株式会社エイチームのグループ会社である株式会社エイチームフィナジー(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:林和樹)は、2022年4月からの高校家庭科における金融教育必修化開始に伴い、20歳から70歳以下の男女426名を対象に「学校での金融教育に関する意識調査」を実施しました。
調査の結果、お金の知識が無いことで困った経験がある人が42%もおり、中には「もし若い時から金融知識があればもっと資産を増やせた、損やリスクを回避できた」という声もあがりました。
また、「学校の授業で金融教育を受けておきたかった」と感じている人が約7割もいることがわかりました。
社会人として生活していく上で、必ず触れることになる金融とその知識について、学校教育では習うことがなかった世代の切実な思いを通して金融教育の必要性が浮き彫りになりました。*成人: 本資料では20歳以上を指しています。
調査サマリー
- 自分の金融リテラシーが「高いと思わない」と回答した人は4割以上!
- 正しく仕組みを理解している金融商材は「特になし」が第2位
- 成人になる前に「お金の増やし方」「管理の仕方」を正しく習っておきたかった
- 4割以上が「お金の知識が無いことで困った経験がある」
- 約7割が「学校の授業で金融教育を受けておきたかった」と回答
調査概要
- 調査方法 :インターネットによる調査
- 調査対象 :全国にお住まいの20歳から70歳以下の男女
- 調査期間 :2022年2月4日~8日
- 調査エリア:全国
- サンプル数:426名
自分の金融リテラシーが「高いと思わない」と回答した人は4割以上!
現在すでに成人している方に、「ご自身の金融リテラシー(お金に関する知識)は高いと思いますか?」と質問したところ、「高いと思わない」と回答した人が最も多く43.2%もいることがわかりました。
次いで、「どちらでもない」が30.8%、「高いと思う」と回答した人はわずか17.1%のみでした。
成人でも、金融リテラシーが高いと自信を持っている人はとても少ないことがわかりました。
正しく仕組みを理解している金融商材は「特になし」が第2位
正しく仕組みを理解していると思う金融商材について質問したところ、1位は「クレジットカード」で54.2%、2位は「特になし」で38.7%、3位は「保険」で35.7%という結果になりました。
クレジットカードの仕組みは日々の買い物に関係する身近な金融商材なため、理解しているという回答が多く得られたようです。
一方、気になるのは「特になし」と回答した方が多くいる点です。正しく仕組みを理解しないまま金融商材を使っている人は意外に多いのかもしれません。
成人になる前に「お金の増やし方」「管理の仕方」を正しく習っておきたかった
成人になる前に正しく習っておきたかったお金の知識について質問したところ、1位は「お金の増やし方」で49.3%、次いで多かったのは「お金の管理の仕方」で43.7%でした。
「その他」「特になし」を除くと最も少なかったのは「お金の稼ぎ方」であり、稼いだお金をどうするのか、を習いたかったと考えている人が多いことがわかりました。
さらに、成人になる前に正しく習っておきたかった金融知識について内容を詳しく聞いたところ、主に下記のような意見がありました。
【金融全般について】
- お金の大切さや金融全般の仕組み
- 金融商品の長所・短所
- 金融商品のトラブル例
- 経済全般の基礎知識や為替等の仕組み
【資産運用について】
- 資産運用関連商品の基礎知識全般
- 資産運用とリスク
- 株や投資信託の仕組み
【その他】
- 年金や社会保険の仕組み
- 税金の仕組み
また、数多くの回答者の方から、「もし若い時から金融知識があればもっと資産が増やせた、損やリスクを回避できた」という切実な感想が添えられていました。
4割以上が「お金の知識が無いことで困った経験がある」
お金の知識が無いことで困った経験がある人は42%ということがわかりました。
また、困ったことがあると回答した方に具体的な内容を聞いてみると、下記のような声があがりました。
【金融全般について】
- 保険や金融商品の説明を受けてもその商品が適切な価格設定なのか判断がつかなかった。
- 勧められるがままに金融商品を購入し、無駄な支出をしてきてしまった。
- 金融商材の仕組みを理解せず扱い、結果的に損をしてしまった。
- 計画的ではなかったため、損をした。
- 高い金利でローンを組んでいたが、わからなかった。
- よく理解しないままリボ払いにして損失を出した。
- 保険の仕組みがよくわからず、何が最適かよくわからなかった。
約7割が「学校の授業で金融教育を受けておきたかった」と回答
「学校の授業で金融教育を受けておきたかったと思いますか?」との質問には、約7割の人が「金融教育を受けておきたかった」と回答しました。
逆に「受けておきたかったとは思わない」と答えた人はわずか11.5%であり、多くの成人の方が、金融教育を若い時に学校の授業で受けておきたかったと悔しく感じている姿が見えてきました。
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