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更新:2020.06.18 公開:2020.06.18

ドライバー保険とは?自動車保険との違いや自分にピッタリ合う保険の選び方を解説します

ドライバー保険とは?自動車保険との違いや自分にピッタリ合う保険の選び方を解説します

ドライバー保険とは

ドライバー保険(自動車運転者損害賠償責任保険)とは、他人や同居していない親族から借りた車の運転中に発生した事故を補償するための保険で、任意加入の自動車保険の一種です。

自動車保険は車を購入した時に加入するのが一般的で、補償範囲はその自動車が関わる事故で損害を受けた人と物の両方です。

そのため、他人や同居していない親族から借りた自動車の運転中に発生した事故に対しては、借りた自動車の所有者が加入する自動車保険が適用され、自身の自動車保険での補償は降りません。

近年では、自身で自動車を購入せず、レンタカーやカーシェアリングを利用する人が増えており、そのような人たちが加入できる保険としてドライバー保険が登場しました。

ちなみに、自動車保険が「自身の自動車に対してかける保険」であるのに対し、ドライバー保険は「免許に保険をかける」という意味で免許保険とも呼ばれています。

ドライバー保険と自動車保険の違い

ドライバー保険と自動車保険の違いは以下の通りです。

ドライバー保険と自動車保険の違い
ドライバー保険自動車保険
自賠責保険自動車保険
加入有無任意加入強制加入任意加入
対象者/物

運転者

※ただし、他人の自動車を運転する場合に限る

自身が所有する自動車

運転者・自身が所有する自動車

補償内容
  • 対人賠償
  • 対物賠償
  • 人身傷害
  • 対人賠償
  • 対人賠償
  • 対物賠償
  • 人身傷害
  • 弁護士費用
  • 車両修理
保障期間1年または1日25か月または37か月1年またはそれ以上

自動車保険は、自動車を購入した際に強制加入する「自賠責保険」と、任意加入できる「自動車保険」の2種類に分けることができます。

自賠責保険は対人賠償のみであるのに対し、任意加入の自動車保険は対人賠償や対物賠償に加え、人身傷害や弁護士費用の補填など、補償内容が広範囲であることが特徴です。

また、自賠責保険と自動車保険は「自身が所有する自動車を運転する際の事故」を補償するのに対し、ドライバー保険は「他人の自動車を運転する際の事故」を補償するといった違いがあります。

そのため、仮に自動車保険に加入している人が、レンタカーやカーシェアリングで他人の自動車を運転する際に事故を起こしてしまっても、自動車保険による補償は適用されません(特約加入の場合を除く)。

他人の自動車を運転する機会が多い人は、自動車保険だけでなく、ドライバー保険にも加入することを検討しましょう。

ドライバー保険の補償内容

ドライバー保険の補償内容は、大きく分けると以下の4種類があります。

ドライバー保険の補償内容
種類内容
対人賠償保険他人に怪我をさせた・死亡させた時に発生する法律上の賠償義務を補償するための保険
対物賠償保険他人の所有物を壊してしまった場合に発生する法律上の賠償義務を補償するための保険
搭乗者傷害保険自動車事故が発生した時の搭乗者の死傷における損害に対して保険金が支払われる保険
人身傷害保険自動車事故における人の死傷、それに対する治療、休業損害などに対して保険金が支払われる保険

対人賠償保険・対物賠償保険は、基本的に自動車保険と同様の内容です。

ただし、ドライバー保険は運転手(運転免許証)にかける保険であり、運転する車両に対しての補償は一切受けられないので注意してください。

ドライバー保険の保険料・補償期間

ドライバー保険の保険料は、21歳未満・21歳以上のいずれかによって変わります。

一般的には21歳以上の場合に保険料が安くなり、ドライバー保険の等級制度(1〜20等級および無事故・事故有の区分)によって保険料が異なります。

補償期間は1年更新型が基本ですが、保険商品によっては1日単位から契約できる「1日自動車保険」も存在します。

ドライバー保険の補償対象

ドライバー保険の補償対象(自動車種別)は、保険商品によってあらかじめ決められています。

一例をまとめると以下の通りになります。

ドライバー保険の補償対象となる自動車一例

  • 自家用普通乗用車
  • 自家用小型乗用車
  • 自家用軽四輪乗用車
  • 自家用小型貨物車
  • 自家用軽四輪貨物車
  • 自家用普通貨物車(最大積載量0.5トン以下)
  • 自家用普通貨物車(最大積載量0.5トン超2トン以下)
  • 特種用途自動車(キャンピングカーなど)
  • 二輪自動車・原動機付自転車

