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保険を知る

更新:2020.06.17 公開:2020.03.27

生命保険の「掛け捨て型」と「貯蓄型」の違い、損しない生命保険の選び方

生命保険の「掛け捨て型」と「貯蓄型」の違い、損しない生命保険の選び方

生命保険には大きく分けて「掛け捨て型」と「貯蓄型」の2種類があります。

今まさに生命保険への加入を検討している人の中には、掛け捨て型と貯蓄型のどちらのタイプにするべきか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

先に結論をお伝えすると、掛け捨て型と貯蓄型のそれぞれにおいて一長一短の特徴があるので、一概にどちらが良いとは言い切れません。

そのため、自分自身が「どういった事態に備えるために生命保険を検討しているのか」を明確にした上で、掛け捨て型と貯蓄型のどちらの生命保険にするかを決めるのが大切です。

生命保険文化センターが公表している令和元年度「生活保障に関する調査」によると、掛け捨て型商品志向の人は27.1%であるのに対し、貯蓄型商品志向の人は63.8%となっており、一般的には貯蓄型への加入意向の人が6割以上を占めています。

生命保険 掛け捨て型商品志向の人と貯蓄型商品志向の人の割合

この記事では、掛け捨て型保険と貯蓄型保険の違いやそれぞれの保険に向いている人の特徴をわかりやすくお伝えしていきます。

この記事ではこんな疑問にお答えしていきます!

  • 掛け捨て型保険と貯蓄型保険の違いって何?
  • 自分は掛け捨て型と貯蓄型のどっちを選べば良いの?
  • 掛け捨て型保険と貯蓄型保険でお得なのはどっち?

掛け捨て型保険と貯蓄型保険の違いがわかった上で、自分に最適な生命保険が選べるようになります。

これから生命保険に申し込もうと思っている人は、この記事を参考にして掛け捨て型と貯蓄型のどちらにするかをご検討ください。

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掛け捨て型保険と貯蓄型保険の違い

生命保険における掛け捨て型と貯蓄型の違いをひと目で分かるようにまとめました。

掛け捨て型保険と貯蓄型保険の比較
掛け捨て型保険 貯蓄型保険
保険料 貯蓄型と比べて保険料が割安 掛け捨て型と比べて保険料が割高
満期保険金
解約返戻金

(金額は少ないが戻ってくる場合もある)

メリット
  • 保険料としての毎月の支払金額が安い
  • 貯金型に比べて高額な死亡保障が準備しやすい
  • 保障の見直しがしやすい
  • 一定期間に向けて手厚い保障を準備しておきたい人に向いている
  • 将来に向けての貯蓄として積立ができる
  • 満期保険金や解約返戻金があるため支払った保険料が無駄になりにくい
  • 保障が一生涯受けられることが多い
デメリット
  • 満期保険金や解約返戻金がないため、病気やけがなかった場合に払い損になる
  • 一定期間しか保証が受けられないことが多い
  • 保険料としての毎月の負担が大きい
  • 短期で解約すると元本割れするリスクがある
  • 貯蓄型の保険は選べる種類が少ない
主な保険の種類
定期保険、収入保障保険、医療保険、がん保険など 定期保険、収入保障保険、医療保険、がん保険など
加入する主な目的
毎月の保険料を安く抑えつつ、万が一の場合の備えとして 将来に向けての貯蓄や資産形成の手段として

掛け捨て型は「期間限定で手厚い保障を受けたい人」に向いているタイプの生命保険で、毎月の保険料が圧倒的に安いことが特徴です。

しかし、期日まで生存した場合に返ってくる「満期保険金」や途中解約をしたときの「解約返戻金」がないので、おかしな言い方ですが病気やケガがないと損をすることになってしまいます。

一方の貯蓄型は「将来に向けての貯蓄として積立ができる」ので、資産形成の手段として運用したい人に向いています。

ただし、掛け捨て型と比べて毎月の保険料が高めに設定されており、そもそも選べる保険の種類が少ないという注意点もあります。

どちらも優れている部分があれば物足りないと感じる部分もあるので、生命保険の内容をしっかりと確認してから申し込みたいところです。

次の項目から掛け捨て型保険と貯蓄型保険の違いについて補足説明をしていくので、より細かな情報を知りたい人はこのまま読み進めていただければと思います。

「ざっくりと違いがわかればOK!」という人は、次の「掛け捨て型保険と貯蓄型保険の選び方」へ飛んでしまってもOKです。

保険料

掛け捨てタイプの保険と貯蓄タイプの保険の違い

生命保険は、「保険料」として毎月の支払いが発生します。

保険料は生命保険の種類によって異なりますが、一般的には貯蓄型保険よりも掛け捨て型保険の方が保険料は安いことが多いです。

保険料の観点で見る掛け捨て型と貯蓄型の違い

  • 掛け捨て型:貯蓄型と比べて保険料が割安
  • 貯蓄型:掛け捨て型よりも圧倒的に保険料が高い

保障内容に関しては、掛け捨て型と貯蓄型の違いによる差はほとんどありません。

ただし、掛け捨て型は「保険料が安い代わりに病気やケガがなければ戻ってこないお金」、貯蓄型は「保険料が高い代わりに将来を見据えて貯めておけるお金」といった見方もできます。

