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更新:2020.07.09 公開:2020.01.22

収入保障保険とはどんな生命保険?メリット・デメリット、必要性を解説

収入保障保険とはどんな生命保険?メリット・デメリット、必要性を解説

収入保障保険とは

収入保障保険とは、被保険者が死亡または高度障害状態になったときに家族が年金方式(毎月一定額を受け取れる)で保険金を受け取れる掛け捨て型の保険です。

定期保険や終身保険などの他の死亡保障保険との違いは、保険金額に変化があることが特徴です。

定期保険や終身保険であれば、保険期間中、受け取れる保険金額は変わることはありません。

しかし、収入保障保険は下の図のように残りの保険期間が短くなるほどトータルの保険金額は減っていきます。

収入保障保険の仕組み

一般的に必要な保障額は、保険期間が短くなるほど少なくなるとわれています。

例えば、子供が独立するまでの生活費を、保険を使って準備したいと考えているとします。

子供が0歳のときに22歳まで加入をすると、22年間分の生活費を準備しておかなければなりません。

しかし、10年経過すると12年間分の生活費の準備のみで済むので必要な保障額は減っています。

この考え方に基づいて年数の経過とともに適切な保険金額を受け取れるのが収入保障保険です。

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収入保障保険とよく比較される他保険との違い

収入保障保険は下記のような保険と混同されやすく、どのような違いがあるのか明確に答えられる人は多くないでしょう。

収入保障保険と混同されやすい他保険

この章では、収入保障保険と上記保険との違いを解説していきます。

貯蓄型保険と収入保障保険との違い

貯蓄型保険とは、保障を取りながら貯蓄もできるという商品です。

貯蓄型保険の代表的な商品が「終身保険」です。

終身保険の仕組み

終身保険は一生涯一定の保険金額を保障しながら貯蓄が可能で、解約すると貯まったお金を受け取ることができます。

収入保障保険のように保険金額も変わりませんし、収入保障保険は貯蓄性がないので貯蓄型保険とは大きく異なります。

所得補償保険と収入保障保険との違い

収入保障保険同様、所得補償保険も毎月一定額の保険金を受け取るタイプです。

しかし、決定的な違いは、給付の対象となる状態と給付金を受け取る対象が下記のように異なる点です。

収入保障保険と所得補償保険の給付対象
保険商品 給付を受けられる状態 給付を受け取る対象

収入保障保険

死亡または高度障害状態

家族(高度障害状態の場合は自分)