ドライバー保険に加入する際は、補償対象となる自動車種別についてもしっかりと確認しておきましょう。

ドライバー保険の注意点

ドライバー保険は自動車を所有していない人の自動車保険というイメージがありますが、以下の場合には適用されません。

ドライバー保険が適用されないケース

  • 配偶者や同居する親族の所有している車
  • 自分が役員になっている法人の車

上記に該当する自動車の運転中に発生した事故に対しては、基本的に所有者が加入する自動車保険を適用することになります。

ドライバー保険に加入していても補償対象とならないので、上記に該当する自動車を運転する機会が多い人は気をつけましょう。

ドライバー保険を選ぶポイント

ドライバー保険を選ぶ際のポイントは2つあります。

ドライバー保険を選ぶポイント

それぞれの項目について確認していきましょう。

補償期間

ドライバー保険に加入する際、まずは「補償期間」を決めましょう。

ドライバー保険には「1年更新型」と「1日単位」の2種類があります。

ドライバー保険の補償期間と特徴
特徴保険料
1年更新型
  • 一般的な自動車保険と同様で等級制度があり、事故の有無によって保険料が変わる
  • 運転手の年齢によっても保険料が異なる
  • 車両保険がない点には注意が必要
2〜5万円程度/年
1日単位
  • 1日単位で加入でき、最大7日間まで契約できる
  • 運転者の年齢に関係なく、補償期間とプランによって保険料が異なる
500〜2,000円程度/日

旅行や荷物の運搬などで短期間だけ自動車を運転する場合は「1日単位」、1年を通して同じ自動車を運転する場合は「1年更新型」に加入することを検討しましょう。

自動車保険に付帯する特約との重複

自分自身で自動車を保有していて自動車保険に加入している人は、自動車保険に付帯する特約(他車運転特約)を確認しておきましょう。

他車運転特約は、他人の自動車を運転する際に発生した事故に対しても、対人賠償や対物賠償などの補償が受けられる特約です。

加入中の自動車保険に「他車運転特約」がついていれば、別途ドライバー保険に加入する必要はありません。

なお、保険会社によって補償範囲や内容が異なるため、補償内容が不十分に感じる場合は、特約の補償範囲の拡大や別途ドライバー保険に加入することも検討しましょう。

ドライバー保険に関するよくある質問 Q&A

ドライバー保険について聞かれることが多い「よくある質問」にお答えしていきます。

Q. ドライバー保険に等級制度はある?

ドライバー保険には、自動車保険と同様の1〜20に区分された等級および無事故・事故有の等級制度があります。

初回契約時は6等級からスタートし、等級および事故の有無によって保険料の割引率が変わります。

なお、ドライバー保険と自動車保険の等級は全くの別物なので、等級の引き継ぎなどはできません。

また、保険会社が異なるドライバー保険での等級引き継ぎもできないので覚えておきましょう。

Q. 自動車保険の特約でも補償される?

加入している自動車保険に「他車運転特約」が付帯していれば、他人の自動車を運転する際に発生した事故に対しても補償が適用されます。

そのため、他車運転特約が付帯する自動車保険に加入していれば、別途ドライバー保険に加入する必要はありません。

まとめ

ドライバー保険は、他人や同居していない親族から借りた車の運転中に発生した事故を保障するための保険です。

一般的に聞かれることが多い「自動車保険」との違いは以下の通りです。

ドライバー保険と自動車保険の違い
ドライバー保険自動車保険
自賠責保険自動車保険
加入有無任意加入強制加入任意加入
対象者/物

運転者

※ただし、他人の自動車を運転する場合に限る
自身が所有する自動車運転者・自身が所有する自動車
補償内容
  • 対人賠償
  • 対物賠償
  • 人身傷害
  • 対人賠償
  • 対人賠償
  • 対物賠償
  • 人身傷害
  • 弁護士費用
  • 車両修理
保障期間1年または1日25か月または37か月1年またはそれ以上

自動車保険には強制加入の「自賠責保険」と任意加入の「自動車保険」がありますが、どちらも「自身が所有する自動車の運転中に発生した事故」を補償する保険です。

対してドライバー保険は、「他人から借りた自動車の運転中に発生した事故」を補償する保険であるという明確な違いがあります。

補償期間は1年更新が一般的ですが、1日単位で加入できる「1日自動車保険」もあるので、用途に合わせた保険契約が可能です。

レンタカーやカーシェアリング、両親が所有する自動車を運転する機会が多い人は、万が一の事態に備えてドライバー保険に加入することを検討しましょう。

この記事の執筆者
中村 翔也
携帯代理店法人部門にて営業職として2年半勤務後、2017年12月よりwebライターとして独立。通信ジャンルをメインに金融系、保険記事を毎月30本以上執筆。
この記事の監修者
石田 直樹
所有資格
AFP資格、TLC(生保協会認定FP)資格
ソニー生命、東京海上日動あんしん生命保険、保険代理店等、保険業界を28年間勤務。支社長や管理職を経験、200回以上のセミナーや研修講師の登壇経験あり。その知識を活かし、もっと多くの人に保険の必要性を正しく理解してもらいたい!という思いを胸に、ナビナビ保険の事業立ち上げメンバーとして異業種のIT企業に転職し、現在に至る。
この記事の編集者
ナビナビ保険編集部
ナビナビ保険編集部は「どこよりも分かりやすい保険情報を届けること」をコンセプトにコンテンツの配信を行っています。
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