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更新 更新:2022.07.07

必要最低限の台風対策7選!台風接近時に取るべき行動と合わせて徹底解説

必要最低限の台風対策7選!台風接近時に取るべき行動と合わせて徹底解説
監修者

小宮 崇之

(株)コミヤ保険サービス代表取締役/損害保険プランナー
所有資格
CFP®(公認ファイナンシャルプランナー) 、TLC(生命保険協会認定FP)、損害保険プランナー、証券外務員一種、日商簿記検定簿記2級
専門分野・得意分野
損害保険、生命保険、投資、税金
執筆者

中村 翔也

ファイナンシャルプランナー
所有資格
ファイナンシャル・プランニング技能士3級
専門分野・得意分野
保険全般・金融全般・通信全般

日本は台風の通り道に面している島国のため、台風による被害が跡を絶ちません。

台風による被害を防ぐためには、日常の中での台風対策が必要不可欠です。

それに加えて、実際に台風が接近した際の取るべき対策についても、あらかじめ確認しておく必要があります。

そこで本記事では、日本に住む以上必要最低限の台風対策や、台風接近時に取るべき行動をご紹介していきます。

台風によって引き起こされる災害

台風が発生すると、暴風や大雨といった災害が発生します。

両者が噛み合うことで、洪水・波浪・高潮・土砂崩れといった災害が引き起こされる可能性もあります。

さらに、山地が多い日本では、台風の接近に伴って「フェーン現象」が起こりやすいことが特徴です。

フェーン現象が起こると高温・乾燥状態となり、主に日本海側で火災が多発しやすくなります

海岸部に近いところでは、海に含まれる塩の粒子が強風で運ばれて、植物の枯死や電子機器に被害を与える「塩風害」といった問題も発生します。

台風による被害は強風や大雨が連想されがちですが、住んでいる地域によっては、火災や土砂崩れといった二次災害への対策も必要です

台風が最も接近するのは夏~秋

台風の平年値(1991年〜2020年の30年)
発生数 接近数 上陸数
1月 0.3 - -
2月 0.3 - -
3月 0.3 - -
4月 0.6 0.2 -
5月 1.0 0.7 0.0
6月 1.7 0.8 0.2
7月 3.7 2.1 0.6
8月 5.7 3.3 0.9
9月 5.0 3.3 1.0
10月 3.4 1.7 0.3
11月 2.2 0.5 -
12月 1.0 0.1 -
年間 25.1 11.7 3.0
※接近数は台風の中心が国内いずれかの気象官署から300km以内に入った場合を指します※上陸数は台風の中心が北海道・本州・四国・九州の海岸線に達した場合を指します※接近は2ヶ月にまたがる場合があり、各月の接近数の合計と年間接近数とは必ずしも一致しません
参照:台風の平年値|気象庁

