1. ナビナビ保険 >
  2. 資産形成 >
  3. 40代の平均貯金額は530万円!今からでも遅くないおすすめの貯金方法を解説します
更新 更新:2022.10.31

40代の平均貯金額は530万円!今からでも遅くないおすすめの貯金方法を解説します

40代の平均貯金額は530万円!今からでも遅くないおすすめの貯金方法を解説します
執筆者

中村 翔也

ファイナンシャルプランナー
所有資格
ファイナンシャル・プランニング技能士3級
専門分野・得意分野
保険全般・金融全般・通信全般

金融広報中央委員会のデータによると、日本在住の40代の平均貯金額は約530万円であることがわかっています。

自分の貯金額と平均を見比べて、焦りを感じている人や今から貯金してももう遅いと感じている40代の人も少なくないのではないでしょうか。

ですが、40歳を過ぎたからといって貯金を始めるのに遅すぎることはありません。

特に、老後の生活資金を貯蓄することを目的とするならば、まだあと20年以上も貯金を続けられる期間が残っています。

40代の平均貯金額をさまざまな角度から観察し、今からでも決して遅くはない40代の人におすすめの貯金方法を解説します。

マンガ・イラスト付き

保険は本当に不要なの??

パンフレット その保健不要論本当に正しいですか?

40代の平均貯金額は530万円。うち146万円は定期性預貯金

はじめに、金融広報中央委員会が公開する40代の平均貯金額(預貯金)から見ていきましょう。

40代の平均貯金額と中央値(預貯金限定)
項目 世帯 預貯金 預貯金のうち
定期性預貯金
金融資産保有世帯のみ 総世帯 530万円 146万円
二人以上世帯 547万円 213万円
単身世帯 474万円 225万円
金融資産非保有世帯を含む 総世帯 379万円 154万円
二人以上世帯 406万円 158万円
単身世帯 300万円 142万円

参照:家計の金融行動に関する世論調査|知るぽると(総世帯・二人以上世帯・単身世帯)

40代の総世帯における平均貯金額はおよそ530万円で、そのうちの146万円は6か月や1年などの預入期間が定められた定期性預貯金となっています。

金融資産非保有世帯を含む場合は、平均貯金額が379万円にまで減少しますが、定期性預貯金の金額は154万円と増加しています。

なお、これらは所得層を考慮せずに算出した平均額なので、一部の高所得者層によって数値が引き伸ばされている可能性があることを覚えておいてください。

40代の平均保有資産額は1,248万円。中央値は500万円

続いて、株式や債券、貯蓄性の保険商品を含む「金融資産全般」における40代の平均保有額を見ていきましょう。

40代の金融資産保有額と中央値
項目 世帯 平均値 中央値
金融資産保有世帯のみ 総世帯 1,248万円 500万円
二人以上世帯 1,235万円 531万円
単身世帯 1,294万円 440万円
金融資産非保有世帯を含む 総世帯 891万円 200万円
二人以上世帯 916万円 300万円
単身世帯 818万円 92万円

参照:家計の金融行動に関する世論調査|知るぽると(総世帯・二人以上世帯・単身世帯)

ここでは、新たな指標として「平均値」と「中央値」が登場します。

平均値と中央値の違い

  • 平均値:すべての数を足して均等に分けた数値
  • 中央値:すべての数を少ない順に並べたときにちょうど中央にくる数値

たとえば、「1+2+6」という数列の平均値は3ですが、中央値は2となります。

平均値の場合は一部の高所得者層によって数値が大きく引き伸ばされてしまいますが、中央値は数字を小さい順に並べてちょうど中央にくる値です。

上記の表で中央値を参照すると、総世帯の平均保有資産額は約1,248万円となっていますが、一方の中央値は500万円と大きな開きがあります。

私たちがイメージする「平均」に近しい数値となっているので、大半の40代の貯金額は500万円以下であることが伺えます。

40代の年収別の貯金額

続いて、40代の年収別の貯金額についても確認していきましょう。

40代の年収別の金融資産保有額
項目 二人以上世帯 単身世帯
算出方法 平均値 中央値 平均値 中央値
収入はない 181万円 0円 28万円 0円
300万円未満 293万円 0円 223万円 2万円
300〜500万円未満 448万円 110万円 772万円 215万円
500〜750万円未満 961万円 480万円 1,384万円 522万円
750〜1,000万円未満 934万円 490万円 3,576万円 3,275万円
1,000〜1,200万円未満 1,453万円 1,100万円 3,367万円 0円
1,200万円以上 3,577万円 1,000万円 7,802万円 30万円

