ナビナビ保険
  1. ナビナビ保険 /
  2. 生命保険 /
  3. 払い済み保険とは?保険料負担が苦しい時や保障内容の見直し時におすすめの方法

保険を知る

更新:2020.08.03 公開:2020.05.19

払い済み保険とは?保険料負担が苦しい時や保障内容の見直し時におすすめの方法

払い済み保険とは?保険料負担が苦しい時や保障内容の見直し時におすすめの方法

払い済み保険とは

払済保険の仕組み
払い済み保険は、保障金額が減額となる代わりにそれ以降の保険料支払いをストップできる保険制度です。

たとえば、保障額が1,000万円の終身保険を払い済み保険に変更すると、保障額が500万円に減額されるものの、保障期間はそのままに以降の保険料支払いが必要なくなります。

変更時点の解約返戻金を元手とし、それ以降の毎月の保険料負担を軽減できるので、保険料の払い込みが難しくなった時や保障内容の見直しをしたい時などに活用できる方法です。

保険料の払い込みが難しくなった時に保険を解約するのは簡単ですが、本当に必要な保障がなくなってしまうので万が一の事態を想定すると不安が残ってしまいます。

また、これまでと同等か近い水準の保障内容の保険を探し出すのには多くの時間と手間がかかるため、解約手続きは最終的な手段として検討すべきです。

生命保険解約の注意点やデメリットはこちらの記事を参考にしてください。

そういった場合に保険料負担をなくす方法としておすすめされるのが「払い済み保険」という選択肢なのです。

払い済み保険は、現在の健康状態の告知や医師による診査など不要で手続きができるので、手間も時間もかかりません。

健康状態が悪いために新しい保険に加入することが難しい場合でも、保険料を節約するための選択肢としておすすめの方法です。

なお、払い済み保険は商品名ではなく、解約返戻金がある保険に加入している人だけが変更できる保険の制度です。

払い済み保険に新規で申し込むことはできないので気をつけましょう。

払い済み保険の対象にできる保険

払い済み保険の対象にできる保険は、解約返戻金がある積立型保険(終身保険や養老保険など)です。

その理由は、払い済み保険の仕組みが「変更時点の解約返戻金を元手」として、それ以降の保険料支払いを中止する制度であるためです。

つまり、元手としての解約返戻金がない保険商品では払い済み保険に変更することができません。

ただし、保険商品や契約内容によっては払い済み保険に変更できない場合があるので注意が必要です。

無料でお金のプロ(FP)に相談するclick

払い済み保険を利用する主な理由

保障期間はそのままに保険料負担を抑えられる払い済み保険が利用される主な理由は以下の2つが挙げられます。

保険料の払い込みが難しくなった時

冒頭でもお伝えした通り、払い済み保険は保障金額が減額される代わりに、それ以降の保険料支払いをストップできます。

長い人生を送る中で、子供が生まれたり親の介護をしたりなど、様々な理由で経済的な負担が増える場面が想定されます。

そういった場合に保険料の負担をなくすために保険を解約してしまうと、確かに保険料負担はなくなりますが本当に必要な保障までなくなってしまいます。

不要な保障であれば解約すべきですが、人生の中でどのようなリスクに遭遇するかは予測できないので、万が一の事態に備えて何らかの保障を準備しておいた方が安心して暮らせるでしょう。

上記のような場面で「払い済み保険」へ変更すれば、保険料負担を軽減しつつ必要な保障だけを確保しておくことができます。

保障内容の見直しをしたい時

払い済み保険への変更は、保障内容の見直しをしたい時にもおすすめです。

その理由は、別の保険に加入する際の手続きよりも払い済み保険への変更手続きの方が、健康状態の告知や医師による診査などが不要で圧倒的に手間と時間がかからないためです。

また、払い済み保険に変更することで保障金額は減額となりますが、その代わりに毎月の保険料を支払わなくて良くなります。

その分の費用で安価な別の保険に加入することで、必要な保障をさらに手厚く準備することが可能です。

また、払い済み保険に変更しても支払った保険料(責任準備金)は変わらず運用されていくので運用益に応じて解約返戻金が増えていきます。

払い済み保険を上手に活用することで、より手厚く、本当に必要な保障を準備しておくことができるので、保障内容の見直しをしたい時にもおすすめの方法です。

無料でお金のプロ(FP)に相談するclick

払い済み保険の主なメリット・デメリット

払い済み保険の主なメリットとデメリットは以下のとおりです。

それぞれの項目について、分かりやすくお伝えしていきます。

メリット1.変更時点から保険料の負担がなくなる

払い済み保険に変更すると、変更した時点から保険料の負担がなくなります。

様々な理由で保険料の捻出が難しくなった場合に払い済み保険へ変更すれば非常に大きなメリットがあるといえます。

ただし、払い済み保険に変更できるのは解約返戻金がある積立型保険(終身保険や養老保険など)に限られるので、その点には注意が必要です。

メリット2.保険料の負担を減らしながら主契約の保障期間が継続できる

払い済み保険は、保険料の負担を減らしながら主契約の保障期間が継続できます。

保障金額は減額となりますが、契約した当時の保障期間はそのままに保険料負担だけを減らせるので、必要最低限の保障だけを確保することが可能です。

保険料負担を減らしつつ、万が一の事態に備えて保障期間を保持しておきたいという人におすすめです。

メリット3.変更後も責任準備金は運用されるので解約返戻金は増えていく

払い済み保険に変更すると、その時点での解約返戻金が以降の保険料に充てられるので、変更したタイミングでは解約返戻金が0円となります。

ですが、それまでの期間に支払っていた保険料(責任準備金)の実績は残ったままで、保険会社によって責任準備金が運用され続けるので、その運用益に応じた解約返戻金が増えていきます。

