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更新 更新:2022.11.30

口座使い分けで貯金できるって本当? 上手な使い分け方と金融機関の選び方を解説します

口座使い分けで貯金できるって本当? 上手な使い分け方と金融機関の選び方を解説します
執筆者

中村 翔也

ファイナンシャルプランナー
所有資格
ファイナンシャル・プランニング技能士3級
専門分野・得意分野
保険全般・金融全般・通信全般

なかなか上手に貯金できずにお困りではありませんか?

実は、銀行口座を1つしか持っていないと、ついついお金を引き出して使い込んでしまい、結果的に貯金が上手くできない傾向にあります。

貯金を成功させるためには、複数の口座を使い分けることが必要不可欠です。

口座を使い分けると貯金が成功しやすい理由や、使い分け方の一例、口座を開設する際のポイントについてご紹介します。

口座の使い分けに限らず、お金の貯め方全般について知りたい方は、下記のコンテンツもぜひ合わせて参考にしてください。

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口座を使い分けると貯金ができる理由

口座を使い分けると貯金ができる理由は、大きく分けて2つあります。

口座の使い分けで貯金ができる2つの理由

  • 給与や報酬を受け取るための口座しか持っていない場合、ついついお金を引き出して使い込んでしまう
  • 口座を複数持っていたほうが家計管理をしやすくなり、結果的に無駄な出費を省ける

1つ目の理由として、会社からのお給料や副業などで得た報酬が入金される口座しか持っていないケースが挙げられます。

無駄遣いを減らせば貯金ができると思われがちですが、口座の使い分けができていないと、余分にお金を引き出してしまうことが増え、結果的に余計な出費も増えてしまいます。

2つ目の理由は、口座を使い分けたほうが何に対してお金を使ったかが「見える化」しやすくなるので、無駄な出費を省けるようになります。

たとえば、入金用の口座のほかに「貯金用口座」を作っておけば、目的の貯金額に達するまでお金をむやみに引き出す機会を減らせるでしょう。

別の観点では、銀行口座を1つしか持っていないとその銀行で通信障害などが発生した場合に、すぐにお金を引き出せなくなってしまうことも考えられます。

たとえば、2021年から2022年にかけて某大手銀行でシステム障害が複数回発生し、お金を振り込めなかったり、ATMにカードが飲まれてしまったり、といった大規模なトラブルが長期間に渡って発生しました。

このとき、システム障害があった銀行口座しか持っていなかったと仮定すると、トラブルが解消されるまでの期間中は自由にお金を引き出すことができずに生活が苦しくなっていたかもしれません。

