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更新:2020.10.20

大学生は保険に加入すべき?直面する可能性の高いリスクと必要性から考えるおすすめの保険とは

大学生は保険に加入すべき?直面する可能性の高いリスクと必要性から考えるおすすめの保険とは

学生になると、それまでの生活と比べて一気に行動範囲が広くなります。

また、世間一般では大人として見られることから、様々なリスクに対しての責任を追わなければなりません

そのため、大学生といえども場面に応じた保険には加入しておくべきだといえます。

この記事では、大学生が直面する可能性の高いリスクと必要性から、本当に加入を検討すべきおすすめの保険についてご紹介します。

大学生が直面する可能性の高い3つのリスクとは?

はじめに、大学生が直面する可能性の高い3つのリスクから確認していきましょう。

大学に進学することで一人暮らしを始めたりサークル活動をしたり、車を借りて友達と旅行に行ったりなど、これまでの生活に比べて行動範囲が大きく広がります

それらを踏まえると、大学生になることで高まるリスクは以下の3つが考えられます。

1.本人の病気・ケガ

まず考えられるのは、本人の病気やケガに対するリスクです。

20歳前後とはいえ、いつ大きな病気にかかってしまうかわかりません。

大学生活をスタートするのと同時に一人暮らしを始める人も多く、近場に頼れる人がいないことから病気やケガが重症化する可能性が考えられます。

また、レンタカーを借りて友達と旅行に行ったり、通学にバイクを使ったりなど、これまでの学生生活に比べて交通事故に遭遇してしまうリスクは格段に高くなります

そのため、大学生になることで本人の病気やケガのリスクや、それらの治療費に対して備える必要があります。

2.他人へのケガ・賠償責任

大学生になって車やバイク、自転車に乗る機会が増えることで他人へのケガや賠償責任のリスクも高まります

以下のグラフは年齢別、状態別にみた交通事故における人口10万人あたりの負傷者数を表したものです。

平成29年度 人口10万人あたりの負傷者数(年齢・状態別)

出典:警察庁交通局 平成29年中の交通事故の発生状況

大学生も含まれる年齢にあたる20歳から24歳までの事故が最も多く、その中でも自動車乗車中の負傷者が最も多いことが分かります。

過去の判決では加害者になってしまった大学生に3,000万円以上の高額な賠償責任が課せられた事例もあり、大学生にそのような高額な賠償金を支払う能力がある可能性は低いです。

また、サークル活動中の不慮の事故で相手を怪我させてしまう可能性も十分に考えられるでしょう。

こうした事故はどんなに気をつけていても起こってしまうものなので、支払い能力に乏しい大学生は保険に加入して賠償責任に対するリスクに備える必要があるといえます。

3.火災や盗難(一人暮らし限定)

大学入学と同時に地元を離れて一人暮らしを始める人も多いですが、そういった場合には火災や盗難といったリスクがつきものです。

一人暮らしでは、自分自身の生活や借りている部屋の管理は全て自己責任となります。

なんでも自由にできる一方で、その行動には責任が伴うことになるので注意が必要です。

火災に関しては自分のみならず、同じ物件に住んでいる他人の命までをも奪ってしまうことになりかねないので、特に気をつけなければなりません。

そうした事態に備えるため、大学生であっても火災保険には加入する必要があるといえるでしょう。

大学生に必要性の高い保険

ここまでにお伝えした3つのリスクに備えるためには、年齢が若い大学生であっても保険に加入しておく必要があるといえます。

ただし、学生結婚をして家族がいる人を除き、普通の大学生であれば「生命保険」に加入する必要はありません

これらは、自分自身に万が一のことがあった場合に残された家族が生活に困らないようにするための保険だからです。

結婚をして家族がいる場合は加入を検討すべきですが、結婚をしていない大学生はこれらの保険に加入する必要はないといえます。

それでは、一般的な大学生が加入を検討すべき必要性の高いと考えられる4種類の保険についてご紹介します。

他人に対する賠償責任がある保険

大学生に必要性の高い保険として、他人の怪我に対する賠償責任がある保険には加入しておくべきだといえます。

その理由は、行動範囲が広がることから交通事故に遭遇するリスクが高まるためです。

最近では、大学生が運転する自転車事故のニュースを見かける機会が増えていますが、それらの原因はスマホのながら運転やイヤホンをしたままであることが多いようです。

過去の判例を見ると自転車事故で3,000万円以上の高額な賠償命令が課された事例があるので、賠償責任が発生した場合に補填してくれるような保険(自動車保険、バイク保険、自転車保険など)には加入した方が良いといえます。

