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更新 更新:2022.10.21

20代から資産形成は必要! 失敗しないおすすめの始め方を解説します

20代から資産形成は必要! 失敗しないおすすめの始め方を解説します
執筆者

中村 翔也

ファイナンシャルプランナー
所有資格
ファイナンシャル・プランニング技能士3級
専門分野・得意分野
保険全般・金融全般・通信全般

20代になって自分でお金の管理をするようになると、将来のことを考えて貯金を意識し始める人も多いのではないでしょうか。

ただ、非常に残念なことに昨今の日本では超低金利状態が続いているので、銀行で貯金しているだけで資産を増やすことは難しい状況にあります。

また、総務省の統計データを参照すると、65歳以降に受け取れる公的年金だけに頼っていては、老後資金が不足して生活に困窮してしまう恐れがあることもわかっています。

参照:Ⅱ総世帯及び単身世帯の家計収支|家計調査年報(家計収支編)2020年(令和2年)|総務省統計局

そこでおすすめなのが、20代のうちから将来を見据えた「資産形成」を始めておくことです。

資産形成と聞くと難しそうに聞こえますが、20代で資産形成を失敗しないためのポイントを知っておけば、リスクを可能な限り減らすことができます。

そこで今回は、20代から資産形成を始めることの重要性やおすすめの資産形成の方法についてご紹介していきます。

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20代から資産形成を始めることの重要性

20代から資産形成を始めることが重要といわれるのには、主に次の2つの理由が挙げられます。

20代から資産形成を始めることの重要性

  • 公的年金だけでは生活資金が不足する可能性が高い
  • 長期で資産運用をすると複利効果が高まるため

Ⅱ総世帯及び単身世帯の家計収支|家計調査年報(家計収支編)2020年(令和2年)|総務省統計局」によれば、老後に必要なひと月の生活費は独身者で約14.5万円、夫婦2人で約25.6万円となっています。

一方、厚生労働省のデータによれば、65歳以降に会社員が受け取れる「厚生年金」で月に約14万円、自営業やフリーランスの「国民年金」は約5.6万円しか受け取れません。

これらを照らし合わせると、老後に受け取れる公的年金だけに頼っていては、とても満足のいく老後生活を送れないことがわかります

一般的に、資産形成は短期間で成果が出るものではないので、年齢が若いうちから積極的に取り組んでいくことが必要不可欠です。

20代から資産形成を始めている人は全体の3割弱程度しかいない

公的年金だけでは豊かな老後生活を送るのには不十分であることがおわかりいただけたかと思いますが、20代から資産形成に取り組んでいる人はまだまだ少数です。

SMBCグループの「20代の金銭感覚についての意識調査2022」によると、対象回答者のうち、20代で投資をしている人は全体の約26.2%しかいません。

また、今は投資をしていないものの、したいと思っている人の数は42.9%で、投資に対して前向きに考えている人は全体の7割程度となっています。

これらをまとめると、「公的年金だけで老後の生活はなんとかなる」と思っている人や、「資産形成に興味はあるが20代の自分にはまだ時期が早い」と思っている人が多いことが伺えます。

