能です。

一方で、保護された犬はもとから病気を患っていたり、大きなケガをしていたりなど、健康状態に問題があるケースも少なくありません。

また、成犬を迎える際はすでに悪癖やトラウマを持っていてしつけ直しが難しいといった問題もあります。

高齢犬の場合には一緒に過ごせる期間が短いこともあり、ペットショップやブリーダーから犬を購入するよりも多くの問題に対処しなければなりません。

里親募集

里親募集で犬を引き取る場合のメリットとデメリットは、次のとおりです。

メリット

  • 購入費用はほとんどかからない
  • 成犬を引き取った場合は子犬期のしつけが不要

デメリット

  • 何らかの病気やケガをしている可能性がある
  • 癖やトラウマを持っていてしつけのし直しが困難
  • 親犬や血統などがわからない
  • 引き取った後のアドバイスなどがもらえない
  • 飼育環境に問題があるケースも

里親募集は、動物愛護センターなどの行政管轄の施設、民間団体といったところから、個人的に里親を募集している人もいます。

こちらも犬の購入費用はほとんどかかりませんが、動物愛護施設で引き取るのと同様に、数多くの問題を抱えているケースがあります。

何らかの病気やケガをしているケースや、悪癖・トラウマを持っているケース、親犬や血統がわからないといったケースが起こりえます。

また、個人から引き取った場合は、それまでの飼育環境に問題があったり、引き取った後にアドバイスがもらえなかったりなどの注意点もあります。

里親募集で犬を引き取る際は、これらの注意点を把握した上で申し込むようにしてください。

犬のしつけをする際のポイント

犬を飼い始めた後は、周囲に迷惑をかけないようにしっかりとしつけをすることが大切です。

犬のしつけをする際のポイント

  • スワレ、マテ、フセといった基本的なことができるようにする
  • 名前を呼ぶ、アイコンタクトなどのコミュニケーションを多くする
  • 食事を与える際は飼い主の許可が必要なことを覚えさせる
  • 場所やルールを覚えさせてトイレトレーニングを行う
  • 噛んで良いものと悪いものを覚えさせる
  • 上手に褒めてあげること

犬のしつけをするのが難しい場合は、しつけ代行や訓練教室といったサービスを利用するのが効果的です。

経験豊富なドッグトレーナーが指導してくれるので、どうしてもしつけが難しい場合に活用していきましょう。

犬を飼うときは「ペット保険」の加入も要検討

昨今では獣医療の発展やペットの食環境・飼育環境が改善され、2019年の最新のデータでは、犬の平均寿命が14.1歳で過去最高となりました。

ペットと暮らす時間が長くなるのは非常に喜ばしいことですが、私たちヒトと同様に、犬も年齢を重ねることで健康上のリスクが高まっていきます。

日本獣医師会のデータによると、平成27年度(2015年)の犬の生涯平均治療費は、次のとおりとなっています。

犬の生涯平均治療費(概算)※1か月の平均治療費×平均寿命(14年)で計算。

    • 超小型犬:1,249,080円
    • 小型犬:1,380,456円
    • 中型犬:1,374,744円
    • 大型犬:1,559,208円

参照:家庭飼育動物(犬・猫)の飼育者意識調査(平成27年度)|日本獣医師会

ペットの医療費についてはヒトのような公的医療保険制度がないため、全額が飼い主の自己負担となります。

このように、決して軽いとはいえない飼い主の経済的負担を軽減してくれるのが、安い保険料で高額な補償を備えられる「ペット保険」です。

ペット保険は、毎月数千円程度の保険料を払い込むことで、犬の病気やケガの際に保険金が受け取れる保険商品です。

通院費や入院費、手術費用といった高額な出費を保険会社が負担してくれるので、まとまった資金を用意するのが難しい人はペット保険への加入を検討しましょう。

小宮 崇之
ナビナビ保険監修
(株)コミヤ保険サービス代表取締役/損害保険プランナー
小宮 崇之

ペット保険の普及率は12.2%にまでなり、多くの人にペット保険が利用されるようになりました。最大手のアニコム損保では、2022年に契約件数が100万件を突破したとのことで、多くの人に広まっていることが分かります。ペット保険は毎月定額の保険料はかかりますが、ペットにかかる治療費を全額自己負担することなく、3割や5割負担で済ますことができます。ペットを飼っている人は、治療費を気にすることなく、安心して大事なペットを動物病院に預けることができるので、ペットを飼う際には検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

犬を飼うとは、生涯を共にする家族が増えるということです。

一度飼い始めたら、最後まで責任を持ってお世話をするのが飼い主の努めといえます。

犬を飼うのに必要な持ち物を揃えることや、どの犬種にするかばかりを考えるのではなく、飼い始めた後のお世話や、万が一の病気やケガをしたときのことまで踏まえて、検討するようにしてください。

小宮 崇之

小宮 崇之

大学卒業後、信用金庫に入社。金融機関から独立して、中立的な立場でお客様目線の営業をしたいという思いから、保険代理店として独立を決意。保険会社の代理店営業職を経て、損保ジャパンの研修生を5年間経験し、2020年9月に㈱コミヤ保険サービスという保険代理店を設立致しました。現在は、損害保険、生命保険の代理店を経営しております。また、保険代理店の実務経験を生かして、FPとして執筆業や講師業にも取り組んでおります。
所有資格
CFP®(公認ファイナンシャルプランナー) 、TLC(生命保険協会認定FP)、損害保険プランナー、証券外務員一種、日商簿記検定簿記2級
専門分野・得意分野
損害保険、生命保険、投資、税金
中村 翔也

中村 翔也

携帯代理店法人部門にて営業職として2年半勤務後、2017年12月よりwebライターとして独立。通信ジャンルをメインに金融系、保険記事を毎月30本以上執筆。
所有資格
ファイナンシャル・プランニング技能士3級
専門分野・得意分野
保険全般・金融全般・通信全般
ナビナビ保険編集部

ナビナビ保険編集部

ナビナビ保険編集部は「どこよりも分かりやすい保険情報を届けること」をコンセプトにコンテンツの配信を行っています。

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