なお、自転車事故では「ながらスマホ」による事故が多いので、自転車の運転中はスマホを触らない・イヤホンをしない・脇見をしないことを徹底し、日頃からブレーキが効くかの確認を行いましょう。

万が一の際の学費を賄う育英費用保険

奨学金やバイト代などで賄っている人もいますが、一般的には親が学費を支払っている世帯が多いかと思います。

そういった場合に、親に万が一のことがあると学費の支払いが止まってしまい、大学を中退せざるを得なくなることも考えられます

そんな事態を招かないためにも、親は子供の学費を賄えるだけの「育英費用保険」に加入しておく必要があるといえます。

育英費用保険は子供の在学期間中に限り養育費としての保険金が支払われる保険のことで、自動車保険の特約として付けられることが多いです。

また、育英費用保険に似た保険として、学資保険の特約として付けられる「育英年金」などもあります。

自分の子供が大学に進学する人は、加入中の保険に育英費用保険や育英年金などの特約が付けられるか確認しておきましょう。

火災保険(一人暮らしの場合)

大学生に勧められることが多い火災保険は、万が一の火災や水漏れ、ガス爆発などが発生した場合に保険金が支払われ保険です。

火災保険の中には盗難に対応している保険もあるので、一人暮らしを始める大学生の強い味方といえます。

火災保険は賃貸物件の契約をする際に加入を勧められることが多いので、内容をしっかりと確認した上で加入しておくことをおすすめします。

自動車保険、バイク保険(車やバイクに乗る場合)

自動車やバイクを運転する機会が多い人は、自動車保険やバイク保険に加入することをおすすめします。

これらの保険は、運転中に発生した事故における「モノ」や「自分自身のケガ」などを保障するための保険です。

自動車やバイクを購入した際に必ず加入する「自賠責保険」は相手の身体的被害に対してのみの補償なので、事故で破損した相手の持ち物や自分自身のケガには対応していません。

これらの保険に加入しておけば万が一の事態に備えることができるので、車やバイクを運転する機会が多い人は必ず加入しましょう。

大学生におすすめの3つの保険

ここまで、大学生に必要性の高い保険の種類について説明しました。

様々なリスクがあることから強い不安を感じる人も多いかと思いますが、大学生向けの保険が用意されているのでご安心ください。

この項目で紹介する大学生におすすめの保険は以下の3つです。

それぞれの保険の特徴について、わかりやすくご紹介します。

1.大学生協の「学生総合共済」

大学生協の「学生総合共済」は、加入者がケガや病気をしたり、扶養者に万が一のことが起こったりした場合に共済金が支払われる保険です。

共済金は、学生総合共済に加入する学生・院生・教職員が出し合った金額から支払われる仕組みで、困った時に「学生同士の助け合い」を目的とした制度です。

学生総合共済の掛け金は年額14,400円で、基本的に以下のような場合に共済金が支払われます。

学生総合共済の保障内容
項目 保障内容 共済金
病気 入院保障 10,000円/日額
手術保障 50,000円/回
重度後遺障害保障(1〜3級) 540万円〜600万円/等級別
こころの早期対応保障 10,000円/1共済期間につき1回
ケガ 入院保障 10,000円/日額
通院保障 2,000円/日額
特定障害固定具保障 20,000円/1事故について定額
手術保障 50,000円/回
後遺障害保障(1〜14級) 24万円〜600万円/等級別
病気・ケガ 学業復帰支援臨時費用保障 100万円
本人死亡 死亡保障 100万円
父母・扶養者の死亡 父母扶養者死亡特約 20万円
学業継続支援特約(扶養者のみ) 事故死亡:500万円
事故重度後遺障害(1〜3級):450万円〜500万円
病気死亡・その他死亡:30万円