20代が資産形成で失敗しないための5つのポイント

20代が資産形成で失敗しないためには、以下の5つのポイントを抑えておきましょう。

それぞれのポイントついて解説していきます。

1. 資産形成は長期運用が前提であることを理解する

20代が資産形成で失敗しないためには、短期間で成果を得ようと焦らないことです。

資産形成は長期運用が前提で、数週間や数ヶ月程度で利益が出るものではありません。

中には株式投資や投資信託、FX投資などのすぐに大きなリターンが得られるものもありますが、それには大きなリスクもつきものです。

そもそも「資産形成」とは、現時点で資産をほとんど持っていない状態の人が、0から1→2→3→4と順序を追って着実に資産を増やしていくことをいいます。

着実な方法で増やした資産でもって運用を行うことを「資産運用」とよび、こちらは資産を分配して少しずつ増やしていくイメージです。

どちらをするにしても時間が必要なことは確実なので、資産形成は長期運用が前提であることを念頭に置いた上で取り組むようにしてください。

2. 資産形成をする目的とゴールを明確に決めておく

資産形成をする際には、かならず「目的」と「ゴール」を明確に決めておきましょう。

たとえば、資産形成の目的が「5年後に6,000万円でマイホームを購入すること」と仮定するなら、1年間で1,200万円の資産を生み出す必要があると計算できます。

現実的には住宅ローンを使うケースが多いので、上記よりも少ない資金でマイホームを購入できるはずですが、このように計算することで具体的な金額がつかめます。

目的とゴールをしっかり定めておかないと、何のために資産形成をしているのかがわからなくなり、少しの利益が出た段階で使い込んでしまう恐れがあります。

資産形成に取り組み始める前に、かならず目標を定めるようにしてください。

3. 生活用資金と貯蓄用資金をしっかりと切り分ける

資産形成に取り組む際は、生活用資金と貯蓄用資金をしっかりと切り分けることを心がけましょう。

上述の通り、資産形成は着実に資産を増やしていくことを指します。

手元のお金を全て投資に回してしまうと、現在の生活を送るだけの必要資金が不足してしまうことになりかねません

今の生活があっての将来ですから、無理のない範囲で資産形成用の資金を切り分けておき、かならず手元に生活用の資金が残るようにしてください。

4. 自然と資産形成が進められる「先取り貯金」を心がける

先取り貯金は、お給料が入ったらすぐに一定額を貯金用口座へ移してしまい、残ったお金を使って日々の生活をやりくりするという方法です。

心理学では「パーキンソンの法則」という法則が存在し、私たちヒトは与えられた資源(時間やお金)を全て使い込んでしまうという習性があります。

つまり、残った分のお金を貯金に回そうと思っても、お金が手元にあればそれを際限なく使い込んでしまうのです。

20代のうちは成人して自立したばかりということもあって、ついつい手元のお金を使い込んで遊んでしまいがちです。

月末になるとお金が足りなくなって、なかなか上手く貯金ができないと悩んでいる人は、先にお金を使うのではなく、あらかじめ一定額を貯金に回してしまう「先取り貯金」を実践するようにしてください。

5. 常に資産形成や運用方法、投資に対する知識を学んでいく

20代が資産形成を失敗しないためには、常に資産形成や運用方法、投資に対する知識を学んでいくことが必要不可欠です。

たとえば、投資を行う際には専用口座を開設することになるケースが多いですが、そのためには開設費用や口座の維持費用が必要です。

数字上は利益が出たと思っても、いざ引き出してみたら手数料が差し引かれていて赤字になるのは初心者にありがちなケースといえます。

おすすめの方法として後述する「つみたてNISA」には上限額や投資可能期間が決められていたり、「iDeCo」は60歳になるまで資産を引き出せなかったり、思わぬ注意点も存在します。

このように、お金の流れや制度の仕組みを理解しておかないと、思わぬリスクに晒されて自分の大切な資産を減らしてしまうことになりかねません。

新しい制度や運用方法が登場することも多いので、常に最新の情報を仕入れられるように勉強する姿勢が大切です。

20代におすすめの資産形成の方法

20代におすすめの資産形成の方法は、主に次の6つが挙げられます。

それぞれの制度の特徴について簡単に解説していくので、気になる方法を見つけたら、その制度や保険について隅々まで調べるようにしてみましょう。

つみたてNISA

つみたてNISAは、少額から始められる積み立てに特化した国の制度です。

金融機関によって数百円程度から積み立てることができ、1年間で最大40万円までを投資できます。

つみたてNISAの最大のメリットは、年間40万円×最長25年(税制改正後)の長期運用が可能で、最大1,000万円(税制改正後)までが非課税で運用できることです。

通常の金融投資で得た利益には20.315%の税金が課せられてしまいますが、つみたてNISAは税制上で優遇されているので、本来納めるべき税金を手元に残すことができます。

また、運用商品は金融庁が厳選した「長期積み立て分散投資に適したお墨付きの商品」から選ぶことになるので、初心者の人でも比較的安心して投資を始められるのが特徴です。

iDeCo

iDeCoは「個人型確定拠出年金」とよばれており、つみたてNISAと並んで非常に人気のある制度です。

自分で決めた掛金を拠出(積み立て)して運用を行い、積み立て金や運用益を60歳以降に受け取れます。

最短でも60歳になるまで資産を引き出すことができませんが、その代わりに掛け金が全額所得控除として申告できたり、運用益が非課税になったりといったメリットがあります。