そのため「保険料が高いから良い・安いから悪い」と金額で決めるのではなく、自分の目的に合わせて生命保険を選ぶことをおすすめします。

満期保険金

「満期保険金」とは?
被保険者が保険期間が終了するまで生存し、満期を迎えた際に受け取れる保険金

満期保険金の観点で見る掛け捨て型と貯蓄型の違い

  • 掛け捨て型:満期保険金が受け取れない
  • 貯蓄型:満期保険金が受け取れる

掛け捨て型の場合は満期保険金がないので、病気やケガがない場合は今まで支払っていた保険料は一切返ってこないことになります。

一方の貯蓄型の生命保険(養老保険や学資保険など)では、無事に満期を迎えることができれば満期保険金が支払われます。

ただし、満期保険金は一時所得として扱われるので、所得税の対象となる点にはご注意ください。

解約返戻金

「解約返戻金」とは?
保険契約者が自ら契約を解約、もしくは保険会社から契約を解除された場合に、保険契約者に対して払い戻されるお金のこと

解約返戻金の観点で見る掛け捨て型と貯蓄型の違い

  • 掛け捨て型:基本的に解約返戻金は受け取れない(受け取れる場合でもごく少額であるケースが多い)
  • 貯蓄型:基本的に解約返戻金を受け取れる

掛け捨て型では解約返戻金がないため、途中で解約したとしても今まで支払っていた保険料は一切返ってきません。

一部の生命保険では掛け捨て型でも解約返戻金があるケースもありますが、その場合でも返戻金がごく少額であることがほとんどです。

貯蓄型の場合はこれまで支払ってきた保険料に応じて解約返戻金が増えていくので、基本的に支払ってきた保険料が無駄になることはありません(ただし例外もあります)。

なお、解約返戻金は一時所得として扱われるので、所得税の対象となってしまう点は覚えておきましょう。

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掛け捨て型保険と貯蓄型保険の選び方

掛け捨て型保険と貯蓄型保険のそれぞれの違いや特徴を知ったところで、「自分はどちらのタイプの生命保険に申し込むべきか」を考えていきましょう。

たとえば、筆者が考える生命保険を選ぶ際のポイントは以下のとおりです。

掛け捨て型と貯蓄型を選ぶ際のポイント

  • 死亡リスクなど、貯蓄で賄うのが難しい経済的リスクに備えたい → 掛け捨て型保険
  • 将来のライフイベント(介護費用や子供の入学・受験費用など)の資金準備に備えたい → 貯蓄型保険

当然ながら、生命保険に求める内容は人によって大きく異なります。

自分に最適な生命保険を選ぶためには、自身の家庭環境や目的に応じて「自分に合った保険はどちらだろう?」と考えることが何よりも大切です。

掛け捨て型と貯蓄型を組み合わせた保険もある

生命保険の中には、掛け捨て型と貯蓄型を組み合わせた保険も存在します。

たとえば、以下がそれに該当する保険です。

掛け捨て型と貯蓄型を組み合わせた保険一例

  • 定期付終身保険:終身保険で一生涯の保障を受けつつ、定期部分に該当する項目の金銭リスクがカバーできる
  • アカウント型終身保険(自由設計型):アカウント(口座)に積立をしつつ定期保険のような手厚い保障が受けられる