そのため、保険契約を解約した際には解約返戻金を受け取ることができます。

当然ながら解約返戻金は一旦0円となっているため、保険加入当時に想定された金額とは実際に受け取る金額が異なる点には注意しましょう。

デメリット1.保障金額が下がる

払い済み保険は、保障金額が減額となる代わりに毎月の保険料支払いをストップできる制度です。

そのため、万一の事態が発生した場合に保障金額が不足してしまう可能性があることを踏まえて変更手続きをしなければなりません。

また、払い済み保険に変更した後でも元の契約内容に戻す「復旧」手続きができますが、その際には新たに健康状態の告知と診査などが必要となるため、場合によっては元の契約内容に戻せなくなる可能性があります。

保険料を抑えるために有効な方法ではありますが、保険料が減額となった分の費用で、別の安価な保険(掛け捨て型保険)に加入して不足した保障内容を補填することも視野に入れてご検討ください。

デメリット2.特約や配当金がなくなる

払い済み保険に変更すると、それまでの保険に付随していた特約や配当金が一切なくなってしまいます。

医療特約や介護特約、収入保障特約などを付けた保険契約において払い済み保険へ変更する場合は、消滅してしまうことを認識した上でお手続きください。

なお、多くの保険商品では払い済み保険に変更しても「リビング・ニーズ特約(余命6か月以内と宣告された場合に死亡保険金を先に受け取れる)」だけは継続できる場合が多いようなので覚えておきましょう。

デメリット3.保険会社が定める所定の期間を過ぎると、元に戻せなくなる

一度、払い済み保険に変更した保険契約を元の状態に戻すことを「復旧」と呼びます。

保険会社が定める所定の期間内(大体1〜3年)であれば、変更前の契約に戻すことができますが、期間を過ぎてしまうと復旧ができなくなります。

また、復旧する際には改めて健康状態の告知と医師による診査などが必要となります。

さらに、変更後に支払いをストップしていた間の保険料に利息をかけた金額をまとめて支払わなければならないので、期間によっては高額な費用が発生します。

そのため、払い済み保険に変更する前にこれらの注意点をしっかりと認識し、よく吟味した上で検討されることをおすすめします。

無料でお金のプロ(FP)に相談するclick

まとめ

払い済み保険は、保障金額が減額となる代わりにそれ以降の保険料支払いをストップできる保険制度です。

払い済み保険には以下のようなメリットとデメリットがあります。

これらのメリットとデメリットを見比べて、払い済み保険の特徴をしっかりと認識してからご検討ください。

なお、毎月の保険料を抑えるために払い済み保険にするか迷っている方は、お金のプロであるファイナンシャルプランナーへご相談されることをおすすめします。

専門家の目線から、あなたの現状に見合った最適なアドバイスをしてくれるので、ぜひ一度ファイナンシャルプランナーへの無料相談を検討されてみてはいかがでしょうか。

無料でお金のプロ(FP)に相談するclick

この記事の執筆者
中村 翔也
携帯代理店法人部門にて営業職として2年半勤務後、2017年12月よりwebライターとして独立。通信ジャンルをメインに金融系、保険記事を毎月30本以上執筆。
この記事の監修者
石田 直樹
所有資格
AFP資格、TLC(生保協会認定FP)資格
ソニー生命、東京海上日動あんしん生命保険、保険代理店等、保険業界を28年間勤務。支社長や管理職を経験、200回以上のセミナーや研修講師の登壇経験あり。その知識を活かし、もっと多くの人に保険の必要性を正しく理解してもらいたい!という思いを胸に、ナビナビ保険の事業立ち上げメンバーとして異業種のIT企業に転職し、現在に至る。
この記事の編集者
ナビナビ保険編集部
ナビナビ保険編集部は「どこよりも分かりやすい保険情報を届けること」をコンセプトにコンテンツの配信を行っています。

生命保険に関するおすすめコラム

生命保険の見直しポイントとは? 見直し手順と注意点を把握して家計を節約しよう

生命保険の見直しポイントとは? 見直し手順と注意点を把握して家計を節約しよう

2020.07.15
生命保険解約の注意点とは?手続きの流れや解約以外の対処法

生命保険解約の注意点とは?手続きの流れや解約以外の対処法

2020.08.05
死亡保険(生命保険)の選び方、加入目的と種類を分かりやすく解説

死亡保険(生命保険)の選び方、加入目的と種類を分かりやすく解説

2020.06.12
生命保険に加入するタイミングは? 年齢・性別・ライフステージ別の選び方

生命保険に加入するタイミングは? 年齢・性別・ライフステージ別の選び方

2020.08.05
生命保険の「掛け捨て型」と「貯蓄型」の違い、損しない生命保険の選び方

生命保険の「掛け捨て型」と「貯蓄型」の違い、損しない生命保険の選び方

2020.06.17
生命保険料控除証明書とは? 各項目の見方、再発行・手続きの流れを解説

生命保険料控除証明書とは? 各項目の見方、再発行・手続きの流れを解説

2020.07.27
貯蓄型保険とは?他保険と比較したメリット・デメリットから選び方まで徹底解説

貯蓄型保険とは?他保険と比較したメリット・デメリットから選び方まで徹底解説

2020.07.27
インターネットで加入可能!ネット保険(通販型保険)のメリット・デメリット、や選び方、注意点を解説

インターネットで加入可能!ネット保険(通販型保険)のメリット・デメリット、や選び方、注意点を解説

2020.08.07
もっと見るclick
Insurance