万一のトラブルを回避でき、家計管理もしやすくなって無駄な出費を減らせるので、貯金を成功させるためには口座の使い分けがおすすめです。

家計管理がしやすくなる口座使い分けの例

「口座を使い分けると逆に管理が大変になるのでは?」と思われる人も多いかもしれません。

確かに、お金を使う目的ごとに細かく口座を使い分けようとすると、かえって家計管理が複雑になり、お金の移動に伴う手数料も高くなってしまいます

そこでおすすめなのが、「給与受取(生活)用」「貯金用」「緊急時用」の3種類程度の口座を使い分ける方法です。

上述の通り、口座を多くしすぎても管理しきれず面倒になってしまうので、口座の使い分けを意識する際は3つ程度に抑えておくのがベストです。

給与受取(生活)用口座

1つ目の口座として必要となるのが、給与を受け取るための専用口座です。

お給料や報酬を受け取るための口座としてはもちろん、普段の生活費を引き出す用途や、クレジットカードや引き落としなど、メインバンクとして使用することになります。

こちらに関しては、関係各所で手続きを行うのが煩雑になるのであれば、現在利用している銀行口座をそのまま使い続ければ問題ありません。

口座を変更しても問題ない場合は、預け入れや引き出しの際にかかる手数料が安い銀行口座や、近所にATMがある窓口を選びましょう。

特に、インターネットバンキングを利用すると「1ヶ月のうちに◯◯回までは手数料無料」などの特典があるケースも多いのでおすすめです。

貯金用口座

貯金を成功させるためには「貯蓄用口座」を作って『先取り貯金』をするのがおすすめです。

先取り貯金とは、お給料や報酬が入金されたら、使うよりも先に一定額を貯金用口座へ移動させる貯金方法のことです。

こうすることでお金を使いすぎて貯金ができないという問題が解決できます。

貯金用口座は、住居や自動車といった大きな買い物の費用や子供の教育資金、将来の老後資金を貯金することを目的にするのが良いでしょう。

将来の準備資金として貯金をするので、途中で引き出したり手を付けてしまったりするのは絶対に避けましょう

一定期間は引き出すことができない「定期預金」などを活用すれば、ある種の縛りを付けながら着実に貯金を進めることができます。

緊急時用口座

最後に、生活用口座と貯金用口座と分けて「緊急時用口座」も作っておくようにしましょう。

ここでいう緊急時とは、突発的な催事で必要になる費用に備えることを指しており、具体的には結婚式やお葬式などの冠婚葬祭などが挙げられます。

生活用口座と分けておかないと、いざというときにお金が手元に残っていなくて対応できないかもしれません。

また、長い人生を過ごす中で病気やケガによって入院・手術をすることも考えられるので、そういった万一の事態に備える意味でも緊急時用口座が必要です。

原則として緊急時以外は手を付けないことを心がけて、使ったらその分を補填して常に一定額を預けておくようにしましょう。

預金が1,000万円を超える場合も口座を分けたほうが良い?

一般的に、預金が1,000万円を超える場合に口座を使い分けたほうが良いとされています。

その理由は、金融機関が経営破綻した場合の「ペイオフ制度」にあります。

ペイオフ制度は、金融機関が破綻した場合に「預金保険制度」に基づいて、預金者に対して保険金を支払う制度のことです。

この制度の保護対象となるのが元本1,000万円までとなっており、超過分については原則として保護の対象外となります。

金融機関が破綻する可能性はかなり低いといえますが、インフレによる急な物価の上昇や破綻の可能性が完全にゼロというわけでもありません。

そのため、一般的には預金が1,000万円を超える場合は口座を使い分けたほうが良いとされているので、該当する人は参考にしてみてください。

銀行口座の種類と特徴

銀行口座には、大きく分けて3つの種類があります。

銀行口座の種類と特徴

  • 都市銀行:いわゆる「メガバンク」のこと。日本全国に支店があってATMから入出金ができるため利便性に優れている
  • 地方銀行:各都道府県に本店がある銀行。地域限定の代わりに地域居住者に対してサービスが充実している
  • ネットバンキング:インターネット専用の銀行。店舗を構えていないために手数料が安い・他より金利が高いなど、コスト面で優れている

使い分けのために新しく銀行口座を開設する場合は、これらの違いや特徴を理解した上で、自分に合った銀行を選ぶようにしましょう。

使い分けするための銀行口座の選び方

使い分けをするための銀行口座の選び方について解説します。

メインバンク(給与受取口座)の選び方

メインバンクとして新たに口座を開設する場合は、普段の生活費を引き出す用途があることから、利便性に優れている銀行口座を選ぶのがおすすめです。

日本全国に支店を展開していてATMから自由に入出金が可能な都市銀行(メガバンク)を選んでおけば、日本中のどこにいてもお金が引き出せずに困ってしまうようなことはほぼありません。