参照:家計の金融行動に関する世論調査|知るぽると(総世帯・二人以上世帯・単身世帯)

40代の年収別の平均貯金額を見ると、年収が300万円以下の世帯では、二人以上・単身のどちらにおいてもほとんど貯金がないということが分かります。

年収が300万円を超えると、どちらの世帯でも100万円以上を貯金に回せるようになるようです。

40代で貯蓄なしの割合

40代で貯蓄なしの割合についても見ていきましょう。

金融広報中央委員会のデータによると、40代の二人以上世帯で約25%、単身世帯で約36%は貯金がない状態で生活していることが分かります。

40代の金融資産非保有世帯
世帯 二人以上世帯 単身世帯
総数 1,043世帯 359世帯
金融資産非保有(割合) 24.8% 35.7%
金融資産非保有(実数) 約259世帯 約128世帯

参照:家計の金融行動に関する世論調査|知るぽると(総世帯・二人以上世帯・単身世帯)

単身世帯は子供の養育費を考慮する必要がないので、計画的な貯金に取り組む人がそこまで多くないことが伺えます。

ただし、日常生活を送る中で突然のケガや事故、病気にかかってしまうリスクは常につきまといます。

働けなくなれば収入が得られなくなってしまう可能性が高いので、万一の場合に備えて貯金を蓄えておく必要性は高いといえるでしょう。

40代の収入のうちの平均貯金率

最後に、40代の収入のうちの平均貯金率を確認していきます。

40代の年間手取り収入(臨時収入を含む)からの貯蓄割合
世帯 二人以上世帯 単身世帯
平均 12% 16%
5%未満 9.1% 7.4%
5〜10%未満 14.9% 12.6%
10〜15%未満 20.8% 14.7%
15〜20%未満 5.2% 2.6%
20〜25%未満 11.4% 11.7%
25〜30%未満 1.1% 3.5%
30〜35%未満 5.4% 6.9%
35%以上 7.9% 15.6%
貯蓄していない 24.2% 25.1%
臨時収入等からの平均 27% 37%

参照:家計の金融行動に関する世論調査|知るぽると(総世帯・二人以上世帯・単身世帯)

