お電話でのお問い合わせ 0120-641-297
10:00〜19:00 土日祝も対応(年末年始を除く)
  1. ナビナビ保険 /
  2. 保険・お金のコラム /
  3. 整骨院で健康保険が使えるって本当?保険の適用範囲と注意点を解説
更新:2020.11.27

整骨院で健康保険が使えるって本当?保険の適用範囲と注意点を解説

整骨院で健康保険が使えるって本当?保険の適用範囲と注意点を解説

打撲や捻挫の治療、針や灸、マッサージを受けるために整骨院に通っている人も少なくありません。

そんなとき、医療費を節約するために健康保険が使えたら嬉しいですよね。

実は、国家資格の「柔道整復師」が働く整骨院で受けた施術は健康保険の対象なので、医療費の一部を支払うだけで治療が受けられます

ただし、施術を受ける際の症状によって健康保険が適用されるかされないかが変わってくるので、治療内容によっては全額を自己負担で支払わなければなりません

そこでこの記事では、整骨院で適用される健康保険の範囲と、実際に整骨院で保険を適用する際の注意点について解説していきます。

無料でお金のプロ(FP)に相談するclick

整骨院に健康保険でかかれる範囲

一般的な病院や整形外科では投薬での治療ができ、レントゲン撮影やX線検査といった専門的な診察が受けられます。

整骨院では、基本的に打撲や捻挫などの処置としてマッサージなどの施術しか行うことができず、一部の症状に対しては医師からの同意がないと施術自体ができない場合もあります。

そのため、病院や整形外科を受診するのに比べて、整骨院での保険適用範囲は限られています。

健康保険が適用される場合

一般的に、整骨院の施術で健康保険が適用されるのは以下に該当する場合です。

整骨院で健康保険が適用される場合

  • 肉離れ(挫傷)
  • 打撲
  • 捻挫
  • 骨折(医師の同意が必要)
  • 脱臼(医師の同意が必要)
  • ぎっくり腰(緊急を伴う症状の場合)

なお、骨折や脱臼といった症状は、緊急を要する場合を除いて医師からの同意が必要となります。

緊急時における応急手当を行う際には医師からの同意は必要ありません

健康保険が適用されない場合

整骨院の施術は、さまざまな理由で健康保険が適用されない場合があります。

代表的な例としては以下が挙げられます。

整骨院で健康保険が適用されない場合

  • 慢性的な痛みを伴う肩こりや腰痛、五十肩など
  • スポーツ等による肉体疲労を和らげるためのマッサージや温冷罨(あん)治療
  • 過去の交通事故等が原因による頚部・腰部等の疼痛
  • 脳疾患後遺症等の慢性病のリハビリやリウマチ・関節炎等の神経性疼痛
  • 同一疾病について、病院や医院等で医師の治療を受けながら接骨院・整骨院で治療を受ける場合

参照:柔整・はり・きゅうを受けたとき|SCSK健康保険組合

慢性的な痛みを伴う肩こりや腰痛、スポーツ等の肉体疲労を和らげることを目的としたマッサージなどは健康保険の対象となりません

また、医師から継続して治療を受けている症状で、同時期に接骨院・整骨院で治療を受けたものについては健康保険の対象とならないので注意が必要です。

無料でお金のプロ(FP)に相談するclick

針、灸、マッサージの場合

整骨院で針や灸、マッサージを受ける場合、下記に該当するものであれば健康保険が適用されます。

針や灸、マッサージで健康保険が適用される場合

  • 神経痛、リウマチ、頚腕症候群、五十肩、腰痛症および頚椎捻挫後遺症等の慢性的な疼痛の場合
  • 筋麻痺や関節拘縮等であって医療上マッサージを必要とする症例に該当する場合

参照:柔道整復師等の施術にかかる療養費の取扱いについて|厚生労働省

針や灸であっても、病院で同じ疾患の治療を受けている場合は保険の対象になりません

また、マッサージに関しては疲労回復や慰安、疾病予防を目的としたものは保険の対象にならないので気をつけましょう。

なお、どちらの場合においても医師の発行した同意書または診断書が必要となります

詳細については施術を受ける予定の整骨院等にてご確認ください。

無料でお金のプロ(FP)に相談するclick

施術から支払い完了までの流れ

施術から支払い完了までの流れ

整骨院で施術を受けてから、健康保険を適用した上での支払いが完了するまでの流れは以下のとおりです。

整骨院で保険を使って施術を受ける際の一連の流れ

  1. 柔道整復師のいる整骨院で保険証を提示した上で施術を受ける
  2. 「療養費支給申請書」を直筆で署名かつ自身で捺印して柔道整復師に提出する
  3. 会計時に療養費の3割を支払う
  4. 支払いを終えた後、柔道整復師が療養費支給申請書を健康保険組合に提出する
  5. 健康保険組合から自分宛てに「施術内容等の確認連絡」がくるので対応する
  6. 確認連絡の対応後、健康保険組合から柔道整復師に対して療養費が支払われる