所得補償保険

病気やケガで長期間働けなくなった状態

自分

収入保障保険は家族にお金を残すための保険で、所得補償保険は給料がなくなったときに自分が困らないようにするための保険です。

加入目的によって自分にはどちらの保険が適切か検討しましょう。

就業不能保険と収入保障保険との違い

就業不能給付金 月額10万円の場合の受取り方就業不能保険はケガ・病気により働けないときの収入減に備えるための保険に対し、収入保障保険は死亡保険です。

就業不能保険は、収入保障保険とは給付を受けられる状態と給付を受け取る対象が変わります。

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収入保障保険のメリット、デメリット

収入保障保険のメリット・デメリットは以下のとおりです。

メリット1 保険料の負担を軽減できる

年金型(収入保障保険)で将来受け取れる保険金額の例

収入保障保険はだんだんと総受取保険金額が安くなっていく保険です。

収入保障保険は総受取保険金額がだんだんと減っていく分、保険料を抑えて加入することができます。

もし、最も高い保険金額と同等の保険金額を受け取れる定期保険に加入すると、一般的には月々の保険料負担はもっと高くなってしまいます。

家計の収入を主に担っている人の必要保障額はかなり大きい金額になり、保険料が高額になることで諦める人もいます。

しかし、収入保障保険であれば必要保障額の保険に保険料を節約しながら加入できるのは大きなメリットです。

メリット2 家計の計画を立てやすい

収入保障保険は保険金額を毎月一定額、給料のように受け取れます。

保険金額を受け取る人が、月々の家計を考える上で計画的に一定額を組み込むことができます。

通常の定期保険だと、毎月どれだけ保険金を使えるか自分で考えなければいけません。

メリット3 保険の見直しがあまり必要ない

定期保険だとライフステージの変化や年代の経過で必要保障額が減った際に、保険を見直す必要があります。

しかし、収入保障保険は、一般的な必要保障額の変化とともに保険金額が変化するので、生活の大きな変化がない限り見直す必要性は低い商品です。

デメリット1 保険料が戻ってこない

収入保障保険は一部例外もありますが、基本的には掛け捨て型の保険のため、支払った保険料は戻ってきません。

しかし、その分月々の保険料は抑えることができます。

デメリット2 教育費などまとまった費用の準備には不向き

収入保障保険は月々に一定額を受け取るタイプの保険なので、一括でまとまったお金を受け取ることはありません。

葬儀費用や学校の入学金などのまとまったお金を準備しておきたい場合は、他の保険との併用も検討しましょう。

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収入保障保険の必要性

収入保障保険は、遺された家族の「収入」を「保障」する保険なので、必要性が高い人もいれば低い人もいます。

必要性が高い人・低い人は、以下を参考にしてください。

収入保障保険の必要性が高い人

  • 家計の収入を主に担っている人
  • 子供がいる人
  • 子供が独立するまで期間が長い人

収入保障保険の必要性が低い人

  • 独身の人
  • 家計の収入への影響が低い人
  • 子供が独立するまでの期間や配偶者が年金をもらえるまでの期間が短い人

基本的に収入保障保険は家族にお金を遺したい人のための保険なので、独身の人には必要性は低いといえます。

また、収入保障保険の特徴は安い保険料で高い保険金額の保険に加入できることなので、そこまで高い保険金額が必要ない人も必要性は低いです。

高い保険金額を必要としやすいのは家計の収入を主に担っている人や、子供の独立までの期間や配偶者が年金をもらえるまでの期間が長い人です。

実際にナビナビ保険が独自でアンケート調査を行った結果、収入保障保険に加入している人の男女比の内訳は男性が7割、女性が3割でした。これは家計の収入を主に担っている人が男性であることが影響していると考えられます。

収入保障保険の選び方

収入保障保険を選ぶ際のポイントは以下の3点です。

収入保障保険を選ぶ際のポイント

それぞれのポイントを解説していきます。

保険期間

保険期間は基本的に自分で設定します。保険期間の設定で一般的に多いのは以下の3タイプです。

収入保障保険の一般的な保険期間

  • 子供が独立するまで
  • 配偶者が年金をもらうまで
  • 自分が年金をもらうまで

子供や配偶者などの生活費が必要なくなるまで保険をかける人が多いです。

もしくは自分の給料がなくなるまで設定するという考え方もあります。

家庭の状況を考えて設定するべきですが、基本的には家族に生活費などの毎月一定額を残さなくてもよくなるまでの期間という考え方をするといいでしょう。

実際に収入保障保険に加入している人が保険期間をいつまでに設定しているのかナビナビ保険独自でアンケート調査を行った結果、60~64歳を満了として給付期間を設定している人が最多でした。

収入保障保険の給付期間設定の調査データ

保険金額

保険金額は毎月いくら給付を受けるかという決め方をします。

自分が死亡した時、家族にどれだけ毎月お金があれば安心して暮らせるかを考えてから設定しましょう。

ただし、自分が死亡した際に家族が得られる収入は、保険金以外にも以下のものがあります。

死亡時に家族が得られる主な収入

  • 遺族年金
  • 会社からの死亡退職金など
  • 配偶者の収入など

これらも計算に入れて月々の給付金額を決めてください。

実際に収入保障保険に加入している人月額保険料をいくらで設定しているか、ナビナビ保険独自でアンケート調査を行った結果、男女年代別の結果は以下の通りでした。※調査期間:2020年6月9日~6月16日

【男性】月額保険料の設定(n=89)
5,000円未満

5,000円以上

10,000円未満

10,000円以上

15,000円未満

15,000円以上

20,000円未満

20,000円以上

30,000円未満

30,000円以上

50,000円未満

50,000円以上

分からない

20代 2.8% 27.8% 22.2% 19.4% 13.9% 8.3% 5.6% 0.0%

30代

8.7% 13.0% 13.0% 0.0% 30.4% 8.7% 17.4% 8.7%
40代 0.0% 0.0% 27.3% 9.1% 27.3% 27.3% 9.1% 0.0%
50代 0.0% 7.1% 14.3% 0.0% 21.4% 50.0% 7.1% 0.0%
60代 0.0% 0.0% 40.0% 0.0% 0.0% 20.0% 20.0% 20.0%
【女性】月額保険料の設定(n=38)
5,000円未満