40代の二人以上世帯では年収の約12%、単身世帯では約16%を貯金に回していることがわかっています。

たとえば、世帯年収が1,000万円の二人以上世帯なら、1年で120万円を貯金している計算です。

単身世帯で年収600万円程度と仮定するならば、年間96万円、1ヶ月あたり8万円を貯金していると予想できます。

40代で貯金がなくて焦っている人は、まずは上記の金額を目安にして貯金に取り組むのが良いでしょう。

40代で貯金を失敗しないためのポイント

40代で貯金を失敗しないためのポイントは、次の4つです。

これら4つのポイントを抑えておけば、今までよりも上手に貯金に取り組むことができるでしょう。

それぞれのポイントについて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

具体的な貯金の目的を決めておく

40代で貯金を失敗しないためには、具体的な貯金の目的を決めておくことが必要不可欠です。

貯金をする目的や使い道、使う時期が明確になっていれば、そこから逆算して1ヶ月あたりに必要な貯金額を計算できるようになります。

たとえば、今の年齢が40歳で公的年金が受け取れるようになる65歳までに、あと1,000万円の貯金をしたいと仮定しましょう。

この場合、残りの25年で1,000万円を貯金する必要があるので、1年あたりで40万円、1ヶ月に換算すると約33,000円を貯金し続ける必要があると計算できます。

具体的な数字を見て実現が難しそうな場合は軌道修正をすれば良いので、まずは具体的な目的を決めるところから始めてみてください。

家計簿で毎月の収支状況を把握する

40代の人の中には、過去に家計簿をつけようとしたものの、上手く続けられなかったという苦い経験を持っている人も多いのではないでしょうか。

40代で貯金を失敗しないためには、毎月の収支状況を把握することが絶対的に必要です。

その方法として簡単なのが家計簿をつけることですが、要はお金の使い方を把握できれば問題はないので、必ずしも家計簿にこだわる必要はありません。

特に、家計簿をつけようとすると細かく仕分けしすぎてしまう可能性が高いので、ざっくりと3〜5つ程度のグループに分けて管理するのがおすすめです。

最近では、レシートをスマホのカメラアプリで撮影すれば、自動的に家計簿が付けられる便利なアプリも登場しています。

これらを活用しつつ、自分に合ったやり方で日々のお金の使い方を把握して、見直しができそうな箇所は節約に励みましょう。

毎月の「固定費」を見直して支出を減らす

40代で貯金を失敗しないためには、毎月の「固定費」を見直して支出を減らすことも必要です。

固定費とは、何もしていなくても毎月必ず支払いが発生する費用のことで、具体的には次の項目が挙げられます。

固定費の一例

  • 家賃、住宅ローン
  • 水道光熱費(基本料)
  • スマホ代、インターネット料金
  • 保険料
  • 自動車維持費(駐車場代、保険代など)
  • 月額課金型のサブスクリプション

これらの支払いを見直して節約することができれば、その後も同様の節約効果が持続します。

食費や趣味・娯楽費といった「変動費」にかけるお金を見直すのも大事ですが、固定費を見直したほうが高い節約効果を見込めます。

何より、毎月変わらない金額が発生している固定費を見直すほうが、変動費を見直すより圧倒的に楽なので、時間がない人ほど固定費の見直しをするのがおすすめです。

「先取り貯金」を積極的に取り組む

最後に、40代が貯金を失敗しないためには「先取り貯金」という考え方を知っておきましょう。

先取り貯金とは、収入が入ったらまず真っ先に一定額を貯金に回してしまい、残った分のお金でやりくりするという方法です。

心理学の世界では「パーキンソンの法則」という考え方が存在し、私たちヒトは、与えられた時間やお金がなくなるまで使い続けようとする習性があります。

手元にお金が残っているとついつい使い込んでしまい、月末になるとお金が残っていない…。そんな状況はまさしく「パーキンソンの法則」が働いている状況といえます。

月末に残った分を貯金に回そうとしていると、一生経っても貯金を成功させることができないので、すぐに一定額を貯金に回す「先取り貯金」に積極的に取り組んでみてください。

40代からでも遅くないおすすめの貯金方法

40代からでも決して遅くない、おすすめの貯金方法をご紹介します。

つみたてNISA:毎月少額から始められる積み立てに特化した制度

つみたてNISAは、毎月少額からスタートできる積み立てに特化した制度です。

国が推奨する積み立て制度で、年間40万円までの新規投資に対する利益が最長25年間(税制改正前は20年間)は非課税になることが特徴です。

通常は利益に対して20.315%の税金が課せられてしまいますが、つみたてNISAの非課税枠を最大限に活用すれば、年間40万円×最長25年間で最大1,000万円までの利益に対しては税金がかかりません。

掛け金を積み立てることに特化した制度で、自分で売買のタイミングを図る必要がないことから、今までに投資経験がない人でも安心です。

20歳以上の人なら誰でも利用でき、年齢による上限は一切ないので、40代でまだ挑戦していない人は、つみたてNISAの利用を検討してみてください。

iDeCo:老後資金の貯蓄を目的とした制度で税負担を大きく緩和できる

iDeCo(個人型確定拠出年金)は、老後資金の貯蓄を目的とした制度です。

大前提として掛け金や利益は60歳になるまで一切引き出すことができませんが、その代わりに税負担が緩和される大きなメリットがあります。

iDeCoの税負担緩和メリット

  • 毎月の掛金は全額が所得控除として申告できる
  • 運用で得られた利益に対しては税金が発生しない(非課税)
  • 60歳以降に引き出す際にも大きな所得控除が適用される

