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更新:2020.09.11 公開:2020.04.15

積立保険とは?メリット・デメリット、掛け捨て保険との違いをかんたんに解説します

積立保険とは?メリット・デメリット、掛け捨て保険との違いをかんたんに解説します

積立保険とは

積立保険とは学資保険」や「養老保険」「個人年金保険」などをはじめとする、貯蓄性がある保険のことです。

契約時に定めた保険料の払込期間が満了した際に支払われる一時金「満期保険金」や、途中解約の際にそれまで支払ってきた保険料の一部が「解約返戻金」として返ってくるため、保障を備えながらお金を貯めることができます

「満期保険金」とは?
保険期間が終了した時に保険契約者が受け取ることができるお金のこと
「解約返戻金」とは?
保険を解約した時に保険契約者に払い戻されるお金のこと

積立保険と掛け捨て保険の違い

保険商品には「積立保険」の他に「掛け捨て保険」があり、それぞれの違いは以下のとおりです。

積立保険と掛け捨て保険の違い
積立保険 掛け捨て保険
特徴 最終的にお金が返ってくるので将来に向けた貯蓄の代わりに使える お手頃な保険料で大きな保障を用意できる
保険料 割高 割安
解約返戻金
満期保険金
メリット
  • 将来に向けての貯蓄として積立ができる
  • 満期保険金や解約返戻金によって支払った保険料が掛け捨てになりにくい
  • 保障が一生涯受けられる保険商品が多い
  • 保険料としての毎月の支払金額が安い
  • 貯金型に比べて高額な死亡保障が準備しやすい
  • 保障の見直しがしやすい
  • 一定期間に向けて手厚い保障を準備しておきたい人に向いている
デメリット
  • 保険料としての毎月の負担が大きい
  • 短期で解約すると元本割れするリスクがある
  • 保険商品として貯蓄型の商品が少ない
  • 満期保険金や解約返戻金がないため、保険料が無駄になるケースがある
  • 保障期間が一定期間のことが多い
主な保険の種類

積立保険は、満期保険金や解約返戻金などの「後で返ってくるお金」があることが特徴です。

そのため、将来に向けて積立をするイメージで毎月の保険料を支払うことになります。

ただし、貯蓄性がある保険のため、掛け捨て型と比べて毎月の保険料は割高に設定されています。

掛け捨て保険は、満期解約金や解約返戻金などがない代わりに、毎月の保険料が割安で大きな保障を用意できることが特徴です。

積立保険と掛け捨て保険には一長一短の特徴があるので、一概にはどちらの保険が向いているとはいえません。

たとえば、子供が成長して自立するまでの期間限定で保障を用意しておきたい方は「掛け捨て保険」、万が一の事態に備えつつ将来に向けての貯蓄をしたい方は「積立保険」を選ぶのが良いでしょう。