5,000円以上

10,000円未満

10,000円以上

15,000円未満

15,000円以上

20,000円未満

20,000円以上

30,000円未満

30,000円以上

50,000円未満

50,000円以上

分からない

20代 0.0% 11.1% 44.4% 11.1% 16.7% 0.0% 16.7% 0.0%

30代

0.0% 8.3% 33.3% 8.3% 16.7% 8.3% 25.0% 0.0%
40代 16.7% 33.3% 33.3% 16.7% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%
50代 0.0% 0.0% 0.0% 50.0% 0.0% 50.0% 0.0% 0.0%
60代 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%

男性の加入率の方が高く、若い世代の方が保険料が安い傾向があります。

年代が進むにつれ保険料が二分化しますが、これは加入した年齢やいつまで給付金を受け取れる設定にしているかによるため人により傾向が異なります。

ご自身のライフスタイルの変化に応じて、加入時期や給付金を受け取れる設定をいつまでにするかを検討する必要があります。

これらの金額を自分自身のみで判断するのは難しいので、保険ショップの相談窓口やファイナンシャルプランナーに相談してみるといいでしょう。

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保険料払込免除の条件

生命保険には、保険料を払わなくても保険を持ち続けることができる保険料払込免除という制度があります。

保険料払込免除の条件は、三大疾病やがんなど各商品ごとに変わるので比較検討する際の材料にしてください。

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収入保障保険に関するよくある質問Q&A

最後の章では収入保障保険でよくある疑問についてQ&A方式でお答えしていきます。

Q.収入保障保険は生命保険料控除の対象ですか?

A.収入保障保険は生命保険料控除の対象となります。

定期保険や終身保険など他の死亡保険と同じように「一般生命保険料控除」の区分になります。

生命保険料控除の書き方については以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

Q.収入保障保険を受け取ると税金はかかる?

A.収入保障保険は保険金を受け取る際に課税の対象となります。

以下のように保険金の受け取り方によってかかる税金の種類が変わるので注意してください。

保険金受取りの際にかかる税金の種類

※(契約者) … 保険会社に保険料を支払う義務がある人 (被保険者) … 保険の対象となる人のこと (受取人) … 保険金を受け取れる人のこと

保険金を一時金で受け取る場合

  • 契約者=被保険者の場合:相続税
  • 契約者=受取人の場合:所得税+住民税
  • 契約者≠被保険≠受取人の場合:贈与税

保険金を年金形式で受け取る場合

  • 被保険者死亡時
    • 契約者=被保険者の場合:相続税
    • 契約者≠被保険者≠受取人の場合:贈与税
  • 年金受取2年目以降
    • 所得税

まとめ

今回の記事では、収入保障保険について下記の内容を解説してきました。この記事のポイントをおさらいしましょう。

この記事のポイント

  • 収入保障保険は被保険者が死亡時に毎月一定額を受け取れる年金タイプの保険
  • 収入保障保険は保険料が安いというメリットや掛け捨て型であるというデメリットがある
  • 収入保障保険は子供がいる家庭での必要性が高い
  • 収入保障保険は保険期間・保険金額・保険料払込免除の条件をポイントに考えると良い

収入保障保険は、遺された家族に今までと同じように毎月の収入を残したいという要望に答えた合理的な商品です。

子供が小さい家庭やたくさんいる家庭では死亡時の準備として検討してみてはいかがでしょうか。

これまで解説してきた内容で、それでも自分に合った生命保険がよく分からない……という人は、ぜひファイナンシャルプランナーへの無料相談を検討してみて下さい。

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この記事の執筆者
小山 直樹
所有資格
ファイナンシャル・プランニング技能士2級, 生命保険販売資格, 変額保険販売資格
外資系生命保険会社にて個人・法人向けの営業・販売を担当。生命保険・医療保険・相続・外貨建て・学資保険など様々な商品を扱っていました。 難しい保険をわかりやすく考えられるように解説していきます。
この記事の監修者
石田 直樹
所有資格
AFP資格、TLC(生保協会認定FP)資格
ソニー生命、東京海上日動あんしん生命保険、保険代理店等、保険業界を28年間勤務。支社長や管理職を経験、200回以上のセミナーや研修講師の登壇経験あり。その知識を活かし、もっと多くの人に保険の必要性を正しく理解してもらいたい!という思いを胸に、ナビナビ保険の事業立ち上げメンバーとして異業種のIT企業に転職し、現在に至る。
この記事の編集者
ナビナビ保険編集部
ナビナビ保険編集部は「どこよりも分かりやすい保険情報を届けること」をコンセプトにコンテンツの配信を行っています。

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