また、他の口座へ振り込む機会が多い人は振込手数料の無料回数などを考慮するのも良いでしょう。

勤務先から窓口を指定されている場合は別ですが、自分で自由に銀行を選べる場合は利便性や特典面を重視してみてください。

貯金用口座の選び方

貯金用口座を開設する場合は、メインバンクと同じ銀行で別口座を使い分けるのがおすすめです。

その理由は、同じ銀行口座なら「自動積立定期預金」が利用できるケースが多いためです。

お給料や報酬を受け取った際、その度に自分で毎回お金を移動させるのは手間がかかる点や忘れてしまう可能性がある点がリスクといえます。

その点、自動積立定期預金を利用すれば、自分で決めた金額をメインバンクから貯金用口座へ自動的に積み立ててくれるので、一切の手間がかかりません。

貯金を成功させるためには「いかに手間を掛けないか」も重要になるので、銀行に特別なこだわりがないのであればメインバンクと同じ銀行を選ぶのがおすすめです。

低金利下にある日本ではそこまで大きな恩恵とはいえませんが、貯金用口座にネットバンキングを選ぶと、通常の銀行よりも高めの金利が付きます。

自動的に積み立てができる仕組みはないことが多いので、お金を移動させる手間がそこまで気にならないのであれば、ネットバンキングを利用するのも良いでしょう。

緊急時用口座の選び方

緊急時用口座を選ぶ場合は、基本的に利便性を優先するのがおすすめです。

冠婚葬祭などの突発的な出来事に対応するための緊急資金なので、支店窓口やATMからお金を引き出しやすい都市銀行を選ぶのが良いでしょう。

貯金用口座と同じく定期的にお金を預け入れる予定ならメインバンクと同じ銀行を選び、万一の銀行側のトラブルを考慮するなら、別の都市銀行で口座を開設するのが安心です。

口座を使い分けて貯金する際のコツ

口座を使い分けて貯金をするためには、次の3つのコツを覚えておきましょう。

あらかじめ目標の貯金額を決めておく

口座を使い分けて貯金をする際には、あらかじめ貯金をするゴールを決めておきましょう

目標を決める際は、「その貯金をいつまでに貯める必要があるのか」「貯金したお金を何に使うのか」を具体的に決めておきましょう。

たとえば、1年後に家族みんなで国内旅行をするために60万円を貯金したい場合には、1ヶ月あたり5万円(60万円÷12ヶ月)を貯金する必要があると計算できます。

目標の貯金額を決めることで毎月必要になる貯金額を明確にすることができ、貯金のモチベーションにもつながるのでおすすめです。

先取り貯金の仕組みを作る

貯金を成功させるには、先取り貯金の仕組みを活用しましょう。

上述のように、普段の生活費を引き出すメインバンクと同じ銀行で貯金用口座を開設すれば、「自動積立定期預金」が利用できます。

毎月一定額を自動的に貯金用口座へ積み立ててくれるので、自分でお金を移動させる手間がかからないことが特徴です。

また、国が推奨している「つみたてNISA」や「iDeCo(個人型確定拠出年金)」は、毎月一定額を積み立てながら資産運用をする制度なので、これらを活用していない人はこの機会にぜひ検討してみてください。

会社勤めの場合は、勤務先が「財形貯蓄制度」を導入していれば、毎月のお給料から天引きで自動的に貯金ができるようになります。

これらの仕組みを活用すれば、今までに貯金が続けられなかった人でも簡単に貯金ができるようになるのでおすすめです。

複数口座を管理できるアプリを活用する

口座を使い分けながら貯金を進めていく中で重要なのが、それぞれの口座のお金の流れを管理することです。

いくら貯金用口座や緊急時用口座に分けたとしても、生活用口座からむやみにお金を引き出して無駄遣いしていては、いつまで経っても貯金することはできません

家計簿をつけるのもおすすめですが、最近では複数の口座を一括管理できるスマホアプリなども登場しています。

「マネーフォワード」や「Zaim」、「Moneytree」などを活用すれば、ひと目で口座内のお金を確認することができるのでおすすめです。

口座の使い分けについてよくある質問Q&A

Q. 4つの口座を使い分ける方法は?

口座の使い分け方は、とても簡単です。

まずはお金を貯める目的を決めます

基本的には3つ程度に抑えるのがおすすめです。

その後、その数だけの口座を準備し、金額が決まっているものからそれぞれ入金していきます。

このようにして口座を分けることでお金の管理が楽になります。

詳しくは家計管理がしやすくなる口座使い分けの例をご参考ください。

Q. 貯金額が1,000万円を超えたら貯金口座を分けた方が良い理由は?

貯金額が1,000万円を超えたら講座を分けるべきだとされる理由は、ペイオフ制度の限度額が1,000万円だからです。

ペイオフ制度とは、銀行など金融機関が破綻した際に保障してもらえるお金のことです。

従って貯金額が1,000万円を超えると金融機関が破綻した時に全額戻ってこない可能性があるため、口座を分けるべきだとされています。

まとめ

貯金を成功させるには、生活用・貯金用・緊急時用といった具合で、複数の口座を使い分けることが大切です。

口座を分けすぎても管理が大変になってしまうので、3つ程度の口座を使い分けるのが良いでしょう。

銀行口座にはいくつかの種類があり、選んだ銀行によって利便性や特典の内容が変わってくるので、メインバンクとの相性の良さで他の口座を開設するようにしてみてください。

マンガ・イラスト付き

保険は本当に不要なの??

パンフレット その保健不要論本当に正しいですか?
中村 翔也

中村 翔也

携帯代理店法人部門にて営業職として2年半勤務後、2017年12月よりwebライターとして独立。通信ジャンルをメインに金融系、保険記事を毎月30本以上執筆。
所有資格
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ナビナビ保険編集部

ナビナビ保険編集部

ナビナビ保険編集部は「どこよりも分かりやすい保険情報を届けること」をコンセプトにコンテンツの配信を行っています。

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