iDeCoを活用することで、将来の老後資金を着実に貯金しながら、現在の生活においても税負担の軽減効果が期待できます。

ただし、iDeCoが利用できるのは国内在住の20〜60歳までと決められているので、40代でまだ利用していない人は早いうちに検討するようにしてください。

財形貯蓄制度:会社員限定。給与から天引きで自動的に貯金が可能

財形貯蓄制度は、給与から天引きで自動的に貯金ができる制度です。

自分の口座に給料が入る前に、強制的に一定額が貯金に回されるので、貯金が長続きしなかった人でも着実に貯金できるのが特徴です。

財形貯蓄制度には「住宅」「年金」「一般」と3つの種類があり、貯金の目的に合わせてどれかひとつを選択します。

選んだ財形貯蓄制度によっては税金の軽減効果があったり住宅ローン融資が受けられたり、強制的に貯金ができること以外にもメリットがあります。

その一方で、財形貯蓄制度を導入済みの企業に所属している人しか利用できないという大きなデメリットがあるので、利用できる人は限られています。

会社員として働く40代の人は、勤務先に財形貯蓄制度が導入されていないか、確認するところから始めてみてください。

積立保険:万一のリスクに備えながら将来的に保険料が返ってくる保険商品

保険商品の中には、万一のリスクに備えながらも、将来的に払い込んだ保険料が返ってくる「積立保険」も存在します。

積立保険とは、具体的には「終身保険」や「養老保険」、「学資保険」、「個人年金保険」などが該当します。

積立保険の一例

  • 終身保険:一生涯の死亡保障を備えられる
  • 養老保険:死亡保障を備えつつ、保険金の支払事由に該当しない場合も保険金が受け取れる
  • 学資保険:子供が一定年齢に達すると、お祝い金が受け取れる
  • 個人年金保険:保険料を払い込むと将来的に年金形式で保険金を受け取れる

これらはいずれも、満期保険金や解約返戻金といった形で、払い込んだ保険料が将来的に返ってくるという特徴があります。

毎月の保険料を保険会社に貯金する感覚で利用できるので、万一のリスクに備えながら効率良く貯金をすることが可能です。

一方で、一般的な掛け捨て型保険よりも毎月の保険料負担が大きいので、現在の家計とのバランスを見ながら活用するようにしましょう。

まとめ

金融広報中央委員会によると、40代の平均的な貯金額はおよそ530万円であることがわかりました。

この結果を見て余計に焦りを感じている40代の人は多いかもしれませんが、今から貯金を始めても決して遅いことはありません。

今までに貯金が続けられなかった人は、本記事でご紹介した「貯金を失敗しないためのポイント」と「おすすめの貯金方法」を参考にしていただければ幸いです。

マンガ・イラスト付き

保険は本当に不要なの??

パンフレット その保健不要論本当に正しいですか?
中村 翔也

中村 翔也

携帯代理店法人部門にて営業職として2年半勤務後、2017年12月よりwebライターとして独立。通信ジャンルをメインに金融系、保険記事を毎月30本以上執筆。
所有資格
ファイナンシャル・プランニング技能士3級
専門分野・得意分野
保険全般・金融全般・通信全般
ナビナビ保険編集部

ナビナビ保険編集部

ナビナビ保険編集部は「どこよりも分かりやすい保険情報を届けること」をコンセプトにコンテンツの配信を行っています。

おすすめの関連記事

お金の貯め方にはコツがある!意識すべきポイントと効率の良い6つの貯蓄方法

お金の貯め方にはコツがある!意識すべきポイントと効率の良い6つの貯蓄方法

2022.10.21
老後に必要なお金は1ヵ月あたり約26万円!老後資金の正しい貯め方を解説

老後に必要なお金は1ヵ月あたり約26万円!老後資金の正しい貯め方を解説

2022.10.31
共働き夫婦の平均貯金額はどれぐらい?お金が貯まる貯蓄方法を解説

共働き夫婦の平均貯金額はどれぐらい?お金が貯まる貯蓄方法を解説

2022.10.21
お金の増やし方とは? お金を増やす13の方法とたった3つの考え方

お金の増やし方とは? お金を増やす13の方法とたった3つの考え方

2022.10.21
貯金が300万円って多いの?少ないの?年代別、世帯別で見る貯蓄額

貯金が300万円って多いの?少ないの?年代別、世帯別で見る貯蓄額

2022.10.21
お金が貯まらない人のNG習慣は?貯めるために心掛けるポイントと積立のススメ

お金が貯まらない人のNG習慣は?貯めるために心掛けるポイントと積立のススメ

2022.10.24
定期預金はおすすめしない?メリットやデメリット、失敗しないやり方を解説

定期預金はおすすめしない?メリットやデメリット、失敗しないやり方を解説

2022.10.24
おすすめの貯金方法は? 貯蓄のやり方や賢くお金を貯める方法をご紹介します

おすすめの貯金方法は? 貯蓄のやり方や賢くお金を貯める方法をご紹介します

2022.10.24

もっと見るclick

ナビナビ保険公式SNS