ご自身のライフプランや生活スタイルを振り返り、それぞれの保険のメリットとデメリットを理解した上で保険を選ぶのがおすすめです。

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積立保険のメリット・デメリット

積立保険のメリットとデメリットは以下の通りです。

メリット1. 保障だけでなく貯蓄もできる

積立保険の最大の特徴は、万が一の事態に備えるための保障を用意しつつ、将来に向けての貯蓄ができることです。

積立保険の契約時に定めた満期を無事に迎えることができれば「満期保険金」、途中で解約する場合は解約返戻率をかけた金額が「解約返戻金」といった形で返ってきます。

特に、保険料の払込期間を満了すると解約返戻率が110%や120%になり、それまでに支払ってきた保険料以上の解約返戻金が支払われることもあります

こういった側面から、積立保険は「銀行や手元にお金があるとすぐに使ってしまって貯金ができない」という方に向いている保険です。

メリット2. 積み立てた保険料からお金を借りることができる

積立保険を契約していることで、解約返戻金を担保にして保険会社からお金を借りることができる「契約者貸付制度」が利用できます

契約内容によって借りられる金額は異なりますが、一般的には解約返戻金の70〜90%が限度額となっていることが多いです。

返済に関しては催促がないようですが、保険会社からお金を借りるため利息が発生する点にはご注意ください

また、満期を迎えたタイミングや解約する際に残債がある場合は、満期保険金や解約返戻金として受け取るお金と相殺して計算されるので覚えておきましょう。

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デメリット1. 掛け捨て保険に比べて保険料が高い

掛け捨てタイプの保険と貯蓄タイプの保険の違い

積立保険の毎月の保険料は、掛け捨て保険に比べると割高な金額に設定されています

保険料が高い理由は、将来的に契約者に払い戻すお金を保険料に上乗せしているからです。です。

積立保険で大きな保障を設定すると、掛け捨て保険に比べて保険料が高額となるケースが多いため、家計を圧迫する原因にもなりますのでご注意下さい

デメリット2. 早期解約すると元本割れすることも

解約返戻金が支払い保険料を下回る時に元本割れを起こす

積立保険のメリットとして解約返戻金で将来的にお金が返ってくるとお伝えしましたが、早期解約をする場合には元本割れが発生します

解約返戻金の金額は、解約するタイミングまで支払い続けた保険料に、保険商品ごとに決められている「解約返戻率」をかけた金額となります。

解約返戻率は保険料の払込期間が満了しない限り100%を超えることはないので、保険料の払込期間が終わる前に解約してしまうと基本的に元本割れが起こります。

そのため、積立保険を解約する際には保険料の払込期間を確認してから手続きを行うようにしてください

デメリット3. インフレに弱い

インフレの場合とデフレの場合の「お金・モノ」の価値の違い

積立保険は基本的に契約した時期の金利で固定されてしまうため、インフレに弱いというデメリットがあります。

インフレとは、簡単に説明すると物価が上がってお金の価値が相対的に下がった状態のことです。

たとえば、今までは100円で購入できた飲み物が、インフレによって200円支払わないと購入できなくなったとします。

シンプルに見れば飲み物の価値が2倍に上がったといえますが、逆にいうとお金の価値が半分になったともいえます。

上記の例と同様で、積立保険の契約中にインフレが起こると物価が上昇して実質的に金利が下がってしまう事態になります。

景気の流れなのでコントロールすることはできませんが、インフレによって実質的な金利が下がってしまう可能性があることを覚えておきましょう

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積立保険に向いている人と向いていない人の特徴

積立保険に向いているのは以下のような人です。

積立保険が向いている人

  • 自分で貯金をするのが苦手な人
  • 支払った保険料が掛け捨てになるのが嫌な人
  • 将来に向けた貯蓄を残しておきたい人

積立保険が向いていない人

  • 毎月の保険料を抑えつつ大きな保障を用意したい人
  • 貯蓄する目的がなく万が一の事態に備えたい人
  • ライフプランに合わせて保険の見直しをしたい人

積立保険は将来に向けて貯蓄ができるだけでなく、万が一の時の保障を備えられることが特徴です。

支払った保険料が将来、解約返戻金や満期保険金といった形で返ってくるので無駄にならず、商品によってはプラスになることがあります。

しかし、将来的に保険の見直しを考えている人や保険料を抑えつつ大きな保障だけを備えたい人は、掛け捨て保険の方が向いていると言えます。

積立保険も掛け捨て保険もそれぞれのメリットやデメリットがあるので、自分に合った保険を検討しましょう。

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積立保険の選び方

積立保険を選ぶ際には、以下の3点に注目して選びましょう。

積立保険を選ぶ際に注目するべき3つのポイント

  1. 返戻率
  2. 加入目的
  3. 保険料

加入目的

積立型の保険料に入る目的としては、主に「教育資金」「住宅資金」「老後資金」などが挙げられ、何のために加入するかで保険期間や保険金の設定額が変わります

例えば、子供の教育資金のために加入するのであれば保険期間は子供の大学入学時までになり、老後資金のために加入するのであれば保険期間は退職するまでになるかもしれません。

一度加入目的を考えることで、どの保険が自分に適しているかを見極めることができるので、加入目的を明確にしてから検討しましょう。

返戻率

学資保険の返戻率による受け取り給付金・保険金の総額の違い

返戻率とは、払い込んだ保険料の総額に対し、受け取った保険金や給付金の総額の割合を表した数値のことです。

返戻率が100%以上であると支払保険料よりも将来多くのお金が受け取れます。反対に返戻率が100%未満であると、支払保険料よりも将来受け取れるお金が少なくなるので注意しましょう。

また、同じ保険商品でも保険料の支払いを一括払いや一時払いにすると、返戻率が高くなるのでぜひ検討してみてください。

保険料

積立保険は将来お金が返ってくるからと言って、保険料を高めに設定すると家計を圧迫することになります。

もし保険料を払えなくなり途中解約をすると、解約返戻金が支払保険料を下回る場合があります

保険料を設定する際には自身の収入と照らし合わせながら、将来無理なく払っていける金額内に収めることをおすすめします

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積立保険に関するよくある質問 Q&A

積立保険を検討する際のよくある質問にお答えしていきます。

Q.積立保険は途中で引き出すことができますか?