整骨院で保険を適用するためには、上記の流れで手続きを行う必要があります。

通常の病院受診時との違いは、柔道整復師による施術を受けたあとで「療養費支給申請書(療養費支給請求書)」を記入して整骨院に提出するという点です。

本来であれば、整骨院で保険を適用する場合は「医療費の全額を自己負担」で支払ったのち、自分で健康保険に申請手続きを行うのが原則です。

ですが、療養費支給申請書を提出することで自分の代わりに柔道整復師に療養費の請求を委任することができるので、その場で支払う料金は保険適用時の価格となります。

療養費支給申請書を提出したあと、健康保険組合から施術内容等の確認連絡が行われますが、これに対応しないと整骨院から施術費の全額を請求されてしまうかもしれないので、必ず対応するようにしてください

また、療養費支給申請書を記入する場合は、傷病名・日数・医療費をよく確認した上で、間違いを防止するためにも直筆かつ自身で捺印をするように心がけましょう。

無料でお金のプロ(FP)に相談するclick

柔道整復師にかかる施術料は「療養費」の対象

柔道整復師にかかる施術料は「療養費」の対象です。

療養費とは、被保険者が負担した療養の費用について後から現金給付を行うものをいいます。

日本での医療は「現物給付」を原則としていて、たとえば病院を受診する際に保険証を提示すれば、医療費のうち自己負担分を支払うだけで診察や治療を受けられます(受領委任払い)。

