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結婚したら保険の見直しが必要! FP相談前に整理すべきポイントや選び方

結婚をするときは加入している保険の内容を確認し、見直しが必要かチェックすることをおすすめします。

なぜなら、結婚をしたら家族構成や世帯収入などが変化し、それに伴い必要な保障も変化するため、今加入している保険の保障だけでは不十分な可能性があるからです。

せっかく保険加入しているにも関わらず、万が一のときに保険が意味をなさないといった状態は避けるべきです。

この記事では、下記ついてわかりやすく解説しますので、ぜひ結婚による保険見直しの参考にしてください。

この記事ではこんな疑問にお答えします!

  • 結婚したときの生命保険の見直し方
  • ケース別(女性・男性、共働き・方働き)に結婚で見直すポイント
  • 現在加入している保険を継続する際に注意すべきこと

結婚したタイミングでの生命保険の見直し方

結婚をしたら、生命保険の見直しをする必要があります。

なぜなら、結婚をすると家計状況や将来の資金計画が、大きく変化し、必要な保障も大きく変わるからです。

結婚をすると家族構成や世帯収入、自分を取り巻く環境などに大きな変化が生じます。

これまで一人暮らしだった方は二人暮らしになることで毎月の支出が増えるでしょうし、引っ越しをする場合は住居費が上がる可能性もあります。

また、子どもが生まれる場合、養育費や教育費についても考えておかなければなりません。

さらに結婚を機にどちらかが仕事をセーブしたり辞めたりすると、パートナーの収入に頼らざるを得なくなるため、一家の大黒柱の万一に備える必要があるでしょう。

以上のような場合に備え、結婚をしたら既に生命保険に加入している人であっても保障内容を確認し、今後の人生においてどのようなリスクが想定されるのか、それをカバーするにはどのような保障が必要なのかを考えてみる必要があります。 

既に加入している保険があるのかチェック

結婚を機に保険の見直しをするにあたってまず行うべきなのが、下記の点を確認する必要があります。

  • 既に加入している保険の有無
  • 保険加入している場合は保障内容の確認

自分や家族にとって必要十分な保障を用意するには、いまどのような保険に加入していてどのような保障があるのか、正確に把握することが大切です。

医療保険を例に考えてみましょう、医療保険は既婚・未婚に関係なく、必要な保障です。

そして、多くの医療保険は、加入時の年齢に比例して保険料が高くなります。

そのため、既に加入している医療保険の保障内容が十分なものであれば、新たに加入し直すよりも安い保険料で必要な保障を得られるため、そのまま継続したほうがいいケースもあります。

ただし、既に十分な額の死亡保障がついた保険に加入している場合でも、子どもが独立するまでに満期を迎えてしまう保険であれば、見直しが必要になってきます。

また、自分で加入したものについてはもちろん、見落としがちなのは親がかけてくれている保険の有無です。

若い頃に親が加入した保険を自分でも意識しないまま今も継続している、というケースが少なくありません。

結婚したら保険を見直す必要がある?ケース別に解説

結婚後の生活において必要な保障は、下記のケースによって異なってきます。

  • 共働きかどうか
  • 子どもの有無(予定があるかも含む)
  • 活費の負担割合

ケース別に保険の見直しをする際のポイントについて解説します。まずは、下記の一覧表で自分に当てはまるケース確認してみましょう。

現在の保険加入状況
未加入 加入済
女性(妻)の場合
  • 病気やケガで入院した場合に必要な保障
  • 【結婚後も仕事をする場合】働けなくなった場合に必要な保障
  • 【結婚後に仕事を辞める・セーブする場合】夫の死亡保障
  • 現在加入している保険は現代の医療事情に合った保障内容か
  • 保険期間(保障期間)はいつまでか
  • 保障内容が重複している保険はないか
男性(夫)の場合
  • 病気やケガで入院した場合に必要な保障
  • 働けなくなった場合に必要な保障
共働きの場合
  • 病気やケガで働けなくなった場合に必要な保障
  • 自分や配偶者が万一の場合に必要な保障
  • 現在加入している保険で必要な保障をカバーできているか
  • 配偶者が遺族年金をもらえるまでの間保障を受けられるか
片働き(専業主婦・主夫)の場合
  • 一家の大黒柱である配偶者に万一のことがあった場合に必要な保障
  • 病気やケガで働けなくなった場合に必要な保障
  • 専業主婦(主夫)の病気やケガ・死亡により家事をしてくれる人がいなくなった場合に必要な保障

女性(妻)の場合

女性(妻)が結婚をしたらまず見直しを検討すべきなのが、自身の医療保険です。医療保険は既婚・未婚に関係なく必要なものではあります。

しかし、女性の場合、妊娠や出産など結婚後は入院や手術のリスクが増加します。

そのため、結婚したらまず、自分が病気やケガで入院や手術を受けた場合に必要な保障について考えてみましょう。

既に医療保険に加入している場合は下記の点を確認しましょう。

  • 現代の医療事情(入院の短期化、通院治療の増加)に合った保障内容になっているか
  • 険期間はいつまでか(何歳まで保障を受けられるのか)
  • 新型保険に加入している場合、更新後の保険料はいくらになるのか