また、60歳以降で資産を引き出した際にも大きな所得控除が受けられ、納めることになる税金を減らす効果が期待できます。

老後の資産形成を目的としている場合は、iDeCoを優先的に利用するのがおすすめです。

ロボアドバイザー

ロボアドバイザーは、プロの専門家や運用会社の知識をデータ化し、AIによる自動判別で投資家の代わりに資産運用を行ってくれるサービスです。

一般的な金融投資は数十万円〜百万円単位のまとまった資金が必要ですが、ロボアドバイザーは数百円程度の少額から始められるサービスが多いことが特徴です。

また、基本的にはAIが自動的に資産運用を行なってくれるので、自分で売買のタイミングを考える必要がなく、投資初心者の人や忙しくて時間がない人に向いています

ただし、AIによる自動判別とはいえ、元本割れのリスクがゼロというわけではないので、その点はあらかじめ理解した上で取り組むようにしましょう。

財形貯蓄制度

財形貯蓄制度は、会社の給料から天引きする形で、一定額を自動的に貯金用口座に送金してくれる制度のことです。

財形貯蓄制度を利用する際は、大きく分けて「住居用」「年金用」「一般用(用途自由)」の3種類からひとつを選択することになります。

選んだ財形貯蓄制度によっては税金が優遇されたり、住宅ローン融資が受けられたりなどのメリットがあります。

一方で、この制度を導入している企業に勤めている人しか利用できないのがデメリットですが、それ以外に大きな欠点がないことが魅力のひとつです。

自分でお金を移す手間がかからないので、お金を移すのが面倒な人や、ついついお金を使い込んでしまう人には非常におすすめの制度といえます。

個人年金保険

個人年金保険は、契約時に定めた期間まで保険料を払い続け、所定の年齢に達したら一定期間、または生涯に渡って年金が受け取れるようになる保険です。

毎月の保険料が、あたかも保険会社に資産を積み立てていくのと同じような意味合いとなるので、貯金が苦手な人でも着実に老後資金を貯められるようになります。

また、個人年金保険料として払い込んだ金額は、所得控除として申告ができるので税金面でも優遇されていることが特徴です。

主に、老後の公的年金だけでは将来が不安という人や、60歳で定年退職を迎えて65際の年金受給年齢に達するまでのつなぎとして使われます。

積立保険(学資、養老、終身など)

積立保険とは、毎月払い込んだ保険料が、将来的に戻ってくる可能性がある保険商品の総称をいいます。

たとえば、保険解約時に解約返戻金がある「終身保険」や「養老保険」、一定期間で満期保険金やお祝い金が受け取れる「学資保険」、「個人年金保険」などが該当します。

当然のことながら生命保険や損害保険としての役割も担っているので、将来のことだけではなく、現在における生活保障も兼ね備えられることが特徴です。

ただし、これらの貯蓄性がある保険商品は、いずれも掛け捨て型の保険商品よりも、毎月の保険料が割高となっています。

高いものでは数倍以上の保険料となることもあるので、家系のバランスを鑑みながら無理のない範囲で活用するようにしましょう。

まとめ

昨今では「人生100年時代」とよばれるようになっており、将来的に日本国民の平均寿命は100歳前後になると予想されています。

20代の人であれば、あと80年ほどの人生を過ごすことになるので、その長い期間を豊かに暮らすためにも、早い段階から資産形成に取り組む必要があります。

「20代の自分に資産形成はまだ早い」「公的年金があるから大丈夫」と思っている人は、ぜひ本記事を参考にして、20代のうちから資産形成を始める重要性と、おすすめの資産形成について学んでもらえれば幸いです。

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中村 翔也

中村 翔也

携帯代理店法人部門にて営業職として2年半勤務後、2017年12月よりwebライターとして独立。通信ジャンルをメインに金融系、保険記事を毎月30本以上執筆。
所有資格
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ナビナビ保険編集部

ナビナビ保険編集部

ナビナビ保険編集部は「どこよりも分かりやすい保険情報を届けること」をコンセプトにコンテンツの配信を行っています。

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