※火災共済は2019年4月1日以降新規募集をしておりません参照:生命共済BF|大学生協の学生総合共済

大学生にとっては非常に心強い保険と言えますが、契約申し込み時に既に発病していた病気に対しては共済金が支払われないなどの条件があるので注意が必要です。

2.大学生協の「学生賠償責任保険」

大学生協の「学生賠償責任保険」は、大学生協が取り扱っている賠償責任保険のことです。

学生組合員専用の保険で、学生が日常生活または講義中に起こしてしまった賠償事故に対して保険金が支払われます

保障内容はプランによって異なります。

学生賠償責任保険
プラン名 学生賠償責任保険19H 学生賠償責任保険19HK
※一人暮らし特約あり
保険料 1,800円/年額 8,500円/年額
保障内容
  • 個人賠償責任保障:3億円まで/1事故
  • 人格権侵害賠償責任保障:500万円まで/年間
  • 感染事故損害防止費用保障:500万円まで/年間
  • 障害見舞費用保障:50万円まで/被害者1名
  • 後遺障害保障:10万円まで
  • 借家人賠償責任保障:1,000万円まで/1事故
  • 家財保障:200万円まで/1事故
  • 破損・汚損保障:50万円まで/1事故
  • 臨時費用:損害保険金の10%
  • 家財・自転車盗難保障:50万円まで/1事故
  • 現金盗難保障:10万円まで/1敷地内
  • 借用住宅修理費用保障:15万円まで/1事故
  • 水道管修理費用保障:10万円まで/1事故1敷地内ごと
  • 父母駆けつけ費用保障(救援者費用):10万円まで
対象外
  • 自動車、バイク(原付き含む)による第三者への賠償責任
  • スポーツにおける参加者間の賠償責任
  • 大学の管理責任下での賠償責任
  • 欠陥、腐食、さび、かび、その他自然消耗などを原因とする損害
  • 地震、噴火、津波による損害
  • 通路途上で財布を盗まれたような住宅街での盗難事故

参照:学生賠償責任保険19H、19HK|株式会社大学生協保険サービス

上記に加え、学生賠償責任保険には「示談交渉サービス」が付帯されており、被害者に対して保険会社が代わりに示談交渉を行ってくれるサービスが利用できます

学生賠償責任保険についての詳細は、大学生協までお問い合わせください。

3.日本国際教育支援協会の「学生教育研究災害傷害保険」

日本国際教育支援協会の「学生教育研究災害傷害保険」は、学生が教育研究活動中に被った災害に対して必要な給付を行う災害補償制度です。

学校の教育研究活動の充実と発展に寄与することを目的として、昭和51年度から始められました。

「教育研究活動中」とは、具体的に以下の場面での事故を補償対象としています。

学生教育研究災害傷害保険の補償対象

  1. 正課中:講義、実験、実習、演習または実技による授業等を受けている間、指導教員の指示に基づき研究活動を行っている間の傷害事故
  2. 学校行事中:学校の主催する入学式、オリエンテーション、卒業式など教育活動の一環としての各種学校行事に参加している間の傷害事故
  3. キャンパス内にいる間:学校が教育活動のために所有、使用、または管理している学校施設内にいる間の傷害事故
  4. 課外活動(クラブ活動)中:学校の規則に則った所定の手続きにより学校の認めた学内学生団体・サークルの管理下で行う文化・体育活動を行っている間の傷害事故

参照:学生教育研究災害傷害保険|日本国際教育支援協会

また、上記に「通学特約」を付帯した場合は、通学中や学校施設間などの移動中における傷害事故も補償対象に含まれるようになります

保険料や保険金についての詳細情報は、かなり細かく分かれているので、詳しく知りたい人は日本国際教育支援協会に直接お問い合わせください。

まとめ

大学生になることで行動範囲が大きく広がりますが、それに伴って様々なリスクに直面する可能性が高まります。

具体的には、以下のような3つのリスクがあると考えられます。

そのため、年齢が若い大学生であってもこれらのリスクに直面した場合に保険金が支払われる「火災保険」や「損害賠償保険」には加入しておくほうが良さそうです。

また、大学生向けに用意されたおすすめの保険もあるので、保険選びで迷った時は以下の3つの中からお選びください。

それぞれの保険は、保険金の支払い条件などが細かく設定されているので、保険の契約をする前によく調べてから加入しましょう。

公開:2020.06.22
この記事の執筆者

中村 翔也

携帯代理店法人部門にて営業職として2年半勤務後、2017年12月よりwebライターとして独立。通信ジャンルをメインに金融系、保険記事を毎月30本以上執筆。
所有資格
ファイナンシャル・プランニング技能士3級
この記事の監修者

石田 直樹

ソニー生命、東京海上日動あんしん生命保険、保険代理店等、保険業界を28年間勤務。支社長や管理職を経験、200回以上のセミナーや研修講師の登壇経験あり。その知識を活かし、もっと多くの人に保険の必要性を正しく理解してもらいたい!という思いを胸に、ナビナビ保険の事業立ち上げメンバーとして異業種のIT企業に転職し、現在に至る。
所有資格
AFP資格、TLC(生保協会認定FP)資格
この記事の編集者

ナビナビ保険編集部

ナビナビ保険編集部は「どこよりも分かりやすい保険情報を届けること」をコンセプトにコンテンツの配信を行っています。

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