また、結婚を機に仕事をセーブしたり辞めたりする場合は、夫が働けなくなった場合の保障や死亡保障についても検討の必要があります。

 男性(夫)の場合

男性もまずは、自身の医療保険を見直してみましょう。見直しのポイントは、女性の場合と基本的に同じです。

また、既に加入している保険がある場合、保障内容だけでなく、重複している保障がないかどうかも確認しておきましょう。

例えば、死亡保障のある生命保険に複数加入している場合、一本化することで保険料を安く抑えられたり、保障内容が良くなることがあります。

共働きの場合

共働き世帯の場合、まず考えるべきは「働けなくなった場合の保障」です。

夫婦共働きで互いに自活できるだけの収入がある場合、どちらか一方が死亡した場合の経済的リスクはさほど大きくありません。

しかし、配偶者が病気やケガで働けなくなった場合、あるいは療養のため長期にわたり休職せざるを得なくなった場合は、世帯収入が減少するにもかかわらず医療費や介護費がかさむ、といった事態に陥る可能性があります。

共働き世帯では、夫婦ともに「就業不能保険」への加入を検討することをおすすめします。

医療保険で最低限の保障を確保しつつ、それに上乗せする形で就業不能保険に加入することで、働けなくなった場合に想定される世帯収入の減少に備えるのです。

共働きであっても夫婦間の収入に格差がある場合は、まずは家計の多くを担っている配偶者の死亡保障について検討しましょう。

片働き(専業主婦・主夫)の場合

片働き世帯の場合、一家の大黒柱が死亡した場合、遺された配偶者は大きな経済的リスクを背負うことになります。そこで、まず検討すべきなのが、死亡保障です。

被保険者が死亡した場合にまとまった保険金を受け取れる定期保険でもいいですし、お給料のような形で保険金が毎月給付される収入保障保険でもいいでしょう。

また、共働き世帯と同様、病気やケガで働けなくなった場合の保障についても考えておく必要があります。 

さらに、片働き世帯では、専業主婦・主夫の病気やケガ、死亡によって家事を出来る人がいなくなった場合も考えておかなければなりません。

収入面を心配する必要はありませんが、家事代行サービスを依頼したり外食が増えたりすることにより、出費がかさむ可能性があることを覚えておきましょう。 

現在加入保険を継続する場合にすべきこと

現在加入している保険内容を確認した結果、結婚前から加入している保険を結婚後も継続する場合、必要に応じて以下の手続きが必要になります。

  • 氏名・住所変更
  • 険金受取人の名義変更

氏名・住所変更

自身の姓に変更があった場合は保険会社や代理店に連絡し、変更手続きの手配をしましょう。

保険会社によっては、公式HPにあるマイページから変更手続きができる場合もあります。

また、結婚を機に引っ越しをして住所や電話番号に変更があった場合も、氏名と併せて変更手続きをしてください。

保険金受取人の名義変更

結婚前に加入した保険の保険金受取人は、両親や兄弟を指定していたり、特に指定せず法定相続人になっていることが一般的です。

医療保険の保険金受取人は被保険者本人のままで差し支えありません。しかし、死亡保険は保険金受取人を配偶者に変更しておくことをおすすめします。

保険金受取人の変更手続きは書面で行うのが一般的です。保険会社や代理店などに連絡し、変更手続きの手配をしましょう。

また、保険金受取人の名義変更と同時に、指定代理請求人の変更もしておくといいでしょう。 

子どもを出産するときの保険の見直し方

子どもが生まれたら、再度保険の見直しをしましょう。なぜなら、結婚時に見直した保険だけでは、保障が不十分な可能性があるからです。

結婚を機に保険の見直しをする場合は、夫婦の生活を守るために必要な保障について考えるだけで足ります。

しかし、子どもが生まれたら、両親に万一のことがあっても子どもが自立できるまで生きていけるよう、子どもの養育費や教育費についても考えておく必要があります。

具体的には、定期保険や収入保障保険の保険金額を見直したり、余裕があれば学資保険や子どもの医療保険を検討といったことが考えられるでしょう。

また、女性は妊娠すると医療保険に加入できなかったり部位不担保がつくなど条件付きでしか加入できなかったりしますので、妊娠前に医療保険に加入しておくことをおすすめします。

まとめ

結婚を機に行う保険の見直しについて、大切なポイントを振り返りましょう。 

結婚のタイミングで保険を見直すときのポイント4つ

  • 現在加入している保険の有無と保障内容を確認する
  • 夫婦に想定されるリスクと、それをカバーするうえで必要な保障について整理する
  • 既に加入している保険を継続する場合も、氏名や住所、保険金受取人などの変更手続きをする
  • 子どもが生まれる場合は、再度保険の見直しをする

病気やケガをした時に安心して治療を受けられるよう、また、自分に万一のことがあった場合に配偶者が安心して生活していけるよう、結婚後は必要十分な保障内容の保険を用意しておくことが大切です。

これから結婚する方、結婚の予定がある方は、まず既に加入している保険証券を集めたり、必要な保障について考えたりすることから始めてみましょう。

この記事の執筆者
曽我部 三代
所有資格
ファイナンシャル・プランニング技能士2級, 生命保険募集人・損害保険募集人
保険業界に強い、ファイナンシャルプランナーです。多くの顧客を抱え、税金対策・相続対策を視野に入れたプランニングを行っています。2013年より、金融関連記事のライターとしても活動中。
この記事の監修者
石田 直樹
所有資格
AFP資格、TLC(生保協会認定FP)資格
ソニー生命、東京海上日動あんしん生命保険、保険代理店等、保険業界を28年間勤務。支社長や管理職を経験、200回以上のセミナーや研修講師の登壇経験あり。その知識を活かし、もっと多くの人に保険の必要性を正しく理解してもらいたい!という思いを胸に、ナビナビ保険の事業立ち上げメンバーとして異業種のIT企業に転職し、現在に至る。
この記事の編集者
ナビナビ保険編集部
ナビナビ保険編集部は「どこよりも分かりやすい保険情報を届けること」をコンセプトにコンテンツの配信を行っています。
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