このとき、持参するのを忘れたなどの理由で保険証を提示できなかった場合は全額を自己負担で支払うことになります。

ですが、あとから健康保険組合に自分で申請をすれば、そのときに支払った金額から自己負担分を差し引いた額を償還払いで受け取ることができます。

上記のように、本来は全額を自己負担で支払ったのち、自分で健康保険組合に申請手続きをして償還払いを受け取ることで、はじめて健康保険が適用されたといえるのです。

ですが、柔道整復師による施術は療養費の対象となっているので、施術を受けた際に「療養費支給申請書」を提出することによって、自分で申請手続きを行う必要がありません

無料でお金のプロ(FP)に相談するclick

整骨院にかかる時の注意点

健康保険を適用した上で整骨院にかかる際には、以下の注意点に気をつけましょう。

それぞれの注意点について解説していきます。

症状と原因を正確に伝える

健康保険の適用とは、健康保険組合が医療費の一部を負担するという意味です。

健康保険組合が医療費の一部を負担するためには、施術内容が健康保険組合の定める症例等に合致していなければなりません。

そのため、整骨院で施術を受ける際には柔道整復師に症状や原因を正確に伝えて、間違いのないように配慮する必要があります。

また、骨折や脱臼の場合は医師からの同意が必要(緊急時を除く)となるため、整骨院にかかる際はいつから症状が出ているのかなどをしっかりと伝えるようにしてください

重複受診、はしご受診をしない

整骨院で健康保険を適用する際には、重複受診やはしご受診をしないように気をつけましょう。

特に、医師による治療を受けている症例で整骨院にかかる場合は健康保険が適用されないため、医療費を全額自己負担で支払わなければなりません

これらは症状の改善が見られない場合にされがちな受診方法ですが、医療費が高額になるばかりか健康保険が適用されない可能性が高いです。

あまりにも症状の改善が見られない場合は、整骨院ではなく他の病院で適切な治療を受けるようにしてください。

領収書を必ずもらう

整骨院を利用した際は、領収書を受け取って必ず保管しておくようにしましょう。

領収書は、自分の医療費負担分が分かるほか、医療費控除を受ける際に必要となります

また、療養費支給申請書を提出せずに自分で健康保険組合へ申請手続きを行う際にも必要なので、捨ててしまうことのないようにご注意ください。

無料でお金のプロ(FP)に相談するclick

療養費支給申請書は直筆で署名かつ捺印をする

療養費支給申請書は、必ず直筆で署名かつ捺印をするようにしましょう

申請の間違いや万が一の悪用を防ぐためにも、たとえ面倒に感じられても必ず自分で書類を作成するように心がけましょう。

似た名前の「整体院」では保険が使えないので注意

整骨院と似た名称の施設として「整体院」があります。

整体院は、民間の資格を持った人が施術を行う施設のことで、柔道整復師のような国家資格者がいる訳ではありません

また、整体院は医療機関には含まれていないため、一切の医療行為を行うことができず、当然ながら保険も適用されません。

保険を適用した上で施術を受けたい場合には、「各種保険使えます」といった看板が出ている整骨院を受診するように気をつけましょう

無料でお金のプロ(FP)に相談するclick

まとめ

整骨院では、一部の症例で施術を受ける場合であれば健康保険が適用できます。

健康保険を適用する場合、通常の受診時とは異なり、「療養費支給申請書」を提出する必要があるので覚えておきましょう。

健康保険が適用できる場合とできない場合の症例は以下の通りです。

整骨院を受診しようと考えている人は、ぜひ参考にしてください。

整骨院で健康保険が適用される場合

  • 肉離れ(挫傷)
  • 打撲
  • 捻挫
  • 骨折(医師の同意が必要)
  • 脱臼(医師の同意が必要)
  • ぎっくり腰(緊急を伴う症状の場合)
  • 神経痛、リウマチ、頚腕症候群、五十肩、腰痛症および頚椎捻挫後遺症等の慢性的な疼痛の場合
  • 筋麻痺や関節拘縮等であって医療上マッサージを必要とする症例に該当する場合

整骨院で健康保険が適用されない場合

  • 慢性的な痛みを伴う肩こりや腰痛、五十肩など
  • スポーツ等による肉体疲労を和らげるためのマッサージや温冷罨(あん)治療
  • 過去の交通事故等が原因による頚部・腰部等の疼痛
  • 脳疾患後遺症等の慢性病のリハビリやリウマチ・関節炎等の神経性疼痛
  • 同一疾病について、病院や医院等で医師の治療を受けながら接骨院・整骨院で治療を受ける場合

無料でお金のプロ(FP)に相談するclick

公開:2020.11.20
この記事の執筆者

中村 翔也

携帯代理店法人部門にて営業職として2年半勤務後、2017年12月よりwebライターとして独立。通信ジャンルをメインに金融系、保険記事を毎月30本以上執筆。
所有資格
ファイナンシャル・プランニング技能士3級
この記事の監修者

藤田 匡紀

新卒で日本生命保険相互会社に入社し、販売企画・代理店営業など多様な業務に従事。13年間勤務した後「もっと多くの人に、保険の必要性を正しく理解してもらいたい」という思いを胸にエイチームフィナジーに入社、ナビナビ保険の運営に参画。金融機関における顧客向け相続セミナー・研修会の実績も多数あり。
所有資格
AFP資格、証券外務員Ⅱ種
この記事の編集者

ナビナビ保険編集部

ナビナビ保険編集部は「どこよりも分かりやすい保険情報を届けること」をコンセプトにコンテンツの配信を行っています。

保険・お金のコラムに関するおすすめコラム

お金の貯め方にはコツがある!意識すべきポイントと効率の良い6つの貯蓄方法

お金の貯め方にはコツがある!意識すべきポイントと効率の良い6つの貯蓄方法

2020.11.06
家計の見直し方法とは?支出を減らし貯蓄するためのチェック項目&固定費の節約ポイントをFPが解説!

家計の見直し方法とは?支出を減らし貯蓄するためのチェック項目&固定費の節約ポイントをFPが解説!

2020.11.06
節約・貯金が苦手な人、必見!FPが解説する継続する家計簿のつけ方のコツとは?

節約・貯金が苦手な人、必見!FPが解説する継続する家計簿のつけ方のコツとは?

2020.09.10
同棲カップルの生活費は月いくら?将来を見据えた同棲の始め方[FP監修]

同棲カップルの生活費は月いくら?将来を見据えた同棲の始め方[FP監修]

2020.11.06
貯金ができない人の特徴は?今から始められる貯金を増やすための対処法を解説

貯金ができない人の特徴は?今から始められる貯金を増やすための対処法を解説

2020.10.15
電気代を節約するための方法は?家電ごとの効果的な節約方法をわかりやすく解説

電気代を節約するための方法は?家電ごとの効果的な節約方法をわかりやすく解説

2020.09.17
一般的な生活費の内訳は? 家族構成別に見る一ヵ月の支出と家計の見直し方

一般的な生活費の内訳は? 家族構成別に見る一ヵ月の支出と家計の見直し方

2020.11.06
今すぐできる6つの食費節約方法とは?節約のコツや貯蓄方法もご紹介

今すぐできる6つの食費節約方法とは?節約のコツや貯蓄方法もご紹介

2020.07.28

もっと見るclick

Insurance