国土交通省のデータによると、全世界における1年間の台風の発生件数は25個です。

そのうち、日本列島に接近している台風の数はおよそ11個で、全世界の発生件数のうちの約4割となっています

また、日本に接近する台風の数は、7月〜10月にかけて件数が増えているので、夏から秋にかけては重点的に台風対策を講じなければなりません。

家の外の台風対策

台風対策は、家の中と外の両面で講じておく必要があります。

まずは、家の外の台風対策からご紹介していきます。

排水溝・側溝を掃除して水害に備える

排水溝や側溝を掃除して、水はけを良くしておくことが台風対策に繋がります

落ち葉やゴミが排水溝を塞いでしまうと上手く水が流れず、台風による大雨でプールのように水が溜まってしまう可能性が考えられます。

水が溜まったことで浸水や水漏れ、溜まった水の重量で物が壊れてしまう危険性もあります。

自宅周辺はもちろんのこと、屋上やバルコニーの側溝や排水溝に関しても、こまめに掃除をしてゴミが溜まっていない状態にしておきましょう。

家の屋根・塀・壁の点検や補強を行う

台風対策として、家の屋根・塀・壁の点検や補強を行うことは非常に大切です。

台風による暴風は、時として屋根をはがして瓦などを吹き飛ばし、周囲に甚大な被害を与える危険性があります。

また、瓦が吹き飛んだことで、その下地の部分から雨漏りが起きるケースもありますので、屋根は特に注意が必要です。    

人に被害が出る可能性があることも考慮して、屋根や瓦を強固に固定したり、風に強いカーポートを設置したり、自宅周辺の台風対策を講じておきましょう。

ハザードマップ・避難経路を確認する

台風の接近や上陸に備えて、あらかじめハザードマップや避難経路を確認しておくことも重要です。

家の近くに河川がある場合や、家が急傾斜地にある場合は、台風による洪水や土砂崩れが起きる危険が高いので、特に注意が必要です。 

台風による被害が大きい場合には、防災機関などから避難勧告が出されるケースも起こりえます。

そうした事態に備えて、緊急避難場所の確認や、そこまでの避難経路についてもチェックしておきましょう

また、仕事や学校で自宅から離れている場合を想定して、避難時における家族の待ち合わせ場所について話し合っておくことも大切です。                                     

家の中の台風対策

続いて、家の中の台風対策についても見ていきましょう。

非常用持ち出しバッグを手の届くところに置いておく

台風対策として、常に手の届く場所に非常用の持ち出しバッグを置いておきましょう。

非常用バッグには、次のような非常品を入れておくことを推奨します。

非常用バッグに備えておくべき非常品

  • 飲料水
  • 食料品
  • 貴重品(印鑑・通帳・現金・健康保険証)
  • 数日分の衣類
  • 常備薬
  • 携帯電話の充電器
  • 懐中電灯

日本は台風以外に、地震が多い国としても知られています。

非常用バッグは、台風だけでなく地震の際にも利用できますので、万が一の事態に備えて、必ず準備しておくようにしましょう。 

 

断水に備えて水を確保する

台風が発生した際、ライフラインの電気や水道、ガスが止まってしまう恐れがあります。

万が一の断水に備えて、家族の人数分の飲料水を確保しておきましょう

また、湯船に水を張っておき、水道が止まってしまった場合の生活用水も準備しておくようにしてください。

窓に飛散防止フィルムを貼る

台風が接近・上陸すると、屋根や瓦、看板など、強風で物が飛ばされてくる可能性があります。

飛来物で窓ガラスが割れてしまう可能性を考慮して、あらかじめ自宅や職場の窓に飛散防止フィルムを貼っておきましょう

また、窓ガラス自体の破損を防ぐため、可能であるなら雨戸やシャッターなどの設置も検討してみてください。

土のう・水のうを用意しておく

台風による自宅の浸水を防ぐため、あらかじめ土のうを準備しておくことも必要です。

都市部で土のうの準備や、中に詰めるための土砂の準備が難しい場合には、吸水ポリマーなどが入った「土を使用いないタイプ」の土のうがおすすめです。

これらの準備が難しい場合は、二重にしたゴミ袋に水を入れることで、簡易的な水のうを作ることもできます

浸水から自宅を防ぐためにも、台風の時期が近づいてきたらあらかじめ準備しておくようにしましょう。

台風接近時に取るべき対策

ここまで、今すぐに始められる事前の台風対策についてご紹介してきました。

ここでは、実際に台風が接近してきた時に取るべき対策をご紹介していきます。

防災気象情報を活用する

台風が接近した際は、正確な情報を適切なタイミングで取得することが必要不可欠です。

そのためには、気象庁のホームページやキキクル(気象庁)、NHK防災アプリを活用するのがおすすめです。

また、災害発生時にはスマートフォンの電波が入りづらくなるケースも想定されるので、緊急時に備えて防災ラジオも用意しておきましょう

家の中から出ない

台風が接近・上陸した際は、外に出ないことが大切です。

大雨や強風の影響で、いつどこで事故に巻き込まれるかわからないので、特別な事情がない限りは外出を控えるようにしてください。 

やむを得ず外出している場合は、その場所が河川の増水や土砂崩れなどの危険性がないかをハザードマップで確認しておきましょう。

随時、防災機関などからの情報を確認し、場合によっては避難勧告に従って速やかに避難することを心がけてください。

その日はなるべく2階以上の部屋で過ごす

台風の被害で建物が浸水し、万が一の時に逃げ遅れてしまう恐れもあります。

そのため、台風接近時はなるべく2階以上の部屋で過ごすことを心がけましょう。

また、斜面や崖に近い部屋では土砂崩れに巻き込まれてしまう可能性があるので、そういった場所から離れた部屋で過ごすようにしてください

小宮 崇之
ナビナビ保険監修
(株)コミヤ保険サービス代表取締役/損害保険プランナー
小宮 崇之

台風は地震とは違い、事前に予期することができる自然災害です。TVやインターネットで台風がある時は、事前に教えてくれます。台風の被害は、事前に準備をしていれば防ぐことができることも多いでしょう。最近は、台風の数が増え、強くなっていますので、より一層対策を講じておきましょう。
また、台風は二次災害に繋がる危険もあるので、その点も注意が必要です。特に、水災は命の危険を伴うリスクもあるので、ハザードマップなどで自宅がどれくらいの浸水リスクがあるのか事前に確認しておきましょう。