A.「積立保険の満期を迎える」「途中で解約する」のどちらかの手続きをしないとお金を引き出すことができません

また、解約返戻金を担保にお金を借りる「契約者貸付制度」が利用できる積立保険もありますが、金利がかかる上に満期保険金や解約返戻金と相殺されてしまいます。

突然の出費や日常生活で困ることがない程度のお金は普通預金に蓄えておき、それ以外のお金を積立保険で運用するのが賢いやり方だと言えます。

Q.積立保険の保険金や解約返戻金を受け取る際には税金はかかりますか?

A.かかります。また、契約者と受取人によっては税金の種類が以下のように変わります。

保険契約者と保険金受取人の組み合わせによる税金の違い

契約者本人が受け取る場合は「所得税」、家族が受け取る場合などは「贈与税」として一時所得の課税対象となるので覚えておきましょう。

Q.積立保険は生命保険料控除の対象になりますか?

A.なります

2012年1月1日以降契約の商品は、新制度の生命保険料控除が適用されます。

積立保険は「生命保険料控除」の区分に該当されますが、契約内容で要件を満たしていれば「個人年金保険料控除」の対象とすることができます

生命保険料控除の新制度と旧制度の違い

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まとめ

積立保険は、貯蓄性のある保険全般のことを指す言葉です。

積立保険には学資保険や養老保険、個人年金保険などの様々な種類が存在し、大まかには以下のようなメリットとデメリットがあります。

積立保険は貯蓄ができることが最大の特徴ですが、その代わりに毎月の保険料が高くなることがデメリットです。

また、積立保険と掛け捨て保険では以下のような違いがあります。

積立保険と掛け捨て保険の違い
積立保険 掛け捨て保険
特徴 最終的にお金が返ってくるので将来に向けた貯蓄の代わりに使える お手頃な保険料で大きな保障を用意できる
保険料 割高 割安
解約返戻金
満期保険金
メリット
  • 将来に向けての貯蓄として積立ができる
  • 満期保険金や解約返戻金によって支払った保険料が掛け捨てになりにくい
  • 保障が一生涯受けられる保険商品が多い
  • 保険料としての毎月の支払金額が安い
  • 貯金型に比べて高額な死亡保障が準備しやすい
  • 保障の見直しがしやすい
  • 一定期間に向けて手厚い保障を準備しておきたい人に向いている
デメリット
  • 保険料としての毎月の負担が大きい
  • 短期で解約すると元本割れするリスクがある
  • 保険商品として貯蓄型の商品が少ない
  • 満期保険金や解約返戻金がないため、保険料が無駄になるケースがある
  • 保障期間が一定期間のことが多い
主な保険の種類

これらの違いをしっかりと理解して、自分にはどういった保険が合っているのかを検討してから選ぶようにしましょう。

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この記事の執筆者

中村 翔也

携帯代理店法人部門にて営業職として2年半勤務後、2017年12月よりwebライターとして独立。通信ジャンルをメインに金融系、保険記事を毎月30本以上執筆。
この記事の監修者

石田 直樹

ソニー生命、東京海上日動あんしん生命保険、保険代理店等、保険業界を28年間勤務。支社長や管理職を経験、200回以上のセミナーや研修講師の登壇経験あり。その知識を活かし、もっと多くの人に保険の必要性を正しく理解してもらいたい!という思いを胸に、ナビナビ保険の事業立ち上げメンバーとして異業種のIT企業に転職し、現在に至る。
所有資格
AFP資格、TLC(生保協会認定FP)資格
この記事の編集者

ナビナビ保険編集部

ナビナビ保険編集部は「どこよりも分かりやすい保険情報を届けること」をコンセプトにコンテンツの配信を行っています。

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