掛け捨て型と貯蓄型のメリットとデメリットの両面を併せ持っているタイプの保険なので、加入する際には注意が必要です。

しかし、内容をしっかりと把握していれば非常に心強い生命保険なので、自分のライフプランや目的に合っているという人は検討してみるのも選択肢のひとつです。

保険だけでなく、他の金融商品との組み合わせも検討する

将来に向けての貯蓄を考えている人は、保険だけではなく他の金融商品との組み合わせを検討することも大切です。

なぜなら、貯蓄型保険は短期解約をすると元本割れが起こり、今まで支払っていた保険料の合計よりも少ない金額しか返ってこない場合があるためです。

要するに「解約できるようになるまで一定期間の縛りがある」ということなので、突然まとまった金額が必要になったときに対応しきれない可能性があります。

そういった事態を考慮すると、将来に向けての貯蓄を保険だけに頼るのは危険だといえるでしょう。

複数の金融商品を適切に組み合わせることでそういった事態を回避できるので、ぜひ検討してみてください。

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掛け捨て型保険が向いている人

ここまで、掛け捨て型保険と貯蓄型保険の選び方について解説をしてきました。

この記事で解説してきた内容を包括して、掛け捨て型保険が向いている人の特徴を挙げると以下の通りになります。

掛け捨て型保険が向いている人の特徴について、補足説明をしていきます。

保険料を安く抑えながら万が一に備えたい人

掛け捨て型保険は、貯蓄型保険と比べて圧倒的に保険料が安いことが特徴です。

保障内容は殆ど変わらないので、掛け捨て型保険は毎月の支出を安く抑えつつ、万が一の事態に備えておきたい人に向いています。

ただし、20代の若いうちや配偶者がいない人の場合は、医療保険に加入して病気やケガで働けなくなったときのリスクに備えておいたほうが良いでしょう。

貯蓄ではなく万が一の自体に備えておきたい人

貯蓄型保険のメリットと言えるのが、将来に向けての貯蓄ができる点です。

しかし、貯蓄の目的がない人にとっては毎月の保険料が大きな負担となるので、割安な保険料で加入できる掛け捨て型がおすすめです。

また、掛け捨て型の保障期間は一定期間である場合が多く、保障内容の見直しが容易です。

そのため、結婚や出産などで生活環境が変わったときを想定してとりあえず入っておく保険として選ぶのも良いでしょう。

貯蓄型保険が向いている人

上記で掛け捨て型保険が向いている人の特徴を挙げましたが、一方の貯蓄型保険が向いている人の特徴は以下のとおりです。

貯蓄型保険が向いている人の特徴について、補足説明をしていきます。

支払った保険料が返ってこないのが嫌な人

掛け捨て型保険は、万が一の事態が起きないと支払った保険料が返ってくることはありません。

一方の貯蓄型保険は、満期を無事に迎えたときの「満期保険金」や途中解約した場合でも安心の「解約返戻金」によって、支払った保険料が返ってきます。

せっかく支払った保険料が返ってこないのが嫌だという人は、迷わず貯蓄型保険を探すことをおすすめします。

コツコツ貯蓄するのが苦手な人

貯蓄型保険は上記の通り、満期保険金や解約返戻金によって支払った保険料が返ってきます。

場合によっては支払った保険料の合計額以上の保険金が返ってくることもあります。

つまり、見方を変えれば、毎月支払う保険料が自動的に将来へ向けての貯蓄になっていることになります。

そのため、将来は不安だけどコツコツと貯蓄していくのが苦手な人は、掛け捨て型よりも貯蓄型保険を選んだほうが良いといえるでしょう。

まとめ

以上「生命保険は掛け捨て型?貯蓄型?損しない生命保険の選び方」をお送りしました。

生命保険には大きく分けて「掛け捨て型保険」と「貯蓄型保険」の2種類があり、それぞれ以下のような違いがあります。

掛け捨て型保険と貯蓄型保険の違い
掛け捨て型保険 貯蓄型保険
保険料 貯蓄型と比べて保険料が割安 掛け捨て型と比べて保険料が割高
満期保険金
解約返戻金

(金額は少ないが戻ってくる場合もある)

メリット
  • 保険料としての毎月の支払金額が安い
  • 貯金型に比べて高額な死亡保障が準備しやすい
  • 保障の見直しがしやすい
  • 一定期間に向けて手厚い保障を準備しておきたい人に向いている
  • 将来に向けての貯蓄として積立ができる
  • 満期保険金や解約返戻金があるため支払った保険料が無駄になりにくい
  • 保障が一生涯受けられることが多い
デメリット
  • 満期保険金や解約返戻金がないため、病気やけがなかった場合に払い損になる
  • 一定期間しか保証が受けられないことが多い
  • 保険料としての毎月の負担が大きい
  • 短期で解約すると元本割れするリスクがある
  • 貯蓄型の保険は選べる種類が少ない
主な保険の種類
定期保険、収入保障保険、医療保険、がん保険など 定期保険、収入保障保険、医療保険、がん保険など
加入する主な目的
毎月の保険料を安く抑えつつ、万が一の場合の備えとして 将来に向けての貯蓄や資産形成の手段として

毎月の保険料を安く抑えつつ、万が一の場合の備えとして 将来に向けての貯蓄や資産形成の手段として、上記の一覧表を参考に、自分の目的に合った生命保険を選ぶようにしましょう。

なお、参考までに筆者が考える「掛け捨て型保険と貯蓄型保険それぞれが向いている人の特徴」は以下のとおりです。

掛け捨て型保険が向いている人

  • 保険料を安く抑えながら万が一に備えたい人
  • 貯蓄ではなく万が一の自体に備えておきたい人

貯蓄型保険が向いている人

  • 支払った保険料が返ってこないのが嫌な人
  • コツコツ貯蓄するのが苦手な人

上記に該当する人は、ぜひこの機会に生命保険への加入を検討されてみてはいかがでしょうか。

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この記事の執筆者
中村 翔也
携帯代理店法人部門にて営業職として2年半勤務後、2017年12月よりwebライターとして独立。通信ジャンルをメインに金融系、保険記事を毎月30本以上執筆。
この記事の監修者
石田 直樹
所有資格
AFP資格、TLC(生保協会認定FP)資格
ソニー生命、東京海上日動あんしん生命保険、保険代理店等、保険業界を28年間勤務。支社長や管理職を経験、200回以上のセミナーや研修講師の登壇経験あり。その知識を活かし、もっと多くの人に保険の必要性を正しく理解してもらいたい!という思いを胸に、ナビナビ保険の事業立ち上げメンバーとして異業種のIT企業に転職し、現在に至る。
この記事の編集者
ナビナビ保険編集部
ナビナビ保険編集部は「どこよりも分かりやすい保険情報を届けること」をコンセプトにコンテンツの配信を行っています。

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