台風による損失は火災保険+補償の追加で備える

台風によって引き起こされる災害」でご紹介したように、台風が接近すると、強風や大雨の影響で、洪水・波浪・高潮・土砂崩れといった災害が引き起こされます。

また、場所によっては火災が発生しやすくなり、住んでいる建物や使っている家財に甚大な被害が出てしまいます。

そうした台風による損失は、風災や水災が補償された火災保険に加入をしておけば備えることができます。   

たとえば、台風によって次のような被害が出た場合、火災保険や補償の追加で保険金が受け取れる場合があります。

火災保険の補償例
台風接近による被害の例 損害を補償してくれる保険や補償の例
台風の風圧で窓ガラスが破損、飛散した 建物の建具にあたるため、ガラスの取替などの原状回復費用は「風災補償」の対象となる
台風による大雨で河川が氾濫、自宅が床上浸水した 床は建物の一部であるため、床の張替えや清掃費用は「水災補償」の対象となる
台風の影響による風圧で屋根がダメージを受け、結果として雨漏りが発生した 屋根は建物に含まれるため、原状回復にかかった費用が「風災補償」の対象となる
※但し、老朽化が直接の原因とした雨漏りは火災保険の対象外となります。
台風による大雨で自宅が浸水し、それにより家具がダメージを受けて修理及び買い替えが必要となった 家具は家財にあたるため、修理費用や修理ができない場合は買い替え費用が「水災補償」の対象となる
台風の発生に伴う落雷で、自宅内のテレビや冷蔵庫といった電化製品が破損した 電化製品は家財であるため、修理費用や修理ができない場合は買い替え費用が「落雷補償」の対象となる
台風の突風によって原付バイクが倒れて破損した 原付バイクや自転車は家財に含まれるため、損害を受けた場合は「風災補償」の対象となる
冒頭でもお伝えしたように、日本は台風の通り道に面している島国のため、台風の接近や上陸に伴い、大きな被害が出るリスクが高いといえます。

火災保険は、万一の場合の経済的な損失を補填できるので、加入していない方は加入を検討しましょう。

また、火災保険に既に加入している方は、水災や風災の補償が対象になっているかどうかを確認してみましょう

小宮 崇之
ナビナビ保険監修
(株)コミヤ保険サービス代表取締役/損害保険プランナー
小宮 崇之

台風の被害において、火災保険はとても重要な役割を果たしています。2019年度に支払った損害保険大手3社の保険金総額が1兆2,200億円を超えています。2019年は台風19号のほか、同15号などがあったことから、大きな金額になっています。
火災保険は風災や水災の被害の際には大きな助けになっていることは間違いないでしょう。昨今は自然災害の増加に伴い、火災保険の支払いが急増していることから、保険会社は火災保険料の値上げをしております。しかしながら、火災保険は災害時に必要な保険であることには変わりありませんので、加入しておいた方が安心でしょう。

まとめ

自然現象の台風は、全世界で年間25回ほど、そのうちの11回は日本周辺で発生しているとされています。

日本に住む以上は台風による被害を受けてしまう可能性が高いので、事前に台風対策を講じておく必要性は高いといえるでしょう。

本記事でご紹介したのは、いずれも必要最低限の台風対策なので、台風が接近する機会の多い夏から秋までにしっかりと準備しておくようにしてください。

小宮 崇之

小宮 崇之

大学卒業後、信用金庫に入社。金融機関から独立して、中立的な立場でお客様目線の営業をしたいという思いから、保険代理店として独立を決意。保険会社の代理店営業職を経て、損保ジャパンの研修生を5年間経験し、2020年9月に㈱コミヤ保険サービスという保険代理店を設立致しました。現在は、損害保険、生命保険の代理店を経営しております。また、保険代理店の実務経験を生かして、FPとして執筆業や講師業にも取り組んでおります。
所有資格
CFP®(公認ファイナンシャルプランナー) 、TLC(生命保険協会認定FP)、損害保険プランナー、証券外務員一種、日商簿記検定簿記2級
専門分野・得意分野
損害保険、生命保険、投資、税金
中村 翔也

中村 翔也

携帯代理店法人部門にて営業職として2年半勤務後、2017年12月よりwebライターとして独立。通信ジャンルをメインに金融系、保険記事を毎月30本以上執筆。
所有資格
ファイナンシャル・プランニング技能士3級
専門分野・得意分野
保険全般・金融全般・通信全般
ナビナビ保険編集部

ナビナビ保険編集部

ナビナビ保険編集部は「どこよりも分かりやすい保険情報を届けること」をコンセプトにコンテンツの配信を行っています。

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